梅雨到来。なかなか洗濯物が外に干せない季節が来てしまいました。
部屋干しで困るのが生乾きのイヤ~な臭い。
せっかくお気に入りを洗濯しても、帽子やTシャツから生乾き臭がすると1日中気分が下がってしまいます…。
洗濯物を早く乾かすことができれば生乾きの嫌な臭いも防ぐことができます!さっそく、洗濯物を早く乾かすための条件から見ていきましょう。
洗濯物を早く乾かすのに必要な条件4つ
洗濯物が乾く原理は、布にしみ込んでいる水の分子が空気中に飛び出すこと。
それを踏まえた上で、洗濯物を早く乾かすのに必要な条件は以下の4つです。
【洗濯物の水分が少ない】
洗濯物に含まれる水分が少なければ布から出ていく水分子も少ないので乾きやすくなります。
【温度が高い】
温度が上がると空気中に含むことができる水の分子の量が増えます。寒い冬より暑い夏の方が洗濯物が乾きやすいですよね。
【湿度が低い】
湿度が高いと空気中に含まれる水蒸気の量も多く、洗濯物の水分子が飛び出してもすぐに別の水分子がくっついてしまうもの。湿度が低いときはその逆で洗濯物の水分が空気中に飛び出しやすくなります。
【風通しが良い】
風が吹くと洗濯物の周りの水分を含んだ空気が乾いた空気に入れ替わります。その分洗濯物の水分も飛び出しやすくなるので洗濯物を早く乾かすことができます。
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法10個
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法|その1 ■①エアコンは気温や湿度でモードを使い分ける
エアコンを使って洗濯物を早く乾かすときは気温や湿度でモードを使い分けると、余分な電気代をかけずにすみます。
失敗につながる使い方は気温が高い日に除湿機能を使ってしまうこと。気温が高い分除湿に時間がかかり消費電力もあがります。
気温が高い日は冷房を使って部屋の温度を下げながら洗濯物を乾かしましょう。目安は私たちが「暑い」と感じる30℃以上。冷風でも洗濯物を乾かすには十分な効果を発揮してくれますよ。
また除湿機能には「弱冷房除湿」と「再燃除湿」の2種類があります。電気代が高いのは除湿した空気をもう一度暖めて吐き出す「再燃除湿」。
弱冷房除湿と再燃除湿が選べる機種の場合は弱冷房除湿を選ぶと電気代を気にせず洗濯物をエアコンで早く乾かすことができますよね。
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法|その2 ■②洗濯物の間隔をあける
洗濯物を干すときの間隔は15cm程度は開けるようにしましょう。
洗濯物同士の間隔が近すぎると、洗濯物から水分子が飛び出しても隣の洗濯物にくっついてしまいます。結局水分子が洗濯物からなかなか離れず乾くのに時間がかかることに。
洗濯物の間隔を15cm程度開けていると風通しも良くなるため、早く乾かすには洗濯物は間隔をとって並べましょう。
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法|その3 ■③重なる部分が少ない干し方に
バスタオルなどの大物の洗濯物を干すときに使える方法です。
きっちりと半分にかけるのではなく少しずらして斜めに干せば重なる部分が少なくなります。
ただしこの方法だとスペースを取ってしまうというデメリットも。
洗濯物を干すスペースが少ないときはハンガーと洗濯バサミを使って、バスタオルをハンガーに吊るして干すのも良いですよ。重なる部分も非常に少なくその分早く洗濯物を乾かすことが可能です。
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法|その4 ■④乾きやすいものだけで並べない
洗濯物を干すときは乾きやすい物と乾きづらい物を交互に並べて干すと、風通しが良くなり早く乾かすことができます。
ついつい同じような素材の物を並べがちになりますが、洗濯物を早く乾かしたいときは並べる素材にも少し気をつけるようにしてみましょう。
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法|その5 ■⑤アーチ型に干す
ピンチハンガーを使って洗濯物を干すときは中央に一番短いものを、端に一番長いものを干してアーチ型になるように干すと早く乾かすことができます。
アーチ型に干すことで外側の冷たい空気を下から引き入れながら暖かい空気が上昇していく「煙突効果」という現象が生まれるのだそう。
ライオン株式会社が行った実験によると、アーチ型に干した洗濯物はランダム干し(長い物と短い物を交互に並べる)やV字干し(中央に長い物、端に短い物を干す)よりもなんと30分も早く乾かすことができたそうです!
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法|その6 ■⑥裏返しにして干す
洗濯物を裏返して干すことで縫い目やポケットなど、生地が重なって乾きにくい部分に直接風を当てて早く乾かすことができます。
分厚いスウェットなどの素材は表面が乾いていてもまだまだ裏地が湿っているということもよくありますよね。
洗濯物はハンガーやピンチに干す前に裏返す習慣をつけましょう。
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法|その7 ■⑦フードつきの服は逆さまに干す
フードつきの洗濯物をそのままハンガーに吊るすと、フードと背中の部分が重なってしまい早く乾かすことができません。
しかし逆さまに吊るすことでフードと背中部分の重なりが解消されます。
少し幅を取ってしまいますがフードつきの服はハンガーで干すのではなく、洗濯バサミやピンチを使って逆さまに干すようにしてみてください。
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法|その8 ■⑧扇風機やサーキュレーターを使う
扇風機やサーキュレーターを使えば、洗濯物の周りの水分を含んだ空気を吹き飛ばすことができます。
ポイントは洗濯物に直接風を当てるようにすること。
サーキュレーターなら洗濯物の真下付近に置いてあおるように風を当てます。扇風機の場合もできるだけ下から洗濯物に風を当てるようにしましょう。
洗濯物に直接風を当てることができるので、雨の日でも思った以上にカラっと洗濯物を早く乾かすことができますよ。
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法|その9 ■⑨浴室や脱衣所に干す
浴室乾燥機能がついているお宅なら、多少洗濯物が乾いたタイミングで仕上げに浴室暖房を使って洗濯物を乾かしてみてください。晴れの日に干したときのようにカラっと乾かすことができます。
浴室乾燥機能がなくても、最近は一軒家・賃貸住宅に関わらず24時間換気システムがついていることが多いですよね。
洗濯物を早く乾かすには常に換気扇の回っている浴室や、浴室の隣の脱衣所に干してみましょう。
扇風機やサーキュレーターを併用して洗濯物から換気扇に向けて風の流れを作ってあげるとより効果的です。
室内干しの洗濯物を早く乾かす方法|その10 ■⑩できるだけ上に干す
湿った空気は下に降りていく性質があります。また洗濯物を部屋の上の方に干すと、洗濯物の下の風通しがよくなりますよね。
そのため洗濯物はできるだけ上の方に干すと早く乾かすことができます。
特にフードつきの洗濯物を早く乾かしたいときは、逆さまにして上の方に干すとフード部分の風通しが良くなり乾きが早くなりますよ。
今すぐ!洗濯物を早く乾かす裏ワザ4選
今すぐ!洗濯物を早く乾かす裏ワザ|その1 ■①乾いたタオルと一緒に2度目の脱水
特に早く乾かしたい洗濯物があるときは、乾いたタオルと一緒にもう一度脱水にかけて洗濯物の水分を少なくしてから干してみましょう。
乾いたタオルに洗濯物の水分がうつり早く乾かすことができます。
ただしこの方法は洗濯物がシワシワになる可能性も。あまりシワをつけたくない洗濯物には向いていません。
またタオルの繊維が洗濯物につくこともあるので注意してください。
今すぐ!洗濯物を早く乾かす裏ワザ|その2 ■②アイロンをかけてから干す
洗濯物を干す前にアイロンをかけることも洗濯物の水分を少なくすることができます。
2度脱水してシワになってしまった服もアイロンを当てればシワも取れるので一石二鳥ですね。
アイロンを使う際は洗濯物の表示をよく確認。アイロンが使えない素材には行わないようにしてください。
また、いきなり高温のアイロンを当てると生地が傷む可能性もあります。弱い温度から使用して、様子を見ながらアイロンの温度を上げるようにしましょう。
今すぐ!洗濯物を早く乾かす裏ワザ|その3 ■③ドライヤーとポリ袋でミニ乾燥機
大きめのポリ袋とドライヤーを使って、簡易乾燥機を作るユニークな方法も。動画で紹介されているようにポリ袋の両端を切って洗濯物を入れ、ドライヤーの風を当てます。
動画のようにポリ袋を机に置いたまま乾かしてもいいですが、反対の手でポリ袋を下からポンポンと叩きながら乾かすと洗濯物全体に温風が当たりやすくなります。
ただし洗濯物が焦げないよう、必ず途中でドライヤーを止めて中を確認しながら実践してください。もちろん火傷には十分注意しながら行ってくださいね。
今すぐ!洗濯物を早く乾かす裏ワザ|その4 ■④コインランドリーなら一撃!
最終手段にはなりますが、コインランドリーを使えばどんなに湿った洗濯物も早く完璧に乾かすことができます。
少しでも出費をおさえるために洗濯は必ず自宅で行い、コインランドリーでは乾燥機だけを使うようにしましょう。
お店にもよりますが、追加料金なしで乾燥機の温度を選べる場合もあります。業務用乾燥機の高温を使えば、一人暮らしなら2,3日分の洗濯物も30分程度で乾くでしょう。
乾燥機のみのお値段は多少前後がありますが、大体10分100円程度のコインランドリーが多いです。
自宅で乾かすより少しお金はかかりますが、雨の日に乾燥機から出したフワフワの洗濯物をさわると嬉しい気分になるものですよ。
超便利!洗濯物を早く乾かすおすすめアイテム2つ
洗濯物を早く乾かすおすすめアイテム|その1 ■①サーキュレーターつき除湿器
洗濯物を早く乾かすアイテムの購入を考えているなら、サーキュレーターと除湿器が1つになったアイテムが便利!
湿気取りに効果のある2大アイテムがセットになっているので、サーキュレーターつき除湿器があれば室内干しの悩みはほぼ全て解決しそうです。
アイリスオーヤマ
サーキュレーター衣類乾燥除湿機 天面グレー
除湿器だけだと使う時期は限られますが、サーキュレーターは冬でも大活躍!暖房で温まった空気を動かすことで効率よくお部屋を暖めてくれます。
アイリスオーヤマのアイテムならサーキュレーターと除湿器が1つになっているのに、お値段は大手メーカーの除湿器を1台買うより安いのも嬉しいですよね。
洗濯物を早く乾かすおすすめアイテム|その2 ■②衣類乾燥袋でカラりと乾かす
布団乾燥機を持っている方におすすめしたいのが衣類乾燥袋。お手持ちの布団乾燥機にセットするだけで洗濯物を早く乾かす簡易的な乾燥機が完成!
熱を使って洗濯物を早く乾かすので、まるで乾燥機で乾かしたかのようなカラっと感です。
衣類 カラッと! 衣類乾燥袋
使わないときはコンパクトに畳んでクローゼットや押し入れのすき間に入れておけます。
洗濯物を早く乾かすアイテムを使う頻度が少ない方や収納スペースに限りがある方にピッタリのアイテムです。
室内干しで洗濯物を干す場所を増やすアイテム4選
室内干しで洗濯物を干す場所を増やすアイテム|その1 ■こんなピンチハンガーを待ってた!
ピンチ付 ステンレスハンガー 3本セット
ピンチハンガーを使うと洗濯スペースが一気に狭くなってしまうとお困りの方におすすめなのが、ハンガーにピンチがついたこちらのアイテム。
これならシャツ類が多くてピンチハンガーを使うスペースがないときも、靴下や下着などを吊るすのに困りません。
室内干しで洗濯物を干す場所を増やすアイテム|その2 ■ボトムスが多い方におすすめ
ピンチハンガー 伸縮 60ピンチ
アルミフレームを使用したこちらのピンチハンガーは伸縮自在!スペースをとるジーンズなどの洗濯物も、早く乾かす筒干しで2,3枚一気に干すことができます。
ボトムが多くていつも干す場所に困っている方はぜひ手に取ってほしいアイテムです。
室内干しで洗濯物を干す場所を増やすアイテム|その3 ■どこでも物干し場に変身
付け外し簡単 室内物干し掛け ロング 2個組
カーテンレールに無理やり洗濯物を掛けて室内干しをしていませんか?一瞬で取りつけられる物干しかけならどんな場所でもちゃんとした物干し場に変えることができます。
2本にポールを渡して室内物干しにしたり、1本に角ハンガーをつけたり使い方は自由自在。あなたの洗濯物の量にピッタリの使い方ができますよ。
室内干しで洗濯物を干す場所を増やすアイテム|その4 ■鴨居にかけた洗濯物も落ちない
室内物干し フック クロスフック 鴨居・ドア枠用 伸縮ポール付
鴨居のわずかな出っ張りに洗濯物を干していると、通るたびに洗濯物が落ちてきてイライラするもの。
ドアや鴨居に干せる竿付きの物干しフックを使えば、鴨居やドア枠が物干し場に変身します。スペースを有効活用して上手に洗濯物を干しながら、洗濯物が落ちて来るストレスを無くしましょう。