子供が水性ペンで落書きをしてしまって困ったという経験がある人も多くいるのではないでしょうか。子供は所構わず落書きしてしまうのでその処理が大変ですよね。
この記事は以下のことを紹介します。
・【場所別】正しい水性ペンの落とし方
・水性ペンを落とすときに重要なこと
・顔料インクと塗料インクの違い
・簡単に落とせる水性ペンを紹介
・どうしても自分で落とせないときは?
・水性ペンの落とし方に関するよくある質問
水性ペン汚れはコツとやり方を知っていればカンタンに落とすことが可能です。この記事を参考に水性ペン汚れの落とし方をマスターしましょう。
【場所別】正しい水性ペンの落とし方
正しい水性ペンの落とし方その1:ソファー ■ソファーについた水性ペンは中性洗剤で落とそう
小さい子供は落書きする場所を選ばないので、高価なソファーに落書きをしてしまうなんてしょっちゅう起こりますよね。水性ペンで落書きをされてしまったらすぐに対処しましょう。
【用意する物】
・中性洗剤
・ふきん
【落とし方】
薄めた中性洗剤を染み込ませたふきんで落書き部分を軽く叩くように拭きましょう。こすると表面の色が落ちてしまったり、変色する原因になることもあるので注意しましょう。
ソファーの材質が布でも合皮でも基本的に同じ方法で落とせます。革製品でこの方法でも落ちない場合は革製品用の消しゴムやクリームなどで落ちることがあります。
水性ペンを落としときに使えるおすすめアイテムその1:レザーワックス 革ソファーに落書きされた時の強い味方
革製品のツヤ出しなどで使われるこちらのレザーワックスは水性ペン汚れにも役立ちます。
クリームを汚れがついた場所にしっかりと馴染ませて30分程度放置します。そのあと乾いた布などでしっかりと拭き取るだけで水性ペン汚れもキレイに取れるでしょう。
水性ペンを落としときに使えるおすすめアイテムその2:スエード汚れ落とし スエードソファーには専用汚れ落としが最適
スエードのソファーは汚れや埃が付着しやすく、普段からお手入れをしていないとすぐに汚れが目立ってしまいますよね。
水性ペンで汚れた場合もすぐに対処しなくてはインクが浸透してしまいます。スエードは水洗いできないので専用汚れ落としを使用しましょう。
正しい水性ペンの落とし方その2:肌 ■手や顔についた水性ペンはすぐに洗おう
小さな子供が水性ペンでお絵描きをしていると一番汚れるのは手や体の皮膚ですね。あちこち落書きをして気づいたら手がインクだらけになってしまうこともあります。
【用意する物】
・石けん
【落とし方】
手や体などの皮膚は中性洗剤や石けんでしっかり泡立てて洗えばカンタンに落ちます。顔は目などに石けんが入らないように気をつけて洗ってあげましょう。
正しい水性ペンの落とし方その3:畳 ■畳の汚れ落としにはぬるま湯が有効
畳に水性ペン汚れがついてしまった場合、ぬるま湯の石けん水でカンタンに汚れを落とすことができます。水性ペン汚れを落とすには時間が勝負なので急いで準備しましょう。
【用意する物】
・石けん(中性洗剤)
・ふきん
【落とし方】
ぬるま湯石けん水を布やキッチンペーパーなどに含ませて汚れに押しつけましょう。決してこすらず、叩きながら拭くことが大切です。
正しい水性ペンの落とし方その4:テーブル ■材質によって落とし方が違うので注意
机やテーブルは材質によって水性ペンがついたときの落とし方が変わります。表面にコーティングが施されている天板の場合はアルコールなどを使用するとコーティングが剥がれてしまうこともあるので注意しましょう。
【用意する物】
・中性洗剤
・ふきん
・無水エタノール
【落とし方】
表面が加工されているテーブルの場合、洗剤水を含ませたふきんで拭けばカンタンに落とせます。しかしコーティングや色落ちなどの心配があるので、こする前に必ず目立たない場所で試すようにしましょう。
プラスティック製のテーブルや表面が加工されていないタイプのテーブルでは洗剤だけで汚れが落ちない場合、無水エタノールを使用できます。無水エタノールと水を8対2ほどで合わせた溶液を吹きかけてからクロスで拭き上げましょう。
水性ペンを落としときに使えるおすすめアイテムその3:無水エタノール 掃除に便利な無水エタノール
高純度の無水エタノールは家中の掃除をするのに大変役立ちます。キッチン周りの油汚れからトイレなどの掃除までどこにでも使えるのがポイントです。
表面がコーティングされていたり、ワックスなどがかけられている場所では表面のコーティングが剥がれてしまう可能性があるので使用を控えましょう。
正しい水性ペンの落とし方その5:ガラス ■ガラスは素早く拭けばカンタンに落とせる
ガラスの引き戸や大きな窓など、子供にとってはかっこうのキャンバスになってしまいますよね。そうなると短い時間でものすごい量の落書きをされてしまうなんてこともあります。
【用意する物】
・ふきん
・無水エタノール
【落とし方】
ガラスは水をはじくので水性ペンの汚れが定着しにくく、素早く拭けば乾いたふきんなどでキレイにできるでしょう。もし表面がざらついたガラスなどで水性ペンが乾いてしまったら、濡れ拭きすれば問題ありません。
もし落ちにくいと感じたら無水アルコールを吹きかけてからさっと拭き上げましょう。
正しい水性ペンの落とし方その6:壁 ■壁紙の材質をしっかり確認しよう
水性ペンがまだ乾いていない状態であれば水拭きでカンタンに落とせるでしょう。水拭きする前に壁紙の種類が水に弱いものでないか確認する必要があります。
【用意する物】
・歯磨き粉
・歯ブラシ
・乾いたふきん
【落とし方】
歯ブラシをしっかり濡らして歯磨き粉をつけます。水性ペンで汚れている箇所を歯ブラシでゆっくりと叩くようにこすりましょう。力強くこすると壁紙が剥がれてしまうので注意が必要です。
カーペットに水性ペン汚れがついてしまったときもこの方法でキレイにすることができるので試してみてください。
正しい水性ペンの落とし方その7:衣類 ■つけ置き洗いですっきりキレイ
普段している染み抜きの方法で水性ペン汚れはキレイになります。白い布の場合は漂白剤を使うことも可能です。
【用意する物】
・つけ置き用洗剤(漂白剤)
【落とし方】
色ものの布であればつけ置き用洗剤をしっかりと染み込ませて30分程度放置します。白い布は漂白剤を薄めた水に浸けて30分程度放置しましょう。
時間が経ったら水性ペンの色がどれくらい落ちているかを目で確認し、十分であれば洗濯機に入れて洗います。汚れがあまり落ちていない場合はつけ置きの時間を延ばすとよいですね。
水性ペンを落とすときに重要なこと
水性ペン汚れを落とすときにもっとも重要なことは素早さです。水性ペンが乾く前であれば驚くほどカンタンに汚れを落とせます。
もしも乾いてしまったら、水かぬるま湯で濡らすと汚れが落ちやすくなります。ゴシゴシこすって落とすより重要なので必ず覚えておきましょうね。
顔料インクと塗料インクの違い
一般的に知られている水性ペンの中でも割と新しい製品に使われているのが顔料インクです。特徴として水に溶けないため汚れが落ちにくいですが、書いた後にインクがしっかりと定着します。
通常の塗料インクは水に溶けるため落としやすいですが、無垢の木や土壁に染み込むと落としにくくなるので注意しましょう。コーティングがしっかりされていない床なども塗料が染み込む場合があります。
簡単に落とせる水性ペンを紹介
洗って落とせる水性ペンその1:洗たくでおとせるサインペン ■もしものときも安心の水性ペン
洗濯すればカンタンに落とせるサクラクレパスから出ている水性ペンです。12色入りなので小さい子供のお絵かきとしては十分ですね。
食用染料を使用しているため安全性が高く、さらに誤飲時に呼吸ができるようキャップも空気が通る設計になっています。
洗って落とせる水性ペンその2:洗たくでおとせるふとふとマーカー ■小さい子供も握りやすい水性太マーカー
お絵描きをやり始めた小さなお子さんでも握りやすい、太く短い水性マーカーです。6色入りと少なめですが安全性も考慮された使いやすい設計になっています。
持ち運び時に散らばりにくいゴムが付いているなど、細かいところまで配慮されているので人気がある商品です。
どうしても自分で落とせないときは?
水性ペン汚れの範囲が広かったり、どうしても自分でキレイにするのが難しいという場合にはプロに依頼するのも一つの方法です。お部屋の掃除代行サービスなどを使えば一人では大変な水性ペン汚れ落としも代わりにやってもらえます。
お部屋の掃除代行サービスについてはこちらの記事をご参照ください。
プロによるお部屋の掃除代行サービス!激選した掃除代行サービス業者も紹介 | タスクル
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水性ペンの落とし方に関するよくある質問
■水性ペンを落とすときに重要なことは?
水性ペン汚れを落とすときにもっとも重要なことは素早さです。インクが乾く前に対処しましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
■顔料インクと塗料インクの違いは?
顔料インクは水に溶けない性質を持っており、塗料インクは水に溶けます。
詳しくはこちらをご覧ください。