マスクを付けることが増えて、メガネの曇りでプチストレスを感じている人もいるのではないでしょうか?メガネの曇りは、すぐにでも解消したいですよね。ですがそのようなときに限って、メガネの曇り止めを切らしていたり、なくしてしまったり…といったことも。
そんな困った!を解決できる代用アイテムは、実はたくさんあるのです!そこで今回は、メガネの曇り止め代用品9選を使いやすい順にランキング!使用方法や注意点を紹介します!またデリケートな眼鏡には、逆に使ってはいけない代用品も。そちらも併せて解説するので参考にしてみてください。
他にも、マスク着用の際にできる曇り対策やメガネ用のおすすめ商品など盛りだくさんにピックアップしていますよ。
メガネ曇り止めの代用品を選ぶコツ
メガネの曇り止めの代用品を選ぶときは、コーティング効果や油分を落とす効果のあるアイテムを選ぶのがコツです。
その理由はなぜメガネが曇るのかにあります。メガネが曇るときは下記のような現象が起きているときです。
- 結露
- 温度差
- 汚れ
マスクを付ける機会が多いですが、マスク内はメガネレンズ付近の空気よりも暖かく湿気が多い状態。その湿気のある暖かい空気は水蒸気を含んでおり、レンズ付近の空気で冷やされることによって、結露が起きるためレンズが曇ってしまうのです。
これと同じ原理で室内と外とで気温差があるときもメガネが曇ってしまいます。
また、レンズが皮脂などで汚れている場合も水蒸気が付きやすく曇る原因に。単純に汚れで見えにくいといったことも考えられるでしょう。
そこでコーティング効果や油分を落とす効果がポイントとなってくるのです。
メガネ曇り止め代用品 使いやすさ第1位:食器洗い洗剤(中性)

第1位は日々使うことの多い食器洗い洗剤。家に常備されていることが多くすぐに試せるメガネの曇り止め代用品です。
【使い方】
- レンズの汚れやほこりなどを取り除く
- 水を張ったボールを準備
- 2~3滴の食器洗い洗剤を溶かす
- その中にメガネをくぐらす
- 押さえるように水分を拭き取る
【注意点】
- 中性洗剤を使う
- 洗剤は水に溶かして使う
- 力強く拭き取らない
食器洗い洗剤に入っている界面活性剤がコーティングの役割をします。レンズを傷つけることが少ない中性洗剤を使うようにしましょう。
また、直接レンズに洗剤を垂らすと傷めてしまうことがあるので薄めた状態で行ってくださいね。同じく傷つかないようやさしく拭き取ります。
メガネ曇り止め代用品 使いやすさ第2位:歯磨き粉

第2位は毎日使うであろう歯磨き粉です。歯磨き粉は、すぐ使えて便利。曇り止めの役割をしてくれる界面活性剤が配合されています。ただ使用する際は、歯磨き粉の種類に注意が必要。注意点をよく確認してから使うようにしてくださいね。
【使い方】
- メガネのレンズをゆすぐ
- 歯磨き粉を指に出す
- 指で少し泡立てる
- レンズにやさしく塗る
- 優しく拭き取る
【注意点】
- 研磨剤が入っていない歯磨き粉を使う
- こすり過ぎない
- 力強く拭き取らない
1番注意したいのは、研磨剤。研磨剤入りの歯磨き粉は、歯表面の落ちにくい汚れを削って落とす効果が期待できますが、研磨力があるため長期間の使用は歯が傷ついてしまうとも言われています。
メガネのレンズに使う場合も同じで、傷がついてしまったりメガネに施されているコーティングが剥がれてしまうことがあるので使用には注意が必要です。
メガネ曇り止め代用品 使いやすさ第3位:固形石鹸・液体石鹸

第3位は固形石鹸です。メガネは皮脂などの油分に水蒸気が付くと曇りやすくなるため、汚れや皮脂を落とすことのできる石鹸も身近で使いやすいアイテムと言えるでしょう。
【使い方】
- レンズの汚れやほこりを取り除いておく
- 乾いた状態の石鹸を指に付ける
- 優しくメガネに塗り込む
- ティッシュや柔らかい布でやさしく拭く
【注意点】
- 固形石鹸を使う
- 乾いた状態で使う
- 強く塗りこまない
- 強く拭かない
液体石鹸でも代用可能ですが、メガネに傷がつきにくい中性の固形石鹸を使うのがおすすめです。
メガネ曇り止め代用品 使いやすさ第4位:洗濯洗剤

第4位は、中性の洗濯洗剤やおしゃれ着用の洗剤。洗濯洗剤や柔軟剤などにも洗浄成分・コーティング成分である界面活性剤が使われているためメガネの曇り止めの代わりになります。
【使い方】
- レンズの汚れやほこりを取り除く
- ボールや洗面器に水を張る
- 洗剤を数滴垂らす
- メガネをくぐらす
- ティッシュや柔らかい布でやさしく拭き取る
【注意点】
- 中性の洗剤を使う
- 直接メガネに垂らさない
- 強く拭かない
特にデリケートな衣類にも使えるおしゃれ着用洗剤は、中性であることが多いです。傷が心配な場合はおしゃれ着用洗剤を選ぶと、比較的安心して使えるでしょう。
メガネ曇り止め代用品 使いやすさ第5位:ハンドクリーム

第5位にランクインしたのは、ハンドクリーム。こちらも界面活性剤が配合されているので、メガネの曇り止めとしてコーティングしてくれるでしょう。
特に、冬場など温度差によってメガネが曇りやすい時期には同じく、乾燥対策としてハンドクリームを持ち歩いていることも。とっさの場面でも使いやすいアイテムです。
【使い方】
- レンズの汚れやほこりを取り除く
- ハンドクリームを少量レンズに乗せる
- やさしくティッシュなどで塗り込む
- ティッシュや柔らかい布でやさしく拭き取る
【注意点】
- 界面活性剤が配合のものを使う
- 使う量は少量
- 強く塗り込んだり拭いたりしない
使うときは、コーティング効果のある界面活性剤入りのハンドクリームにしましょう。
塗る量があまりに多いと、フレームとレンズの間にハンドクリームが入り込んでしまったり、拭き残しが発生してしまいます。
視界不良やサビてしまう原因になるので注意してくださいね。
メガネ曇り止め代用品 使いやすさ第6位:シェービング剤

第6位はひげの処理に使うシェービング剤です。形状はシェービングフォーム・シェービングジェル・シェービングクリームなどさまざまですが、中性で界面活性剤が配合されていればどのタイプでも使えます。
【使い方】
- レンズの汚れやほこりを取り除く/li>
- シェービング剤を少量指に取る
- レンズにやさしく塗る
- 少し時間を置く
- ティッシュや柔らかい布でやさしく拭き取る
【注意点】
- 中性のタイプを使う
- 強く塗り込んだり拭いたりしない
注意点は他のアイテム同様、レンズに傷がつきにくい中性のタイプを選ぶことと、やさしく扱うことです。
メガネ曇り止め代用品 使いやすさ第7位:卵白

第7位に紹介するのは、なんと卵白。卵のタンパク質がメガネをコーティングし結露しにくくなるという、驚きの仕組みです。
【使い方】
- レンズの汚れやほこりを取り除く/li>
- 卵白を少量手に取る
- レンズにやさしく塗る
- ティッシュや柔らかい布でやさしく拭き取る
【注意点】
- きれいに拭き取る
- 強く塗り込んだり拭いたりしない
卵白を使うときに注意したいのは、拭き残しです。結露を防ぐ卵白ですが拭き残しがあると卵白自体が汚れとなり視界が悪くなってしまいます。
使う量は少量なので、殻に付いた卵白を指に取るのが無駄がなく、衛生的にも安心できるでしょう。
そして拭き取るときは、力を入れずでもきっちりと拭き取ってくださいね。
メガネ曇り止め代用品 使いやすさ第8位:じゃがいも

第8位はじゃがいも。7位に続き食品です。じゃがいものでんぷん質が、コーティングの役割をします。
【使い方】
- レンズの汚れやほこりを取り除く
- じゃがいもを剥く
- 剥いた皮の実の方でやさしくメガネをこする
- ティッシュや柔らかい布でやさしく拭き取る
【注意点】
- こすりつけすぎない
- きちんと拭き取る
- やさしく拭き取る
メガネの曇り止めとして使うときは、皮を使うとレンズに塗りやすく無駄になりません。
塗る際は、軽い力でこすってくださいね。あまりに強くこすりつけると逆に曇ってしまいます。
拭き残しがないようにやさしくきちんと拭き取ることもポイントですよ。
メガネ曇り止め代用品 使いやすさ第9位:ヨモギの葉のおろし汁

第9位はヨモギの葉のおろし汁です。なかなか家に常備されていることは少ないため9位となりました。ですが、ヨモギの油分を分解する成分がメガネの曇り止めの代わりになります。
草餅や天ぷらといった料理に使うタイミングであれば、メガネの曇り止めとして代用できるでしょう。
【使い方】
- ヨモギをすりおろす
- メガネをきれいにする
- ヨモギのおろし汁を染み込ませたティッシュなどで拭く
- メガネを洗い流す
【注意点】
- ヨモギとして販売されているものを
- やさしく拭く
ヨモギはスーパーなどで見かけることが少なく、自生しているものを料理に使うことが多いかもしれませんが、よく似た野草で毒性のあるものもあります。
ですから、使用の際はヨモギとしてきちんと販売されているものを使うのが安心ですよ。
メガネの曇り止めに代用してはいけないもの
メガネの曇り止めには、一見使えそうでも代用してはいけないアイテムがあります。
- アルコール
- ワセリン
- 弱酸性・アルカリ性のもの
- 不衛生なもの
これら4つのアイテムの使用してはいけない理由を解説しますね。
メガネ曇り止め代用NGアイテム ■①アルコール
除菌もできて、油分も落とせて、曇り止めとして便利そうなアルコールですが、使用NGです。
アルコールを使って拭くとレンズのコーティングが剥がれたり、フレームの色落ちなどにつながることがありますよ。
メガネ曇り止め代用NGアイテム ■②ワセリン
ワセリンは肌を乾燥から守る効果もありますが、界面活性剤が含まれていないためメガネの曇り止めとしては適していません。
代用してしまうと、レンズがベタベタになるだけではなく白く濁って見えづらくなることも。拭き取りにもかなりの時間がかかってしまうでしょう。
メガネ曇り止め代用NGアイテム ■③弱酸性・アルカリ性のもの
メガネの曇り止めを代用する際の大前提として、成分が中性ということが挙げられます。弱酸性やアルカリ性の洗剤などは、レンズに傷がついてしまうことがあるので使用しない方が良いでしょう。
例えば、シャンプーやリンスなども弱酸性であることが多いので注意が必要です。
メガネ曇り止め代用NGアイテム ■④不衛生なもの
不衛生なものも使用はNGです。
例えば、メガネやダイビングゴーグル、水中眼鏡の曇り止め代用品として挙げられる「唾液」。
唾液は何の準備もなくすぐに使えるので便利とされる一方、拭き残しがあればカビが生えてしまう可能性があります。抵抗感を感じる方も少なくないでしょう。
メガネ曇り止めも代用品もなしの代用アイデア
メガネ専用の曇り止めや代用品を使うことなく曇りを軽減させる対策もあります。特にマスク着用時に活用できる方法です。
- マスクのつけ方を工夫する
- ノーズパットを付ける
- メガネ自体に加工する
それぞれ、方法やポイントを解説しますね。
メガネ曇り止めの代用アイデア ■①マスクのつけ方を工夫する
1つ目はマスクのつけ方の工夫です。マスクの中は湿気と水蒸気で結露状態。その空気が漏れることでメガネを曇らせます。
ということは空気が漏れる隙間をなくすことで、メガネは曇りにくくなるのです。
- ワイヤーを鼻にぴったり添わせる
- マスクの上の部分を内に折って付ける
- マスクと口の間にティッシュを挟む
マスクに付いているワイヤーをしっかり鼻のカーブに合わせて折りましょう。それだけで空気の漏れが少なくなりメガネが曇りにくくなりますよ。
また、プリーツ型のマスクなら上部を折り曲げてつけることで空気が漏れにくくなり曇り防止に。
さらに、ティッシュを4つ折りにしてマスクの中に忍ばせておくだけでも曇りが軽減されるでしょう。
メガネ曇り止めの代用アイデア ■②ノーズパットを付ける
2つ目は、ノーズパットを付ける方法です。こちらも空気の漏れをなくすための方法。市販でも購入できますし、スポンジを小さくカットし両面テープでマスクに貼り付けても代用できます。
柔らかいスポンジ素材がクッションとなり、ワイヤーで鼻が痛くなることもなく快適さもアップするでしょう。
両面テープでマスクに付けるだけで、曇りにくく鼻が痛くなりにくい商品です。
メガネ曇り止めの代用アイデア ■③メガネのレンズに加工する
3つ目は、レンズに加工をして曇り止めメガネにする方法です。メガネ屋さんなどに持って行って加工してもらったり、加工したレンズに取り換えます。
少し費用は掛かりますが、曇り止め付きメガネにしてしまえば快適に過ごせるでしょう。
おすすめのメガネ曇り止め3選
メガネの曇り止めに使える代用アイテムを紹介しましたが、メガネへの負担や痛みを考えると、あくまでも代用品として使うのが安心です。
そこでここからは、メガネ用曇り止めのおすすめ商品を4つ紹介します。ダイソーなどの100均でも、手軽に購入できるので、この機会に常備しておくといいでしょう。
おすすめのメガネ曇り止め①ダイソーメガネ曇り止めシート ■1か月110円で気軽に使える
約1か月使えるメガネ曇り止めシートです。拭くだけですっきりきれいに曇りにくくなって、1か月110円とはコスパが良いですね。
おすすめのメガネ曇り止め②ダイソーメガネ曇り止めペンタイプ ■持ち運びも楽々
ペンタイプのメガネ曇り止めです。カバンやポーチに入れられるので、持ち歩きにも便利。
おすすめのメガネ曇り止め③ANTI FOG(アンチフォグ) ■長時間曇らず快適
ジェルタイプのメガネ曇り止め。使い勝手も良く、1回の塗布で曇り止め効果が長続きします。サングラスやゴーグルにも使用可能です。
おすすめのメガネ曇り止め④メガネクリーナーふきふき曇り止め ■クリーナーと曇り止めのWの効果
メガネの汚れ落としと曇り止めが一緒になったメガネの曇り止め付きメガネクリーナー。曇り止めを使う前のひと手間がなくなって、気になったときにすぐ使えます。