ドライヤーを使っていて、焦げ臭いと感じた経験はありませんか?なにかが焦げてにおいが発していることが想定されるため、火事につながらないか不安になりますよね。
記事では、ドライヤーが焦げ臭いときに気になる以下の内容について解説していきます。
【本記事の内容】
・ドライヤーが焦げ臭いときの火事のリスク
・ドライヤーが焦げ臭いにおいを発する原因
・対処法→掃除(所要時間約5分)
・ドライヤーが焦げ臭くならないための予防策
・予防に役立つ収納アイデア&おすすめグッズ
ドライヤーが焦げ臭いときのリスクや対処法、予防策を知ってドライヤーを安全に使用しましょう!
ドライヤーが焦げ臭い!火事の危険性はある?
ドライヤーを使用していて「焦げ臭い」と感じたら、すぐに使用を中止しましょう。放置して使い続けるとドライヤーが故障する原因になるほか、火事に発展する可能性もあり危険です。
ドライヤーが焦げ臭い原因としてはおもに以下の2つが考えられます。
【ドライヤーが焦げ臭い原因】
・ホコリや髪の毛がたまっている
・コードの損傷
たとえば、コードが損傷したドライヤーを使った再現テストでは火花が出る事例が確認されています。
お手入れ不足とコードの損傷、どちらの場合でも最悪のケースでは発火につながる危険性があるため、そのままにせずにきちんと対処することが大切です。
ドライヤーが焦げ臭い原因1:ホコリ・髪の毛 原因1:ホコリや髪の毛がたまっている
ドライヤーは後部の吸込口から空気を吸い込み、ヒーターで温めて吹出口から温風を出すしくみです。そのため、定期的に掃除をしないと空気と一緒にホコリや髪の毛が内部に取り込まれ、ヒーターで加熱されて焦げてしまうことがあります。
また、空気の出入り口が汚れで詰まるとヒーターを冷やす冷気の取り込みや温風の放出がうまくいかず、ドライヤーが必要以上に熱くなり焦げ臭いにおいの原因になることも。どちらの場合も、ひどいと発火して火事につながる危険があります。
ホコリや髪の毛がたまっていることが原因で焦げ臭いにおいが発生している場合、掃除で解決することも多いので試してみましょう。
ドライヤーが焦げ臭い原因2:コードの損傷 原因2:コードが断線するなど損傷している
ドライヤーが焦げ臭い原因として、断線などコードの損傷も考えられます。ドライヤーを収納するときに本体にコードを強く巻き付けたり、コードを束ねたまま使ったりしていませんか?これらはコードの負担となり破損を招く要因になります。
ドライヤーのコードが破損した状態で使用すると、通電中に異常に加熱されて焦げ臭いにおいが生じることも。また、火花が出てヤケドを負ったり、火事につながったりする危険性もあります。この場合は修理や買い替えが必要です。
ドライヤーが焦げ臭いときの対処法 焦げ臭いならまず掃除!5分でできる掃除の方法
ドライヤーの焦げ臭いにおいは、お手入れ不足でホコリや髪の毛がたまってしまっていることが原因の場合が多いです。ドライヤーから焦げ臭さを感じたら、まずは掃除をしてみましょう。
掃除といっても、分解して内部まで掃除するわけではなく、5分程度でかんたんに完了できますよ。
【用意するもの】
歯ブラシ、綿棒、ティッシュ、掃除機など
ドライヤーが焦げ臭いときの掃除方法1 ■吸込口の掃除方法
【掃除の手順】
①吸込口の表面についたホコリや髪の毛を歯ブラシや綿棒、ティッシュなどでやさしく取り除く
↓
②内部にホコリが付着している場合は掃除機で吸い取る
【ポイント】
・吸込口が取り外せるタイプの場合は取り外して水洗いする
・ホコリや髪の毛を奥に押し込まないよう、かき出すようにして掃除する
・掃除機を使用する際は、強くこすって吸込口を破らないよう注意
ドライヤーが焦げ臭いときの掃除方法2 ■吹出口の掃除方法
【掃除の手順】
①ドライヤーのノズルカバーを外す
↓
②電源プラグをコンセントに差し込む
↓
③冷風で送風する
↓
③吹出口に詰まったホコリや髪の毛を歯ブラシや綿棒でかき出しながら風で飛ばす
【ポイント】
・ホコリが飛んでくるため、吹出口をのぞき込まないように注意
掃除で改善しない場合は修理や買い替えを検討
掃除をしてもドライヤーの焦げ臭いにおいが改善されず、コードの破損など故障が疑われる場合は販売元のメーカーなどに点検・修理を依頼しましょう。
また、ドライヤーの寿命はおおよそ3~4年と言われています。これは内部のモーターの耐用年数によるもので、使用頻度や使用時間が長ければさらに耐用年数は短くなります。
修理を依頼するのにも費用がかかってくるため、長く使っている場合は買い替えも含めて検討したほうがいいでしょう。
新品のドライヤーが焦げ臭い場合も!原因は?
新品なのにドライヤーが焦げ臭いというケースもあります。これは、生産過程でヒーターに付着した油分などが温風で加熱されて生じるもの。一時的に発生するものなので、数回使っているうちに次第に気にならなくなります。
ただし、少し経っても焦げ臭いにおいがなくならない場合や、本体が異常に熱くなる、異音がするなどほかに異常な症状が見られる場合は初期不良の可能性も否定できません。メーカーや購入店に問い合わせてみるといいでしょう。
ドライヤーの焦げ臭いにおいを防ぐ2つの方法
ドライヤーの焦げ臭いにおいを予防する方法1 ■ドライヤーは月に1回以上掃除をする
ドライヤーの焦げ臭いにおいを防ぐには、こまめに掃除をすることが大切です。吸込口や吹出口にたまるホコリや髪の毛を、歯ブラシや綿棒、掃除機などで定期的に取り除きましょう。
掃除の頻度は月に一回以上が目安です。掃除のやり方は焦げ臭いにおいがしたときの対処法とおなじになります。詳しくはこちらをご覧ください。
ドライヤーの焦げ臭いにおいを予防する方法2 ■コードに負担がかからないように保管する
ドライヤーのコードを本体に巻きつけて保管すると、コードに負担がかかり断線の原因になります。ドライヤーの焦げ臭いにおいを防ぎ、安全に使うためにはドライヤーの収納方法の見直しも重要です。
コードは伸ばしたままか、ねじれを伸ばしてゆるめにまとめた状態で保管するようにしましょう。
ドライヤーの焦げ臭いにおいを防ぐための収納術 コードの損傷を防ぐための収納アイデア&グッズ
ドライヤーが焦げ臭い原因がコードの断線など損傷の場合、修理や買い替えが必要になります。
掃除で解決した場合や修理や買い替えで対処した場合でも、つぎに焦げ臭いにおいが発生し火事の危険が生じないよう、コードに負担をかけない収納方法への切り替えも検討しましょう。
ここからは、コードに負担をかけにくい収納アイデアやおすすめ収納グッズをご紹介していきます。
ドライヤーの焦げ臭いにおいを予防する収納術1 ■コードを伸ばした状態で収納する
ドライヤーのコードに負担をかけないためには、コードはなるべく伸ばした状態で保管するのがベストです。
こちらは、つっぱり棒とケースを使ってドライヤーを高い位置に収納し、コードを伸ばした状態で収納できるようにしたアイデア。コードにダメージを与えにくく、焦げ臭いにおいが発生するのを予防できます。
こちらの実例のように、ドライヤーと電源プラグそれぞれを引っ掛けるフックを壁面に設置するのもいいですね。
ドライヤーの焦げ臭いにおいを予防するグッズ1 山崎実業『ドライヤーハンガー タワー』
山崎実業
ドライヤーハンガー タワー
賃貸住宅でも使いやすい、洗面台の扉に引っ掛けて設置するタイプのドライヤーホルダーです。コード専用ホルダーが付属しているのがポイントで、ゆるく巻いて引っ掛ければコードに負担をかけることなくすっきりと収納できます。
ドライヤーの焦げ臭いにおいを予防するグッズ2 IKENOKOI『ドライヤーホルダー』
IKENOKOI
ドライヤーホルダー
円形のコード掛けがついたドライヤーホルダーです。ドライヤー本体を置いたら、コードをサッと引っ掛けるだけ。コードに負担をかけずに収納でき、断線による焦げ臭いにおいの予防に効果が期待できます。
粘着シートでかんたんに設置でき、穴開け不要なのもうれしいですね。ピンクやブルーなど色味がかわいらしいので、ドライヤーをおしゃれに収納したい方にもおすすめです。
ドライヤーの焦げ臭いにおいを予防する収納術2 ■ゆるく束ねてバンドなどでとめる
コードを束ねて収納する場合は、根元に余裕を持たせてゆったりとまとめ、バンドなどでとめるといいでしょう。本体にぐるぐる巻き付けるのにくらべ負担が少なく断線しにくくなります。
ドライヤーの焦げ臭いにおいを予防するグッズ3 IPシステム『かんたん コードクリップ(2個入り)』
IPシステム
かんたん コードクリップ(2個入り)
ドライヤーは頻繁に使用するため、バンドなど留具の着脱に手間がかかるとついコードを本体に巻き付けてしまいがちです。
こちらは束ねたコードをかんたんにとめられるコードクリップ。これなら手間がかからずコードに負担がかかりにくい丁寧な収納も続けやすいでしょう。
セリアやダイソーなどの100均でも同様の商品が販売されているのでチェックしてみるといいですよ。
ドライヤーの焦げ臭いにおいを予防する収納術3 ■コードを伸ばしたままケースに入れて収納する
ドライヤーを洗面所の引き出しなどに収納する場合、コードがまとまっていないとごちゃごちゃして収納しにくいですよね。でも、付属のバンドなどでとめるのはちょっと面倒で、つい本体にコードを巻き付けてしまうという方も多いでしょう。
そこでおすすめなのがケースを使って収納する方法。コードを束ねたり巻き付けたりしなくてもすっきりと収納できます。
ドライヤー収納方法24選!空スペースを活用アイデアを紹介 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1245ドライヤーは自力で直立しない上、コードが邪魔になりがちなのが悩みの種。電化製品なので、キチンと片付けないと断線のリスクもあります。本記事では、ドライヤーの安全な収納方法を見せる収納・隠す収納に分けて解説していきます。