バーベキュー・焚き火などのアウトドアで炭を使った時、炭火が燃え尽きるまで待っているのが面倒です。かといって水をかけて消そうとすれば、周囲のアウトドアグッズが温度変化で傷ついてしまいます。
そんな時、火消し壺を使えば、使用後の炭を中に入れるだけで持ち帰れるのでとても便利です。
本記事では、火消し壺を買うのが面倒だったり、忘れてしまったりした人に向けて代用アイデアを紹介していきます。
火を消す時の注意点や炭の捨て方については、下記の記事で解説しているのでぜひご覧ください。
バーベキュー後の炭の捨て方・再利用方法!安全&処理がラクになるグッズも紹介 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1610キャンプやバーベキュー後の炭の捨て方を解説します。使用後の炭や灰の再利用方法や、安全&処理が楽になるおすすめアイテムも紹介しています。
火消し壺の代用品の条件と注意点
火消し壺はフタで壺を密閉することで、酸素の供給を無くして火を消すアイテム。代用する時も、ピッタリとフタがしまることが大切になります。
火の消えた炭を安全に持ち歩く役目もあるので、耐熱性があり、持ち運びやすいかどうかも注目しましょう。
【火消し壺の代用品のポイント】
・フタで密閉できる
・炭の熱に耐えられる(アルミ・ステンレス・スチールなどの金属・陶器など)
・車に乗せても安全に持ち運べる
火消し壺・火消し壺の代用品を使った時、容器全体が高温で触るとヤケドをしてしまうので、取り扱いには注意しましょう。
火消し壺の代用品
火消し壺は炭を密閉できる耐久性のあるアイテムがおすすめ。水を使わず鎮火した炭は再利用できるので、持ち帰りやすいかどうかも注意しましょう。
耐熱性に優れ使いやすい ■オイルポットで代用する
金属製のオイルポットは、耐熱性があるので火消し壺の代用にピッタリ。
一度炭を入れると汚れてしまうので、100均などで購入して火消し専用にするのがおすすめです。
代用品として使う時は、使用後の炭をオイルポットに入れてフタをし、火が消えたのを確認します。後は冷えるまで待っていればOKです。
お菓子缶・蚊取り線香の缶がおすすめ ■空き缶で代用する
小さ目の火消し壺でよければ、空き缶で簡単に代用できます。
例えば、フタ付きで金属製のものであれば、お菓子缶も火消し壺として使えます。使用後の炭を缶に入れて、フタを閉めるだけでOK。暴発を防ぐため、フタに空気穴を開けておくとより安全です。
取っ手はないので、使用する時は軍手をしておきましょう。
蚊取り線香の缶も同じように火消し壺の代わりになります。こちらは取ってがあることが多いので、持ち運びやすいです。
もっと大き目のものが欲しいのであれば、ペンキ缶や一斗缶、ペール缶で代用することもできます。
実際に火消し壺としてDIYしている方々がいるので、参考にしてみましょう。
持ち歩きやすく調理にも使える ■アルミホイルで代用する
炭の量が少量であれば、アルミホイルを火消し壺の代わりにするのがおすすめ。特に、バーベキュー用のアルミホイルなら厚みがあるので代用品向きです。
使い方は、軍手をして使用後の炭をアルミホイルで包むだけでOK。密閉して酸素の供給を断ちましょう。
大量に炭が出るなら、アルミホイルを袋状にして火消し壺代わりに使うこともできます。
火が消えた後は冷えるのを待って持ち帰りましょう。
重たいが安定感があり使いやすい ■土鍋・ステンレス鍋で代用する
陶器製の土鍋やステンレスの鍋は、フタで密閉できるので火消し壺の代わりになります。特に、持ち手のついた鍋は持ち運びに便利です。
使い方は使用後の炭を鍋に入れて、フタをしめるだけ。この時、火の勢いが落ち着くまでは少しフタを開けておきましょう。
一度炭を入れると汚れてしまうので、ダイソーやセリアなどの100均で火消し用の鍋を購入するのがおすすめです。
他の代用品が見つからないのであればおすすめ ■飯盒(はんごう)で代用する
バーベキューや焚き木をしているのであれば、飯盒を用意していることもあるでしょう。火消し壺を忘れて困っているのであれば、飯盒を代用品にすることもできます。
使用後の炭を入れてフタを閉じれば問題なく鎮火しますが、汚れてしまうのでその後に使用しにくくなります。
もう使わない飯盒を火消し壺にするか、他のアイテムを忘れてしまった時の緊急手段にしておきましょう。
火消し壺代の代用品に関するQ&A
■火消し壺の代用品に向いている素材は?
アルミ・ステンレス・スチールなどの金属や陶器です。
■火消し壺の代用品に向いている形状は?
フタなどで密閉できる形であることが大切です。