シャンプーにも使用期限があり、品質が劣化したり腐ったりする場合があることをご存知でしょうか。
シャンプーはパッケージに使用期限の表示がないものも多いですが、いつまでも使い続けられるわけではありません。シャンプーの使用期限は、一般的に未開封で購入から3年、開封済みの場合は使用開始から半年~1年と言われています。
しかし、上記はあくまで正しい条件下で保存した場合の使用期限の目安。やってしまいがちなNG行動によって、シャンプーの使用期限がもっと短くなってしまう場合もあります。
今回は、シャンプーの使用期限について特集!シャンプーの使用期限を短くしてしまう5つのNG行動と、使用期限内にシャンプーを使い切るためのコツを紹介します。余った古いシャンプーの活用アイデアもチェックできるので必見です。
シャンプーの使用期限を短くする5つのNG行動
シャンプーの使用期限は未開封で3年、開封済みで半年~1年と比較的長めです。しかし、保存の仕方によっては水分や空気に触れて雑菌が繁殖して腐るなど、目安の使用期限前にシャンプーがダメになってしまうことがあります。
シャンプーの使用期限切れを早めてしまう5つのNG行動を見ていきましょう。
シャンプーの使用期限を短くするNG行動1 ■開封後のシャンプーを浴室に長期間置いている
あたたかく湿度もある浴室は、雑菌が繁殖しやすい場所のひとつです。開封後すぐに使い切るならいいですが、たまにしか使わないシャンプーを長期間浴室に置きっぱなしにしておくのは禁物。腐ったりカビが生えたりするおそれがあります。
開封後のシャンプーの使用期限切れが心配な場合は、多少面倒でも浴室の外で保管し、使うときだけ持って入るようにしましょう。
シャンプーの使用期限を短くするNG行動2 ■詰替前にボトルを洗浄・乾燥していない
エコや節約の観点から詰替え用のシャンプーを使っている方も多いでしょう。しかし、詰替の際に水分や雑菌が入ってシャンプーの劣化を早めてしまうことがあります。
詰替え用のシャンプーは継ぎ足しせず、一度きれいに洗ってから詰め替えるのが原則です。高温多湿の浴室は菌が繁殖しやすいため、古いシャンプーがいつまでもボトル内に残ると菌がどんどん増えてしまう可能性があります。
また、洗浄後のボトルは内側やポンプに付いた水滴まで十分乾燥させてから詰め替えることが大切です。ボトルが一本だと完全に乾いてから詰め替えるのは難しいため、予備のシャンプーボトルをひとつ用意しておくといいでしょう。
ボトルの洗浄が面倒という場合は、密閉性に注意した上で詰替えパックのまま使える商品を活用するのもおすすめです。
シャンプーの使用期限切れ防止に役立つグッズ シャンプーボトルの洗浄・乾燥の手間を削減!

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つめかえパックそのままポンプ
詰替え用シャンプーを袋のまま使えるようにできる便利グッズ。ボトルの洗浄・乾燥の手間を削減できます。
タオルホルダーなどに吊り下げて保管でき、ボトルの底面がカビにくいのも魅力。浮いているため掃除もしやすく、浴室内の衛生面向上にも貢献してくれます。シャンプーの使用期限切れを防ぐのに役立ってくれるでしょう。
シャンプーの使用期限を短くするNG行動3 ■ボトルのキャップを開けっ放しにしている
シャンプーは空気や水に触れると雑菌が繁殖して腐りやすくなります。キャップ式のシャンプーなどで、面倒だからとキャップを開けっ放しにしている場合は要注意。しっかり蓋をするようにしましょう。
シャンプーの使用期限を短くするNG行動4 ■シャンプーボトルに水を入れて使っている
シャンプーの残量が少なくなると最後まで使い切るために水を足して使いがちですが、衛生面からはおすすめできないNG行動のひとつです。
水が混ざると菌が繁殖しシャンプーが腐る原因になります。その日のうちにすぐに使い切る場合はいいですが、水を足した状態で長期間放置しないようにしましょう。
シャンプーの使用期限を短くするNG行動5 ■高温多湿・直射日光の当たる場所で保管している
シャンプーの品質劣化を引き起こすおもな要因は、水や空気に触れることによる雑菌の繁殖です。しかし、開封前のシャンプーであっても、直射日光が当たる場所や高温多湿な場所に保管すると傷みやすくなります。
とくに、アメニティや試供品のシャンプーは包装が簡易的で保管方法による影響を受けやすいため注意。期限の記載がなければ一般のシャンプーとおなじく未開封で3年が使用期限の目安ですが、できるだけ早めに使い切りましょう。
使用期限切れのシャンプーを使うとどうなる? 期限切れのシャンプーは頭皮トラブルの原因に!
使用期限が切れたシャンプーは、内部で雑菌が繁殖するなど品質が著しく劣化している可能性があります。発疹や赤み、かゆみなど頭皮や肌に悪影響を及ぼし、ひどいとフケや抜け毛などを引き起こすことも考えられるため注意しましょう。
安いからと大量にまとめ買いすると期限内に使い切れないことがあるため、ストックは消費ペースを考えて行うことが大切。また、開封日を記載するなどいつから使いはじめたのか忘れないための工夫をしておくと安心です。
とくにトラベル用のシャンプーは期限切れを起こしやすいので要注意。旅行で一度開封したものは次まで残しておかず、使い切るようにしましょう。