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ムカデの毒成分・症状は?噛まれたときの毒抜対処方法

ムカデの毒成分・症状は?噛まれたときの毒抜対処方法

ムカデに噛まれる事故が増えるのは5月~10月のため、都会に住んでいても他人事ではありません。ムカデに噛まれれば毒のせいでツライ思いをするでしょう。そこで今回は、毒による症状や対処方法等をまとめました。

 


ムカデに噛まれたことがない方でもムカデに毒があり、噛まれると痛いことは知っているでしょう。ムカデは山や森にいるイメージがありますが都会の町中にもムカデはいて、石垣や草が生い茂っている場所・植木鉢や植物等、人間の身近な所にいます。特に、5月~8月はムカデの産卵期のため活動的になるため、窓や玄関等の隙間から侵入して人に噛み付くケースも少なくありません。

できればムカデに噛まれたくないですが、噛まれたら体内に毒が入るため、大なり小なり痛みに襲われるのは確実でしょう。"ムカデの毒は強力"等と言われていますが、毒の成分や症状について調べてみました。また、ムカデの毒抜きをするための対処方法等も併せてご紹介します。

ムカデの毒の成分・強さ

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ムカデの毒の成分は大きくわけると、『ヒスタミン』『ポリペプチド』『セロトニン』『酵素』の4つで構成されています。ムカデの毒の中で主役とも言えるのが『ヒスタミン』で、残りの成分はより毒を浸透させるための脇役のような働きをします。ムカデの毒の成分について簡単にご紹介します。

『ヒスタミン』はアレルギー物質の1つで、『ポリペプチド』は部分的に毒を浸透しやすくするサポート的存在の成分です。『セロトニン』は神経系に効く成分でもありますが、同時にヒスタミンを増幅させる効果もあります。『酵素』は細胞を壊してヒスタミンの浸透を促す作用があるため、ポリペプチドと同じような働きをする成分です。

ムカデの毒性の強さは種類によって違い、物凄く毒性が強いムカデもいればそこまで毒性が強くないムカデもいます。ちなみに、数あるムカデの種類の中でも一番毒性が強いムカデは『アカズムカデ』で、次に毒性が強いムカデはトビズムカデ(オオムカデ)です。

 

ムカデの毒の症状は?死ぬことはある?

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ムカデに噛まれたら体内に毒が入ることになるため、何かしらの症状が現れます。体内にムカデの毒が入ると拒否反応を起こすため、ツライ症状に襲われるのは確かです。症状は個人差やムカデの毒性の強さにもよりますが、数時間以内に症状が落ち着く場合もありますが、2週間近くツライ症状が続く場合もあります。

ムカデに噛まれた時の症状は、強い痛み・かゆみ・腫れ・発疹・しびれ・発熱・頭痛・めまい・吐き気等の症状が現れる方がほとんどです。また、痛みや腫れのせいで、ムカデに噛まれた場所やその周辺は赤みやしびれも発症し、重症化すれば膿んだり壊死することもあるでしょう。

最悪の場合はアナフィラキシーショックで死亡することもあります。アナフィラキシーショックの症状はご紹介した症状の他に、呼吸困難・意識障害・血圧低下等があり、数分~数十分以内に症状が現れるのが特徴です。

"ムカデに噛まれて死亡する方はそこまで多くない"と言われていますが、アナフィラキシーショックのことを考えると可能性はゼロではありません。特に、蜂に刺されたことのある方やアナフィラキシーショックを経験した方は、ムカデの毒も蜂の毒に似ているため注意しましょう。

ムカデの毒線・毒針の場所

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あなたはムカデの毒はどこから出るか知っていますか? というのも、ムカデは身体が長く頭やお尻から触覚のような部分があるため、お尻から毒を出すと勘違いしている方もいるからです。ムカデによってはどっちが頭でお尻なのかがわかりにくい種類もいますが、一言で説明するとムカデは顎からから毒を出します。

ムカデの顎は大きな顎と小さな顎があり少し特殊です。2つの顎をまとめて『顎肢(がくし)』と言い、顎肢は頭の腹面にあります。顎肢には牙がありますが、牙はムカデの毒針にあたる部分で、顎肢の先端部分には毒腺があるのが特徴です。毒腺は漢字から見てわかるように、毒を分泌したり排出する器官で全てのムカデに必ずあります。

また、ムカデは毒針で噛み付く前に、無数の足で噛み付く相手の皮膚を傷つける昆虫です。噛み付く前にわざわざ相手の皮膚を足で傷つけるのは、ムカデの毒針は蜂の毒針のように奥まで刺すことができないからでしょう。でも、皮膚を傷つけるとできるだけ多くの毒でダメージを与えることができるため、ムカデは噛み付いた後、お尻にある触覚のような部分で傷つけた皮膚に毒を伸ばすようにします。

ムカデに噛まれた後に放置すると危険?

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ここまでムカデの毒の成分や症状等をご紹介しましたが、"ムカデと言っても昆虫に噛まれただけでしょ?"と、思う方もいるかもしれません。そこで気になるのが、ムカデに噛まれた後に放置した場合の危険性です。ムカデの毒が体内に入ると現れる症状や度合いは人によって様々で、必ずしも危険であるとは言えません。

ムカデに噛まれると痛みやかゆみ等の症状に襲われる方が多いですが、赤く腫れるだけで痛みはほとんどなく、かゆみも全くない人もいます。ムカデに噛まれてから数時間以内に症状が落ち着くなら、放置しても危険性は低いと言えるでしょう。

反対に危険性が高いのは様々な症状に襲われ、時間が経つにつれて物凄く体調が悪くなった場合です。急激に症状が悪化した場合に考えられるのがアナフィラキシーショックで、アナフィラキシーショックは放置していても良くなることはありません。むしろ、放置時間が長ければ死亡リスクが高くなるため危険です。

ムカデに噛まれた時の毒抜対処方法

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ムカデに噛まれたらできるだけ早く毒抜きをしますが、『温める方法』と『冷す方法』があります。ムカデの毒抜き処置は温める方法がおすすめです(理由は後ほど説明します)。どちらの方法も毒抜きをする前に、皮膚にムカデがまだ噛み付いていたら、トング等でムカデを摘まんで引き離し、ムカデの毒針が刺さっていたらピンセットで抜きましょう。

ムカデに噛み付かれたらとっさに素手で取り払いたくなりますが、素手でムカデに触れると別の場所を噛まれるリスクがあります。また、毒針には毒が付着しており、2次被害を防ぐためにも素手で触れないようにしましょう。

温めてムカデの毒抜きをする場合は『43度~46度の熱湯をシャワーや蛇口から出して』、ムカデに噛まれた場所へ『最低でも5分間は当て続けて』毒を洗い流します。ムカデに噛まれた場所に熱湯を当て続けるのが良い理由は、毒の成分であるポリペプチドや酵素は42度以上の熱に弱く、毒の広がりを抑制する効果があるからです。

さらに効果的なのが、熱湯を当て続けている最中にシャンプーや石鹸でムカデに噛まれた場所を洗い流すと、腫れや痛みが早く引くと言われています。効果は個人差がありますが試してみる価値はあるでしょう。

冷してムカデの毒抜きをする方法

ムカデに噛まれた場所を冷して毒抜きをする方法ですが、まずはポイズンリムーバーで毒を抜き出します。ポイズンリムーバーは、ムカデの毒に触れることなく出すことができるためおすすめです。ポイズンリムーバーがない場合は、ムカデに噛まれた場所を指で摘まんで毒を出します。そして、ムカデの毒を抜き出したら、噛まれた場所にしばらく流水を当て続けて毒を洗い流しましょう。

ご紹介した通り冷す方法もありますが、どうしても熱湯が使えない状況の時だけ行う最終手段です。以前はムカデに噛まれたら冷す方法が主流でした。冷す方法が衰退していった理由は、ムカデの毒は冷すと体内に浸透しやすくなるからです。そのため、流水で患部を冷すと痛みが増して症状が悪化する場合もあり、人によってはあまりの激痛に耐えられず気絶する方もいます。

山奥にいて熱湯が使えない等、状況は人によって様々ですが本当にどうしようもない時だけ冷して毒抜きをすると考えましょう。もし、近くにコンビニがあれば温かいお茶を購入するか、熱湯をもらって、ムカデに噛まれた場所を洗い流す方法もあります。

ムカデに噛まれた時にしてはいけないこと3つ

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ムカデに噛まれたら、できるだけ早く毒抜きをして対処することは必須です。でも、正しい手順や方法で行わないとムカデの毒抜きが上手くできなかったり、判断を誤ると状況が悪化します。ムカデの毒抜きを的確に行うためには何点か注意しましょう。ムカデに噛まれて処置をする時に、してはいけない3つのことをご紹介します。

①処置は素早く行い41℃以下の熱湯は当てないこと

ムカデの毒抜きは温める方法が最適ですが、熱湯温度によっては逆効果になる場合があるため注意しないといけません。ムカデの毒は42℃以上の熱湯には弱いですが、41℃度以下の熱湯を当てると毒が浸透しやすくなります。つまり、ムカデを冷して処置した時と同じように症状が悪化して痛みが増す原因になるため、必ず42℃以上の熱湯を当てるのがポイントです。

ムカデに噛まれると焦ってしまいますが、ムカデの毒に最適な熱湯温度を思い出して冷静に対処しましょう。また、ムカデに噛まれたらすぐに熱湯を当てないと、毒が体内にどんどん浸透していくため冷静な判断をしながらも、応急処置は素早く行う必要があります。

②口でムカデの毒を吸い出してはいけない

どうしても熱湯で対処できない場合は、ポイズンリムーバーや指でムカデの毒抜きをしてから噛まれた場所を冷しますが、絶対に口で毒抜きをしてはいけません。ムカデに噛まれた場所に口を付けて毒を吸い出すと、口からも体内に毒を入れることになり唇や口内にも毒が付きます。すると、口の中が腫れて痛くなったり痺れることもあるため、口でムカデの毒を抜き出すのは危険行為です。

指で毒抜きをすることもできますが毒に触れる可能性があるため、ポイズンリムーバーで毒抜きをする方法をおすすめします。熱湯が使えない場所でムカデに噛まれても対処できるように、ポイズンリムーバーを常備しておくと安心です。

③短時間で症状が悪化するなら放置してはいけない

ムカデに噛まれた後、『呼吸がツライ』『頭痛が酷く熱が出る』『何度も吐いてしまう』等の症状があり、体調が悪くなる一方ならアナフィラキシーショックの可能性が高いため、放置してはいけません。すぐに皮膚科やアレルギー科を受診するか、夜間や診療時間外であれば救急外来へ行きましょう。

また、過去にムカデに噛まれたことがある方で、前回は数時間で良くなったからと言っても安心はできません。何故なら、2回目にムカデに噛まれた時はアナフィラキシーショックを起こす方もいるからです。前回の時よりも症状がツラく短時間で体調が悪くなっていると実感したら、我慢しないですぐに病院へ行って対処しましょう。

ムカデの毒に効く薬

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ムカデの毒抜きをしたら噛まれた場所に軟膏を塗ると、『痛み』『かゆみ』『赤み』『腫れ』等の症状を緩和することができます。ムカデに噛まれた時は『抗ヒスタミン』や『ステロイド』が入っている軟膏がおすすめです。

ムカデの毒にはアレルギー物質の原因であるヒスタミンが含まれているため、かゆみや発疹等を引き起こします。ヒスタミンに対抗するのが抗ヒスタミンで、かゆみや発疹等を抑制するのが特徴です。ステロイドは様々な症状を抑えてくれる成分で、かゆみや発疹だけでなく痛みや腫れ等も緩和します。

ドラッグストアに行くと、抗ヒスタミンやステロイド入りの軟膏がいくつかありますが、迷った時は『ムヒアルファEX』を選ぶと良いかもしれません。ムヒアルファEXは、虫専用の塗り薬で、虫刺されや虫に噛まれた時に使える軟膏です。もちろんムカデにもよく効くため、ムカデの毒によるかゆみや炎症を素早く抑えてくれます。

ムカデに噛まれた場所が酷く痛み、かゆみや炎症もとにかく抑えたい方は"ベトネベート"がおすすめです。強力なステロイド剤を使用している軟膏で様々な症状を緩和し、抗生物質も含まれているため菌の増殖を抑えてくれます。

まとめ

"ムカデには毒がある""ムカデに噛まれたら痛い"等、ザックリ知っていた方も、ムカデの毒の成分や症状についてわかったのではないでしょうか?アナフィラキシーショックで死亡することはなくても、ムカデの毒が体内に入れば様々な症状が現れる方がほとんどです。ムカデに噛まれても放置するのではなく、温めて毒抜きをしてムカデに効く軟膏を塗り、容態が悪化する場合は病院へ早めに行きましょう。

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