ゴキブリが嫌いな「におい」って知ってますか?もしもゴキブリが寄り付かないハーブがあったら、アロマオイルや植木で活用したいですよね。種や葉をガーゼや不織布の袋に入れて、ゴキブリの通り道に置いても良いでしょう。
ここでは、ゴキブリ駆除に効果のあるハーブについてご紹介します。
ゴキブリにハーブが効果的な理由
ハーブは毒ではないのでゴキブリを退治するには至りませんが『居心地を悪くする』ことはできます。ハーブをゴキブリ避けに使う時は、玄関や窓、ベランダ、台所の窓、台所の換気扇に近い地面、といった『ゴキブリの出入り口』にスプレーしましょう。
『外にいるゴキブリを家の中に入らせない』効果がハーブには期待できます。すでに家の中に入ってきてしまったゴキブリには、ハーブのアロマオイルを部屋の芳香剤代わりに使ったり、ゴミ箱や生ゴミにスプレーしたりすることで、居心地を悪くしましょう。
ハーブなら人間に害がありませんし、逆に癒やしを与えてくれます。子どもやペットがいると、ホウ酸団子などの毒エサ系の殺虫剤が置けませんが、ハーブなら安心です。
ゴキブリに効果のあるハーブ14選
■1 ミント、ハッカ
アース製薬の「天然ハーブのゴキブリよけ」という製品にも、ハッカ成分が入っており、ミントやハッカは害虫の忌避剤として非常に優秀です。ミントのアロマオイルを水に数滴いれてスプレーするだけで、ゴキブリが寄ってきません。
ゴキブリだけでなく、ネズミやカメムシ、ムカデ、鳩など、多くの害虫や害獣に効果があるのがミントです。
苗やアロマオイルとしても販売されており、入手しやすいハーブです。またミントには『ペパーミントやアップルミントといった西洋ミント』や『ハッカなどの日本のミント』などの数々の種類がありますが、どれも同様の効果が得られます。
■2 タイム
タイムの中の殺菌成分である『チモール』と『オイゲノール』は、ゴキブリを寄せ付けない効果があります。古代エジプトでは、ミイラが腐らないようにタイムを入れていたそうです。さわやかな香りなので、歯磨き粉やうがい薬の中に入っていることもあります。
香辛料としてスーパーで気軽に購入できます。
また、店頭ではなかなか販売されていませんが、ネット販売などでアロマオイルも販売されています。
タイムはヨーロッパの暖かい地域に生えるシソ科の植物です。成長しても30センチ程度なので、ベランダでもよく育つハーブです。タイムは300種類以上種類がありますが、ゴキブリよけには料理用のハーブに使われる「コモンタイム」や、葉に触るとレモンの香りがする「レモンタイム」、香水にも使われる「マスチックタイム」がハーブらしい香りが強い種です。
■3 ローズマリー
クリスマスリースや肉料理、ハーブティーなどでお馴染みローズマリーは、ゴキブリを近寄らせない効果があります。『ゴキブリはシソ科の植物全般が嫌う』傾向があり、『ローズマリーもシソ科』のハーブです。
香りの強い「ローズマリー・オフィシナリス」は料理にもよく使われますが、ゴキブリの忌避剤としても人気があります。寒い地域には、マイナス20度にも耐えられる「ローズマリー・アープ」を、濃い青紫色の花も楽しみたいなら「ローズマリー・コルシカン」がゴキブリよけとして良いでしょう。
植木としても、アロマオイルとしても入手しやすいハーブです。
■4 キャラウェイ
ゴキブリが一番嫌いなにおいは、キャラウェイの香りです。キャラウェイはゴキブリよけとして最高のハーブと言えます。
香辛料として100グラム数百円で販売されており。キャラウェイのアルマオイルは10mlで1,000円程度で購入できます。
キャラウェイはザワークラフトに入れる調味料の1つで、セリ科の2年草です。葉はニンジンに似ており、ほろ苦い味がします。
■5 セロリ
スーパーで販売している野菜のセロリにもゴキブリを寄せ付けない効果があります。ゴキブリが嫌いなセリ科の植物で、中でも『より香りの強い葉の部分』のほうがゴキブリ避けの効果があります。セロリの種から作った「セロリシード」は、ピクルスやスープに入れますが、不織布の袋などに入れて置いておくとゴキブリの忌避剤として使えます。
セロリのアロマイオルは10mlで6,000円以上と高額なので、ガーデニングの植物として育てましょう。ゴキブリが家に寄り付かなくなります。
■6 クミン
クミンもセリ科で、ゴキブリの忌避剤として効果抜群のハーブです。
ガーゼや不織布の袋に入れて出入り口に置いておくと良いでしょう。
香辛料としてもアロマオイルとしても、入手しやすいハーブです。
余談ですがクミンは日本人が想像する『いわゆるインドカレーのにおい』を作り出している要素の大きな1つで香りを嗅ぐと「あれもこれもクミンの香りだったのか」となるはずです。また自炊をする人であれば活用方がパッと思いつくでしょう。
■7 レモングラス
名前どおりレモンの香りがするハーブです。ゴキブリはさわやかな香りが苦手なので、レモングラスの香りがする場所にも近寄りません。また香水に使われるほど強い香りがします。
ゴキブリは強い香りが苦手なので、レモングラスを家の周りに植えても良いですし、アロマオイルをスプレーしても効果があります。市販の殺虫剤にも広く使われるほどその効果は広くお墨付きです。
ガーデニングの植物としても比較的育てやすく、アロマオイルとしても気軽に買える値段で販売されています。またレモングラスはイネ科の多年草で、東南アジア料理やカリブ海料理で使われる香辛料です。
■8 ニーム
ニームは「インドセンダン」とも言われ、インドでは古来から虫除けに使われてきました。ニームの種の中の「アザジラクチン」という成分が、ゴキブリを近寄らせない効果があります。
ニームはゴキブリだけでなく蚊やゲジゲジなど、200種類以上の害虫を寄せ付けない優秀な性能を持っています。種を袋に入れてクローゼットにしのばせておくだけでも、防虫効果があります。
日本でも「ニーム」や「ミラクルニーム」という名前で苗木が売られています。ニームの枯れ葉を細かく刻んで、土の中に混ぜておくのもゴキブリよけになります。
■9 除虫菊(ピレスラム)
除虫菊の種は、蚊だけでなく、ゴキブリなどの昆虫全般と両生類、爬虫類にも寄せ付けない効果があります。「ピレスロイド」という殺虫成分を含んでおり、世界各地で殺虫剤として使用されており効果は抜群です。
日本の蚊取り線香の多くも除虫菊を使用した物でしたが、化学的に除虫菊に似せた成分を開発して配合されているので、天然の除虫菊を使用している蚊取り線香は数少なくなりました。
9センチ程度の苗のポットで300円前後で販売されており、育てやすい多年草ですのでガーデニングにも最適です。
除虫菊は蚊取り線香の原料で、海外では「ピレスラム」と呼ばれています。「シロバナ虫よけ菊」という別名のとおり、見た目は可憐な白い菊です。
■10 シトロネラ
シトロネラにはインド原産のセイロンタイプと、インドネシア原産のジャワタイプがありますが、ゴキブリよけに効果があるのは「ジャワタイプのシトロネラ」です。アロマオイルを選ぶ時には「シトロネラ・ジャワ」で検索しましょう。
アロマオイルとして入手するのが一般的です。シトロネラは虫除けに効果のあるイネ科の植物です。香水茅(コウスイガヤ)とも呼ばれるほど、強いレモンの香りがします。
■11 ナツメグ
ハンバーグに入れる香辛料として知られるナツメグは、ゴキブリにも効果があります。ゴキブリよけとして玄関脇や窓脇に置いておく場合は、ナツメグのパウダーを瓶や箱にいれて中身がこぼれないようにして置きましょう。
蓋はせずにティッシュやガーゼなど、通気性の良い素材でカバーしておくのがオススメです。
香辛料としても、アロマオイルとしても販売されています。
ナツメグは果肉の中心に種があり、赤いネットのようなもので覆われています。
中心の黒い種を割ると出て来る部分が、ゴキブリの嫌いな香りがするのです。
■12 メイス(メース)
ナツメグの種子のまわりにある網目状の赤い皮の部分を『メイス(メース)』と言います。
不織布やガーゼで出来た袋の中にメイスを入れ、ゴミ箱の横やシンクの下に置いておくとゴキブリよけになります。香辛料として入手するのが一般的です。
メイスはナツメグよりも上品な味がするので、同じ種から取れる部分であってもナツメグとは別にして販売されています。
メイス(メース)
■13 クローブ
クローブは丁字(ちょうじ)とも呼ばれていて、カレーに入れたり、風味付けとしてホットウイスキーに入れたりしますが、ゴキブリを寄せ付けない効果があります。
クローブには殺菌や防腐作用があることが知られており、昔は日本刀の錆止めに使っていました。また、ガラムというタバコのスパイスにもなっています。
香辛料としてもアロマオイルとしても販売されています。
■14 ユーカリ
コアラが食べる葉として有名なユーカリはゴキブリよけとしては効果があるという報告と、効果が無いという報告とがあり、他のハーブと比べると効果は微妙です。
植木としてもアロマオイルとしても入手可能です。
オーストラリア原産で、アボリジニはユーカリを傷の治療薬としても使っていました。
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ゴキブリが好きなハーブ
ゴキブリが好きな香りは「甘い香り」です。間違えてゴキブリを寄せ付けてしまわないように、ゴキブリの好きな香りも覚えておきましょう。
■1 バニラビーンズ
「バニラビーンズ」はバニラアイスやお菓子に使うバニラの種(小さな黒い粒)のことです。バニラの種はさやいんげんのような細長い形をしていて、乾燥して黒くなったものが売られています。
バニラはラン科の植物で、種ができた直後は甘い香りはしません。種を発行させて乾燥する作業を繰り返してやっと甘い香りが出てくるので、バニラを観葉植物として育てていても、植木にゴキブリが寄ってくることはないので安心してください。
バニラビーンズ
■2 アニス
アニスはセリ科の植物の中では珍しくゴキブリが寄ってくる植物です。
キャラウェイやセロリ、クミンは同じセリ科でもゴキブリよけになるハーブなので、同じセリ科でも香りによってゴキブリの反応が違います。
クッキーやケーキに入れたり鳥料理に使うことが多い香辛料ですが、保存する時にはゴキブリのエサとならないように、香りがもれない密閉できる容器に入れて保存しましょう。
アロマスプレーの作り方
■ゴキブリよけアロマスプレー作りに必要なグッズ
・ゴキブリよけになるハーブのアロマオイル 数滴~10滴
・無水エタノール 10ml
・水 40ml
・遮光性のある青や茶色のスプレーボトル(アトマイザー)
■ゴキブリよけアロマスプレーの作り方
アロマオイルを水に数滴たらせばアロマスプレーができますが、効果を一番発揮できるようにするにはコツが必要です。
■使用するスプレーボトル
液体を入れるスプレーボトルは、光をなるべく通さないガラス製のものを選びましょう。100円ショップの透明でプラスチック製のスプレーボトルは使用するオイルの種類によっては容器が劣化を早めてしまいますので、『青や茶色のガラス製スプレーボトル』を使用にしてください。
■使用期限
自作のアロマスプレーは保存料を入れないで作りますので、使用期限は10日から2週間程度です。大きなスプレー容器でまとめて作るよりも、その時使う分だけをこまめに作る方が効き目も強く清潔でオススメです。
■混ぜるもの
アロバスプレーを作る際はアロマオイルと水の他に必ず『無水エタノール』を入れましょう。アロマオイルは油なので水とは混ざりませんが、無水エタノールを混ぜる事でアロマオイルと水を仲介し綺麗に混ぜる事ができるようになります。
無水エタノールと消毒用エタノールがありますが、無水エタノールは水で薄めておらず、消毒用エタノールは水が20%入っています。そのため、無水エタノールのほうが濃度が濃いのです。アロマスプレーを作る時は、無水エタノールを使いましょう。
薄める水は水道水でも良いのですが、精製水と比較すると不純物が含まれています。精製水は不純物も塩素もミネラルも全く入っていない水なので、アロマスプレーが変化しにくくなります。アロマスプレーを長持ちさせたいなら、精製水を使いましょう。
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まとめ
ゴキブリよけに効果があるハーブは、普段料理で使っているセロリやミント、ローズマリーなど、何種類もあることがわかりました。
特に「キャラウェイ」は、ゴキブリを近寄らせないのに抜群の効果があり、大変オススメです。
キャラウェイを香辛料として種で購入し、『ガーゼなどの袋に入れ、家の各箇所に置いておく方法』や、キャラウェイのアロマオイルからアロマスプレーを作るのが最もオススメです。