スズメバチに刺されて死亡したニュースを耳にしたことはありませんか? 特に、夏~秋はスズメバチの毒針による死亡事故や、刺されて怪我することが多くなる時期です。
スズメバチと一口に言っても、日本には17種類のスズメバチが生息し分布は全国的であるため、誰もがスズメバチに刺される可能性があると言えるでしょう。
スズメバチは屋根裏や床下等、家の敷地内にも巣を作ります。巣はどんどん大きくなるため、巣を見つけたらすぐに駆除しないといけません。
自分で巣を駆除する方は『スズメバチの駆除方法9ステップ』を実践すれば、安全に駆除できます。今回は、業者に依頼した時の料金相場もチェックしましょう。
スズメバチの生態と特徴
スズメバチはハチの中でもサイズが大きく、性格は攻撃的で凶暴です。そして、スズメバチはお尻に強力な毒針を持っており、刺されると死に至ることもあります。
スズメバチは巣を作りますが、人間の目につきにくい場所や隙間に巣を作ることが多いです。巣を作る場所は、天井裏・壁の中・床下・戸袋の中・木の洞の中等になります。
■女王バチが一番長生き
スズメバチは女王バチを筆頭にし、オスのスズメバチや働きバチと巣の中で集団生活を送ります。オスのスズメバチは働きバチのように仕事はしません。
唯一の仕事は女王バチと交尾をすることで、交尾が終われば死にます。寿命は約2ヶ月です。女王バチは子育てをするため約1年生きますが、2、3年も生きる場合があります。
繁殖期の9月~10月は働きバチは忙しくなり、巣に近づくものや危害を加えるものがいれば、毒針で刺して攻撃し巣を守ります(毒針で刺すのはメスのみ)。寿命は約2ヶ月~3ヶ月です。
スズメバチ駆除前に必要な準備物
スズメバチの駆除をする時は、しっかり事前準備をしてから行いましょう。スズメバチの駆除に必要な物をご紹介します。
・防護服
・防蜂ネット
・厚手の軍手
・長靴
・殺虫剤(できるだけたくさん)
・長い棒
・ゴミ袋
・懐中電灯等
・赤いセロハン
■身を守る物と駆除する物
防護服・防蜂ネット・厚手の軍手・長靴は、スズメバチから身を守るために欠かせません。肌の露出をしないようにして、スズメバチ対策を万全に行うことが重要です。
スズメバチの駆除をする際は防護服を着用しますが、雨合羽を代用する方もいます。ですが、スズメバチの毒針のことを考えたら防護服が一番安心です。
殺虫剤・長い棒・ゴミ袋・懐中電灯等・赤いセロハンは、スズメバチを刺激しないために必要な物や、駆除する時に使う物になります。
スズメバチの駆除方法9ステップ
スズメバチはハチの中でもかなり危険度の高い昆虫で、甘く見ていると刺されてしまいます。凶暴な性格のスズメバチを駆除する時は、細心の注意を払いながら確実に駆除しないといけません。
一般の方がスズメバチを駆除するなら尚更です。では、スズメバチの駆除作業を行う時はどうすれば良いのでしょうか? スズメバチの駆除方法9ステップをご紹介します。
■①ハチの巣駆除用スプレーを用意する
スズメバチを駆除するなら、スズメバチの巣を駆除しないといけません。
そのためには殺虫剤が必要です。スズメバチの巣は原則、ハチの巣駆除用スプレーを使って駆除しますが、『できるだけ多く何本も用意する』のがポイントです。
スズメバチの巣が大きければ大きいほど、ハチの巣駆除用スプレーは必要になります。
巣の中にはスズメバチが潜んでいる場合があるため、注意しながら駆除作業を行わないといけません。特に、繁殖時期のスズメバチは過敏になっているため、いつも以上に攻撃的です。
過敏になっているスズメバチの多くは、人間を敵とみなして攻撃してくるでしょう。素早く駆除作業を進めていかないとスズメバチはどんどん攻撃してくるため、ハチの巣駆除用スプレーで連続噴射して駆除するのは鉄則です。
■高い所にある巣も駆除できる
高い所にスズメバチが巣を作っていて、駆除したくても人間の手が届きにくいこともあるでしょう。
ですが、ハチの巣駆除用スプレーは高い所の巣にも対応できる商品がほとんどで、強力噴射タイプも多いです。噴射力が強く勢いがあり、数メートル離れた場所からスプレーしてもスズメバチの巣を駆除できます。
■ピレスロイド系の殺虫成分で瞬殺する
スズメバチは『ピレスロイド系』の殺虫成分がよく効くため、ハチの巣駆除用スプレーの多くはピレスロイド系です。
ピレスロイド系はスズメバチの神経に素早く作用し殺すため、即効性があります。また、ハチの巣駆除用スプレーがあれば、飛び回っているスズメバチに噴射して使うことも可能です。
■工作用スプレーボンドでも駆除できる
実は、工作用スプレーボンドも駆除アイテムとして活躍します。スズメバチの巣やスズメバチを駆除できるため、駆除方法の1つとして覚えておくと良いでしょう。
駆除作業の詳しい流れは『6番:日没後から日の出までの暗い時間帯にスズメバチの巣にスプレーする』でご紹介します。
■②防護服を用意する
スズメバチを駆除する時は刺されないように、防護服を着て駆除作業をします。
防護服はネット通販やホームセンター等でも購入できますが、スズメバチの駆除作業だけのために揃えるのは気が引ける方もいるでしょう。
防護服を購入したくない方は、役所から借りることができるかもしれません。
全ての役所で防護服をレンタルしているわけではありませんが、地域によっては、ハチの巣駆除用の服を貸し出しているところもあります。
■③戻り蜂用に、巣の周辺に粘着ボードを吊るしておく
スズメバチの巣を駆除したにも関わらず、スズメバチが飛んでいる光景を目にすることもあるでしょう。これは『戻り蜂』と言って、駆除後すぐ~約1週間程度続くことがあります。
巣を駆除した後にスズメバチが戻ってきた時の対策として、巣の周辺に粘着ボードを吊るしておきましょう。
粘着ボードを吊るしておくと、スズメバチは粘着ボードに吸い寄せられるかのように集り、1度くっつくと離れることができません。
■黒い粘着ボードはスズメバチが集まる
粘着ボードで戻り蜂を集めることができる理由は、黒い色に反応するスズメバチの習性を利用して作られているからです。
スズメバチは黒い色を見ると攻撃スイッチが入るため、粘着ボードを吊るすとどんどん集まってきます。また、粘着ボードは防水仕様になっているため、雨が降っても効果が落ちることはありません。
■④子どもや老人はスズメバチに襲われないよう家の中に避難
スズメバチの巣やスズメバチを駆除する時は、子どもや老人を家の中に避難させます。スズメバチは攻撃的な性格です。巣やスズメバチの駆除をすると、より攻撃性が増して刺される危険があります。
スズメバチに刺されないために、子どもや老人は必ず室内に避難させましょう。
■⑤スズメバチが侵入しないよう家の窓や扉は閉める
巣を駆除する時は、スズメバチが家の中に入って来ないように窓や扉は全て閉めます。
少しでも隙間があると駆除作業をしている最中に、逃げて来たスズメバチが家の中に侵入して刺されるかもしれません。しかも、家の中に誰かがいたら最悪です。
強力な毒針も持っているスズメバチに刺される可能性があります。駆除作業をする前は窓や扉が締まっているか? 確認してから行いましょう。
■⑥日没後から日の出までの暗い時間帯にスズメバチの巣にスプレーする
スズメバチの巣を駆除する時間帯は、日没後から日の出までの暗い時間帯に行います。業者であれば日中に巣の駆除作業を行いますが、素人の場合はスズメバチに刺されるリスクを最小限にしないといけません。
日没後から日の出までの暗い時間帯に巣の駆除作業をする理由は、スズメバチの就寝タイムだからです。スズメバチが寝ている隙を狙って巣を駆除します。
■懐中電灯やハチの巣駆除用スプレーを何本も置いておく
暗い時間帯に巣の駆除作業をする時は懐中電灯等、巣やスズメバチの動きを見やすくするために灯りを使いましょう。
ですが、懐中電灯等の灯りをそのまま照らして使うと、スズメバチを刺激する原因になります。
スズメバチを懐中電灯等の灯りで刺激しないためには、『赤いセロハン』がおすすめです。ライト部分には赤いセロハンを貼ってから巣の駆除作業をしましょう。
また、巣の駆除作業は、ハチの巣駆除用スプレーを使って連続噴射するのが基本です。連続噴射をするとスプレーはすぐに空っぽになるため、手の届く場所に置いておくとスムーズに駆除作業ができます。
■ハチの巣駆除用スプレーで連続噴射する
ハチの巣駆除用スプレーでスズメバチの巣全体を集中攻撃しますが、巣から離れた場所から(2m~3m程度)噴射しましょう。
巣にスプレーすると、中にいるスズメバチは外に出てきますが止めることなく、2分~3分は続けて噴射します。
2分~3分続けてスプレーするとスズメバチは弱り、死んでいる個体もいるでしょう。ですが、弱りながらも生きているスズメバチもいます。
次に、スズメバチを完全駆除するために巣に近づきましょう。この段階でスズメバチはすでに弱っているため、巣に近づいても刺される可能性は低いです。
巣の入り口から中に向って、ハチの巣駆除用スプレーを再び連続噴射します。スズメバチが巣から出てきても止めずに続けましょう。
巣の周りに飛んでいるスズメバチがいたら、ハチの巣駆除用スプレーを噴射して駆除します。
■工作用スプレーボンドで駆除する場合
先程、"工作用ボンドで、スズメバチの巣やスズメバチを駆除できる"と説明しました。工作用スプレーボンドは、ボンドの粘着力でスズメバチの動きを制御できるのがメリットです。
スズメバチの動きが鈍っている間に駆除できるため、刺されるリスクを減らすことができます。
【スズメバチの巣】
スズメバチの巣の入り口に、工作用スプレーボンドを噴射して塞ぎましょう。工作用スプレーボンドはベタベタしているため、巣の中にいるスズメバチは動きにくくなります。
次に、ハチの巣駆除用スプレーの先にスプレーノズルを付けて、巣の真ん中に挿し連続噴射して駆除しましょう。もしくは、スズメバチの巣全体に、ハチの巣駆除用スプレーで連続噴射します。
【スズメバチ】
スズメバチに向って工作用スプレーボンドを噴射します。ボンドの粘着力でスズメバチの羽や足がくっついて動きが鈍くなり、地面に落下してバタつく場合があります。
スズメバチが飛べなくなっている隙にハエ叩き等で叩くか、ハチの巣駆除用スプレーで駆除しましょう。
■⑦1時間ほど放置してスズメバチの様子を見る
スズメバチの巣をハチの巣駆除用スプレーで集中攻撃すると、殺虫剤まみれになっています。そのため、スズメバチの巣は壊滅状態です。
ですが、生命力が強いスズメバチは生きています。完全にスズメバチが死ぬまで1時間ほど巣を放置して、スズメバチの様子を見ましょう。
■⑧戻ってきたスズメバチにスプレーする
スズメバチの巣を駆除作業をすれば、ほとんどのスズメバチを駆除できるのは確かです。ですが、スズメバチは駆除作業中に逃げ出すことがあるため、完全に駆除するのは難しいと言えるでしょう。
逃げ出したスズメバチは、しばらくすると巣があった場所に戻ってきます。逃げ出したスズメバチが巣があった場所に戻ってきたら、ハチの巣駆除用スプレーを噴射して駆除しましょう。
■エサを探しに行っていた場合も戻ってくる
日中に巣の駆除作業を行う時に当てはまるケースですが、スズメバチが巣に戻ってくる理由をご紹介します。巣を駆除する時にいなかったスズメバチも、ほぼ確実に戻ってきます。
巣を駆除する時にいなかったスズメバチは、エサを探しに行っている可能性が高く、戻って来たら巣がなくなっていたパターンです。スズメバチは巣がなくなっているとパニックになり、しばらく飛び続けます。
■⑨スズメバチの巣を燃えるゴミに出す
スズメバチの巣から音が聞こえなくなったり、スズメバチが巣から出てこないことを確認したら巣を撤去しましょう。スズメバチの巣を撤去する時は、長い棒(突っ張り棒・バット・木材・ほうきの柄の部分等)で巣を叩いて落とします。
スズメバチの巣を叩いて落とした時に、ゴミ袋の中に入る状態にしておくと便利です。
スズメバチの巣が手が届く場所にある時は、ゴミ袋で巣を包みながら回収します。最後に、ゴミ袋の縛って密閉すればスズメバチの巣の駆除作業は完了です。
スズメバチ駆除の注意点3個
スズメバチはハチの中でも危険な昆虫で、しっかり事前準備をしてから行う必要があります。
当然、巣や飛び回っているスズメバチの駆除を行う時も気が抜けません。駆除する時は、3つのことに注意しながら作業をしましょう。
■①巣を見つけても近づかない
スズメバチを駆除する時は巣を見つけて駆除します。とは言っても、いきなりスズメバチの巣の近くに近づくと、毒針に刺される可能性が高くかなり危険です。
スズメバチの巣の中には女王バチがいるため、働きバチは女王バチを守るために猛攻撃してきます。また、スズメバチの巣の大きさに関係なく、巣を見つけても安易に近づいてはいけません。
当然、大きい巣にはたくさんのスズメバチがいますが、たとえ、巣が小さくてもスズメバチがいる場合があります。
■女王バチを守るために攻撃してくる
スズメバチは凶暴で攻撃的な性格ですが、防衛本能も高いです。スズメバチは敵と判断すれば、巣を守るために集中攻撃してきます。
スズメバチが攻撃する理由は、巣の中に女王バチがいるからです。働きバチは巣全体の見張り番でもあり、女王バチを守るために身体を張ります。
スズメバチの巣に近づくものに対しては、毒針で攻撃してくるものだと思いましょう。
■毒針を刺すことは死を意味する
スズメバチの毒針は1回しか使えません。毒針を敵に刺すと、スズメバチは内臓も一緒にちぎれるため死にます。
毒針を刺すことは命がけの行為であり最終兵器のため、最初から毒針を刺すことはありません。スズメバチは最終兵器である毒針を刺す前に、まずは敵に威嚇します。
スズメバチの威嚇行為は3つです。
・敵の周りを飛び回る
・わざと敵の近くに来て空中でとまり続ける
・カチカチした音を出す
3つの威嚇行為をしてもスズメバチの巣から敵が離れない場合は、働きバチは臨戦態勢に入ります。
スズメバチは毒針スイッチが入ると、時速約30km~40kmのスピードで敵を追いかけることも少なくありません。
■毒針に刺されると死ぬ場合がある
スズメバチに刺されると毒のせいで患部は熱をもち、赤く腫れ上がり激痛に苦しむことになります。1匹のスズメバチに刺されたとしても毒性が強いため、赤みや痛みはしばらく引きません。
あと、スズメバチの毒針に刺されて怖いのは、アナフィラキシーショックです。アナフィラキシーショックは呼吸困難や意識障害等により死亡することがあります。
スズメバチに刺されたらポイズンリムーバー等で応急処置をして、できるだけ早く病院へ行きましょう。
■②防護服を着て毒針から身を守る
スズメバチの巣を駆除する時は、とにかく毒針に刺されないことです。そのためには、防護服を着て肌が露出しないようにしてから、巣の駆除作業を行わないといけません。
ですが、スズメバチの危険性を理解しないまま、軽装で巣の駆除を行う方も少なからずいます。軽装での駆除作業はスズメバチに対して、"どうぞ毒針を刺して下さい"と、言っているようなものです。
軽装のスタイルにもよりますが、少しでも肌が露出していればスズメバチに刺されます。
しかも、洋服と肌の間にわずかな隙間(Tシャツの袖の隙間等)があれば、洋服の中にスズメバチが侵入してくる場合もあるでしょう。
■黒い色は攻撃対象
さらに、洋服の色や身に付けている物の色によっても、スズメバチを刺激することになります。スズメバチを刺激する色は、黒・こげ茶・赤・青等の色です。
スズメバチを刺激する色にはカラー色も含まれていますが、スズメバチにはどんな色も白黒にしか見えないと言われています。
スズメバチは黒く見える物は攻撃対象と判断するため、黒は人間にとって最も危険な色です。色のトーンが暗いこげ茶はほとんど黒に見えて、赤や青等のハッキリした色は濃いグレーのように見えます。
反対に白は、スズメバチを刺激するリスクが低く最も安全な色です。そのため、防護服に白が使われています。
■③香水等はつけない
スズメバチは嗅覚が優れており様々な匂いを嗅ぎ分けて、敵の確認作業やエサ探しています。巣や戻って来たスズメバチ等を駆除する時は、匂いに注意しましょう。
特に、スズメバチは強い香りを嗅ぐと攻撃してきます。例えば、香水・シャンプー・石鹸・果物・花の香り・化粧品・ヘアスプレー・汗の臭い等です。
女性は男性に比べて香水や化粧品等、匂いがするものを身につけていることが多いため、スズメバチの攻撃対象になりやすいと言えます。
駆除作業を行う時は匂いがしないように、香水はつけず化粧はしない等の対策をしてから始めましょう。
■フェロモンを嗅ぎ分けて巣を守っている
スズメバチは嗅覚が優れているだけでなく、フェロモンを出して仲間と意志疎通を行ったり、巣を守る時にもフェロモンは役立ちます。
働きバチは巣の出入り口で見張り番をしており、他のスズメバチや敵が侵入してこないか? 確認するため、フェロモンを嗅ぐことは欠かせません。
スズメバチが巣に戻って来ると、出入り口でフェロモンを嗅いで仲間のスズメバチか? 確認作業をします。
他のスズメバチや敵が巣の出入り口にいることがわかれば、緊急事態発生です。フェロモンを出して仲間の働きバチに攻撃命令を下すため、巣の中にいる働きバチが一斉に出て来ます。
スズメバチは冬はどうしている?
冬になるとスズメバチを目にすることは少なくなるでしょう。冬になるとオスのスズメバチと働きバチは死んでしまいます。
つまり、冬でも生き残っているのは、女王バチだけです(原則、新女王のみ)。
スズメバチの繁殖期は9月~10月ですが、寿命が約2ヵ月~3ヵ月しかないオスのスズメバチと働きバチは、冬が来る前に役目を果たして死にます。
女王バチの寿命は約1年~3年ありますが、多くの女王バチは約1年で死ぬ運命です。
つまり、1年サイクルで新しい女王バチが誕生することになりますが、稀に長生きする女王バチもいるため、2、3年世代交代しないこともあります。
■新女王は木の洞の中等で冬を越す
新女王に焦点を当てて冬の過ごし方を説明すると、新女王は元女王バチがいた巣の中で冬を越すことはありません。
ただし、新女王は産まれてから約1、2週間は元女王バチがいた巣の中にいます。理由は越冬するための栄養を溜め込むためです。
十分に栄養を蓄えたら自ら巣を出て、木の洞の中等に身を潜めて越冬します。
スズメバチ駆除を業者に頼んだ時の料金相場
スズメバチの巣が巨大化していたり、自分で駆除するのが難しい方もいるでしょう。巣の駆除に困ったら業者に依頼することになりますが、料金相場は約大体1万円~5万円です。
ただし、業者によって料金は違うため、何社か見積もりをお願いして決めた方が良いでしょう。3つの業者の料金形態をご紹介します。
■3社の料金相場
【A社】
A社の場合は、スズメバチの種類によって基本的な駆除料金が違うのが特徴です。
・オオスズメバチ 25,000円~30,000円
・キイロスズメバチ 20,000円~25,000円
・コガタスズメバチ 13,000円~20,000円
・ヒメスズメバチ 13,000円~20,000円
さらに、スズメバチの巣がある場所・個数・駆除作業を行う時期も、基本的な駆除料金に上乗せされます。
・3m以上の高い場所に巣がある場合 プラス3,000円
・屋根裏や床下・エアコンの室外機 プラス5,000円
・通気口・ガスメーターや水道メーター プラス10,000円
・7月~10月の駆除作業 20%増し
・2個以上の巣を駆除する場合 2個目からはプラス20%増し
【B社】
1個の巣にかかる駆除料金は45,000円で(巣と飛び回っているスズメバチを含む)、2個目からは1個につきプラス25,000円です。
さらに、駆除をする面積や作業内容によって料金が上乗せされたり、土日祝日や早朝深夜も別途料金がかかります。また、B社の車をコインパーキングに駐車した場合は料金も請求されます。
【C社】
巣の駆除作業は10,000円~です。要望があればスズメバチを寄せ付けない薬剤を散布することもできます。
C社の場合は、車をコインパーキングにとめても料金は請求されません。
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まとめ
スズメバチは凶暴で攻撃的な性格のため、むやみに近づいたり素手で巣に触れるのは危険行為です。働きバチが巣を監視しているため、毒針に刺されたら激痛に襲われ、最悪の場合は死に至ることもあります。
巣を見つけたら、まずはしっかり事前準備をしてから駆除作業を行うことです。自分で行うのが不安な方は業者に依頼して、巣やスズメバチを駆除してもらいましょう。