クーラーをつけるほどじゃないけど少し暑くて寝苦しいなあと感じる人も多くいますよね。氷枕があれば暑さで寝苦しい夜も快適に眠れるでしょう。
この記事では、
・正しい氷枕の作り方
・氷枕を作るときの注意点
・氷枕の冷たさを持続させるには
・氷枕の活用方法
・快適に眠れる室温とは
以上について詳しく解説しています。この記事を参考に快適に夜を過ごしましょう。
正しい氷枕の作り方
氷枕の作り方その1:氷のう ■コツは氷を入れすぎないこと
【用意するもの】
・氷のう
・氷
・水
・タオル
・留め金
【作り方】
まず氷のうに氷を3割から5割ほど入れます。次に氷の隙間を埋める程度の水を入れましょう。
氷のう内の空気をしっかりと抜き、留め金を付けます。氷枕の外側に付いている水滴を拭き取った後、水漏れがないかを確認してタオルで包みましょう。
氷は冷凍庫で作る角のある氷だと頭を乗せた時にゴツゴツした感じがします。そのため氷のうに入れる際に流水で濡らして角を取るとよいでしょう。
おすすめ氷枕:ダンロップ 安定水まくら 昔ながらの氷枕
日本製の天然ゴムを使用した昔ながらの氷まくらです。天然ゴムのためゴムの匂いはしますが、きつい匂いではないので小さな子供でも安心して使えるでしょう。
破けにくく耐久性は高く長く使えます。一家に一つ持っていると安心ですね。
氷枕の作り方その2:ジッパーパック ■ジッパーパックも立派な氷枕になる
【用意するもの】
・ジッパーパック小二つ
・ジッパーパック大二つ
・氷
・水
・タオル
【作り方】
二つの小さいジッパーパックに氷を半分くらい入れます。そこに少量の水を入れて空気を抜きながらジッパーをしっかりと留めましょう。
大きなジッパーパックに小さい二つを入れて同じように空気を抜きます。水漏れしていないかを必ず確認し、タオルで巻いたら完成です。
寝相が悪いので水漏れが心配という人は、もう一枚ジッパーパックを用意して3重にしましょう。
おすすめジッパーパック:ライドジッパーバッグ4タイプセット サイズがさまざまで使い勝手が良い
4種類のジッパーパックがまとめられているので氷枕を作るのにぴったりの商品ですね。強度が高いので多少乱暴に扱っても水漏れの心配などは少ないでしょう。
料理の冷凍保存や小物を仕分けるのにも役立つ便利アイテムです。
氷枕の作り方その3:保冷剤 ■気づけば溜まる保冷剤を有効活用
【用意するもの】
・ジッパーパック
・保冷剤
・タオル
【作り方】
ケーキなどを買ったときに付いてくる保冷剤を一つのジッパーパックに入れます。保冷剤の大きさはバラバラでも問題ありません。
保冷剤を入れたジッパーパックは空気を抜いてジッパーを留めます。タオルで巻けば氷枕の完成です。頭を乗せる前に少しならしてあげれば寝心地のよい氷枕になります。
おすすめ保冷剤:まとめ買い保冷剤 まとめ買いしておけば安心の保冷剤
普段あまりケーキなどを買わないから保冷剤を一個も持っていないという人はこの機会に買っておくと便利ですね。
安価で買える上に氷枕だけでなくちょっとしたときにも役に立ちます。キャンプなどでは重宝しますよね。
氷枕を作るときの注意点
氷枕を作るときの注意点その1:空気をしっかり抜く ■熱伝導率の悪い空気はなるべく抜こう
空気は熱伝導率が低いため、気泡が多く入っている氷枕は冷却効果が低くなります。冷たさをしっかり感じるためできるだけ気泡を抜きましょう。
空気が入っていると頭を乗せたときに氷枕が平らになりにくくなります。これによって寝心地が悪くなってしまうので注意しましょう。
氷枕を作るときの注意点その2:水と氷の量に注意 ■水と氷のバランスが大切
氷は多ければ多いほど冷たそうなイメージですが、氷が溶けたらその分気泡が増えてしまい上述した理由で冷却効果が下がってしまいます。
そのため氷は多くても氷枕やジッパーバックの半分くらいに留める必要があります。間違っても氷で満タンにするということのないよう注意しましょう。
水を入れる理由は氷だけではどうしても隙間ができてしまい、空気が入るのを防ぐためです。それなので水を入れる量は氷の隙間を埋めるくらいの量と覚えましょう。
氷枕を作るときの注意点その3:水漏れ ■寝ている間に布団がびしょびしょになるのを防ごう
人は寝ている間に平均20回程度の寝返りをすると言われています。そのため氷枕を作って水漏れを確認する時は少し強めに圧迫して水漏れの確認をする必要があります。
もし水漏れが心配であれば、ジッパーパックを重ねて分厚くするか、氷枕の下に厚手のタオルなどを敷いて対策しましょう。
氷枕の冷たさを持続させるには
氷枕を作る際ひとつまみの塩を入れることで氷が溶けにくくなり冷たさが長持ちします。
塩が水に溶ける際に溶解熱を氷から奪います。それにより通常の氷水では0度にしかならないところ、さらに低い温度まで下がります。
その過程で氷は早く溶けますが、0度よりも冷たくなった氷水は結果的にそれ以上氷が溶けにくくなり氷枕の冷たさが長持ちするという原理です。
氷枕の活用方法
氷枕の活用方法その1:快適睡眠 ■寝苦しい夜を快適にしよう
クーラーをつけたまま寝ると、朝起きて頭が痛いという人も多くいるのではないでしょうか。しかしクーラーをつけないで寝ると寝苦しい夜ってありますよね。
氷枕を用意して寝れば頭部を冷やすことができるので、体感温度が3度程度低くなると言われています。寝苦しい夜は氷枕を使って寝るとクールダウンできておすすめです。
氷枕の活用方法その2:熱冷まし ■発熱時にも氷枕は大活躍
急な発熱時などでも活躍するのが氷枕ですね。子供の頃熱を出した晩は氷枕の冷たさを感じながら寝たことがあるという人も多くいるのではないでしょうか。
急激に熱が上がる際に寒気を感じることがあり、その間は氷枕を使わないよう注意しましょう。熱が上がりきったあと、適切な場所に氷枕を当てて熱を冷まさせるとよいですね。
後頭部やひたい、首の横などに氷枕を当てることで効果が得られます。その他太い血管が通っている腿の付け根や脇の下に当てるのも効果的です。
氷枕の活用方法その3:冷罨法(れいあんぽう) ■捻挫や打撲時にも使える氷枕
子供は外で元気に遊ぶので捻挫や打撲をしやすいですよね。湿布などで冷やすことも重要ですが、冷たさがそこまで持続しないので氷枕などで患部を冷やすことが大切です。
氷枕などでしっかりアイシングすることで血管を収縮させ、内出血を抑えることができます。
足の怪我はタオルなどをいくつか敷いて5センチほど高くしましょう。これによって血液が心臓へ戻りやすくなり、同じく内出血を抑えられます。
快適に眠れる室温とは
暑い季節には外気が25度を超える熱帯夜も多くありますよね。人間が快適に眠れる室内温度は夏で28度以下だと言われていますが、外気が25度だと室温はそれ以上になることが多くあります。
そのためエアコンなどで室温調節をする人も多いでしょう。人は寝始めに汗をかきやすい構造になっているため、汗をかいた後にエアコンの冷気で体を冷やしてしまうと体調を崩す原因になってしまいます。
上述したように氷枕を使って眠ることで体感温度を3度程度下げられます。それによって室温を調節しなくても快適に眠れるでしょう。
湿気の多い季節に活躍する乾燥剤の代用おすすめランキングTOP10はこちらの記事で読むことができます!
家にあるもので簡単に!乾燥剤の代用おすすめランキングTOP10 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1507湿気が気になる季節、わざわざ乾燥剤を買う必要はありません!家にあるもので代用できます。身の回りのもので簡単にできる順にランク付けしました。
氷枕の作り方に関するよくある質問
■氷枕の冷たさを持続させるには?
冷たさを持続させるためには氷枕にひとつまみの塩を入れましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
■氷枕の活用方法は?
寝苦しい夜や打撲のアイシングにも活用できます。
詳しくはこちらをご覧ください。
■快適に眠れる室温とは?
夏場は28度以下が快適に眠れる室温になります。
詳しくはこちらをご覧ください。