集合住宅は多くの人が同じ建物に住んでいるので、セキュリティについてどこまで気をつければよいか分からないという人も多くいますよね。
その中でもベランダはしっかり防犯対策をしないと犯罪に巻き込まれる可能性が高まります。
【ベランダの防犯対策】
・補助錠
・防犯フィルム
・センサーライト
・防犯アラーム
・防犯カメラ
・セキュリティシステム
上記のようなベランダの防犯対策について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてベランダの防犯対策を強化しましょう。
ベランダの防犯で防げる犯罪
ベランダの防犯強化で防げる犯罪はどれほどあるでしょうか。多くの人が意識して気をつけている空き巣の他にも多くの犯罪の可能性があります。
こちらで紹介している犯罪の可能性をしっかり確認して、最適な防犯対策をしましょう。
ベランダの防犯で防げる犯罪:覗き ■女性の一人暮らしは特に注意
ベランダから家の中を覗かれてしまうという事件は数多く発生しています。男女とも注意が必要ですが、女性は特に狙われやすいので気を付けましょう。
ベランダに干している洗濯物から、家族構成や性別などはカンタンに分かってしまいます。そのため女性の一人暮らしの場合は男性モノの洋服をダミーで干すなどの対策が有効です。
SNSなどで個人情報を気付かぬうちに晒していることも多くあります。日頃から自分の身を守るためにも詳しい個人情報はあまり公開しないようにしましょう。
ベランダの防犯で防げる犯罪:盗難 ■ベランダに置いてあるものが盗まれる可能性も
空き巣対策でベランダに補助錠を付けているから安心だと思っている人も多くいるでしょう。しかしベランダで起こる犯罪は空き巣だけではありません。
例えばベランダで陰干ししていたスニーカーや洗って干していた衣類などが盗まれる可能性もあります。
ベランダのそばに駐輪場などがあって自転車の盗難にあうということも考えられますよね。そういった犯罪もベランダの防犯対策で防げる可能性があります。
ベランダの防犯で防げる犯罪:イタズラ ■監視カメラでいたずらも防げる
ベランダにゴミを投げ込まれていたり、落書きをされていたなどという経験がある人も多くいるのではないでしょうか。
ベランダ内に侵入しなくてもイタズラをされることは数多くあります。またベランダ内のものを壊されているなど悪質なイタズラもありますよね。
こういったイタズラは夜間に発生することが多く、ベランダの防犯強化で防ぐことが可能です。監視カメラや人感センサーライトを設置するだけでイタズラへの抑止効果が期待できるでしょう。
工事不要なベランダの防犯対策
工事不要なベランダの防犯対策その1:補助錠 ■クレセント錠だけでは不十分
ベランダから何者かが屋内に侵入する際もっとも多い方法は、窓の一部を割ってクレセント錠を外から開けるという方法です。
普通の窓は簡単に割れる上、クレセント錠も片手ですぐに開けられてしまいます。そういった侵入を防ぐために補助錠を設置することが大切です。
補助錠は上下のサッシ部分に設置することで、侵入者が解錠する手間を倍増させて諦めさせる効果があります。一度取り付けたら外せないタイプもあるので賃貸の場合は大家さんに確認を取ってから設置しましょう。
ベランダの防犯対策おすすめグッズその1:サッシ窓用補助錠 クレセントを解錠しても窓が開かない
侵入者が窓の一部を破壊してクレセント錠を解錠しても窓をロックして開けさせません。上と下どちらのサッシにも付けられますが、上部に取り付けることをおすすめします。
小さなお子さんが誤って窓を開けてしまうことも防ぐため、家庭内での事故を未然に防ぐ効果も期待できるでしょう。
ベランダの防犯対策おすすめグッズその2:サッシ窓用補助番号錠 窓枠に取り付けて不正解錠を防ぐ
強力テープで窓枠に貼り付けて使うタイプの補助錠です。テープで固定するだけなので引越しの時などは取り外しできるので安心ですね。
解錠するときは番号を合わせるタイプなのでこじ開けることができません。空き巣などの侵入者も会場に時間を取られて諦める可能性が上がるでしょう。
工事不要なベランダの防犯対策その2:防犯フィルム ■ガラスのが割れるのを防いで時間稼ぎ
防犯フィルムをガラスに貼っておくだけで、空き巣などの侵入者がガラスを破ろうとしてもなかなか割れず時間稼ぎができます。
防犯フィルムが貼られている箇所はハンマーなどで叩かれるとヒビが入るだけで穴があきません。これによって時間がかかってしまうため空き巣などは侵入を諦める可能性が上がります。
防犯フィルムには多くの種類があり、透明性や厚さなど自分好みのものを選べます。遮熱性のある防犯フィルムもあるので住んでいる家の環境によって最適なものを選びましょう。
ベランダの防犯対策おすすめグッズその3:保険付透明ガラス専用防犯フィルム 厚さ0.36ミリでしっかりとガード
ガラスの割れと飛散を防ぐためにとても有効な厚さ0.36ミリの防犯フィルムです。保険付きのためもし被害にあった場合お見舞い金が支払われます。
また注意喚起ステッカーも付属しているので侵入者に防犯対策済みだと知らせることも可能です。ステッカーだけでも抑止効果があるので二重で安心ですね。
工事不要なベランダの防犯対策その3:センサーライト ■自動検知でライトが点く
人が近づくとライトが点灯するタイプのセンサーライトはベランダの防犯対策にぴったりです。
夜間暗闇の中ベランダへ近付く人がいたら明るい光で点灯します。いきなりライトが点灯すれば侵入者は家主にバレたと考えベランダに近づくことを断念するでしょう。
ベランダのすぐ裏が駐車場という人も、自分の車に近づいたらセンサーが反応するように設置しておけば車上荒らしを防げます。活用の幅が広いのもセンサーライトがよく使われる理由ですね。
ベランダの防犯対策おすすめグッズその4:センサーライト 電池式ワイヤレスでスマートに設置
ケーブルの無いセンサーライトなのでコンセントなどを足さずに設置が可能です。見た目もスタイリッシュでおしゃれなのでどんなベランダにもマッチするでしょう。
IPX4相当の防水性能が付いているため雨が入ってしまうベランダでも安心して使えます。設置後もライトの向きなどを細かく調節できるので使いやすいセンサーライトです。
ベランダの防犯対策おすすめグッズその5:コンセント式 センサーライト 3つのモードから選べるセンサーライト
防犯モードでは最大2400ルーメンと明るいライトで犯罪を未然に防ぎます。帰宅モードは暖かい光で足元を照らしてくれるでしょう。
人感センサーは幅広く感知漏れもしにくく安心です。常灯モードではベランダを常に明るくしてくれるので、ベランダで作業などをする際にも重宝しますね。
工事不要なベランダの防犯対策その4:防犯アラーム ■ブザーの音で不審者の侵入を知らせる
ベランダの窓が割られて侵入されたことを知らせるために防犯アラームの設置も有効です。防犯アラームは窓が割られたときだけでなく、振動などを検知してブザーが鳴るタイプの製品もあります。
家中に響き渡るブザー音で近隣住民もその異変に気づくことでしょう。侵入者を検知すると携帯電話に異変を知らせるシステムが内蔵された防犯アラームもあります。
多くの製品やサービスの中から自分に合った防犯アラームを設置するとよいですね。
ベランダの防犯対策おすすめグッズその6:薄型スリムアラーム 小型でおしゃれな窓用防犯アラーム
マグネットでくっついている親機と子機が離れたのを検知して大音量ブザーが鳴ります。ブザーが鳴れば家のどこにいても気が付けるでしょう。
振動も感知してブザーが鳴るため、窓を開けようとしている段階でブザーを鳴らすことも可能です。犯罪を未然に防ぐ効果もあるのでぜひ試しましょう。
ベランダの防犯対策おすすめグッズその7:開閉センサー 専用アプリとの連携でスマホへ通知
パナソニックが提供しているサービスで専用アプリ「ホームネットワーク」をスマホに入れておけば、窓の開閉を検知したタイミングでスマホに通知がきます。
また人感センサーも付いており、温度の変化などを検知することも可能です。屋外・屋内カメラと併用すればスマホとカメラもリンクしたり遠隔で操作したりできるので防犯の幅が広がるでしょう。
工事を伴うベランダの防犯対策
工事を伴うベランダの防犯対策その1:防犯カメラ ■防犯カメラは抑止効果も高い防犯対策
防犯カメラを設置する場合、カメラを固定するために穴を開けたりなどちょっとした工事が必要になることがあります。しかし防犯カメラの効果は高く、犯行を録画するだけでなく抑止効果もあるでしょう。
防犯カメラを設置した場合は録画中であることを示す警告のステッカーを貼るとよいですね。事情があって監視カメラを設置することができないという人はダミーを設置することも多少の抑止効果を生むので試してみましょう。
ベランダの防犯対策おすすめグッズその7:太陽電池付きセキュリティカメラ 太陽光充電が可能なワイヤレス監視カメラ
ソーラーパネル付属のため、電力に接続する必要のないワイヤレス監視カメラです。一年中使用しても電池が切れないというのは大きなメリットですよね。
登録したアプリを介してスマホから向きの変更ができたり、マイクで声かけることなどができます。人感センサーが内蔵なので人の気配があればスマホに通知がくるよう設定することも可能です。
工事を伴うベランダの防犯対策その1:セキュリティシステム ■セキュリティシステムの導入
警備会社がサポートしているセキュリティシステムを導入することでベランダの防犯強化が可能です。賃貸住宅でも導入しやすいよう大型工事が必要のない据え置き型なども人気があります。
セキュリティシステムの内容は、侵入者が窓から侵入を試みた時大きなブザー音で威嚇しセキュリティ会社に直接通報するなどです。警備員が飛んできてくれるので自分がすぐに動けない場合などにも安心ですよね。
セキュリティシステムの導入に興味がある人は、大手警備会社ALSOK(アルソック)やSECOM(セコム)などのセキュリティシステムプランを確認してみるとよいでしょう。
集合住宅の一階は危険?
賃貸住宅の一階部屋は他の階の部屋より安く家賃設定がされていることが多くあります。しかし防犯の観点から見ると一階のベランダはセキュリティの難易度が他の階よりも上がります。
特に女性の一人暮らしの場合は覗きや洗濯物の盗難など、犯罪に巻き込まれる可能性が高まるので注意が必要です。もし集合住宅の一階に住む場合はこの記事で紹介したベランダの防犯対策を駆使して犯罪に巻き込まれないよう徹底しましょう。
空き巣対策についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
空き巣が嫌がる家のつくりかた!カンペキな空き巣対策で被害を未然に防ごう | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1483空き巣が嫌がる家を作りたいけどどのように作ればいいかわからないという人は多くいるのではないでしょうか。この記事では空き巣が嫌がる家の作り方から空き巣が実際にどのような家をターゲットにしているかを詳しく解説しています。この記事を参考に空き巣対策を強化していきましょう。
ベランダの防犯に関するよくある質問
■工事不要なベランダの防犯対策は?
補助錠や防犯フィルム、センサーアラームなどです。
詳しくはこちらをご覧ください。
■工事を伴うベランダの防犯対策は?
防犯カメラやセキュリティシステムです。
詳しくはこちらをご覧ください。
■ベランダの防犯で防げる犯罪は?
ベランダの防犯を強化すれば未然に防げる犯罪が多くあります。空き巣や覗き、いたずらなどです。
詳しくはこちらをご覧ください。