寝室のインテリアは、ベースになる色や雰囲気を決めてから考えていくとおしゃれに仕上がります。本記事では、寝室のレイアウト・インテリアのポイントや色別の効果を解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
寝室のインテリアのポイント3つ
寝室で快適に過ごすためには、リラックスしやすい色・素材・照明を選ぶのがおすすめです。また、収納を工夫することで落ち着いてすごすことができます。
■リラックスしやすい色・素材でそろえる
寝室のカラーコーディネートにおすすめの色は、寝室には青・白・紫などの落ち着いた色です。緑・茶色・ベージュなどのアースカラーも気持ちを落ち着けてくれます。
また、ピンクやグレーにはストレスを癒す効果が期待されるため寝室向きの色です。一方、赤・黄色・オレンジは神経を刺激し、寝つきが悪くなる色。もしそういった色がお好きなら、淡い色合いを選んだり、一部分に収めましょう。
ベッドフレームや収納アイテムにおすすめなのは、自然由来の木材です。カーテンやラグ、布団・ベッドカバーには、肌触りの良い素材を選ぶのおすすめ。季節に合わせて通気性を考えることも大切です。
■リラックスしやすい照明を選ぶ
落ち着いて休める寝室を作るために重要なのは、照明選びです。明るすぎるものではなく、オレンジ系の穏やかなタイプがおすすめです。シェード部分が布で覆われているとやわらかい印象になります。
メインのランプは灯りの強さが調整できるものがおすすめです。時間帯に合わせて調整しましょう。
メインのランプだけで明るさが足りないときには、間接照明で明るさをプラスしていきます。ベッドサイドや入口に小さめのランプを置いて、必要な場所だけを照らすのがおすすめです。間接照明を設置する時には直接目に入らないように注意することが大切です。
■隠す収納を取り入れる
寝室のインテリアで大切になるのは、モノを置きすぎないことです。ごちゃごちゃとした印象がある部屋では、うまくリラックスできません。
そのために重要なのは、隠す収納を取り入れること。引き出し付きのベッドやクローゼット付きの物件を選んで、服などが目に入らないようにしましょう。
引き出しのないベッドでも、ベッド下にスペースがあればそこに収納ボックスを入れることができます。
ベッド下以外にも、バスケットや蓋付きのボックスもおすすめです。蓋付きボックスは、木目やブラウンなどのアースカラーのものを選ぶと落ち着いた印象になります。
寝室のインテリアの注意点3つ
寝室のインテリアを洗練されたものにするためには注意点があります。ここでは、それを3つに分けて解説していきます。
■ベッド周りの動線を意識する
寝室のレイアウトを決める時に意識したいのは、生活動線です。ベッドの周りはなるべくスペースを空けておきましょう。掃除がしやすく、衛生的です。
タンスやクローゼットがあるならば、引き出しの奥行だけではなく、自分が取り出すことも考えてスペースを確保しましょう。
テレビを置きたい場合は、ベッドやソファから約500mm程度離して配置することがおすすめです。目を守るほか、人が行き来しやすくなります。
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■背の高い家具は避ける
リラックスしやすい寝室を作るために重要になるのは、開放感です。背の高い家具があると、圧迫感があるだけではなく部屋が狭く見えてしまうため、ローベッドを選ぶのがおすすめです。
例えば、ベッドはローベットタイプを選び、周辺の収納キャビネットやテレビボードをその高さを選びます。高さを統一することで、すっきりとした印象の部屋作りを心がけましょう。
2段ベッドを設置したい場合には、なるべく小さなサイズのものを選び、通路を広めに確保すれば、開放感を出すことができます。
■頭の上に照明を設置しない
寝室に照明を設置する時に気をつけたいことは、寝る際に頭がある部分の上には照明を設置しないことです。
強い光が顔に当たると、眠りが浅くなってしまいます。頭の近くに割れ物があるのは、地震などの災害の際のリスクも高まります。
また、頭がある部分に窓があると朝日が差し込んで安眠の妨げになります。冬ならば冷えの原因にもなるため、寝る場所は窓から離すことがおすすめです。
寝室インテリアのレイアウト例21選【カラー別】
寝室の雰囲気はベースになる色でおしゃれに仕上げるコツが変わるもの。こちらの見出しでは色別の実例を紹介していきます。
■モノトーンの寝室インテリア実例3選
壁紙をグレーにしてブランケット・枕カバーも薄いグレーにしたモノトーンの寝室の例です。カーテンもグレー系でそろえることで、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
モノトーンだけだと暗い印象になりがちという問題を、星柄とボーダーを取り入れることで解決した寝室の例です。暗い色を使ってもポップな雰囲気に仕上げることができます。
グレーの壁紙に同じ色の枕を合わせたクールな印象の寝室の例です。ティッシュカバーをグレーにすることで、統一感のある部屋が出来上がっています。
■ブラウン系の寝室インテリア実例3選
ダークブラウンのベッドフレームに同じ色の枕カバーを合わせたナチュラルな寝室の例です。ベッド脇の観葉植物が、よりリラックスしやすい雰囲気を演出しています。
小さな照明をいくつも使うという間接照明のテクニックを活用したブラウン系の寝室の例です。
気持ちを落ち着かせる効果のあるブラウンがオレンジ色のライトで照らされることで、よりあたたかい印象の部屋に仕上がっています。
ブラウンのテーブルとテレビ台にモノトーンのベッドを合わせたワンルームの例です。ローベッドを選ぶことで、家具が多くても圧迫感のない部屋作りに成功しています。
■ベージュ系の寝室インテリア実例3選
ベージュを中心に白い布団を合わせた寝室の例です。低いテーブルと布団を合わせることで、空間を広々と見せています。
木目の壁と木目のベッドフレームを合わせた可愛らしい寝室の例です。布団も同系色でまとめれば、柄物がたくさんあってもごちゃついた印象になることはありません。
ベージュと木目を合わせた可愛らしい寝室の例です。淡い色のクッションを合わせることで、よりゆったりとした雰囲気に仕上がっています。
■ブルー系の寝室インテリア実例3選
紺色に水色を合わせたブルー系の寝室の例です。ベッドフレームを黒にすることでクールな印象に仕上がっています。ドライフラワーが飾られたことで、寒々しい印象になることを防いでいます。
淡いブルーのジーンズ素材とグレーでまとめたクールな寝室の例です。青の鎮静効果をたっぷりと感じられるおしゃれな寝室です。
寒々しい雰囲気になりがちなブルーの寝室にベージュを合わせてあたたかい印象を添えた寝室の例です。ベッドフレームにグリーンを添えることで、さわやかさも演出しています。
■グリーン系の寝室インテリア実例3選
木目とグリーンを合わせた可愛らしい寝室の例です。ポップな柄でも落ち着いた色を使うことで、寝室向けの印象に仕上がります。
壁紙と布団カバーを濃いグリーンでまとめた落ち着いた印象の寝室の例です。賃貸でも100均のリメイクシートを使えばこのような壁紙を作ることができます。
グリーンのソファベッドに観葉植物を添えた寝室の例です。本物の植物で囲むと花粉や土がつきますが、100均のフェイクグリーンを駆使すれば簡単におしゃれなインテリアを楽しめます。
■ピンク・パープル系の寝室インテリア実例3選
淡いピンクの布団を中心にした可愛らしい寝室の例です。低いベッドにすることで、大きな鏡があっても圧迫感がない部屋作りに成功しています。
ピンクと紫の柄物でまとめたロマンチックな寝室の例です。色を統一することで、柄物が多くても落ち着いた印象に仕上がっています。
淡いパープルでまとめた落ち着いた寝室の例です。ファー素材の枕カバーを使うことで、あたたかい印象に仕上がっています。
■レッド・オレンジ系の寝室インテリア実例3選
レッドをそのまま使わず、チェック柄にすることで目に優しい印象に仕上げた寝室の例です。ベッドフレームのブラウンも赤と相性抜群です。
モノトーンを中心にオレンジをクッションにした寝室インテリアの例です。興奮しがちなオレンジ色でも、アクセントカラーとして使うのであれば落ち着いた雰囲気で楽しめます。
にぎやかになりがちなオレンジをネイビーと合わせることで落ち着いた印象に仕上げた寝室の例です。アクセントに使う色は濃い色を選ぶとメリハリがあるおしゃれな部屋になります。
寝室のインテリア実例12選【雰囲気別】
寝室のインテリアは雰囲気を決めてコーデするのもおしゃれです。こちらでは人気のテイスト別のポイントと実例を解説していきます。
■ナチュラルスタイルの寝室インテリア実例3選
木目の床に木目のベッドフレームを合わせたナチュラルな寝室の例です。オレンジ色の照明を選ぶことで、あたたかい印象に仕上がっています。
木目に麻糸のようなベッドカバーを合わせたナチュラルな寝室の例です。木目とはグレーも相性がよく、落ち着いた印象にまとめあげてくれます。
ベージュのベッドフレームにタオル地の布団カバー、ドライフラワーを合わせたナチュラルな寝室の例です。ワントーンでインテリアがまとまっているため、とても落ち着いた印象があります。
■モダンスタイルの寝室インテリア実例3選
モダンスタイルのコツは白・黒の無彩色をメインにシンプルな柄を合わせることです。ベッドサイドにスポットライトを設置することで、おしゃれな雰囲気に仕上がっています。
シンプルなナチュラルモダンにまとまった寝室の例です。白い壁紙に木目を合わせることで、さわやかな印象に仕上がっています。
白を中心にシンプルにまとめたモダンな寝室の例です。観葉植物があることで、白だけでも寒々しい印象になることを防いでいます。
■ホテルライクスタイルの寝室インテリア実例3選
北欧系の柄を取り入れたさわやかな寝室の例です。白とライトグレーを使うことで、リラックスできる寝室になっています。壁に飾られた星型が可愛らしい印象も添えています。
ファブリックを白でまとめたホテルライクな寝室の例です。白いラックに小物を飾ることで可愛らし印象も添えられています。
白いファブリックにペンライトを合わせたホテルのベッドルームのようなレイアウト例です。シンプルなペンダントライトを取り入れることで、おしゃれな雰囲気に出来上がっています。
■北欧スタイルの寝室インテリア実例3選
木目と毛足の長いラグを合わせた北欧系な寝室の例です。こっくりとした色合いを合わせることで、より北欧らしい印象に仕上がっています。
北欧らしいモミ木柄のデザインを生かした寝室の例です。木目だけでは足元が寒いという欠点は、カラフルな色のラグで解消されています。
北欧インテリアの特徴として、茶色・グリーンなどのアースカラーを組み合わせることが挙げられます。この寝室は全体的にアースカラーでまとまり、さらに素材感のあるファブリックを使うことで、とても北欧らしい仕上がりになっています。