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墨汁の落とし方を詳しく解説。服・上履き・壁床タイル・手に有効な方法

墨汁の落とし方を詳しく解説。服・上履き・壁床タイル・手に有効な方法

お子さんの服や上履き、壁や床などに付いた墨汁は落ちないと諦めていませんか?墨汁の落とし方がわかれば自分でもキレイにすることができます。墨汁が付いた時の落とし方をチェックして、黒いシミを攻略しましょう。


お子さんの上履きなどに墨汁が付くと、洗濯に困る親御さんは多いでしょう。特にお子さんは書道や片付けに夢中になることで、気付かないうちに墨汁が飛び散るケースも珍しくありません。そこで今回は、墨汁が付いた時の落とし方をご紹介していきます。

墨汁が落ちにくい理由

墨汁はなかなか落ちないことで有名で、様々な落とし方を試した人もいるのではないでしょうか?墨汁が落ちない理由は水溶性だからです。油や水を使っても落としにくく、墨汁に適している洗剤で洗濯などをしなといけません

また、炭素と膠(にかわ)が含まれているのも墨汁が落ちにくい理由の1つです。炭素は墨汁を黒くするための顔料で粒子が小さく、膠(にかわ)は炭素をくっ付けるのりの役目を果たしています。

炭素は粒子が小さいため素材の奥まで入り込みやすく、さらに膠(にかわ)によって素材に貼り付くという構造です。素材の奥に入り込んだ炭素の粒子は、剥がす落とし方が有効で粒子が含まれているもので削り取ります。

墨汁を落とす時に使える洗剤は?

服などに墨汁が付いた時、どのような洗剤で洗濯をしますか?墨汁が付くと焦ってしまい、頭にパッと浮かんだ洗剤で洗濯をする方もいるでしょう。また、墨汁の落とし方に気が向きがちですが、キレイにするためには洗剤の選び方も重要です。では、墨汁を落とす時に使う洗剤を見ていきましょう。

ハイター

墨汁の落とし方では、液体タイプや泡タイプのキッチンハイターを使う方法があります。液体タイプは原液のまま使うと墨汁がよく落ちますが、素材へ負担がかかるため水で薄めてから使いましょう。

キッチンハイターは塩素系漂白剤で、科学反応を起こし墨汁を漂白するのが特徴です。墨汁の落とし方の中では最強ですが、基本的に白い物以外は使うことができないと思いましょう。

なお、水洗い不可の物、色物や柄物、大理石、獣毛、ステンレス以外の金属などへ使うことはできません。劣化や変色の原因になるためタグを確認してから洗濯などに使ってください。

他にも、キッチンハイターは成分が強く素材を傷める恐れがあります。繰り返し使う落とし方、1時間や2時間など数時間放置する落とし方は避けましょう。墨汁のシミを浸け置きで落とす際は、『放置時間を20分~30分以内』にしてください。

オキシクリーン

オキシクリーンをご存知の方も多いのではないでしょうか?オキシクリーンは酸素系漂白剤で、キッチンハイターと同じく化学反応を起こして墨汁を落とします。ただ、酸素系漂白剤であるオキシクリーンは漂白スピードが緩やかです。

オキシクリーンを使った落とし方では浸け置きが効果的で6時間浸します。オキシクリーンの洗濯や漂白効果は最大6時間のため、1日置いたとしても墨汁の落ちが良くなるわけではありません。

なお、オキシクリーンで浸け置きすることをオキシ漬けと言い、40度~60度のお湯で溶すのが基本です。オキシクリーンはお湯に触れると発砲力が高まり、洗濯や漂白力がアップするため必ずお湯で溶かしましょう。

色物や柄物を洗濯することは可能ですが、水洗い不可の物、木製品、金属、大理石、ウール、シルク、革製品などへの使用はNGです。また、何度も繰り返し使う落とし方は素材が傷むためやめましょう。

マジックリン

マジックリンは住宅用洗剤で、風呂用、ガラス用、キッチン用など様々な種類があります。墨汁を落とす時に使うマジックリンはキッチン用で、商品のタイプは以下の3つです。

液体タイプ、泡タイプ、粉末タイプがあり、いずれもアルカリ性で洗浄力が高く墨汁がよく落ちることで知られています。特に洗浄力が高いのは粉末タイプで、次は液体タイプですが、素材へのダメージも大きいです。

墨汁が付いた時は原液を使う落とし方もありますが、素材に負担がかかり過ぎて傷む原因になります。液体タイプと粉末タイプのキッチン用マジックリンで墨汁のシミを落とす場合は、水で薄めたものを使って素材への負担を軽減しましょう

なお、キッチン用マジックリンで墨汁のシミを落とす際は、必ず目立たないところで試してください。色物や柄物の服、シルクや麻などの天然素材、レーヨン素材、デリケート素材は色落ちなどの原因になるため使うことはできません。

衣類用や食器用の洗剤

洗濯をする時は衣類用洗剤、食器を洗う時は食器用洗剤をメインに使うのが基本です。しかし、墨汁の場合は、別のものと一緒に混ぜて落としやすくするために使います。理由は、衣類用や食器用洗剤は中性で、墨汁にようなガンコなシミを落とすのは苦手だからです。

洗剤の性質を大きくわけると、『酸性』、『中性』、『アルカリ性』があり、酸性やアルカリに傾くほど洗浄力や漂白力が高くなります。中性洗剤の洗浄レベルは中間で、墨汁のシミは程よく落とすものと考えましょう。

中性洗剤は墨汁のシミを落とす洗剤として、頼りない気がするかもしれませんがメリットもあります。素材や肌への負担が少なく、色落ちや劣化のリスクを抑えながら洗濯することが可能です。

重曹

重曹を掃除や洗濯などで使っている方もいるのではないでしょうか?重曹はアルカリ性のナチュラル洗剤で、墨汁のシミ落としにも使うことができます。

重曹にはクレンザーよりも柔らかい粒子が含まれており、墨汁の粒子を削り落とすことが可能です。また、キッチンハイターやオキシクリーンの漂白レベルとまでいかないですが、多少の漂白効果もあります。

重曹を使った墨汁の落とし方は2通りです。重曹を60度のお湯で溶かして浸け置きする方法と、重曹と酸素系漂白剤を混ぜてペーストを作り、墨汁のシミに塗り込んで落とす方法があります。重曹はお湯や酸素系漂白剤を混ぜるとアルカリ度が高くなるため、墨汁のシミが落ちやすくなります。

重曹の落とし方でやってはいけないのは、アルカリ性と酸性など性質が違うものを混ぜることです。有毒ガスが発生するため絶対にやめましょう。酸素系漂白剤であるオキシクリーンはアルカリ性のため、重曹と混ぜても有毒ガスが発生することはありません。

固形石鹸

墨汁のシミを落とし方では、固形石鹸もメインでは使いません。墨汁のシミをある程度落としてから固形石鹸で擦り、より落としやすくします。固形石鹸で洗濯をすると墨汁が落としやすい理由は、性質がアルカリ性だからです。

もう1つ、界面活性剤が墨汁の成分である膠(にかわ)を剥がして、炭素の粒子を落としてくれます。ただ、固形石鹸だけを使った落とし方では、漂白力が乏しく単体で使うことはおすすめしません。

墨汁の落とし方【服・上履き】

服は様々な素材がありますが綿に墨汁が付くと厄介です。墨汁と綿の相性は悪く、正しい落とし方をしたとしてもキレイに落とすのは難しいかもしれません。一方、ポリエステルなどの化繊やゴムに墨汁が付いた場合は、比較的落としやすいでしょう。

服の洗濯方法

服に墨汁が付いたばかりであれば、応急処置をして落としやすくします。墨汁のシミの落とし方は3つで、服の素材や色、水洗いの可否、漂白剤の可否などを確認してから洗濯してください。

【応急処置のやり方】
墨汁のシミの上下にティッシュを置いて挟み(ティッシュ→服→ティッシュの順番)、手で軽く押し付けます。墨汁をティッシュで挟む理由は、墨汁が付いていない生地への色移りを防ぎ、黒い水分を吸収させるためです。

【洗濯方法】
1.)白い服は、漂白力に優れているキッチンハイターで洗濯をします。落とし方は、墨汁のシミに付けて20分~30分待ってからよくすすぎましょう。

2.)色物と柄物の服はオキシクリーンで洗濯をします。落とし方は、オキシクリーンをお湯で溶かしてオキシ液を作り、墨汁が付いた服を入れましょう。6時間浸け置きしてよくすすいでください。

3.)墨汁のシミの落とし方は、キッチン用マジックリンと固形石鹸を使う方法もあります。落とし方は、キッチン用マジックリンを墨汁のシミに付けて、約5分待ってから固形石鹸で擦りましょう。

次に、墨汁のシミにシャワーの水などをあてて(シミを広げないため)、よくすすいでください。この工程を何度か行い墨汁のシミを落としましょう。

Yシャツの洗濯方法

墨汁がYシャツに付くと、洗濯をしないで捨てしまう方もいるでしょう。Yシャツは化繊が含まれているものもあり、墨汁のシミは意外と落としやすいと言われています。墨汁がYシャツに付いてからすぐに応急処置ができる場合は、墨汁のシミをティッシュなどで挟み軽く押して水分を吸収させます。

墨汁のシミの落とし方は2つで、Yシャツの素材や色、水洗いの可否、漂白剤の可否などを確認してから洗濯しましょう。

【洗濯方法】
1.)白いYシャツはキッチンハイターを使った落とし方がいいですが、オキシクリーンで洗濯をしてもかまいません。キッチンハイターによる落とし方は、墨汁のシミに付けて20分~30分待ってからよくすすぎます。

オキシクリーンによる落とし方は、オキシ液(オキシクリーンをお湯で溶かしたもの)で6時間浸け置きしましょう。時間が経ったらよくすすいでください。色物や柄物のYシャツもオキシ液で浸け置きをしましょう。

2.)漂白剤以外で墨汁のシミを落とす場合は、マジックリンと固形石鹸で洗濯をします。マジックリンを墨汁のシミに付けて約5分後、固形石鹸で擦ります。次に、墨汁のシミにシャワーの水などをあててすすぎ、この工程を数回繰り返しましょう。

上履きの洗濯方法

上履きに墨汁が付いている場合は、時間が経って乾燥していることが多いです。応急処置は意味がないため、オキシクリーンや重曹を使った落とし方で墨汁のシミをキレイにします。

なお、キッチン用マジックリン、キッチンハイターを使った落とし方はやめましょう。成分が強く変色する恐れがあり、1度変色した上履きは元に戻りません

【洗濯方法】
1.)手っ取り早い落とし方は、オキシ液で浸け置きをする洗濯方法です。墨汁が付いた上履きをオキシ液に6時間浸します。

時間が経ったら、スクラブ入りの洗顔料や歯磨き粉を靴ブラシなどにを付けて、墨汁のシミを擦りましょう。スクラブや歯磨き粉は研磨効果があり、墨汁の粒子を削ることが可能です。最後によくすすぎ風通しがいい日陰で乾かします。

2.)墨汁が付いた上履きは重曹を使った落とし方もあります。オキシ液に6時間浸け置きをするか、重曹水(重曹小さじ1:60度のお湯100mlが目安)に数時間~1日浸け置きをしましょう。

浸け置き後は、重曹ペースト(重曹1:酸素系漂白剤1を混ぜたもの)を靴ブラシなどに付けて、墨汁を擦ります。最後によくすすぎ風通しがいい日陰で乾かしましょう。

墨汁の落とし方【壁・床・タイル】

壁、床、タイルに墨汁が付いた時の落とし方をご紹介します。家で習字をした時に墨汁が飛んで、壁、床、タイルが黒くなった経験はありませんか?壁、床、タイルに墨汁が付くと厄介ですが、落とし方次第では黒いシミを消すことができるでしょう。

壁に付いた墨汁の落とし方をご紹介します。墨汁は乾燥すると壁に染み込み落としにくくなるため、墨汁が乾いていなければ応急処置でできるだけ水分を取り除きましょう。

【応急処置のやり方】
墨汁が付いた部分に、ティッシュ、いらない布、吸い取り紙などを押し当てて水分を吸収させます。なお、墨汁のシミに霧吹きなどで水分を与えてはいけません。墨汁に水分を与えると垂れて黒いシミが広がります。

【落とし方】
1.)壁に負担をかけにくい落とし方は、衣類用や食器用の中性洗剤と炊いた米を使った落とし方です。中性洗剤と炊いた米を混ぜて潰し、歯ブラシに付けたら墨汁のシミに当てて擦りましょう。米は墨汁の粒子を絡め取る作用があり、墨汁の粒子を吸着すると黒くなります。

米が黒くなったら、固く絞った雑巾で壁を押し当てながら墨汁を拭き取ってください。中性洗剤と炊いた米を混ぜたもので墨汁のシミを落とし、固く絞った雑巾で拭き取る作業を何度か繰り返します。

床に墨汁が付いた時も早めに対処して、落としやすくすることが大事です。床に付いた墨汁が乾いていなければ、ティッシュや雑巾などで押し当てながら水分を吸収させます。では、床に付いた墨汁の落とし方を3つ見ていきましょう。

【落とし方】
1.)歯磨き粉で墨汁の粒子を削る落とし方があります。床の材質にもよりますが、歯磨き粉だけで墨汁のシミが落ちる場合もあるでしょう。

2.)歯磨き粉で墨汁のシミを落とすことができない場合は、メラミンスポンジを使います。落とし方の手順は、メラミンスポンジに水をたっぷり含ませて、墨汁のシミを擦るだけです。

メラミンスポンジに含まれている水分が少なくなったら、よく濡らして墨汁のシミを擦りましょう。メラミンスポンジの水分が少ないと摩擦が大きくなり、床が傷付き墨汁の落ちもよくありません。

3.)無垢材の床に付いた墨汁は、サンドペーパーで削る落とし方もあります。削った後は食用油を塗りツヤを出しましょう。

タイル

タイルは汚れやシミが付きにくい素材もありますが、墨汁に関しては関係ありません。タイルは墨汁が付くとシミになりやすく、目地は墨汁を吸収しやすい性質です。タイルに墨汁が付いた時は早めに拭き取り、2つの落とし方でキレイにしましょう。

【落とし方】
1.)タイルに付いた墨汁は、重曹水(重曹小さじ1:60度のお湯100mlが目安)を含ませたメラミンスポンジで擦ります。水分が少なくなりキュッキュッと音が鳴ったら、重曹水を足してください。目地は柔らかく傷付きやすいため、優しく擦るのがポイントです。

2.)メラミンスポンジを使った落とし方でキレイにならない場合は、キッチンハイターを使います。ティッシュやキッチンペーパーにキッチンハイターを含ませ、タイルに張り付けてパックをしましょう。

20分~30分後、タイルは雑巾やブラシなどで擦り、目地は綿棒や雑巾など柔らかいもので優しく擦ります。

墨汁の落とし方【手や体】

例えば、お子さんが手や体に墨汁を付けて帰って来ることもあるでしょう。”服や壁に墨汁が付くよりマシ”と思うかもしれませんが、落としにくいことに変わりありません。では、墨汁が手や体に付いた時の落とし方を3つご紹介します。

【落とし方】
1.)基本の落とし方は、石鹸をよく泡立ててから手や体を洗う方法です。落とし方のコツは石鹸をよく泡立てることで、墨汁の粒子を洗い流すことができます。爪に入り込んだ墨汁は爪ブラシに石鹸を付けて擦りましょう。

2.)手に付いた墨汁や爪に入り込んだ墨汁を同時に落としたい時は、頭髪をシャンプーすることです。頭髪がブラシの代わりになり、シャンプーに含まれている洗浄剤で墨汁を落とすことができます。

3.)石鹸やシャンプーを使った落とし方でキレイにならない場合は、クレンジングオイルやベビーオイルを使いましょう。墨汁にオイルを付けたら円を描くなどして優しく擦り、墨汁を落とした後は石鹸で洗い流します。

墨汁を落とす時のポイント

墨汁が付いた時はすぐに対応できる場合もあれば、時間が経ってから洗濯をすることもあるでしょう。墨汁のシミは厄介で時間との勝負でもあります。墨汁を落とす時は、3つのポイントをおさえて黒いシミを残さないようにしましょう。

①乾いた時

墨汁が乾くと炭素の粒子が素材の繊維に入り込み、膠(にかわ)がしっかり接着している状態です。乾いた墨汁は洗剤を染み込ませてから、粒子で削り取る落とし方が向いています。洗剤は漂白力に優れているキッチンハイターがおすすめですが、色物や柄物はオキシクリーンを使いましょう。

もしくは、キッチン用のマジックリンを使ってもかまいません。3つの洗剤は、乾いた墨汁のシミが落ちることで知られている方法です。墨汁が乾いてしまい、落とし方や洗濯方法に困った時は試してみましょう。

漂白剤やキッチン用マジックリンの使用後は、スクラブ入りの洗顔、重曹ペースト、歯磨き粉などの粒子を利用して墨汁のシミを擦ります。できるだけ素材を傷めないで墨汁のシミを削り落とすなら、粒子が柔らかい重曹ペーストを使いましょう。

②時間が経った時の解決方法

墨汁が付いてから時間が経っている場合は、完全に乾いている状態もあれば半乾きの状態もあります。いずれにしても、墨汁のシミは落としにくくなっており、キッチンハイター、オキシクリーン、キッチン用マジックリンが有効です。

3つの洗剤は墨汁を落とすパワーが強いため、墨汁の状態を問わず使うことができます。漂白剤や住宅用洗剤で浸け置きした後に、墨汁のシミが落ちているか?を確認しましょう。

墨汁が完全に乾いていなければ、漂白剤やキッチン用マジックリンだけ落とすことができるかもしれません。墨汁のシミが落ちていない場合は、スクラブ入りの洗顔、重曹ペースト、歯磨き粉などで擦ります。キッチン用マジックリンを使った場合は、固形石鹸でも擦ってみましょう。

③放置しないで早めに応急処置をする

墨汁の落ち具合が決まるのは応急処置にかかっており、墨汁が付いたら早めにティッシュや雑巾などに吸収させます。墨汁の水分をできるだけたくさん吸収させると、炭素の粒子が素材の奥に入り込みにくく、膠(にかわ)の接着力も強くありません。結果、墨汁のシミを落としやすくなります。

ただし、墨汁が付いた時の応急処置でやってはいけないことは、最初から水で洗い流したりゴシゴシ擦ることです。最初に墨汁を水で洗い流すとシミが広がり、強い摩擦は素材が傷みます。

墨汁がつかないようにするための予防策3個

墨汁が付いたとしても何パターンもの落とし方があるため、洗濯などでキレイにすることはできるでしょう。とはいえ、墨汁のシミを落とす作業は面倒で時間も費やさないといけません。最後に、墨汁を付けないようにするための予防策を3つご紹介します。

①スモックや袖カバーを使う

墨汁を使っている以上、服に付く可能性は高いです。書道や写経をする際は、スモックを着用したり袖カバーを付けて墨汁対策を行いましょう。

スモックであれば何でもいいですが、墨汁が付いた時に目立ちにくい習字用もあります。何より、上半身を覆ってくれるため万が一墨汁が付いても安心です。

袖カバーは手首~肘までのタイプが一般的ですが、手首~肘上までのタイプもあります。書道や写経をする際、墨汁は肘から下に付くことが多いため手首~肘までのタイプでもいいでしょう。

②洗濯で落とすことができる墨汁を使う

万が一服などに墨汁が付いても、洗濯で落とすことができる墨汁があります。特にお子さんがいる親御さんから支持されている墨汁で、”服や上履きに付いても落ちる”、”洗濯がラクになった”などの声があります。

洗濯で落とすことができる墨汁は、練習用と清書用があるのも支持されている理由の1つです。練習用の墨汁は薄くにじみやすいですが、清書用の墨汁は色も濃くにじみません。また、墨汁容器の注ぎ口が工夫されている商品もあり、注いだ際に飛び散りを防いだり泡立ちにくいタイプもあります。

③壁や床などにビニールの保護シートを貼る

壁、床、タイルなどを墨汁から守るために、ビニールの保護シートを貼ってもいいでしょう。壁紙用やフローリング用などがあり貼っても剥がすことができます。また、壁紙やフローリングなどを傷めないで墨汁対策ができるアイテムで、持ち家はもちろん賃貸物件でも使うことが可能です。

ビニールの保護シートを壁紙やフローリングなどに貼っておくと、墨汁が付いた時も拭き取るだけでお手入れが終ります。色のタイプは、無色透明、半透明、壁紙用は柄付きもあるため好みに合わせて選びましょう。

まとめ

墨汁は落とすのが難しいと言われていますが、落とし方がわかれば自分でキレイにすることができます。ただ、漂白剤や住宅用洗剤は成分が強く、誤って使うと変色や素材が傷むため注意が必要です。不安な方はクリーニング店で墨汁のシミ抜きをお願いしましょう。

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