お天気のいい日に洗車をすると気持ちが良いですよね。ですが頻繁に車を洗うという人はそう多くないと思います。
そのため、いざ洗おうと準備をし始めてから洗剤がないことに気づくというパターンもあります。
わざわざホームセンターに行くのも手間だというときは、家にあるもので洗車洗剤の代用になればうれしいですよね。
そこで今回は、洗車時に洗剤の代わりに使えるアイテムを車編とバイク・自転車編に分けて紹介!
使い方に注意が必要なものもあるので、使ってみるのは個人の判断にお任せとなりますが、カーシャンプーなどを購入するよりコスパが良く節約につながるアイテムもあります。
使い方や注意点も紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【車編】車の洗車に代用できるアイテム3つ
車の洗車に代用できるアイテムは食器洗い洗剤・食用酢・高圧洗浄機の3つ。それぞれ使える場所が違います。
- 食器洗い洗剤
- 食用酢
- 高圧洗浄機
まず食器洗い用の洗剤は、車のボディに対して代用できまます。カーシャンプーと同じく界面活性剤入りの洗剤であることが理由です。また、中性~弱アルカリ性の洗剤を選ぶことで、排気ガスや虫の死骸など油性の汚れを落としやすいですよ。
次に食用酢ですが、こちらは車の窓に付く水垢やうろこ状の汚れに効果的です。アルカリ性の水垢を酸性のお酢が中和させるためきれいになります。
食器用洗剤もお酢も、スーパーなどで数百円台で売っていますし、家にある身近な物なので困ったときに使いやすいアイテムです。
そして3つ目のアイテムは、高圧洗浄機。水圧で汚れを落としていくアイテムです。水を使って洗車するので車全体に使えますが、特に足回り(タイヤ周り)の汚れを落としたいときに便利です。価格帯は、約1万円~となっていますよ。
高圧洗浄機は、洗車に使う以外にもタイル掃除などでも活躍するアイテムです。
車の洗車に食器洗い洗剤を使う手順 ■薄めた食器洗い洗剤でやさしく洗う
車の洗車に食器洗い洗剤を使う手順を解説します。
- バケツに入れた水に数滴の洗剤を入れる
- バケツの水をスポンジに含ませる
- 上から優しく洗っていく
手順は難しくありません。カーシャンプーの代わりに食器洗い洗剤を使うイメージです。
食器洗い洗剤を代用するメリットは、何と言ってもその手軽さ。ほとんどの人が台所を探せば、持っているであろうアイテムなので困ったときにぴったりですね。
ですが、注意しておく点やリスクもあるのです。ここからは注意点とリスクについてお伝えします。
車の洗車に食器洗い洗剤を使う際の注意点やリスク ■ゴムが傷んだりコーティングやワックスが剥がれるリスクあり
車の洗車に食器洗い洗剤を使う際の注意点は、2つあります。
- 薄めて使う
- タイヤに使わない
まず1つ目は、洗剤の濃度。食器洗い洗剤は、原液では界面活性剤の濃度が高いため、薄めず使ってしまうとワックスやコーティングをはがしてしまうリスクがあります。
また、濃度が濃いと泡切れが悪くなり洗剤が残るため、錆び・水垢・シミなどの原因となってしまうでしょう。
2つ目は、タイヤには使わないこと。タイヤに使ってしまうと界面活性剤によりゴムが傷んでしまいます。
こういったリスクもあるため、食器洗い洗剤を洗車洗剤の代わりとして使うときは、あくまでも代用品として続けての使用はせず自己責任で使ってくださいね。
車の洗車に食用酢を使う手順 ■15分程放置するのがポイント
車の洗車に食用のお酢を使う手順です。
- スプレーボトルに酢を入れる
- フロントガラスにキッチンペーパなどを当てる
- ペーパーの上から酢を吹き付ける
- 15分程度時間を置く
- ペーパーをはがしタオルでしっかり拭きとる
- 水で洗い流す
しっかりキッチンペーパーが湿るくらいお酢を吹きかけましょう。少し時間を置くことで、水垢などアルカリ性の汚れが中和されていきますよ。
食用酢は、身近にあってコスパが良いということがメリット。
食用酢を切らしている場合は、20倍程度に希釈したクエン酸水などでも窓の洗車が可能です。
ですが、こちらも使用には注意点やリスクがあります。続いて紹介するのでチェックしてくださいね。
車の洗車に食用酢を使う際の注意点やリスク ■窓以外には使わない
車の窓を洗う際に食用酢を使う場合の注意点は、2つあります。
- 使うのは窓のみ
- 匂いがきつい
窓以外の洗車に使ってしまうと、酸により素材を傷めてしまうリスクがあります。また酢のツンとした匂いで気分が悪くなってしまうことがあるかもしれません。
こちらも、食器洗い洗剤を使う場合と同様に常用せず代用品として自己責任で使うようにしてくださいね。
車の洗車に高圧洗浄機を使う手順 ■軽い汚れなら高圧洗浄機のみでも落とせる
車の洗車には、高圧洗浄機を使うこともできます。手順を紹介しますね。
- 高圧洗浄機の説明に沿ってアタッチメント等を取り付ける
- 水圧を調整する
- 汚れを流す
水圧だけでも、ある程度の汚れを落とすことができるのが高圧洗浄機を代用品として使うメリットです。
こちらも、使用前に注意点やリスクをチェックしておいてくださいね。
車の洗車に高圧洗浄機を使う際の注意点やリスク ■水圧と噴射距離に注意する
車の洗車に高圧洗浄機を代用する際の3つの注意点です。
- 水圧に気を付ける
- 車までの噴射距離に気を付ける
- 洗剤なしでは汚れは完全に取れない
高圧洗浄機を使う場合は、水圧と車までの噴射距離に気を付けましょう。水圧が強すぎたり、噴射距離が短いと最悪車のボディがへこんでしまうリスクがあります。ある程度の水圧と距離を保ちながら行ってくださいね。
そしてもうひとつ挙げられるのが、高圧洗浄機のみで洗車をすると汚れが完全には落ちないかもしれないということです。
そのため、高圧洗浄機を使って洗車する場合は、洗剤を使って洗車するまで軽く汚れを落としたいときなどに、とどめておくのが良いでしょう。
下記で水圧や水流の切り替えができたり静音コンパクトな高圧洗浄機を紹介しているので、チェックしてみてください。
車の洗車におすすめの高圧洗浄機 水圧と水流の調整が簡単にできる
充電式ハンディウォッシャー ホワイト JHW-201
こちらの高圧洗浄機は、3パターンの水流と強弱2種類の水圧がワンタッチ切り替えができます。また、タンクレス・コードレス仕様で、軽々使うことができるため洗車にもぴったりです。
水道が無くてもバケツさえあれば、使えるので日常のさまざまなシーンでも活躍するでしょう。
車の洗車におすすめの高圧洗浄機 静音・コンパクトが洗車にぴったり
こちらはコンパクト・静音が特徴のケルヒャーの高圧洗浄機です。
洗車時のご近所への騒音問題や本体の重さなど気になる部分をカバーするモデル。威力も申し分ないとの口コミもあり洗車をするときにぴったりです
ホースとつなぐ際の部品は別途購入が必要な場合もあるようなので、購入前に確認してみてくださいね。
【バイク・自転車編】バイクや自転車の洗車に代用できるアイテム2つ
車の洗車以外に、バイクや自転車の洗車に使えるアイテムも紹介します。
- 食器洗い洗剤
- 高圧洗浄機
実は、バイクも自転車も車の洗車と同じように食器洗い洗剤と高圧洗浄機が使えるのです。
食器洗い洗剤は、バイクや自転車のボディ部分に使用可能。使い方に注意することでバイクと自転車の洗車に使うことができます。
それでは、それぞれのアイテムの使い方と注意点やリスクについての解説です。
バイクや自転車の洗車に食器洗い洗剤を使う手順 ■車の洗車と洗車方法は変わらない
バイクや自転車に食器洗い洗剤を使う手順は車の洗車の場合と変わりません。
- バケツに入れた水に数滴の洗剤を入れる
- バケツの水をスポンジに含ませる
- 上から優しく洗っていく
もともと数百円の洗剤を水に数滴落とすだけなので、バイク専用シャンプーと比べるとかなりコスパが良いです。わざわざバイク用を購入しておく必要もなく思い立ったときにすぐに使えるのもポイント。
注意点やリスクについても紹介しますね。
バイクや自転車の洗車に食器洗い洗剤を使う際の注意点やリスク ■車の洗車のときよりさらに濃度を薄くする
バイクや自転車の洗車に食器洗い洗剤を使用する場合の注意点は2つあります。
- 薄めて使う
- ゴムパーツや樹脂パーツに使わない
こちらも車の洗車洗剤に代用する場合と同じく濃度に気を付けますが、バイクや自転車は車よりも塗装の厚みが少ないのでさらに濃度を薄くして使いコーティング等が上がれることを防ぎましょう。
さらに、ゴム部分に使うと傷んでしまうという点も、食器洗い洗剤を代用した車の洗車と同じ。バイクや自転車などの樹脂でできたパーツにもNGです。使ってしまうと白くくすんでしまうリスクも。
また、チェーンはブラシや専用のクリーナーで汚れを落とすことをおすすめします。チェーンの油汚れはかなり頑固なので、食器洗い洗剤では太刀打ちできませんよ。
バイクや自転車の洗車に高圧洗浄機を使う手順 ■基本的には車の洗車と同じ
高圧洗浄機をバイクや自転車の洗車洗剤の代用にする方法です。
- 高圧洗浄機の説明に沿ってアタッチメント等を取り付ける
- 水圧を調整する
- 汚れを流す
こちらも基本的な使い方は車の洗車と同じ。違う部分は注意点やリスクについてとなります。
バイクや自転車の洗車に高圧洗浄機を使う際の注意点やリスク ■バイクの洗車はキー差し込み口とマフラーを養生
高圧洗浄機を洗車洗剤の代わりに使う場合は5つの点に気を付けましょう。
- 水圧に気を付ける
- 車体までの距離に気を付ける
- チェーンは特に錆びやすい
- キーの差し込み口が浸水しないようにする
- マフラーが浸水しないようにする
水圧が強すぎたり水を噴射した際に車体に近すぎると車体が破損する場合があります。
また自転車では、チェーンが水で濡れた状態のままだと錆びてしまう原因になるので拭き上げげをしておいた方がいいですよ。
そして最後に、キーの差し込み口とマフラーは浸水に注意しましょう。この2か所は特に繊細な部分。高圧洗浄機を洗車洗剤の代わりに使って洗車する場合は、養生テープなどでカバーしてから汚れを落とすようにしましょう。
洗車の代用に使ってはいけないアイテム3つ
車・バイク・自転車など種類は色々あれど、どのタイプにも洗車洗剤として代用してはいけないアイテムがあります。
- 柑橘系など酸が入った洗剤
- マジックリン
- メラミンスポンジ
まず酸性や柑橘系成分の入った洗剤。これは、酸焼けや浸食によるサビ・シミのリスクがあるためです。
アルカリ性のマジックリンは成分が強すぎてワックスが剥げてしまったりシミになってしまうことが。また自転車のチェーンなどもマジックリンで洗うと切れてしまうことがあるようです。
ネット上にはマジックリンを使ったという声が多くあるのですが、代用したい場合は希釈した中性の食器洗い洗剤にとどめておきましょう。
そして最後は、メラミンスポンジです。水だけで汚れがスルスルと落ちるので、つい使いたくなってしまいますが、メラミンスポンジには研磨作用があるので車体の艶がなくなってしまうという困った事態になってしまいますよ。