オイルヒーターを購入したいけどメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。この記事ではオイルヒーターのメリットやデメリットを数多く紹介します。
オイルヒーターを効率良く使えばメリットがデメリットを勝ることもできるでしょう。
今回紹介する内容は、
- オイルヒーターの仕組みと使い方
- オイルヒーターのメリット
- オイルヒーターのデメリット
- オイルヒーターの1時間の電気代は?
- オイルヒーターを効率的に使うコツ
- おすすめオイルヒーターを紹介
- オイルヒーターのデメリットに関するよくある質問
以上となります。この記事を参考にオイルヒーターのメリットとデメリットを確認しましょう。
オイルヒーターの仕組みと使い方
オイルヒーターの仕組み ■熱風を放出しないから安全
オイルヒーターは内部に溜められた難燃性のオイルを温めることで熱が発生します。電気を使ってオイルを温めるため熱風を放出しないという特徴があります。
温められたオイルの循環によって金属でできた本体からやわらかい熱が発生するので、周辺がじんわりと温まるでしょう。また本体内部のオイルは交換やメンテナンスが不要なため長く使えますね。
オイルヒーターの使い方 ■気密性の高い部屋で使用するのがベスト
熱風を放出しないオイルヒーターは気密性の高い空間で使用すると良いでしょう。ゆっくりとじわじわ部屋を暖めてくれます。
逆に通気性の高い部屋の場合、外気の流入で部屋の温度が下がってしまうでしょう。古い木造建築などは隙間風が入るのでオイルヒーターの使用はおすすめできません。
オイルヒーターのメリット
オイルヒーターのメリットその1:安全性が高い ■火を使わないので危険が少ない
オイルヒーターが人気な理由はその高い安全性にあります。オイルの循環によって金属本体を温めるので燃料を燃やさないというのが第一のメリットでしょう。
小さい子供が多い家庭やペットを飼っている人が気になるのはヒーターの安全性ですよね。一酸化炭素を排出せず、表面温度も高温になりすぎないことはとても大切な特徴です。
オイルヒーターのメリットその2:静音性が高い ■ファンがないため運転音が静か
オイルヒーターにはファンが備わっていなく運転音が静かなので、家の中の小さな音でも気になってしまうという人におすすめです。
ファンが無いことは静穏性だけではなく風でホコリなどを撒き散らさないという点でもメリットと言えます。温風が出てこないため乾燥による喉の痛みなどもを予防することにもつながるでしょう。
オイルヒーターのメリットその3:メンテナンス不要 ■燃料を使用しないのでメンテナンスが要らない
石油ヒーターであれば灯油を買い足さなくてはいけません。しかしコンセントがあれば使えるオイルヒーターはそのような燃料補給を必要としないでしょう。
また本体内部のメンテナンスも基本的には不要です。外側は綺麗な布で拭き掃除をする程度で十分でしょう。
オイルヒーターのメリットその4:設置場所が自由 ■キャスター付きで部屋のどこにでも設置可能
オイルヒーターはキャスター付きで移動がとてもカンタンです。部屋と部屋の移動もできるため家中どこでもオイルヒーターの温かみが感じられます。
また送風効果がないことで設置する向きや位置も選びません。洗濯物の近くや脱衣所などにも設置できるのは大きなメリットといえるでしょう。
オイルヒーターのデメリット
オイルヒーターのデメリットその1:暖房効率が悪い ■部屋を暖めるのに時間がかかる
オイルヒーターはそこまで高温になる訳では無いので部屋全体を暖めるのにとても時間がかかります。6畳程度の部屋の場合、部屋全体を暖かくするのに20分から30分ほどかかるでしょう。
また部屋を暖めている最中に扉が開いてしまうと一気に室温が下がります。ある程度長時間扉の開閉をしない状態でないと部屋を暖めるため余計に時間がかかるので注意しましょう。
オイルヒーターのデメリットその2:電気代が高い ■毎日使うとかなりの電気代がかかる
オイルヒーターの暖房効率の悪さについては上述した通りですが、それに伴って電気代も高くなる傾向があります。毎日オイルヒーターを長時間使用した場合、灯油を使用するヒーターに比べて割高になるでしょう。
大型のオイルヒーターは小型ヒーターに比べて電気代は高くなります。またオイルヒーターは使い始めにより多くの電力を使い、長時間使うと消費電力は少なくなっていくでしょう。
オイルヒーターのデメリットその3:処分方法が特殊 ■粗大ゴミとして処分できない場合もある
オイルヒーターは自治体によっては粗大ゴミとして処分できないことがあります。その場合は不用品回収業者などに自分で頼んで処分をする必要があるでしょう。
また小型家電リサイクル法の対象になっていない場合は家電量販店でも回収してもらえないことがあります。自治体に処分方法を確認してから捨てましょう。
オイルヒーターのデメリットその4:広い部屋には向かない ■広い部屋では複数設置が必要な場合も
オイルヒーターはその構造上広い部屋を暖めるには不向きです。複数設置することで広い部屋全体を暖められることもありますが非効率的ですよね。
例えば広い部屋でくつろぐスペースのそばやキッチンで作業するときなど、局所的に暖めたい場合は重宝するでしょう。部屋全体を温めたい場合は他の暖房器具を使うと良いですね。
オイルヒーターの1時間の電気代は?
オイルヒーターを実際に使った場合の電気代はどれくらいになるのでしょうか。6畳ほどの部屋には小型のオイルヒーターが適切です。
小型のオイルヒーターは消費電力が500ワットほどになります。そのため電気代は1時間辺り12円〜14円程度ですね。
次に大型のオイルヒーターは消費電力が1500ワット程度なので電気代は1時間辺り40円〜42円ほどになります。使う長さにもよりますが大きな出費には変わりないですよね。
毎日複数回に分けて使ったり、フルパワーで使ったりしたら消費電力はもっと上がりますので注意が必要です。
石油ヒーターの処分を考えている人はこちらの記事も参考にしてください。
お得に石油ファンヒーターを処分!高値下取りを実現するための方法を紹介 | タスクル
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オイルヒーターを効率的に使うコツ
オイルヒーターを効率的に使うコツその1:寝室で使う ■寝室は人の出入りが少ないのでおすすめ
部屋が長時間閉まっていれば気密性が高まるのでオイルヒーターを効率的に使用できます。日中人の出入りが多い部屋で使うよりも夜中に冷える寝室で使うのがおすすめです。
オイルヒーターを効率的に使うコツその2:設定温度を調節する ■設定温度よりも体感温度が高くなるので注意
放射熱を使用するオイルヒーターは設定した温度よりも2度〜3度高くなる傾向があります。自分が設定した温度より高くなることを想定した上で使用しましょう。
オイルヒーターを効率的に使うコツその3:窓際や壁際に設置する ■隙間風対策に使用するのもおすすめ
部屋を暖めるために使用するのではなく隙間風で部屋が冷えるのを防ぐという使い方です。
暖房などをつけていて部屋は冷え込まないけど隙間風が入ってくるという場合、隙間風の入り口にオイルヒーターを置きましょう。隙間風を暖めてくれるので部屋の温度が下がるのを防いでくれます。
おすすめオイルヒーターを紹介
おすすめオイルヒーターその1:デロンギ(DeLonghi) ■高い暖房性能を備えた高性能オイルヒーター
高い暖房性能と省エネ性能を両立しているこちらのオイルヒーターは多少価格が高くても高性能の製品が欲しいという人におすすめです。冬でもぽかぽかとした暖かさを感じることができるでしょう。
熱の出力を部屋の温度に合わせて自動調節してくれる機能があるため、電気代の節約が可能です。タイマー機能も24時間後まで設定できるので帰宅時間などに合わせて細かく調節しましょう。
おすすめオイルヒーターその2:Mill ■おやすみタイマー機能搭載で電気代も節約
冬場の寝室は朝晩冷えるので朝起きるのが辛いという人も多くいますよね。こちらのおやすみタイマーは2時間運転した後4時間停止し2時間運転を再開するという機能です。
これによって寝ている間の運転を止められるので電気代の節約にもなりますね。緩やかに室温を上昇させるため寝室での過ごしやすさも格段に上がるでしょう。
おすすめオイルヒーターその3:エスケイジャパン ■本体温度が90度を超えるので要注意
設定温度を最大にして運転すれば素早く部屋を暖めることができるでしょう。一度暖かくなったら設定温度を下げることで自動でオンオフを繰り返して室温をキープしてくれます。
転倒オフ機能や過熱防止機能は備わっていますが、本体温度は最大90度を超えることがあるので小さい子供がいる家庭は注意しましょう。
オイルヒーターのデメリットに関するよくある質問
■オイルヒーターの仕組みは?
オイルヒーターは本体の内部に溜められた難燃性のオイルを温めることで熱が発生します。電気を使ってオイルを温めるため熱風を放出しないという特徴があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
■オイルヒーターの使い方は?
風を放出しないオイルヒーターは気密性の高い空間で使用すると良いでしょう。ゆっくりとじわじわ部屋を暖めてくれます。
詳しくはこちらをご覧ください。
■オイルヒーターのデメリットは?
オイルヒーターのデメリットは暖房効率が悪いや電気代が高いなどが挙げられます。
詳しくはこちらをご覧ください。