あなたは家で茶色い小さい虫を見かけたことがありませんか?茶色い小さい虫は家の様々な場所におり、リビング、寝室、キッチンなどで目撃されています。虫嫌いな方は小さい虫だとしても、室内でウロウロしている光景を目にすると鳥肌が立つかもしれません。
茶色い小さい虫の中でもシバンムシは家に発生する虫で知られているため、実は見ているかもしれません。なお、茶色い小さい虫は他にも存在しています。では、茶色い小さい虫は何種類くらいいるのでしょうか?
今回は茶色い小さい虫の正体に迫っていきます。特徴、被害、駆除方法、予防対策などについて詳しく見ていきましょう。
茶色い小さい虫の正体
茶色い小さい虫が密集している光景を初めて目にした方は、ゾっとするかもしれません。小さい虫が大量に集まると気持ち悪さが増す一方で、正体が気になる方もいるでしょう。
茶色い小さい虫は肉眼で確認することができる種類もいれば、拡大鏡や顕微鏡などで見ないと確認することができない種類もいます。日本の家でよく発生する虫で、珍しいことではありません。次項で茶色い小さい虫の正体をチェックしていきましょう。
茶色い小さい虫の種類と特徴
あなたは茶色い小さい虫と聞いて、どのような虫が頭に浮かびますか?家に発生する茶色い小さい虫は何種類か存在しています。では、茶色い小さい虫の種類や特徴を見ていきましょう。
■茶色い小さい虫と言えばシバンムシが有名!世界には約2,000種いる
メスのカブトムシに似ているシバンムシをご存知でしょうか?シバンムシは体が茶色い小さいな虫で、世界に約2,000種類、日本では62種類確認されています。
体長は種類によって若干の差はありますが、約2mm~3mm、もしくは約3mm~4mmです。求愛時は頭を打ち付けてコツコツ音を出すのが特徴で、繁殖力は凄まじく、室内にいる場合は大量発生することも珍しくありません。
本来の活動時期は4月~10月ですが、温暖化の影響や室内の空調設備が整っているなどの理由で1年中活動しています。寿命は約1ヵ月~2ヵ月です(温度環境によっては3ヶ月ほど生きる個体もいます)。
見た目のわりには顎の力がかなり強く迷惑な害虫として有名です。例えば、ビニール袋などの梱包材を噛んで穴を開けたり、建築資材など木材も噛みます。また、シバンムシは光に反応する走性の虫で飛びますが、スピードは速くありません。
■植物を栽培している家はクロバネキノコバエが発生しやすい
室内や自宅の庭で植物を栽培しており、茶色い小さい虫が飛んでいたらクロバネキノコバエかもしれません。クロバネキノコバエは世界で約150種類確認されており、高温多湿の環境や暖かい土を好むため梅雨~夏に発生しやすいです。
観葉植物などの他にキノコなどの菌類にもよくいる虫で、腐葉土、発酵途中の土(草木や堆肥)、キノコが生えている土で産卵します。クロバネキノコバエも茶色い小さい虫ですが、体の色は濃いためこげ茶色に見えるでしょう。体長は約1mm~6mm、個体によって約1cmになることもあります。
■名前の認知度が低いチャタテムシ!実は目撃率が高い
チャタテムシを初めて聞いた方もいるのではないでしょうか?チャタテムシは名前の認知度が低くあまり知られていませんが、室内によくいる茶色い小さい虫です。室内で茶色い小さい虫を見かけたらチャタテムシかもしれません。
実はメジャーな虫で世界に2,000種類以上います。チャタテムシは室内型と屋外型が存在しており、室内にいる種類は体長約1mm~2mmで、翅が退化しているため飛ぶことができません。一方の屋外型は体長約3mm~7mmと大きく、翅があり飛ぶことができます。
室内型や屋外型を問わずチャタテムシが好む環境は多湿で、特に活動的になる時期は湿度が上がる梅雨~初秋です。
虫は種類によって音を出しますが、チャタテムシも例外ではありません。まるで茶せんでお茶をたてているような音をかすかに出します。数匹では聞き取りにくいですが、大量発生するとよく聞こえるでしょう。
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自宅のどこかで茶色い小さい虫が大量にうごめいている光景を見つけてしまった場合、すぐにプロによる駆除を依頼しましょう。茶色い小さい虫をエサに、ゴキブリやムカデなどの衛生害虫が大量発生している可能性も高いです。
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■ダニはチャタテムシなどと間違いやすい
室内に発生する茶色い小さい虫と言えば、ダニの存在も忘れてはいけません。ダニの種類は世界で50,000種類以上いますが、日本で確認されているのは約20種類です。
室内にいる茶色い小さいダニはイエダニやツメダニなどで、体長は種類によって違います。室内によくいるダニは約0.2mm~0.8mmと1mmもありません。
時々、”ダニを部屋の中で見たことがある”と話す方もいますが、マダニ、南京虫、ノミ、チャタテムシの可能性があります。マダニや南京虫などは体長が1mm以上あり、肉眼で確認することが可能です。
一方で室内によくいるダニは1mm以下の種類が多く、ルーペなどの拡大鏡で見ない限り肉眼で確認することは不可能と言えます。なお、ダニはピョンピョン跳ねることもなければ、翅がないため飛ぶこともありません。
ダニは繁殖力が強い虫で、高温多湿(温度は約20度~30度、湿度は約60~80%)になると活動的になり大量繁殖します。
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茶色い小さい虫の主な発生場所と原因
次は、シバンムシ、クロバネキノコバエ、チャタテムシ、ダニの発生場所や原因を見ていきましょう。茶色い小さい虫でも、当然ながら種類が変われば発生場所や原因が違います。家の中に複数の虫が発生している可能性も否定できません。
■シバンムシ
シバンムシは小さい虫ですが、食欲旺盛で家や工場など様々な場所に発生します。日本にいる一部のシバンムシの発生場所と原因をまとめました。
【発生場所】
・タバコシバンムシとジンサンシバンムシは、乾燥食品を保存している場所に発生します。例えば、乾燥果物、乾麺、パスタ、海苔、鰹節、穀物、ペットフードなどです。また、畳やドライフラワーにも発生します。
・フルホンシバンムシとザウテルシバンムシは、和紙、書籍(古書)などに発生する虫です。ケブカシバンムシも紙を好み、絵画や屏風に発生します。
・マツザイシバンムシ、オオナガシバンムシ、カツラクシヒゲツツシバンムシ、クロノコヒゲシバンムシは、木材製品に発生します。例えば、家具、仏象、木造の建物などです。
【原因】
植物などを購入した時点で成虫や幼虫がいたり、食品などの保存状態が悪いことも発生原因の1つです。シバンムシは小さい虫のため、いつの間にか室内へ招いていることもあります。
■クロバネキノコバエ
クロバネキノコバエ
クロバネキノコバエは日本でもよく発生しており、各地域で不快害虫として問題視されている虫です。高温多湿の環境や土を好む小さい虫で、ゲリラ豪雨や気温上昇などにより数が増えています。
【発生場所】
・畑
・鉢植えや鉢植えの付近
・自宅の庭
・山や森
・キノコが生えている場所
・網戸
土や菌があるところに発生することが多いですが、特定の発生場所はわかっていません。また、雨上がりの網戸に発生したり、特定の時間(夜明けから午前10時頃)になると、空気中に大量のクロバネキノコバエが発生することもあります。
【原因】
発生原因は高温多湿と肥料や堆肥の2つです。クロバネキノコバエは土の中で産卵する虫で、購入した植物の土の中に幼虫がいる可能性があります。幼虫は腐葉土などの肥料を好む一方で未成熟の堆肥も大好物です。雑草などを刈り取った後、放置し続けていると産卵し大量発生します。
■チャタテムシ
チャタテムシ
チャタテムシは雑食性で家のあらゆる場所に発生する虫です。茶色い小さい虫の中でも不快度指数は高めと言えるでしょう。
【発生場所】
・和室や洋室
・キッチン
・ふすま
・クローゼットや押し入れ
・納戸
・障子
・カーペット
・畳
・壁紙
・壁紙ののり
・古紙
・本棚
・植物のカスや食べカスがある場所
・開封済みの食品
・カビが生えている場所
・薄暗い場所
【原因】
チャタテムシが発生する原因は、不衛生な環境の他に定期的に換気をしていないからです。不衛生な部屋は、ホコリ、髪の毛、フケなどの汚れが蓄積されています。チャタテムシからするとエサに困ることもなく、他の場所へ移り住む理由がありません。
また、多湿の環境はカビが生えやすく、チャタテムシが発生しやすくなります。人間は湿度が75%以上になるとかなり不快に感じますが、湿度が高い場所を好むチャタテムシは苦痛に感じることはありません。湿度が90%に達しても快適に過ごすことができます。
■ダニ
ダニ
ダニは広く認知されている虫のため、発生場所が何となくわかる方も多いのではないでしょうか?ダニも不衛生な環境を好みますが、発生場所はチャタテムシほど多くありません。
【発生場所】
・カーペット
・畳
・寝具(布団や枕)
・布製品(カーテン、クッション、カバーなど)
・屋根裏などにいる生きている動物や死んでいる動物(ねずみなど)
【原因】
茶色い小さいダニは、様々な汚れ(ホコリ、汗、皮脂、フケなど)がある状態や高温多湿になりやすい場所に発生します。例えば、布団と布製品は汗や湿気を吸収すると湿度がこもりやすい他、体温などの熱もこもりやすいです。
また、様々な汚れはダニのエサになり増殖を促すことになります。特に掃除が行き届いてない部屋は、知らない間に大量発生していることも珍しくありません。
茶色い小さい虫の被害
肉眼で確認することができない茶色い小さい虫は、気付かないまま被害に遭っている可能性があります。茶色い小さい虫は人間に影響を及ぼすことはあるのでしょうか?シバンムシ、クロバネキノコバエ、チャタテムシ、ダニの被害についてご紹介していきます。
■シバンムシによる人的被害はなくても他の虫の二次被害がある
シバンムシが人体に悪影響を及ぼす被害は報告されていません。ただ、食品にシバンムシが付いていたり、保存袋などに侵入していたらどうでしょうか?食品や保存袋などに茶色い小さい虫がいたら、気持ち悪いと思う方は多いでしょう。
一方、シバンムシ自体が人体に悪さをすることはなくても、アリガタバチによる二次被害があります。アリガタバチはシバンムシを食べる虫で、駆除してくれるありがたい存在と思いきや実は迷惑な存在です。
アリガタバチも体長約2mmの茶色い小さい虫で、人間の肌を刺すことがあります。刺されると痛みが走り、患部は赤く腫れてかゆみなどの症状に襲われるのが特徴です。
■クロバネキノコバエは食害や網戸をすり抜ける
クロバネキノコバエも人間を刺したり噛むことはないため、人的被害はありません。ただ、コバエの一種であることから、不潔で汚い印象を抱く方は多いのではないでしょうか?室内にある観葉植物や、網戸の周りを飛び回っていると不快に感じるでしょう。
クロバネキノコバエは小さい虫で、網戸の目を通り抜けることもできます。実際、室内に植物がない家で、クロバネキノコバエが大量発生していたケースもあるほどです。
クロバネキノコバエによる被害を最も受けるのは、植物を栽培している方や農家かもしれません。>幼虫期は植物や作物の根を食べることがわかっており、スイセン、ネギ、ショウガなどが枯れてしまう被害が報告されている
■チャタテムシはアレルギーを引き起こすこともある
チャタテムシは室内によくいる小さい虫であることや、発生場所も広範囲のため被害に遭いやすいでしょう。とはいえ、シバンムシやクロバネキノコバエと同じで、人間を噛んだり刺すことはありません。
チャタテムシの被害で怖いのは死骸によるアレルギーです。チャタテムシは死ぬと水分がなくなるため乾燥し、ちょっとした衝撃で小さい体は粉砕します。粉々になった小さい体は室内に舞い、鼻や口から侵入するとアレルギーを起こす可能性があります。
少量のチャタテムシがいる程度であれば、アレルギーを発症しない方や軽い症状で済む方もいるでしょう。一方で大量にいる場合は、二次被害が発生してツメダニを寄せ付ける原因になります。
■ダニに刺されると感染症を発症することがある
ダニの被害はアレルギーだけでなく、感染症などもあるため軽視することができません。では、茶色い小さいダニであるイエダニとツメダニの被害を見ていきましょう。
イエダニに刺されると患部は強い痛みとかゆみに襲われ、人によっては感染症を発症します。噛む場所は柔らかい部分(太ももや腕の内側など)で、かつ太い血管を狙って刺すのが特徴です。
元々はクマネズミを吸血するダニで人間を刺すことはありません。しかし、クマネズミが死ぬと人間を吸血して病気を移される可能性があります。
ツメダニの被害は、患部の腫れ、痛み、かゆみ、感染症です。本来、他の種類のダニやチャタテムシを食べる虫で人間を刺すことはありませんが、間違って人間を刺してしまうことがあります。
茶色い小さい虫の駆除方法
茶色い小さい虫を見つけたら、ピレスロイド系の殺虫剤で駆除しましょう。殺虫剤はピレスロイド系が一般的で虫の神経に素早く効きます。殺虫剤は人間やペットへの影響が気になりますが、哺乳類はピレスロイド系の殺虫成分を吸い込んでも、速やかに体内から排出されるため安心です。
ピレスロイド系の殺虫剤は、燻煙、スプレー、粉末などがありますが、確実に茶色い小さい虫を駆除するなら燻煙を使いましょう。燻煙は部屋の隅まで殺虫成分が行き届き、隠れている虫も駆除することができます。ただし、以下の虫は他の駆除方法も取り入れましょう。
【食品や保存袋などに虫がいる場合】
袋の口をしっかり縛って食品ごと廃棄した後、燻煙タイプの殺虫剤を使います。
【キッチンに虫がいる場合】
アルコールスプレーで駆除してもかまいません。
【クロバネキノコバエ】
網戸や窓枠に殺虫剤をスプレーして、網戸の外側に香取線香を置くと効果的です。
茶色い小さい虫の予防方法
家で茶色い小さい虫を発生させないために、虫が嫌がるスプレーを使いましょう。プラス、虫別の予防対策を実践すればバッチリです。
【シバンムシ】
封を開けた食品は密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。できれば未開封の食品も冷蔵庫にしまって、食品袋に穴を開けらないようにした方が安心です。紙類は定期的にホコリを取り除き、古本やダンボールなどいらない紙類は捨てましょう。
【クロバネキノコバエ】
購入時の土は捨てて、植物は室内に入れないのが望ましいです。他にも、隙間はテープなどで塞ぎ、ドアや窓の開閉は最低限にして侵入を防ぎます。
【チャタテムシ】
基本的に予防方法はシバンムシと同じです。ただし、カビを発生させないために換気をして、掃除はマメに行い清潔にしましょう。
【ダニ】
掃除機をかけて清潔を保ち、換気や除湿をして高温多湿を避けます。できれば、ダニの駆除シートを使って予防効果を高めましょう。
茶色い小さい虫の駆除を業者に依頼する料金相場
茶色い小さい虫を徹底的に駆除するなら業者へ依頼するのが1番で、面倒な作業も全て任せることができます。では、気になる料金相場はどれくらいなのでしょうか?
茶色い小さい虫の駆除にかかる料金相場は、約10,000円~50,000円です。例えば、シバンムシは約10,000円~30,000円、クロバネキノコバエは約1万5000円、ダニは約20,000円~50,000円かかります。
害虫駆除の料金相場は約10,000円~50,000円と、大きな開きがあるのはなぜでしょうか?料金に数万円単位の開きが生じる理由は、虫の種類、作業内容、作業人数、作業時間、駆除する範囲などによって変わるからです。
また、業者によって料金基準が異なるため、1社で決めると損をすることがあります。業者へ依頼する時は何社か見積もり依頼をして、料金を比較してから1社に絞りましょう。
まとめ
クモなどの益虫は家にいると役立ちますが、ご紹介した茶色い小さい虫は生かしておいてもいいことはありません。見つけたら自分で駆除して、再発しないように予防対策を行うことが肝心です。面倒な方や確実に駆除したい方は業者へお願いして駆除しましょう。