買ったばかりのタオルやお気に入りのタオルが汚れてしまったけれど、普通に洗濯しただけではなかなか汚れが落ちずどうしたら良いか分からないという人もいるのではないでしょうか。オキシ漬けを行えば、誰でも簡単に古いタオルの黄ばみやカビなどのしつこい汚れまで落とすことができます。
今回はタオルのオキシ漬けをする際にはどのような手順で行えば良いかを、ステップ毎に詳しく紹介します。こちらの記事を参考に、汚れたタオルをオキシ漬けで見違えるほどきれいにしてみてはいかがでしょうか。
オキシクリーンの特徴

OXICLEAN/オキシクリーン
オキシクリーン1500g
オキシクリーンとは衣類のシミや黄ばみを落とす漂白、さらには除菌にまで効果のあるアメリカ生まれの酸素系漂白剤です。最近はテレビなどでも紹介されて大変人気があり、普段の洗濯ではなかなか落ちない汚れにまで効果があると評判の良い漂白剤です。
衣類だけではなく、キッチンやお風呂場、トイレや洗面所でもその効果を発揮します。また、シンク回りなどでは油汚れやカビなども簡単にきれいにすることができるすぐれものです。
主な成分は、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)と炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)で作られています。日本で販売されているオキシクリーンとアメリカで販売されているオキシクリーンには成分上の違いがあります。日本で販売されているものは界面活性剤が入っていないため環境にやさしいのが特徴です。
日本でもアメリカ版のオキシクリーンが手に入りますので、汚れ具合によって使い分けるのが良いでしょう。
タオルのオキシ漬けの前に 「におわないタオル」を使うという裏技!
嫌な臭いがスッキリとれるオキシ漬けですが、漬けおき前にタオルを洗濯する必要があり少々めんどくさいのも事実。
「タオルをオキシ浸けするつもりはあるけど、実はオキシクリーンのフタもまだ開けてない」という方は、次に買うタオルはそもそも臭いがつきにくいタオルを選ぶのはいかがでしょう?

今治の老舗タオルメーカー直販店【ハートウエルオンラインストア本店】
創業90年以上の老舗メーカーハートウエルの「消臭繊維でつくったタオル」は、ヘルメットのあご紐などにも使われるMOFFという消臭に特化した繊維を使用。糸そのものが強力な臭い分解力を持っています。
ひとまず臭いがつきにくいタオルを手に入れておけば、オキシ漬けするまでの間ガマンして生乾き臭のするタオルを使う必要もなくなりますよ。
タオルの洗濯前に必要なもの

オキシクリーンは酸素系漂白剤のため、塩素系の漂白剤などに比べると安全性は高いですが、素手で触れると場合によっては肌荒れなどの症状を起こす可能性があります。そのような状態にならないためにも清掃用のゴム手袋などの準備が必要です。
また、タオルをオキシ漬けする場合には洗濯したいタオルが全て収まる程度の入れ物が必要です。あまりにも量が多い場合はバスタブを使用することをおすすめします。しかしそれほど量が多くないという場合にはシンクや桶などを使用することが可能です。しかしその際に注意しなくてはいけないのがオキシクリーンは水に溶けるとアルカリ性になります。
そのためアルカリ性に弱い素材のものは使用しないようにしましょう。アルミ製品や木製の桶などはオキシクリーン溶液に長く接していると表面のコーティングがはがれてしまったり、木製の場合にはシミなどになって落ちなくなる場合があるため注意が必要です。

野田琺瑯/のだほうろう
たらい( TA-40 )
漬けおき容器を探している方にぜひおすすめしたいのが野田琺瑯(のだほうろう)のたらい。タオルのオキシ漬け用の容器としてだけでなく、普段は食器や野菜の洗い桶として台所でも使えるので無駄がありません。
丸いフォルムと独特のレトロな素材感はそこにあるだけでおしゃれ。どうせ買うなら置き場所に困るバケツではなく、どこに置いても絵になり何にでも使えるホーローにしてみませんか?
タオルのオキシ漬けのやり方5ステップ

それではさまざまな状況で失敗しないようにやり方を詳しくステップ毎に紹介していきます。しっかりと手順の確認をし、安全にオキシ漬けを行いましょう。
■ステップ1:排水溝に栓をする
大きいサイズの桶などを使用している場合には問題がありませんが、バスタブや洗面所のシンクなどを使用する場合には必ず排水溝に栓をする必要があります。オキシ漬けをする場合には一定時間以上オキシ溶液を対象となる物へ触れさせている必要があり、そのためにはオキシ漬け中にオキシ溶液が排水溝から流れ出すのを防ぐ必要があります。
一番良い方法として、付属の栓を排水溝に置く前にサランラップなどで先に排水溝を塞ぐことでわずかな隙間も塞ぐことができます。また、より強化するためには水を入れて縛ったビニール袋などをサランラップの上から詰めるように置くことで、より完璧に密閉することができるでしょう。
■ステップ2:シンクや桶などにいっぱいのお湯を溜める
オキシ漬けの効果を存分に発揮するためには十分な量のオキシ溶液が必要です。また対象物が密着することなくオキシ溶液に触れていることで、オキシ漬けの力が最大限に発揮され、黄ばみや油汚れなどを落とす効果が表れます。
また最も効果的に化学反応が起こるお湯の温度は40度~60度程度になります。そのため、大きめのシンクやバスタブにお湯を溜める場合には、お湯が溜まりきるまでの時間も考慮した上でもう少し高めの温度で用意するとよいでしょう。バスタブなどでは必要なお湯の量が多いため、横着してしまいがちですが、この温度によって洗浄効果もかなり変わってきますので、注意が必要です。
■ステップ3:必要量のオキシクリーンを溶かし入れる
オキシクリーンの最適量はお湯4Lに対して約30gとなります。アメリカ版のオキシクリーンと日本版では付属のスプーンの分量に違いがあるので注意が必要です。アメリカ版のオキシクリーンの付属スプーンを使用する場合は半分程度の量が約30gとなります。日本で販売されているオキシクリーンの付属スプーンではちょうど1杯分が約30gとなります。
通常サイズのシンク一杯にお湯を入れた場合は40~50Lになりますので、日本版オキシクリーンの場合10杯から13杯程度が適量となります。オキシクリーンの分量は汚れの度合いで調節をすることが可能です。油汚れなどが付着してしまっている場合には少し多めの分量を入れてオキシ漬けをすると良いでしょう。