スーパーで販売している野菜のセロリにもゴキブリを寄せ付けない効果があります。ゴキブリが嫌いなセリ科の植物で、中でも『より香りの強い葉の部分』のほうがゴキブリ避けの効果があります。セロリの種から作った「セロリシード」は、ピクルスやスープに入れますが、不織布の袋などに入れて置いておくとゴキブリの忌避剤として使えます。
セロリのアロマイオルは10mlで6,000円以上と高額なので、ガーデニングの植物として育てましょう。ゴキブリが家に寄り付かなくなります。
■6 クミン
クミンもセリ科で、ゴキブリの忌避剤として効果抜群のハーブです。
ガーゼや不織布の袋に入れて出入り口に置いておくと良いでしょう。
香辛料としてもアロマオイルとしても、入手しやすいハーブです。
余談ですがクミンは日本人が想像する『いわゆるインドカレーのにおい』を作り出している要素の大きな1つで香りを嗅ぐと「あれもこれもクミンの香りだったのか」となるはずです。また自炊をする人であれば活用方がパッと思いつくでしょう。
■7 レモングラス
名前どおりレモンの香りがするハーブです。ゴキブリはさわやかな香りが苦手なので、レモングラスの香りがする場所にも近寄りません。また香水に使われるほど強い香りがします。
ゴキブリは強い香りが苦手なので、レモングラスを家の周りに植えても良いですし、アロマオイルをスプレーしても効果があります。市販の殺虫剤にも広く使われるほどその効果は広くお墨付きです。
ガーデニングの植物としても比較的育てやすく、アロマオイルとしても気軽に買える値段で販売されています。またレモングラスはイネ科の多年草で、東南アジア料理やカリブ海料理で使われる香辛料です。
■8 ニーム
ニームは「インドセンダン」とも言われ、インドでは古来から虫除けに使われてきました。ニームの種の中の「アザジラクチン」という成分が、ゴキブリを近寄らせない効果があります。
ニームはゴキブリだけでなく蚊やゲジゲジなど、200種類以上の害虫を寄せ付けない優秀な性能を持っています。種を袋に入れてクローゼットにしのばせておくだけでも、防虫効果があります。
日本でも「ニーム」や「ミラクルニーム」という名前で苗木が売られています。ニームの枯れ葉を細かく刻んで、土の中に混ぜておくのもゴキブリよけになります。
■9 除虫菊(ピレスラム)
除虫菊の種は、蚊だけでなく、ゴキブリなどの昆虫全般と両生類、爬虫類にも寄せ付けない効果があります。「ピレスロイド」という殺虫成分を含んでおり、世界各地で殺虫剤として使用されており効果は抜群です。
日本の蚊取り線香の多くも除虫菊を使用した物でしたが、化学的に除虫菊に似せた成分を開発して配合されているので、天然の除虫菊を使用している蚊取り線香は数少なくなりました。
9センチ程度の苗のポットで300円前後で販売されており、育てやすい多年草ですのでガーデニングにも最適です。
除虫菊は蚊取り線香の原料で、海外では「ピレスラム」と呼ばれています。「シロバナ虫よけ菊」という別名のとおり、見た目は可憐な白い菊です。
■10 シトロネラ
シトロネラにはインド原産のセイロンタイプと、インドネシア原産のジャワタイプがありますが、ゴキブリよけに効果があるのは「ジャワタイプのシトロネラ」です。アロマオイルを選ぶ時には「シトロネラ・ジャワ」で検索しましょう。
アロマオイルとして入手するのが一般的です。シトロネラは虫除けに効果のあるイネ科の植物です。香水茅(コウスイガヤ)とも呼ばれるほど、強いレモンの香りがします。
■11 ナツメグ
ハンバーグに入れる香辛料として知られるナツメグは、ゴキブリにも効果があります。ゴキブリよけとして玄関脇や窓脇に置いておく場合は、ナツメグのパウダーを瓶や箱にいれて中身がこぼれないようにして置きましょう。
蓋はせずにティッシュやガーゼなど、通気性の良い素材でカバーしておくのがオススメです。
香辛料としても、アロマオイルとしても販売されています。
ナツメグは果肉の中心に種があり、赤いネットのようなもので覆われています。
中心の黒い種を割ると出て来る部分が、ゴキブリの嫌いな香りがするのです。
■12 メイス(メース)
ナツメグの種子のまわりにある網目状の赤い皮の部分を『メイス(メース)』と言います。
不織布やガーゼで出来た袋の中にメイスを入れ、ゴミ箱の横やシンクの下に置いておくとゴキブリよけになります。香辛料として入手するのが一般的です。
メイスはナツメグよりも上品な味がするので、同じ種から取れる部分であってもナツメグとは別にして販売されています。
メイス(メース)