買ったばかりのタオルやお気に入りのタオルが汚れてしまったけれど、普通に洗濯しただけではなかなか汚れが落ちずどうしたら良いか分からないという人もいるのではないでしょうか?
タオルをオキシ漬けすると、以下のようなとても嬉しいメリットと効果が得られます。
【タオルをオキシ漬けするメリットと効果5つ】
- 生乾きのイヤ~な臭いがスッキリと落ちる。
- タオルの黄ばみが落ちて真っ白になる。
- 除菌効果もあるのでタオルのカビにも効く
- 塩素系漂白剤のようなツンとした臭いがしない。
- つけ置きするだけなのでとにかく簡単!
今回はタオルのオキシ漬けをする際にはどのような手順で行えば良いかを、ステップ毎に詳しく紹介します。こちらの記事を参考に、汚れたタオルをオキシ漬けで見違えるほどきれいにしてみてはいかがでしょうか。
オキシクリーンの特徴
OXICLEAN/オキシクリーン
オキシクリーン1500g
オキシクリーンとは衣類のシミや黄ばみを落とす漂白、さらには除菌にまで効果のあるアメリカ生まれの酸素系漂白剤です。最近はテレビなどでも紹介されて大変人気があり、普段の洗濯ではなかなか落ちない汚れにまで効果があると評判の良い漂白剤です。
衣類だけではなく、キッチンやお風呂場、トイレや洗面所でもその効果を発揮します。また、シンク回りなどでは油汚れやカビなども簡単にきれいにすることができるすぐれものです。
主な成分は、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)と炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)で作られています。日本で販売されているオキシクリーンとアメリカで販売されているオキシクリーンには成分上の違いがあります。
日本で販売されているものは界面活性剤が入っていないため環境にやさしいのが特徴です。
日本でもアメリカ版のオキシクリーンが手に入りますので、汚れ具合によって使い分けるのが良いでしょう。
タオルのオキシ漬けの前に 「におわないタオル」を使うという裏技!
嫌な臭いがスッキリとれるオキシ漬けですが、漬けおき前にタオルを洗濯する必要があり少々めんどくさいのも事実。
「タオルをオキシ浸けするつもりはあるけど、実はオキシクリーンのフタもまだ開けてない」という方は、次に買うタオルはそもそも臭いがつきにくいタオルを選ぶのはいかがでしょう?
今治の老舗タオルメーカー直販店【ハートウエルオンラインストア本店】
創業90年以上の老舗メーカーハートウエルの「消臭繊維でつくったタオル」は、ヘルメットのあご紐などにも使われるMOFFという消臭に特化した繊維を使用。糸そのものが強力な臭い分解力を持っています。
ひとまず臭いがつきにくいタオルを手に入れておけば、オキシ漬けするまでの間ガマンして生乾き臭のするタオルを使う必要もなくなりますよ。
タオルのオキシ漬けの時間
タオルを始めとした衣類のオキシ漬けの時間は基本的に20分程度でOKです(素材によって変わることもあるので、オキシ漬けする素材の注意点・衣類の洗濯表示の確認は必ず行いましょう)。
まず20分程度オキシ漬けしたら、汚れの落ち具合に応じてオキシ漬けを延長します。
ただしオキシクリーンがつけ置きによる化学反応で効果を発揮するのは最大で6時間。それ以上つけ置きしても効果はないので、オキシ漬けをする時間は長くても6時間までということになります。
参考:オキシクリーン公式サイト
タオルのオキシ漬けの前に必要なもの
オキシクリーンは酸素系漂白剤のため、塩素系の漂白剤などに比べると安全性は高いですが、素手で触れると場合によっては肌荒れなどの症状を起こす可能性があります。
そのような状態にならないためにも清掃用のゴム手袋などの準備が必要です。
また、タオルをオキシ漬けする場合には洗濯したいタオルが全て収まる程度の入れ物が必要です。あまりにも量が多い場合はバスタブを使用することをおすすめします。
しかしそれほど量が多くないという場合にはシンクや桶などを使用することが可能です。とはいえその際に注意しなくてはいけないのがオキシクリーンは水に溶けるとアルカリ性になるということ。
そのためアルカリ性に弱い素材のものは使用しないようにしましょう。
アルミ製品や木製の桶などはオキシクリーン溶液に長く接していると表面のコーティングがはがれてしまったり、木製の場合にはシミなどになって落ちなくなる場合があるため注意が必要です。
ステンレスについても、オキシクリーンの公式FAQでステンレスシンクでの漬けおきは避けるように明記されています。
タオルをオキシ漬けするときには酸素系漂白剤のつけ置きにも使用できるタライやバケツが1つあると便利です。
伊勢藤 折り畳みソフトバスケット15L
使わないときには何と7cmの薄さになる折り畳みバケツ。タオルをオキシ漬けしたいときだけサッと取り出し、使わないときは洗濯機横に置いておけるので収納場所に困りません。
タオルのオキシ漬けのやり方5ステップ
それではさまざまな状況で失敗しないようにやり方を詳しくステップ毎に紹介していきます。しっかりと手順の確認をし、安全にオキシ漬けを行いましょう。
■ステップ1:排水溝に栓をする
大きいサイズの桶などを使用している場合には問題がありませんが、バスタブや洗面所のシンクなどを使用する場合には必ず排水溝に栓をする必要があります。
オキシ漬けをする場合には一定時間以上オキシ溶液を対象となる物へ触れさせている必要があり、そのためにはオキシ漬け中にオキシ溶液が排水溝から流れ出すのを防ぐ必要があるからです。
一番良い方法として、付属の栓を排水溝に置く前にサランラップなどで先に排水溝を塞ぐことでわずかな隙間も塞ぐことができます。
また、より強化するためには水を入れて縛ったビニール袋などをサランラップの上から詰めるように置くことで、より完璧に密閉することができるでしょう。
■ステップ2:シンクや桶などにいっぱいのお湯を溜める
オキシ漬けの効果を存分に発揮するためには十分な量のオキシ溶液が必要です。
対象物が密着することなくオキシ溶液に触れていることで、オキシ漬けの力が最大限に発揮され、黄ばみや油汚れなどを落とす効果が表れます。
また最も効果的に化学反応が起こるお湯の温度は40度~60度程度です。
大きめのシンクやバスタブにお湯を溜める場合には、お湯が溜まりきるまでの時間も考慮した上でもう少し高めの温度で用意するとよいでしょう。
バスタブなどでは必要なお湯の量が多いため、横着してしまいがちですが、この温度によって洗浄効果もかなり変わってきますので、注意が必要です。
■ステップ3:必要量のオキシクリーンを溶かし入れる
オキシクリーンの最適量はお湯4Lに対して約30gとなります。アメリカ版のオキシクリーンと日本版では付属のスプーンの分量に違いがあるので注意が必要です。
アメリカ版のオキシクリーンの付属スプーンを使用する場合は半分程度の量が約30gとなります。日本で販売されているオキシクリーンの付属スプーンではちょうど1杯分が約30gとなります。
通常サイズのシンク一杯にお湯を入れた場合は40~50Lになりますので、日本版オキシクリーンの場合10杯から13杯程度が適量です。
オキシクリーンの分量は汚れの度合いで調節をすることが可能。油汚れなどが付着してしまっている場合には少し多めの分量を入れてオキシ漬けをすると良いでしょう。
■ステップ4:タオルを入れ放置する
オキシクリーンがしっかりとお湯に溶けたことを確認したら、汚れを落としたいタオルを入れましょう。
多くのタオルを一度にオキシ漬けする場合には、しっかりと広げて入れるようにします。あまり重なっているとしっかりとオキシ溶液が浸透しない場合もありますので注意が必要です。
オキシ漬けはオキシクリーンがお湯へ溶ける際に発生する化学反応によって発泡が起こり、しつこい汚れも浮かせて落とします。また、タオルに付着し絡まった皮脂なども根こそぎ落とせます。
タオルをオキシ漬けする時間は?
タオルを始めとした衣類のオキシ漬けの時間は基本的に20分程度でOKです(素材によって変わることもあるので、オキシ漬けする素材の注意点・衣類の選択表示の確認は必ず行いましょう)。
まず20分程度オキシ漬けしたら、汚れの落ち具合に応じてオキシ漬けを延長します。
ただしオキシクリーンがつけ置きによる化学反応で効果を発揮するのは最大で6時間。それ以上つけ置きしても効果はないので、オキシ漬けをする時間は長くても6時間までということになります。
■ステップ5:そのまま洗濯機へ入れて洗濯を行う
基本的にオキシ漬けに使用した溶液はそのまま洗濯機へ入れてしまって問題ありません。酸素系漂白剤なので他の洗濯ものを合わせて洗濯をしても色落ちなどの心配は必要はないからです。
しかし万が一にも色落ちしたくないという衣類は同時に洗わないほうがよいでしょう。
また浮かし落とした油汚れや皮脂汚れなどを巻き込んで洗濯したくないという場合には、洗濯機へ入れる前に軽く絞ってオキシクリーン溶液を捨ててから洗濯機へタオルを入れて洗濯すると良いでしょう。
タオルのオキシ漬けで臭いや黄ばみを取る方法
長年使用し続けたタオルは何度洗濯をしてもイヤな臭いが取れにくいということは誰もに経験があるでしょう。
しかし、その臭いや黄ばみの原因は毎日身体を拭くことで体の皮脂や汚れなどが少しずつタオルに移り、それが長い年月をかけてタオルにしつこく絡みつくことで起こります。
基本的には上述したステップ通りに行えばタオルの黄ばみや臭いもしっかりと取ることが可能です。しかし、オキシ溶液の濃さやタオルに付着した汚れの度合いによっては上記の5ステップだけでは不十分である場合もあります。
そのような場合には一度オキシ漬けを行った後、流水で良くすすぎ洗いを行いましょう。
そしてタオルを絞ったときに流れ出る水の色が透明になるまで何度もすすぎ洗いを繰り返すと、取れにくい黄ばみや臭いの元をすすぎ落とすことができます。
タオルのオキシ漬けでカビを取る方法
バスタオルにカビが生えるというのは日常的に起こることではありませんが、条件がそろえば起こる可能性があります。
例えば、タオルを濡れたまま洗濯機に長期間放置してしまったり、湿気が多いお風呂場などに長期間放置したりなどです。
買ったばかりであったりお気に入りのバスタオルである場合には大変困りますよね。しかしこのようなカビもオキシ漬けを十分な時間行うことでしっかりと落とすことができます。
もしカビの量が多い場合にはオキシクリーンの分量を増やすことでより高い効果を期待することができるでしょう。
オキシ漬けだけでは全てのカビを落としきれないという場合には、洗濯機で洗濯する際にさらにオキシクリーンを通常の洗剤などに混ぜて洗濯することで、落としきれなかった分のカビも洗濯機の回転力で落としきることができます。
まとめ
オキシ漬けは難しいことは無く、誰でも簡単にしつこいタオルの汚れを落とすことができます。本記事で紹介した注意点や実際にオキシ漬けをするためのステップをしっかりと確認し、大切なタオルをオキシ漬けでまるで新品のようににきれいにしましょう。