フリースをふわふわにする洗濯方法7ステップ！ほこりを取るには？

寒い冬やアウトドア等で活躍するフリースですが、洗濯機で洗っていますか？　フリースの洗濯方法がわからずクリーニングに出している方や、フリースが壊れるのが心配で家で洗濯できない方もいるでしょう……　でもフリースは家の洗濯機で洗えます！

フリースを洗濯機で洗う時はあるポイントを抑えるだけです。もちろんフリースが壊れることもありません。そして汚れが落ちるだけでなく、フリース独特のふんわり感を蘇らせることもできます。また家の洗濯機でフリースを洗うことができれば、クリーニング代も浮くため財布にも優しいです。

家の洗濯機でフリースを洗いたい方は是非、参考にして下さい。今回はフリースの洗濯方法等をご紹介します！

家でフリースを洗濯するのは少々心配かもしれませんが、いくつかのポイントを守って洗えばフリースを傷めることなく、キレイに洗濯できます。フリースを洗濯機で洗うと汚れが落ちるだけではありません。フリース独特のふんわりした手触りも、復活させることもできます。

フリースを家で洗濯する方法は2パターンです。手洗いでフリースを洗濯する方法と、洗濯機でフリースを洗う方法があります。今回は時短にもなる「洗濯機でフリースを洗う方法」をチェックしましょう！

フリースを畳んで洗濯ネットに入れたら、おしゃれ着洗用洗剤を使って洗います。おしゃれ着用洗剤はデリケートな衣類を優しく洗いながら、汚れを落とすのが特徴です。通常の洗剤よりもフリースへの負担が少ないため、フリースを洗濯機で洗う時は必要不可欠です。

フリースを洗濯したら、十分に水ですすぎましょう。フリースは毛が細いため、繊維におしゃれ着用洗剤が残りやすいです。おしゃれ着用洗剤を繊維に残さないために、何回もすすぎましょう。

フリースの繊維におしゃれ着用洗剤が残っていると洗剤と皮脂が混じり、乾かした後に洗剤と皮脂が浮き出てきます。洗剤と皮脂はフリースの変色の原因です。特にお気に入りのフリースや、値段が張るフリースは注意しましょう。おしゃれ着用洗剤がフリースの繊維に残っていたがために、変色してフリースが着れなくなる可能性もあります。

またフリースの種類によってはフリースの機能が落ち、十分に機能性を発揮できないこともあるため、すすぎはしっかり行いましょう。

フリースを十分に水ですすいだら形を整えて、風の通しの良い場所で陰干しをします。フリースを陰干しする時はハンガーを使いましょう。

フリースは陰干しをして乾かすため、天日干しのように早く乾きません。長時間フリースが濡れている状態は雑菌が繁殖しやすい状況です。同時に生乾き臭を放つリスクも高まります。生乾き臭を防ぐためにもフリースは早く乾かすことです。できるだけ早くフリースを乾かすために、風通しの良い場所でフリースを干します。

中には「衣類乾燥機を使ってフリースを乾かせば良いのでは？」と、思う方もいるでしょう。衣類乾燥機は確かに早く乾きますが、フリース独特のふんわりした触感等が奪われる可能性があります。そのため衣類乾燥機は向いていません。

フリースが乾いたら、最後にブラシでフリースの毛を整えましょう。洗濯して乾かした後のフリースにブラッシングをするか、しないかで風合いにも差が出ます。フリースを洗濯する前から束になっている部分は洗濯してもそのままで風合いも良くありません。フリースは細い毛でできているため毛が絡みやすく一度、毛が絡むとほぐれにくいのが特徴です。

基本的にフリースを洗濯機で洗う時は、ご紹介した「フリースの洗濯方法7ステップ」を行います。しかし『フリースのブランドやメーカーによって適した洗剤等が違う』ため、注意しましょう。

ここからはアウトドアブランドで有名な『モンベルのフリース』、『パタゴニアのフリース』、普段使いしやすい『ユニクロのフリース』の洗濯方法をご紹介します。

特にモンベルやパタゴニアのフリースは、普段使いしやすいユニクロ等と違い、機能性に優れているフリースも多いです。そのためフリースの生地や劣化を防ぐために定期的に洗濯をする必要があったり、『使ってはいけない洗剤』もあります。では早速、詳しい洗濯方法を見ていきましょう。

モンベルのフリースを持っている方、定期的に洗濯をしていますか？

モンベルは「洗濯することがフリースを長く愛用できるコツ」と、ホームページでも紹介しています。何故モンベルはフリースを洗濯することを推奨しているのでしょうか？

汚れがフリースに付いたままだと、生地を傷めたり、フリースを劣化させる原因になるからです。汚れをそのままにしておくと、繊維の奥に汚れが入り込み落ちなくなることもあります。繊維の奥に残った汚れからカビが生え、フリースをダメにすることもあるでしょう。
フリースに汚れが付いたら洗濯をすることです。

フリースは汗やホコリも付着しています。汗やホコリも劣化の原因となるため、外から綺麗に見えるフリースも定期的に洗濯をしましょう。

パタゴニアのフリースはおしゃれ着用洗剤ではなく、通常の洗剤を使って洗濯できます。ただし漂白剤、柔軟剤、蛍光増白剤が含まれている洗剤は使ってはいけません。洗濯後はしっかりすすいでフリースの繊維に洗剤が残らないようにしましょう。フリースの繊維に洗剤が残っていると、フリース本来の機能性が落ちる事もあります。

パタゴニアのフリースも汚れが付いているままにすると、生地を傷めたり、劣化させる原因になります。また雨もフリースを劣化させる原因です。フリースが雨に濡れた時は洗濯をしましょう。

パタゴニアもモンベルと同じく、フリースに汚れがなくても定期的に洗濯することを推奨しています。フリースを洗濯ネットに入れて洗濯機で洗いましょう。

ユニクロのフリースを洗濯機で洗う場合は必ず『洗濯ネット』を使いましょう。ユニクロのフリースはデイリー使いできるため、お手入れも簡単です。だからと言って、お手頃価格で購入できるユニクロのフリースも雑に洗濯をすると、フリースの毛が束になったり、毛玉ができます。

洗濯方法は先程ご紹介した「フリースの洗濯方法7ステップ」を参考にして下さい。

中にはユニクロのフリースを何年も愛用している方や、毎年購入して冬は毎日着ている方もいるでしょう。毛が絡んで束になっていませんか？フリースを畳んでから洗濯ネットに入れて、おしゃれ着用洗剤で洗い、乾かした後にブラッシングしましょう。ふんわりしたフリースになります。

フリースを洗濯機で洗ってキレイになったものの、フリースにゴミが付いていることもあるでしょう。フリースに糸くずが少し付いている程度なら、ブラッシングやコロコロ、ガムテープ等で取り除くことができます。

特に厄介なのは小さなゴミです。フリースの毛の間に小さなゴミが絡みつくと、なかなか取れません。毛の奥に入り込んでいるゴミをコロコロやガムテープ等で取ろとすると、ゴミが押されてしまい逆効果です。ではどうすれば、フリースに付いたゴミは取れるのでしょうか？　

フリースにゴミが付いた時はゴム手袋を使いましょう。やり方は簡単です。水仕事等で使う時のゴム手袋をはめたら、一定方向にこすります。右から左に手を動かすか、反対に左から右に手を動かすだけです。

ゴム手袋をはめてフリースの上を滑らせるだけで、面白いようにフリースのゴミが取れます。お掃除用品としてゴム手袋を常備している方も多いのではないでしょうか？ぜひお試しください。

フリースは洗濯機で洗うことができますが、中には半信半疑の方もいるかもしれません。「フリースを洗濯機で洗うとフリースが壊れる」と思っていませんか？　結論から言うとフリースは洗濯しても壊れません。

フリースはふんわりした手触りが命です。「フリースの洗濯方法7ステップ」でもご紹介しましたが、フリースを洗濯機で洗う時はドライモードで洗います。ドライモードは衣類の負担を減らしながら、手洗いのように優しく洗うのが特徴です。フリースも優しく洗ってくれるため壊れません。

洗濯機でフリースを洗うのが不安な方は、手洗いで洗いましょう。洗濯機よりも手間がかかりますが、手洗いの方が安心感があるでしょう。

大きめの洗面器やバケツにおしゃれ着用洗剤を入れて、よくかき混ぜます。優しくフリースを押しながら洗いましょう。次に水で何度もすすぎ、最後にフリースを洗濯ネットの中に入れて、10秒程度で洗濯機ですすぎます。後はハンガーにフリースをかけて、風通しの良い場所で陰干しします。

フリースの洗濯方法7ステップ等をご紹介しました。フリースを洗濯機で洗うと汚れが落ちるだけでなく、フリース本来のふんわりした触感も蘇ります。今までクリーニング店でお願いしていた方も、本記事を参考にぜひ洗濯機でのフリース洗いにチャレンジしてみてください！