テレビを観ている時・洗面所で歯磨きをしている時・台所で料理をしている時等、家の中で見つけたら気になって夜も眠れないでしょう。ゴキブリを放っておくと繁殖・産卵を繰り返し、数が増えます。ゴキブリに遭遇した時のために、『ゴキブリの簡単な殺し方12選』を頭に入れておきましょう。
緊急のゴキブリの殺し方3選
家の中でゴキブリと遭遇した時に使える、ゴキブリ殺しの方法を3つご紹介します。
■① ゴキブリを叩く
ゴキブリが現れたら叩いて退治します。原始的な殺し方ですが効果テキメンです。ゴキブリを叩く道具は、『平たく、硬く、手で持ちやすく、それなりの長さの物』を使って退治しましょう。定番なのは新聞紙です。
他にも、チラシ・雑誌・スリッパ等があり、ゴキブリを叩き殺す時には重宝します。中でも、新聞紙・チラシ・雑誌は便利です。紙類のためゴキブリを叩いて退治した後、ゴキブリと一緒に捨てることができます。
ゴキブリを叩き殺す時は躊躇せず、ゴキブリめがけて思いっ切り叩くのがポイントです。少しでも躊躇すると失敗する可能性があるため、ゴキブリを力いっぱい叩いて退治します。特にクロゴキブリには要注意です。失敗すると飛ぶ可能性があるため、できれば1発で仕留めましょう。
■② 殺虫スプレーでゴキブリを殺す
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より楽に、確実にゴキブリをすぐに殺したい方は、最新の殺虫剤を使いましょう。現代は殺虫能力が高い商品も多いため、ゴキブリに噴射すると瞬時に殺してくれる物も多いです。
ゴキブリは湿気が多く暖かい環境を好む虫です。春~夏は活動的に動き、秋になるとゴキブリは産卵期のピークに達し、冬は暖かい場所を求めて、電化製品の裏や下・家具の後ろ・ダンボール・新聞紙等にゴキブリは潜んでいます。
このように、ゴキブリは季節関係なく活動している虫です。台所・洗面所・トイレ・各部屋等に殺虫剤を各1本づつ置いて、ゴキブリ殺しの準備をしておきましょう。家のどこかでゴキブリと遭遇しても、殺虫剤を各部屋等に用意しておけば安心です。
■③ 食器用洗剤でゴキブリを殺す
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食器用洗剤をゴキブリにかけて殺しましょう。食器用洗剤をゴキブリにかけると、気門(息を吸う場所)が塞がるため、窒息して死に至ります。食器用洗剤のメリットは、ゴキブリの真上からかけなくても良い・ゴキブリとの距離があっても殺せる・殺虫剤代わりになることです。
反対にデメリットもあります。使う場所(カーペット等)によっては、食器用洗剤がシミになることがあるため注意しましょう。
さらにもう一つ、食器用洗剤を使ったゴキブリ殺しは、少し時間がかかるのが難点です。早ければ30秒位でゴキブリを殺せますが、長ければ数分かかります。早くゴキブリを殺したい時は、ゴキブリのお腹側を狙って食器用洗剤をかけましょう。
殺虫剤なしのゴキブリの殺し方3選
ゴキブリが出たのに殺虫剤がなくて困った時は、3つの方法でゴキブリを殺します。
■① 熱湯でゴキブリを殺す
殺虫剤がない時は、熱湯でゴキブリを殺しをしましょう。熱湯でゴキブリ殺しをする時は、ペット・子供にも配慮しながら火傷に注意して下さい。
熱湯温度は熱ければ熱いほど良く、100度の熱湯を使うとゴキブリ殺しは1秒位で終わります。熱湯温度が低すぎるとゴキブリは死にません。ゴキブリ殺しには、最低でも『60度以上の熱湯』が必要です。
熱湯量もゴキブリ殺しには肝心で、少ないとゴキブリは死なないため、最低でも『コップ1杯』の熱湯を用意しましょう。
そして、ゴキブリの『真上』から熱湯をかけて、全身にかかるようにするのがポイントです。また、ゴキブリは振動を察知すると逃げるため、できるだけ気配を消して熱湯をかけましょう。
■② ドライヤーでゴキブリを殺す
ドライヤーの熱も高温になるため、ゴキブリ殺しに使えます。殺した後、ゴキブリに触れたくない方にもおすすめです。
【用意する物】
・ドライヤー
・ビニール袋orゴミ箱(中にゴミ袋をセッティングしておく)
【やり方】
○ゴキブリがドライヤーの温風で移動するであろう場所に、ビニール袋・ゴミ箱を用意しましょう。
↓
○スムーズにゴキブリが入るように、ビニール袋・ゴミ箱の口を横に倒してゴキブリをドライヤーで追い込みます。そして、ビニール袋・ゴミ箱へ追い込んだゴキブリに、ドライヤーの温風を当て続けて殺しましょう。
↓
○最後に、殺したゴキブリが入っている袋を縛って捨てれば完了です。
■ドライヤーはコード・コンセントが難点
ドライヤーでゴキブリ殺しをするメリットは、風でゴキブリを追い込むことができる、風のおかげで自分に向かってこない、ゴキブリと距離を置きながら殺せることです。
ドライヤーさえ持っていればゴキブリ殺しはできますが、ゴキブリがいる場所に左右されます。
何故なら、ドライヤーのコード・コンセントが関係しているからです。ゴキブリがいる場所にコンセントがなければ、ドライヤーは使えません。また、コンセントがあっても、コードの長さが足りなければゴキブリ殺しは難しいです。
ドライヤーが使えない場合は熱湯でゴキブリを殺しましょう。
■③ シャワーでゴキブリを殺す
浴室にゴキブリが出た時、シャワーのお湯で応戦しようと考えませんか?
熱湯でゴキブリ殺しをするには、最低でも60度以上の熱湯が必要です。シャワーのお湯が60度以上になるならゴキブリを殺せますが、60度以上のシャワーが出る家はあまりないでしょう。シャワーの場合、ゴキブリ殺しができる程の熱湯が出ない限り、ゴキブリを殺すのは難しいです。
しかし、40度ほどのお湯でゴキブリを弱らせることはできますので、ゴキブリが弱ったところで、ボディーソープ・シャンプー・リンス等をかけて窒息させて殺しましょう。
天井のゴキブリの殺し方2選
天井にいるゴキブリは、あるモノを使ってゴキブリを殺します。
■① 掃除機で吸い取ってゴキブリを殺す
天井にいるゴキブリは掃除機で吸い取ります。ゴキブリは掃除機の吸引力で気絶はしますが死にません。ゴキブリは気絶した状態で、掃除機の紙パックの中に留まっている状態です。そのため、掃除機のスイッチを切り時間が経つと、ゴキブリは復活します。
掃除機でゴキブリ殺しをするならスイッチを入れた状態で、掃除機のヘッド・ホース部分に殺虫剤を噴射して殺しましょう。
掃除機内に殺虫剤を噴射したら、ゴキブリ殺しは完了です。後は紙パックごとすぐにゴミ箱に捨てます。そのまま捨てるのが嫌な方は、紙パックを袋に入れて縛ってから捨てましょう。卵を持っていた場合その卵が生きている場合もあるので、後処理はその日のうちに行いましょう。
■② 粘着ローラー(コロコロなど)にくっつけてゴキブリを殺す
天井にゴキブリが現れたら、粘着ローラーにゴキブリをくっつけて殺します。粘着ローラーでゴキブリ殺しをする時は、『力を込めて押し潰す』イメージで動かすのがポイントです。
天井にいるゴキブリを恐れ、ただ粘着ローラーを動かすだけではゴキブリは死にません。ゴキブリは油で覆われているため、粘着ローラーを軽く当てるだけではゴキブリがくっつかず、逃がしてしまう可能性があります。しっかり、粘着ローラーをゴキブリに当てながら殺しましょう。
殺したゴキブリは粘着テープにくっついているため、触れることなく捨てることができます。
壁にいるゴキブリの殺し方2選
壁に現れたゴキブリ殺しは、2つの方法がおすすめです。
■① 冷却スプレーでゴキブリを殺す
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壁にいるゴキブリには冷却スプレーがオススメです。ゴキブリに冷却スプレーを噴射すると、瞬時にゴキブリを凍らせて殺します。冷却スプレーの特徴は、尋常ではない低い温度(マイナス75度・マイナス85度)でゴキブリを一気に行動不能にし、凍死させることです。
冷却スプレーは、ゴキブリ全体にかからなくても動きを鈍らせることができます。ゴキブリの動きが鈍ったところで、身体全体に再度噴射すればゴキブリ殺しは完了です。失敗しても動きを鈍らせることができるため、人によっては、殺虫剤よりも冷却スプレーの方が使いやすいでしょう。
冷却スプレーの最大の魅力は殺虫成分が含まれていないことです。台所付近や、ペット・子供がいる場所でも安心して使えます。
■② ファブリーズでゴキブリを殺す
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壁にいるゴキブリを殺すならファブリーズも効果的です。ファブリーズをかけて気門を塞ぎ、窒息させて殺します。ポイントは、ファブリーズに含まれている界面活性剤です。
ゴキブリは気門(息を吸う場所)を守るために、身体全体が油で覆われています。多少の水ならゴキブリにとって問題ありません。でも、ファブリーズをかけられるとゴキブリは、身体を覆っている油・界面活性剤が混ざるため油を剥がされてしまいます。すると、気門にファブリーズの液体がどんどん浸入し、ゴキブリは息ができません。
ファブリーズを使ったゴキブリ殺しは食器用洗剤と同じ理由のため、食器用洗剤の代用品として使うこともできます。
難点は射程距離です。ファブリーズ自体は50センチ程飛散しますが、ゴキブリに有効な量を一度に掛けるとしたら20センチ程の距離で身体全体に命中させる必要があるでしょう。
その他のゴキブリの殺し方3選
天井・壁でゴキブリに遭遇する機会を少しでも減らすために、2つの方法を実践しましょう。ゴキブリ殺しが効率良くできます。
■① ホウ酸団子でゴキブリを殺す
ホウ酸ダンゴ
ホウ酸団子を様々な場所に置いて、ゴキブリを殺しましょう。
ただし、ホウ酸団子でゴキブリ殺しをする時は置き場所や取り扱いに注意して下さい。お子さん・ペットを飼っている方は特に要注意です。お子さんの手の届かない場所、ペットが口にしない場所に、ホウ酸団子を置きましょう。
間違ってホウ酸を食べてしまい、中毒を起こして死亡した例もあります。お子さん・ペットがいる家は、ホウ酸団子を置く場所をよく考えてから設置しましょう。
■最低でも1ヶ月~2ヶ月は置く
ゴキブリが好む場所・通り道にホウ酸団子を置き、食べさせて殺します(卵には効果なし)。台所・洗面所・脱衣所・トイレ等の水周りや、玄関・窓付近等にもホウ酸団子を置きましょう。ホウ酸団子の設置期間ですが、ゴキブリ殺しの即効性には欠けるため、最低でも1ヶ月~2ヶ月は置く必要があります。
ホウ酸団子は自分で作ることもできますが、店頭・通販で購入した方が良いでしょう。
手作りの場合、ゴキブリ殺しに重要なホウ酸の分量を調整するのが難しいからです。ホウ酸は少な過ぎても、多過ぎてもいけません。丁度良いホウ酸量にしないとゴキブリ殺しができないため、手間・成功率を考えると購入した方が楽です。
またホウ酸団子は乾燥が進むことで硬くなってゴキブリが食べなくなり、効き目はほとんど無くなります。常に乾ききっていない新しい物を用意しましょう。
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■② 置くタイプの毒エサ剤(ベイト剤)でゴキブリを殺す
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置くタイプの毒エサ剤は効率良くゴキブリ殺しができます。ただし、毒エサを置く時に、子供・ペットの口に入れさせないため、手が届かない場所に置きましょう。
毒エサ剤で有名なのは『ブラックキャップ』で、ゴキブリが好む場所・隙間等に置くだけで簡単にゴキブリ殺しができます。
毒エサはゴキブリが好きなニオイで集め、ゴキブリ殺しに効く成分を食べさせて殺すのが特徴です。毒エサを食べたゴキブリが死ぬと、他のゴキブリが毒エサを食べて死んだゴキブリを食べ、連鎖的なゴキブリ殺しができます。
■③ プロの業者に駆除を依頼する
自分でゴキブリを殺すなんて絶対に無理。家のどこかに潜んでいるなんて考えるだけでゾワゾワするという方はプロに依頼して家の中を徹底駆除してもらうのが良いでしょう。
ゴキブリの生態を熟知しているプロなら侵入経路を的確に把握し、ゴキブリを侵入させない対策まで任せることができます。
業者に依頼するのなら2〜3社で見積もりをとり、作業内容や費用を比較して決めましょう。
ゴキブリ駆除おすすめ業者|害虫駆除110番
累計210万件の問い合わせ実績。害虫駆除は数社の比較が大切と知っている業者なので相見積もり歓迎です。候補に入れて、低価格・高品質の優良業者を見逃さないようにしてください。
ゴキブリは殺すと増える?
"ゴキブリ殺しをすると増える"と、耳にしたことがありますか? ゴキブリ殺しをした後にゴキブリを捨てないと、ゴキブリは増えると言われています。どうやら、ゴキブリの集合フェロモンとも関係しているようです。
実際には、ゴキブリを殺し続けた方が、当然ゴキブリは減ります。殺さなければもっと増えることは言うまでもありません。ゴキブリの糞に集合フェロモンが含まれていますので、糞を見つけたらきれいに掃除し、死骸は処分し、ゴキブリが増えない環境を作りましょう。
まとめ
できれば目にしたくないゴキブリですが、家の中で見つけたらなるべく退治しましょう。放置していると繁殖してどんどん増える可能性があります。
ゴキブリ殺しをする時は、熱湯・食器用洗剤・掃除機・殺虫剤等……『簡単な殺し方12選』を実践してゴキブリをやっつけましょう。