ゴキブリを見ると恐怖に襲われる方も多いはずです。中には、ゴキブリの存在自体が嫌な方もいるでしょう。嫌われ者のゴキブリは、数億年前から存在している昆虫です。霊長類は約6500万年前から存在していますが、ゴキブリはもっと前から存在しています。
そして、ゴキブリは数々の天敵と戦い抜き、現在まで生き延びている脅威の昆虫です。でも、数億年前の天敵と、現在の天敵は違います。何故なら、ゴキブリが誕生した数億年前に比べると、昆虫や動物の種類は増えているからです。
そこで、ゴキブリの天敵を調べてみました。ゴキブリの天敵は、ゴキブリが嫌いなものです。つまり、ゴキブリの天敵がわかれば、ゴキブリをやっつける方法がわかります。
ゴキブリの一番の天敵は人間?
多くの方が嫌っているゴキブリですが、ゴキブリが恐れているのが天敵です。人間を含め動物や昆虫等、ゴキブリには様々な天敵がいます。
自然界では、どんな生き物も天敵がいるのが当然です。食うか食われるかの世界でもあり、生きていくためには食べないと生きていけません。
ゴキブリの天敵が人の理由 ■人間はあらゆる手段で攻撃してくる
一方、人間は、生きていくためにゴキブリを食べることはないに等しいです。ただし、国によってはゴキブリを食べる国もあります。
ゴキブリにとっては酷ですが、ほとんどの方は、ゴキブリが気持ち悪いから等の理由で駆除するはずです。ゴキブリが悪さをするしない関係なしに、同じ空間にいることが許せません。
しかも、人間は、あらゆる手段でゴキブリを駆除しようとします。ゴキブリに熱湯をかけたり、叩く等してゴキブリを殺すのに躍起になるでしょう。最強の武器である殺虫剤を使われたら、ゴキブリはかないません。
そのため、ゴキブリにとっての一番の天敵は人間と言えます。
■人間が作り出した駆除剤もゴキブリの天敵
人間が作り出した置き型駆除剤もゴキブリにとっては恐るべき天敵と言えるでしょう。
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「美味しそうな香りがする。今は人間の姿も見えないから拝借しよう」と口にしたら最後、どんどんと脱水状態が進んで苦しくなり、ゴキブリは下水へと逃げるしかなくなります。
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■天敵の中でも厄介なのが駆除業者
天敵である人間の中でもゴキブリにとって最も厄介なのは駆除業者。ゴキブリの行動を熟知しており、どれだけ身を潜めても逃げ切ることは不可能です。
出会ったその場で瞬殺されるリスクだけでなく、せっかく作った巣までぶち壊されもう二度と住めない状態にしてしまう相手。
ゴキブリにとって駆除業者は人間の中でも最も遭遇したくない最悪の天敵といえます。
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ゴキブリの天敵になる動物・虫7つ
人間を不快にさせるゴキブリですが、ゴキブリの天敵は動物や昆虫です。中には、ゴキブリにとって最強とも言える天敵もいるため、遭遇したゴキブリは大ピンチに陥るでしょう。
ゴキブリの天敵になる動物・虫|その1 ■①ムカデ
ゴキブリの天敵はムカデです。ムカデはゴキブリを好物とする昆虫で、ゴキブリを見つけたら食べてしまいます。
ムカデは細長い身体が特徴です。あの細長い身体で、数cmもあるゴキブリを食べるのか? と、思う方もいるでしょう。ムカデにしてみれば、ゴキブリは美味しいご飯です。ゴキブリの大きさに関係なく食べます。
ゴキブリはもちろん、ムカデも同じくらい苦手な方も多いのではないでしょうか? でも、ムカデはゴキブリを食べてくれるため、人間の役に立ちます。家の周辺でムカデを見つけた時は、ゴキブリが近くにいるサインかもしれません。
とは言え、ムカデは人間にとっても天敵です。噛まれる場合もあるため、見つけた時は駆除しましょう。
ゴキブリの天敵になる動物・虫|その2 ■②ヤモリ
ヤモリもゴキブリの天敵です。ヤモリはゴキブリだけでなく、他の害虫も食べてくれます。
ただし、ゴキブリの天敵であるヤモリは、ゴキブリなら何でも食べるわけではありません。ヤモリの種類によっては、食べることができないゴキブリもいます。どうやら、ヤモリの身体の大きさと関係があるようです。
例えば、身体の小さいニホンヤモリは、成虫のクロゴキブリを食べられません。クロゴキブリは大きいゴキブリの部類のため、身体の小さいヤモリは食べたくても食べることができません。
ざっくり言うと『ヤモリはゴキブリの天敵だが、全てのヤモリがゴキブリの天敵とは限らない』ということです。
ゴキブリの天敵になる動物・虫|その3 ■③ネズミ
ゴキブリの天敵は昆虫だけではありません。動物も天敵になるため、ネズミもゴキブリの天敵になります。
ネズミは齧歯目(げっしもく)の動物です。齧歯目はリスやハムスター等も含まれるため、草食だと思われがちですが、ネズミは雑食動物のため何でも食べます。
ネズミは俊敏に動くゴキブリを捕まえるのが得意で、外にいるネズミはマンホールや排水口等にいるゴキブリを食べます。
一方、屋根裏等を棲家にしているネズミも、ゴキブリが好きです。ゴキブリを食べてくれるのはあり難いですが、ネズミを見過ごすのはよくありません。人間にとっては天敵になるため、室内のゴキブリが急にいなくなった場合は、ネズミの存在を疑いましょう。
ゴキブリの天敵になる動物・虫|その4 ■④鳥
自然界に生息している鳥は、たんぱく質が豊富なゴキブリやシロアリを食べます。そのため、ゴキブリにとって鳥は天敵です。ゴキブリは、天敵の動きを素早く察知する機能が備わっています。でも、上空から物凄い勢いで鳥に襲われたら、かないません。あっという間にゴキブリは食べられてしまうでしょう。
ゴキブリの天敵になる動物・虫|その5 ■⑤猫
ゴキブリにとって恐ろしい存在が猫です。猫もゴキブリにとって天敵になります。
猫はネズミ対策に昔から飼われてきましたが、ゴキブリを捕まえるのも得意です。猫は動いている物に反応するため、ゴキブリを見つけたら追いかけます。外を徘徊している猫は、ゴキブリを捕まえて食べる行為は当たり前です。
ペットとして飼われている猫は、空腹でなくてもゴキブリを追っかけるでしょう。ペットの場合は、ゴキブリを食べるために追っかけるのではなく、おもちゃだと思って遊んでいます。
ゴキブリの天敵になる動物・虫|その6 ■⑥クモ
ゴキブリの天敵で有名なのがクモです。ハエトリグモ等、小型のクモは、ゴキブリの幼虫を食べます。
中でもゴキブリにとって最強の天敵は、『アシダカグモ』と言えるでしょう。アシダカグモの大好物はゴキブリです。ゴキブリを見つけると噛みつきます。そして、ゴキブリを消化液まみれにして、溶かしながら食べるのが特徴です。活動時間は夜のため、ゴキブリを夜に捕まえて食べています。
アシダカグモはとても大きいクモです。全長は約13cmもあるため気色悪く、人間でもゾッとするくらいですが、人間に悪さをすることはありません。
またアシダカグモは家中のゴキブリを食べると、自然と出て行きます。
ゴキブリの天敵になる動物・虫|その7 ■⑦ゲジゲジ
ゲジゲジはゴキブリの天敵と言われていますが、噂だけで、天敵にならない種類もいます。
ゲジゲジはゴキブリ等を食べてくれるため、人間からしてみれば便利な昆虫です。でも、ゴキブリにとっては天敵になるため、恐ろしい存在でしょう。
ゴキブリ等の害虫を食べ、脱皮を繰り返し、どんどん大きくなるのがゲジゲジです。ゴキブリはゲジゲジが天敵ですが、エサに目がありません。また、ゴキブリは雑食のため、脱皮したゲジゲジの殻を求めてやって来ます。すると、ゴキブリは天敵であるゴキブリに食べられてしまいます。
ゴキブリの天敵となる環境や植物
『ゴキブリの天敵=苦手なもの』です。実は、ゴキブリの天敵は、動物や昆虫だけではありません。ゴキブリの天敵は他にも7つあります。
ゴキブリの天敵となる環境や植物|その1 ■①高温
ゴキブリにとって高温は天敵です。あまりにも温度が高いとゴキブリは生きていられません。原則、ゴキブリは温かい場所を好みます。ゴキブリは『約20度~32度になると活発に動く』昆虫です。高温になるとゴキブリの動きが鈍くなります。
33度以上になるとゴキブリは素早く動けません。さらに高温になり、35度を超える頃には動きが止まります。42度に到達すると、生きることができません。
42度でゴキブリが死ぬ理由は、身体に多くのたんぱく質が含まれているからです。ゴキブリの身体は生卵と同じで、熱を加えると固まってしまいます。身体が固まるとゴキブリは呼吸ができず、生命維持ができません。ゴキブリにとって高温は目に見えない天敵です。
ゴキブリの天敵となる環境や植物|その2 ■②寒さ
ゴキブリは高温が天敵ですが、反対に、低温も天敵になります。特に、気温が下がる冬は、野外にいるゴキブリにとって低温は天敵です。
低温になる冬は、ゴキブリにとって天敵になりますが、冬でも活動はしています。でも、寒さに弱いゴキブリは、気温が低くなると俊敏に動くことができません。
ゴキブリは、19度以下になると動きが鈍くなります。19度以下になると、ゴキブリの卵も孵化することができません。10度以下になるとゴキブリの幼虫の成長が止まります。さらに気温が下がり、マイナス5度の中に丸一日いると、ゴキブリは生命維持ができません。
ゴキブリの天敵となる環境や植物|その3 ■③ハッカやミントなどのハーブ
ゴキブリは刺激が強い香りや、スースーする香りを嫌うため、ゴキブリにとってハッカやミント系のハーブも天敵と言えます。ハッカやミント系のハーブは清涼感があるためのど飴やタブレットにも使われています。
ハッカやミント系のハーブを植えると、ゴキブリは去っていきます。他にも、アロマオイルや、ポプリ等も効果的です。何より、ハッカやミント系のハーブは科学的な物を一切使わないため、人間への健康被害がありません。ハーブは、天然成分でゴキブリを撃退できるのがメリットです。
ただし、ハーブでゴキブリを撃退する時は、甘い香りのハーブは避けましょう。ゴキブリは刺激が強い香りが天敵ですが、甘い香りのハーブには近寄って来ます。
ゴキブリの天敵となる環境や植物|その4 ■④シソ
"ミント系のハーブは香りが強く、清涼感ががあるため、ゴキブリは嫌う"と、説明しました。実は、ミント系のハーブはシソ科です。つまり、シソもゴキブリの天敵になります。
シソの香りは、ゴキブリにとっては刺激の強い香りです。そのため、シソの香りを利用すると、ゴキブリ退治ができます。ゴキブリの天敵であるシソで撃退する時は、シソを植えても良いでしょう。ですが、シソは暖かい時期しか葉っぱをつけません。
1年を通して、シソでゴキブリを撃退するなら、アロマオイルが向いています。
ゴキブリの天敵となる環境や植物|その5 ■⑤柑橘類
猫等の動物も柑橘類を嫌いますが、ゴキブリも嫌いです。
ゴキブリが柑橘類を天敵とする理由は、柑橘類の成分に秘密があります。柑橘類には、d-リモネンが含まれているのが特徴です。d-リモネンは、特に皮部分に豊富に含まれています。実際、柑橘系の果汁と水を混ぜたものをゴキブリに付けるだけで、動きが鈍くなります。ゴキブリにとって柑橘類は天敵です。
そのため、柑橘類の皮を置くと、ゴキブリは天敵がいると思うでしょう。ゴキブリの天敵である柑橘類の皮を使って撃退する時は、ゴキブリが好む場所に置くと効果的です。ゴキブリは、暗くて湿気がある場所や、温かい場所にいます。
例えば、水周り・玄関・下駄箱の中・植木鉢の近く・家具や家電の近く等に置きましょう。
ゴキブリの天敵となる環境や植物|その6 ■⑥アルコール
ゴキブリにとってアルコールは天敵です。薬局や100均で販売されている、アルコール(消毒用や除菌用)をゴキブリにかけると死にます。
ゴキブリにアルコールをかけると死ぬのは、気門(呼吸する穴)を塞がれるからです。ゴキブリは気門を塞がないよう、油で全身コーティングされています。でも、油はアルコールには弱いです。アルコールをかけられると油は剥がれ、気門にアルコールが詰まり、最後は窒息死します。
アルコールの威力は、ゴキブリの油を剥がすだけではありません。アルコールは揮発性があるため、ゴキブリにかけると熱も同時に奪います。
アルコールは体温を奪いながら窒息もさせるため、ゴキブリにとっては最悪な天敵でしょう。
ゴキブリの天敵となる環境や植物|その7 ■⑦木酢液
木酢液は火事の臭いがするため、ゴキブリが嫌がります。ゴキブリだけでなく、他の昆虫や動物にとっても、火事の臭いがする木酢液は天敵です。『火事の臭い=命の危機』と、思うためゴキブリは退散します。
ただし、ゴキブリの天敵である木酢液を使う時は、商品選びに注意しましょう。木酢液は害がないタイプもありますが、商品によっては、『ホルムアルデヒド等の有害物質』が含まれています。成分表記を確認して購入しましょう。
【木酢液の粒タイプは便利】
木酢液は正露丸のような臭いがします。人によっては木酢液の臭いが不快に感じるでしょう。
木酢液の臭いが苦手な方は、粒タイプがおすすめです。粒タイプは液体よりも臭いがマイルドなため、不快感を軽減できます。とは言え木酢液独特の臭いはあるため、粒タイプでも不快に感じる方もいます。
使い方は簡単です。粒タイプを小分けにして、ネット等に入れます。そして、ゴキブリが好む場所や、ゴキブリが潜んでいそうな場所に置きましょう。
粒タイプは室外だけでなく、室内に置くことができるため便利です。粒タイプは100均一等で購入できます。
ゴキブリの天敵となるにおい
ゴキブリが嫌いな臭いは天敵になりますが、ゴキブリは嫌いな『臭いを触覚で察知する』昆虫です。当然、ゴキブリにも嗅覚はありますが、触覚の方が優れています。そのため、ゴキブリは、触覚で様々な臭いを嗅ぎとるのが得意です。
では、ゴキブリの天敵である嫌いな臭いを3つ、ご紹介します。
ゴキブリの天敵となるにおい|その1 ■①ミントやハッカなどシソ科の植物
先程も説明しましたが、ゴキブリは、ミントやハッカ等の香りが嫌いです。ミントやハッカはシソ科になりますが、シソ科の植物はゴキブリにとって天敵になります。
人間からしてみてば、ミントやハッカ等の香りを嗅ぐと落ち着く方もいるでしょう。ですが、ゴキブリは刺激が強い臭いと察知して、天敵と判断します。
ゴキブリの天敵となるにおい|その2 ■②レモングラスなど柑橘系の香り
レモングラス等、柑橘系の香りがする植物はゴキブリにとって天敵です。ちなみに、ペパーミントよりもレモングラスの方が、ゴキブリは嫌がると言われています。
レモングラスは、レモンのような香りが特徴です。当然、レモングラスは本物のレモンではないですが、ゴキブリを騙すことができるでしょう。レモングラスを使うと、ゴキブリは天敵だと勘違いします。そして、自然とゴキブリの姿を見なくなるでしょう。
ゴキブリの天敵となるにおい|その3 ■③セロリやクミンなどセリ科植物
香りの中でも、強烈な香りはゴキブリの天敵です。セロリ、クミンやキャラウェイ等、セリ科の植物は独特の香りがします。クセのある強い香りとも言えるでしょう。
セロリの香りは、人間でも苦手な方がいます。ですが、ゴキブリにしてみれば、かなり強い臭いのため天敵です。
クミンは、カレーによく使われています。食欲をそそるスパイシーな香りがしますが、ゴキブリは嫌いです。
キャラウェイは、爽やかさと甘さがミックスしたような香りがします。本来、甘い香りはゴキブリを寄せ付けますが、キャラウェイはゴキブリにとって天敵です。
ゴキブリの天敵|まとめ
ゴキブリの天敵は動物や昆虫、香り等、様々な物が天敵になります。ゴキブリの天敵は、意外と多いと実感した方もいるのでないでしょうか?
ペットや子供がいて殺虫剤でゴキブリを駆除したくない方もいるでしょう。殺虫剤を使わないでゴキブリ退治をするなら、ゴキブリの天敵を上手に活用すると良いです。早速、香り等でゴキブリを退治しましょう。