熱くて重い鍋を直接テーブルに乗せるとテーブルが傷んでしまいます。そんなときに重宝するのが鍋敷き。ですが「持っていない・処分してしまった」という人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、鍋敷きの代用品となるアイテムをランキング形式で7つ紹介!今すぐ使えるアイテムやアイデアで即座にお悩みを解決できます。
また、キャンプシーンで使える鍋敷きの代用品や長く使える手作り鍋敷きのDIY方法も紹介!ぜひ、チェックしてみてくださいね。
鍋敷きの代用品を選ぶときの2つのポイント
鍋やフライパンを上に乗せる鍋敷き。その代用にはどんなアイテムが使えるのでしょうか?チェックしておきたいポイントはたった2つです。
- 素材
- 厚み
素材や厚みに関しての着眼点をひとつずつ解説しますね。
鍋敷きの代用品を選ぶポイントその1:素材 ■耐熱温度の高い素材を選ぶ
鍋敷きの代用品は熱に強い素材を選びましょう。熱い鍋底が当たっても、安心な「布」「紙」「木」などがおすすめです。
理由は、どの素材も耐熱温度が高いこと!
- 布性鍋敷きの耐熱温度:約180度
- 紙製鍋敷きの耐熱温度:約200度
- 木製鍋敷きの耐熱温度:約200度
布・紙・木のどの素材も、火がある状態では燃えてしまうので注意が必要ですが耐熱温度自体は200度程度まであります。そのため熱々の鍋やフライパンなどを置いても燃えてしまうということはほとんどありません。テーブルの天板なども傷めることなく使えるでしょう。
鍋敷きの代用品を選ぶポイントその2:厚み ■1~1.5cmほどの厚みになるように
鍋敷きの代用品を選ぶときは、厚みにも注目しましょう。耐熱素材であっても、薄すぎると熱が伝わり天板を傷めてしまいます。
代用品を選ぶときには、厚みが1~1.5cmほどになるように調整するといいでしょう。1枚でも厚みのあるものや、重ねることができるものを選ぶようにするといいですよ。
【自宅編】すぐに使える鍋敷きの代用品1位:タオル
ご家庭に必ずあると言ってもいいタオルは、鍋敷きの代わりに使えるアイテムとして重宝します。
耐熱性がありますし、折りたたむだけで厚みも出せるので便利です。色柄物のタオルでも、熱によるテーブルなどへの色移りを心配することもありませんよ。
鍋敷きの代用にタオルを使うときの注意点 ■鍋敷きとして使うときは濡らさない!
鍋敷きの代用として、タオルを使うときは乾いたタオルを使うようにしましょう。
熱いものが触れるのでついつい濡らしておきたくなりますが、実は乾いている方が空気層ができるため熱をとおしにくくなるのです。
また、濡らしたタオルではお料理の温度が急激に下がってしまいます。温度を保ってできるだけおいしい状態をキープしたいなら、乾燥タオルを代用してくださいね。
【自宅編】すぐに使える鍋敷きの代用品2位:新聞紙
鍋敷きの代用品として、新聞紙もおすすめ。身近にある事が多くすぐに使えて便利です。
使い方も、難しいことは何もありません。折りたたんだり重ねたりするだけなので、簡単スピーディに使えます。
また鍋物など取り分ける必要がある料理では、周囲が汚れることが多いです。汚れがひどい場合には、新聞紙を鍋敷きの代わりに使うことで、食べ終わった後にそのまま捨てることも可能。使い勝手もいいでしょう。
鍋敷きの代用に新聞紙を使うときの注意点 ■鍋底やテーブルへのインク移りに注意する
鍋敷きの代用に新聞紙を使う際に1番注意したいのは、テーブルへのインク移りです。
新聞紙の上に鍋やフライパンを長時間置いていたり、鍋底が濡れていると底からの熱と相まって、インクが溶けだしてしまうことがあります。そのインクが鍋底やテーブルに移ってしまうと、拭くだけでは落とすことが難しい場合も。
ですから鍋敷きの代わりに使う場合は、鍋底がしっかり乾いているか調理前に確認したり、しっかり厚みを出すなど注意してくださいね。
もしインク移りが起きてしまった場合は、鍋底やテーブルが使える素材かを確認した後「メラミンスポンジ」や「重曹」などでこすってみるといいでしょう。
【自宅編】すぐに使える鍋敷きの代用品3位:鍋つかみ
鍋つかみも鍋敷きの代用品として使えます。布やシリコンといった熱に強い素材で作られていることが多いです。熱い鍋から手を守るためのキッチンツールなので、鍋敷きとしても安心感がありますよね。
また鍋つかみは、キッチンに置いていることがほとんど。鍋敷きがない場合でも、探し回る手間がありません。
鍋敷きの代用に鍋つかみを使うときの注意点 ■鍋つかみを代用するなら大きさがポイント
鍋つかみにはミトン型・ホルダー型・グローブ型などいろんな種類の鍋つかみがありますが、注意すべきはその大きさです。
昔ながらの手がすっぽりと覆われるような大きさの鍋つかみであれば、鍋やフライパンの下に敷いても安定感があります。
ですが、指先で挟むタイプなど、コンパクトな鍋つかみではぐらついてしまい危険です。また鍋底の熱が完全には防げずテーブルを傷めてしまう可能性も。
しっかりと大きさのある鍋つかみで代用するようにしましょう。
【自宅編】すぐに使える鍋敷きの代用品4位:段ボール
鍋敷きの代用品第4位は段ボールです。常備されていることは少ないかもしれませんが、資源回収までの期間などタイミングによっては自宅に保管されていることも。
自分で好きな大きさにカットしたり、あまりに汚れがひどい場合は捨てることもできます。
また段ボールは間に空気の層があるため、熱伝導の点で鍋敷きの代わりとして使い勝手もいいのです。
布を貼ったりしてお手製の鍋敷きを作ることもできますよ。
鍋敷きの代用に段ボールを使うときの注意点 ■大きくカットしたり貼り合わせる工夫がポイント
何度か使うと鍋やフライパンの重みで厚みがなくなってきたり、段ボールが薄い場合は厚みが足りない場合もあるため注意が必要です。
段ボールは大きさがあるので代用する際に、ついでにいくつか鍋敷き用にカットしておいてもいいかもしれません。
薄い場合は重ねると厚みをプラスできますが、ズレによる安定感に不安がある場合は、大きくカットし重ねましょう。
また、テープやボンドなどで貼り合わせておくのもひとつの方法。安全に使える工夫をしてくださいね。
【自宅編】すぐに使える鍋敷きの代用品5位:雑誌
いらなくなった雑誌がある場合も、鍋敷きの代用として使うことができます。雑誌の場合はしっかりと厚みがあるので、即座に鍋敷きの代わりとして使用可能です。
厚みが足りないときは、段ボールや新聞紙と同じように何冊か重ねるといいでしょう。
鍋敷きの代用に雑誌を使うときの注意点 ■雑誌もインク移りに気を付ける
水分と熱でインクが溶けだし、新聞紙の場合と同じく鍋底やテーブルにインクが付いてしまうことが。ですから鍋敷きの代用に雑誌を使う場合は、インク移りに注意しましょう。
心配な場合は、鍋底が当たる面にふきんを当てたり、テーブル面にはキッチンペーパーを挟むという、ダブル使いの対策も試してみてくださいね。
【自宅編】すぐに使える鍋敷きの代用品6位:木のまな板
木のまな板をお使いなら、鍋敷きの代用になります。素材としてはもちろん使えますし、厚みや大きさも十分あるので安心です。
また、まな板よりも少し硬い木材が使われているカッティングボードも鍋敷きの代わりになります。さらにカッティングボードは形がおしゃれ。鍋の下に敷いても、いい雰囲気になるでしょう。
鍋敷きの代用に木のまな板を使うときの注意点 ■塗装やコーティングされているものは避ける
まな板を鍋敷きの代用とするなら、素材は木材だけのものを選びましょう。
塗装やコーティングされているまな板や、プラスチックなどの素材は耐熱温度が高くありません。熱に弱いためダメになってしまいます。
【自宅編】すぐに使える鍋敷きの代用品7位:牛乳パック
牛乳パックも鍋敷きの代用になります。牛乳をよく飲む!というならパックがたくさんあるかもしれませんね。
使うには注意点もあります。下記で解説する点をチェックしてみてください。
鍋敷きの代用に牛乳パックを使うときの注意点 ■すぐに使う場合は牛乳パックがいくつか必要
牛乳パックを広げただけでは、厚みや強度足りません。いくつか牛乳パックがあるなら折りたたんだりカットして重ねてみるのも厚みを出す方法です。
もし、急いでいない場合は工作をするような感覚で牛乳パックを編んでみてもいいでしょう。やり方はこの後の「長く使える鍋敷きの代用品DIY5つ」で紹介するのでチェックしてみてくださいね。
【キャンプ編】困ったときに使える鍋敷きの代用品:耐火・耐熱グローブ
キャンプシーンで鍋敷きの代わりになるものは、耐火・耐熱グローブです。主に焚き火に薪をくべる際に使うものなので、耐火性あり。そのため熱い鍋やスキレットなどを乗せても安心して使えるでしょう。
鍋敷きの代用に耐火・耐熱グローブを使うときの注意点 ■使う場面が意外と多くタイミングによっては代用が難しい
焚き火で料理をしている場合など、耐火・耐熱グローブを使っているときは鍋敷きとして使うことができません。
また、薪をくべたり炭を足したりするときにも使うので、すすなどが付いてしまっていると汚れが気になることもあるでしょう。
【キャンプ編】困ったときに使える鍋敷きの代用品:薪
キャンプといえば焚き火を楽しみにしている人も多いはず。焚き火をするときに準備する薪でも、鍋敷きの代用ができます。鍋敷き用に少しコンパクトサイズの薪を作っておくといいでしょう。
鍋敷きの代用に薪を使うときの注意点 ■できるだけ大きさを揃えることがコツ
薪を割って鍋敷きとして使うときは、難しいかもしれませんが、できるだけ大きさを揃えるようにしましょう。
焚き付け用のフェザースティックを作るためのナイフなどを持っている場合は、削って調整することができることも。
その場にあるもので色々手作りするブッシュクラフトのつもりで、思い切って鍋敷きを作ってしまうのも楽しいかもしれませんね。
長く使える鍋敷きの代用品DIY5つ
鍋敷きの代用品を紹介してきましたが、ここからは鍋敷きの代用品や手作りの鍋敷きをDIYする方法を動画を交えてお伝えします。
使ってすぐ処分するのではなく、少し手間をかけて長く使える鍋敷きの作り方を集めているのでチェックしてみてください。
鍋敷きの代用品DIY|麻紐・紙紐 ■麻紐と紙紐を編んで作る鍋敷き
麻ひもと紙紐を使った、鍋敷きの作り方です。
- 麻紐で芯を作る
- 丸い形に整える
- 芯の輪っかに通しながらさらに麻紐を巻く
- 紙紐2本を合わせてひねって縄にする
- 麻紐の芯に紙紐の縄を通しながら編んでいく
- 紙紐の始末をする
こちらはの作り方は、動画で詳しく解説されています。見ながら作るのが1番分かりやすいでしょう。材料は、セリアやダイソーのもので作ることができるのでコスパも良いですよ。
ナチュラルでノスタルジックな雰囲気のおしゃれな鍋敷きが出来上がります。
鍋敷きの代用品DIY|木材 ■十字に交差させてコンパクトに収納できる鍋敷き
少し時間をかけて、木の手作り鍋敷きを作ってみるのも楽しいかもしれません。
- 同じ長さの角材を用意する
- 角材の中央にしるしをつける
- 紐を通す部分に穴を開ける
- 交差させる部分をのこぎりでカット
- ミノで叩いてくぼみを作る
- サンドペーパーでやすっていく
余っている廃材などがあれば低コストで作ることができます。こちらも作り方の詳しい情報は、動画で紹介されているのでチェックしてみてくださいね。
鍋敷きの代用品DIY|画用紙・コピー用紙 ■アツアツの鍋もOKの紙製鍋敷き
紙で作る折りたためるジャバラ式鍋敷きの作り方の紹介です。
- 8つ分に谷折りの折り目を付ける
- 1番端を切り取る
- 折り目の真ん中をさらに谷折りにしていく
- 少し余白を空けてぺけ印ができるように折り目を付ける
- 余白部分を折り込む
- 余白は折り込んだまま全面斜め折りにする
- ダイヤ型の折り目ができるように折っていく
- さらに屏風たたみ折りにする
- つけた折りすじに沿ってたたんでいく
工程が多く少し難しいですが、動画でコツなどを詳しく解説されています。2リットルのペットボトルも難なく乗せれる鍋敷きですが、水分には弱いので注意してくださいね。
鍋敷きの代用品DIY|牛乳パック ■互い違いに編んでいく
牛乳パックを交差させながら編んで作る鍋敷きです。
- 牛乳パックを開かず細くカットする
- 交互になるように編んでいく
- 最後の横パーツを付けるため縦パーツを引き出しておく
- 最後の横パーツを互い違いに差し込んでいく
- 押し込みながら形を整える
複雑なように見えますが、同じ編み方を繰り返すので覚えてしまえば、すぐに作ることができるでしょう。紙で牛乳パックをデコレーションしてから作ると、かわいい鍋敷きに仕上がりそうです。
鍋敷きの代用品DIY|チラシ ■いくつくか作っておけば便利
チラシがあるなら編み込んで鍋敷きを作ることができます。
- チラシを4等分に切る
- 切ったチラシを細く折る(たくさん作る)
- 格子になるようにひたすら交互に編んでいく
- ある程度の大きさになったら外側をひたすら編み目に差し込む
牛乳パックの鍋敷きと作り方は、よく似ています。交互に編んでいく手順を覚えてしまえば、そう難しくはありません。汚れたら処分できるので、時間があるときにいくつか作っておくといざというとき役に立ちますね。
鍋敷きの代用を探さなくていいように! +アルファの機能性!おすすめ鍋敷き3選
代用を探して慌てない|おすすめ鍋敷きその1 ■コルク性の鍋敷きで食卓をおしゃれに
VIKING/バイキング
鍋敷き コルク ハンドル トリベット ラウンド
コルクの鍋敷きは敷くだけで食卓をオシャレに彩れる優れもの。厚みがあるので、火からおろしたばかりの鍋やフライパンの熱もさえぎってくれます。
熱々のグラタンやシチューを入れた鍋など、冬の味覚をホクホクのままで食べたい方にピッタリです。
代用を探して慌てない|おすすめ鍋敷きその2 ■狭いキッチンには鍋敷きも兼用できるミトンを
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コットンミトン耐高温220°防寒-30°両手分
鍋敷きとミトンが兼用になっているので、アパートなどのキッチン収納が少ないお宅で大活躍!
落ち着いたグレーならそのまま吊るしておくだけでもオシャレなキッチンに見えます。
代用を探して慌てない|おすすめ鍋敷きその3 ■シリコンの鍋敷きなら汚れてもすぐ洗える
Yamazaki/山崎実業
シリコン 鍋敷き 丸型 ブラック
小さなお子様がいて食卓が汚れやすい方にはシリコン製がおすすめ。
水洗いできてすぐに乾くシリコン製なら、食べこぼしや飲みこぼしで鍋敷きが汚れても簡単に洗うことができます。