虫除けスプレーの最強ランキングTOP19【プロ監修】

ドラッグストアやインターネットでは、実にさまざまな種類の虫除けスプレーが販売されています。それらの中からどの虫除けスプレーを選べばよいのか、迷ってしまうこともあるかもしれません。ここでは、「虫除けスプレーの最強ランキングTOP19」を紹介していきます。虫除けスプレー選びの参考にしてください。

虫除けスプレーを選ぶとき、まず注目したいのが「成分」です。虫除けスプレーは、成分別に分けると「ディートタイプ」「アロマタイプ」「イカリジンタイプ」の３タイプに分けることができます。

虫除けスプレーの成分として良く使われているのが、「ディート」という化学物質です。「ジエチルドルアミド」とも呼ばれ、第二次世界大戦直後にマラリア感染が流行したときに、アメリカ軍によって開発されました。虫除けの効果が高く、一般家庭用の虫除けスプレーの多くに使われてきましたが、近年ではその危険性が取り上げられています。

植物には動物と違って天敵に襲われたときに逃げる術がないため、害虫が嫌がる成分を生成していると言われています。虫除け効果はほかの成分と比べると少し弱めですが、香りが良くパッケージのデザインがおしゃれなものが多いことが特徴です。若い女性、小さなお子さんやペットを飼っているご家庭に人気の成分です。

「イカリジン」もディートと同様、虫除けスプレーに使われる化学物質です。1986年にドイツで開発され、海外諸国で広く利用されていました。2016年についに日本でも認可され、販売されるようになりました。虫除けの効果はディートタイプに劣らず高く、安全性も高いため、大注目の成分です。

虫除けスプレーは、肌や衣類、空間に吹きかけたりするものですので、不快なにおいがすると使用すること自体に嫌悪感を覚えることもあります。香りの好みは人それぞれで、ディートタイプ特有のツンとした香りが苦手という方もいれば、アロマの香りが苦手という方もいます。

また、パッケージのデザインも意外と重要です。小さくて持ち運びやすかったり、おしゃれなパッケージだったりすると気分もあがると思います。たかが虫除けと考えず、香りやデザインを重視し、「使いたい！」と思えるようなものを選んでみるのもオススメです。

虫除けスプレーには、「医薬品」と「医薬部外品」があります。この違いは、有効成分の濃度です。ディートを例に挙げると、ディートの濃度が12％以上のものは「医薬品」、10％以下は「医薬部外品」というように、医薬品医療機器等法上で分類されています。

有効成分の濃度が高いと蚊の忌避効果が高いと考えがちですが、実はそうではありません。濃度が高いと、効果の強さではなく、持続時間が長くなります。アウトドアなどで、効果を持続させたい場合は濃度の高いものを、普段利用する場合は濃度の低いものを使用するのがおすすめです。

虫除けスプレーには、「スプレータイプ」と「ミストタイプ」があります。それぞれ長所と短所がありますので、用途に合わせて最適な容器のものを選ぶようにすると良いでしょう。

スプレータイプは手の届きにくい場所にも塗りやすく、手軽に利用できます。また、液漏れの心配がありません。ただし、使用済の缶の処分が面倒と感じる人もいます。

ミストタイプは、同様に手軽に利用でき、さらに手に出して塗り広げることもできるので大変便利です。また、容器の処分も簡単です。ただ、中身が液漏れをしてしまう恐れがあるため、注意が必要です。

「フマキラー　スキンベープミスト」は、虫除け有効成分を１０パーセント配合している虫除けで、効き目が長時間持続します。潤水成分ヒアルロン酸Naを配合したウォーターミストがお肌にやさしく低刺激な虫除けです。周囲に舞い散る心配も少ないミストタイプなので、「使いやすさ」も魅力です。

「パーフェクトポーション バズオフ ルームスプレー」は、化学合成成分や殺虫成分が含まれていない天然成分100％のアロマミストです。虫が嫌う天然由来のアロマは、清涼感の中にほんのり柑橘系が感じられる、「人」にとっては爽やかな香りです。虫の嫌がるアロマ成分で、あなたを虫から守ります。

「無添加工房OKADA 虫よけスプレー」は、虫の嫌がる香りのエッセンシャルオイルをベースとしてつくれた、安全な虫除けスプレーです。数種類のエッセンシャルオイルを効き目が強くなるように絶妙にブレンドしています。肌への刺激が心配される成分を一切配合していない「無添加」にだわっているので、赤ちゃんや小さなお子さんにも安心の商品です。

詳細のページにある通り、帽子やカバンなどの持ち物にスプレーするのが良いでしょう。

「パーフェクトポーション　アウトドアボディスプレー エクストラ」は、アウトドアライフを応援しています。化学合成成分や石油由来成分は一切含まず、小さなお子さんにも安心して使っていただけるよう原材料にこだわった虫除けスプレーです。天然エッセンシャルオイルをバランスよく配合し、フレッシュな香りが楽しめます。　

『サラテクト 虫よけスプレー』は、虫除け有効成分を30％配合し、細かい粒子のパウダーが虫除け成分を包むため、べたつかずにサラサラなつけ心地です。さらに、パウダーが水や汗から守り、効き目が長く持続します。

「虫よけサマー パウダーイン」は、サラサラで快適なつけ心地が特徴の虫除けスプレーです。パウダー入りですので汗に強く、成分が流れにくい仕様になっています。300mlの大容量タイプで、家族全員でも十分に使えます。

「天使のスキンベープミストプレミアム」は、虫除け有効成分（イカリジン）を高濃度の15％配合し配合しており、虫除け効果が６～８時間と長持ちします。赤ちゃんから大人まで使え、潤水ヒアルロン酸Naを配合した肌に優しい使い心地です。嫌な匂いもしないので、お子様にも使いやすい仕様になっています。

ハッカ油は抗菌、覚醒、消臭、殺虫などの効果があり、さまざまな使用方法があるのもこの商品の魅力です。虫除け効果も期待でき、キャンプやアウトドアで使用すると、虫を寄せ付かないと同時に、ハッカのスーっとした香りで、暑さや疲れを癒してくれます。

「お肌の虫よけ プレシャワーPRO」は、有効成分（イカリジン）を高濃度の15％配合した虫除けスプレーです。お子様への使用制限や回数制限がなく、回数を気にせず塗りなおしをすることができます。海洋深層水を使用したお肌にやさしい成分で、保存料も無添加、さらに低刺激なので、安心して使用できます。

「スキンベープ 虫よけスプレー　Kawaii Select(かわいいセレクト)」は、虫除け成分を10パーセン配合しています。確かな効果があり、安心です。

「エルバビーバ オーガニックバズスプレー」は、食品基準のUSDAオーガニック認証、さらに世界で最も厳格とされているオーガニック認証のデメターをブランド内で初めて取得したオーガニック虫除けスプレーです。柑橘系の爽やかな香りで、敏感肌の方やお子さまでも安心して使えます。

虫除け有効成分イカリジンを配合している「虫よけキンチョール DF(ディートフリー) パウダーフリー」は、パウダーフリーなので、衣類を汚さず、洋服の上からでも使用が可能です。使用制限がなく、虫除け独特の匂いも無いので、大人から子どもまで安心して使うことができます。

「虫くるりん 布用 ミストタイプ」は、赤ちゃんを虫から守るための、お肌ではなく、布につけるミストタイプの虫除けです。服やベビーカーに吹きかけて使います。天然ハーブの精油と食品用原料成分で作られているため、赤ちゃんにも安心です。さらに、同時に除菌もできる優れモノです。

「アロマプロテクト ナチュラルガード ボディミスト」は、ガイア・エッセンシャルオイルの虫対策用アロマシリーズの一つです。シトロネラールやシトロネロールなどの、虫が嫌いな成分を多く含むエッセンシャルオイルをバランスよくブレンドしています。ナチュラルな香りで、アウトドアや夏の就寝時などの使用にぴったりの商品です。

「キンカン 虫よけスプレー」は、サラサラした使用感が特徴の虫除けスプレーです。パウダー入りなので、汗をかいても落ちにくく、効果が長時間持続します。レトロなパッケージデザインも人気の秘密です。レジャーやスポーツにどうぞ。

「アロベビー アウトドアスプレー」は９９パーセント以上が天然由来で、安心・安全の純国産です。ディート不使用、無添加、無着色で、オーガニックにこだわった虫除けスプレーであり、赤ちゃんやプレママでも安心して使えます。

「虫よけスプレー ミストタイプ 服にスプレー」は、安心で、さらに効き目もあるのが特徴です。帽子やベビーカー等に、生地を傷めないで使えます。UVカットもするため、夏のおでかけにぴったりの商品です。

「チュチュベビー 虫よけミストタイプ」は、手軽なミストタイプの虫除けで、マダニや蚊、イエダニからお肌を守ります。無着色・低刺激性・無香料なので、小さなお子様にも安心して使えます。生後６カ月の赤ちゃんから使用可能です。

「スキンガードアクア ミストタイプ 」は、べたつかず、爽やかなつけ心地が魅力の虫除けスプレーです。機内への持ち込みが可能な50ml入りのコンパクトサイズで、旅行先に持っていくにも便利です。

ディートは、国民生活センターによって「一般的には毒性が低いとされているが、まれに体への影響がある」とされている成分です。特に、赤ちゃんやお子さんへの使用回数や方法には十分な注意が必要です。定められた用法・容量をきちんと守り、適切に使用することが大切です。

・ ６か月未満の乳児には使用しないこと。
・ ６か月以上２歳未満は、１日１回
・ ２歳以上１２歳未満は、１日１～３回
「ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策について」厚生労働省より

また、ディートにはプラスチックや合成繊維などを傷める性質があります。衣類などにかかると生地を傷めてしまう可能性があるので、肌以外に液がかからないように注意して使いましょう。

虫除けスプレーには、品質維持のためにエタノールなどのアルコール成分が含まれていることが多いです。アルコール成分は、刺激が強く、水分を奪ってしまう性質があるため、敏感肌やアトピー肌の方は注意しましょう。

また、アルコールの殺菌作用により、常在菌を殺し過ぎてしまったり、使い続けることで水分が減ったりすると、乾燥肌を招くこともあります。自分の肌質をきちんと理解し、適切な方法で利用しましょう。

スプレータイプの虫除けは、スプレーするだけなので簡単ですが、念のためスプレー後に手で液を広げ、まんべんなく塗っておくことをオススメします。スプレーだけではかからなかった箇所が出てきてしまうためです。

手で広げる際も、塗り忘れのないように細かいところまで塗り伸ばすように心がけましょう。特に、膝の裏やくるぶしなどは忘れやすい部位ですので、しっかり塗っておきましょう。

夏は虫除けスプレーは、汗などで流れ落ちやすくなっています。そのため、こまめに塗りなおしをしておくと安心です。塗りなおしの時間の目安は、大体2〜3時間です。お子さんの場合は用法・容量に注意しながら塗りなおすようにしましょう。

特に赤ちゃんやお子さんには、虫除けスプレーをあまり使用したくない方も多いでしょう。その場合、長袖、長ズボンを着用させて肌の露出を減らすのがおすすめです。虫除けスプレーは大人の手に噴霧し、赤ちゃんや子どもの露出している部分にだけ塗ってあげましょう。

夏に使用することの多い虫除けスプレーですので、紫外線対策に日焼け止めを利用する方も多いはず。日焼け止めと虫除けスプレー、どちらを先に塗るべきかというと、日焼け止めです。虫除けスプレーを先に塗ってしまうと、そのあと塗った日焼け止めにより効果が薄まってしまうことがあります。

虫除けスプレーは、商品によって特徴が異なります。そして、私たちの使い方もさまざまです。ご自身の使用法や使用目的などを再度見直し、あなたのライフスタイルに合った虫除けスプレーを探してみましょう。