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桜の木や枝につく虫・害虫3つと駆除方法!つかないための対策も

桜の木や枝につく虫・害虫3つと駆除方法!つかないための対策も

桜に元気がない、花が咲かない、枯れている部分がある場合は、虫の可能性が高いです。虫は良くも悪くも植物の健康状態を左右する存在で、桜も例外ではありません。桜につく虫の駆除方法や予防策などをまとめました。


桜は日本を象徴する植物で春になると花に癒される方も多いでしょう。しかし、桜は虫が発生しやすく、思わぬアクシデントに遭遇することがあります。

例えば、”桜の下で花見をしてたら毛虫が落ちて来た”、”桜の幹に虫がいることに気付かないで触れてしまった”、などのケースはありがちです。桜は美しく春のシンボルである一方で、虫による被害が多く寄せられています。

自宅に植えた桜が虫だらけになり、気色悪い光景を目にすることも少なくありません。益虫であれば桜とってプラスになりますが、毒のある虫は悪影響を及ぼします。桜の健康状態を良くして生育を促すために、桜につく虫や駆除方法などをチェックしていきましょう。

桜の木につく虫や害虫3つと駆除方法

桜の幹、枝、葉っぱなどに虫がついていた光景を目にしたことはありませんか?桜は虫がつきやすい植物で、たくさんの虫が集まりうごめいている姿を見た方もいるでしょう。桜につく虫は10種類以上いますが、今回は3種類の虫と駆除方法をご紹介します。

①アメリカシロヒトリ

アメリカシロヒトリの幼虫

アメリカシロヒトリは成虫になると白い蛾になりますが、幼虫は緑色で毛虫のような見た目が特徴です。桜を含め100種類以上の樹木につく虫で、集団で葉っぱを食べます。また、食欲旺盛な虫で知られており、桜の葉っぱを食い尽くすと近くにある植物まで食べるため被害は深刻です。

アメリカシロヒトリの発生時期は年に2回あり、6月上旬~7月中旬、8月上旬~9月中旬になると桜につきます。成虫1匹が1回で産卵する数は約700個~1,000個です。卵は1週間ほどで孵化し、幼虫は自分で糸を吐いて桜の枝や葉っぱに巣を作り、葉脈を残して葉だけを食べます。

【駆除方法】
幼虫は約1.5cmまで成長すると巣から離れて被害が広がるため、巣があるうちに駆除するのがポイントです。巣はクモの巣に似ているため見つけるのは簡単でしょう。幼虫がついている桜の枝や葉っぱを剪定して、虫を焼くか踏み潰して駆除します。

成虫になり拡散した場合は、スミチオンやダイアジノン水和剤を希釈し、噴霧器などでまんべんなく散布してください。自治体によっては、動力噴霧器を無料で貸し出しているところもあります。

②マイマイガ

マイマイガの幼虫

マイマイガは成虫になると蛾になり、幼虫の見た目は毛虫に似ています。体色は赤や黒で成長過程で色が変化する虫です。幼虫の頭は、縦長の黒い模様が2つあり目玉のように見えるでしょう。

桜につく蛾の中では約6cmと大きく、夜になると光を求めて照明などにつきます。7月中下旬~秋が活動時期で産卵シーズンは秋です。照明などの明るい場所や外壁などに、約300個~600個の卵を塊(卵塊)で産みます

なお、マイマイガは10年に1度のペースで大量発生する虫で、一気に虫の数が減ることはないでしょい。約3年かけて少しづつ数を減らしていくため、大量発生後の数年間は駆除が大変かもしれません。

【駆除方法】
・卵塊:卵塊は鱗毛(りんもう)があり、目や鼻への侵入を防ぐためにマスクやゴーグルで保護して、手袋も着用しましょう。卵塊が付いている部分にヘラを入れて優しくそぎ落とし、高所にある卵塊は剪定します。取り除いた後は、袋に入れて燃えるゴミに出すか土に埋めてください

・幼虫:小さな幼虫は毛虫用の殺虫スプレーで駆除が可能です。通常の幼虫は殺虫剤が効かないため、捕獲して燃やすか洗剤入りの水に漬けて駆除します。

・成虫:成虫の蛾に効く殺虫スプレーで駆除しましょう。

③イラガ

イラガの幼虫

イラガも蛾で、アオイラガやヒメクロイラガなど様々な種類がいます。幼虫の体長は約1.5cm~2.5cm、緑色でずんぐりしているのが特徴です。幼虫は大きくなると食欲旺盛になり、桜の葉っぱがなくなるまで食い尽くすことがあります。

発生時期は種類によって異なり、年に1回~2回、7月~11月です。秋になると、越冬に向けて桜の幹や枝の分かれ目などにまゆを作ります。まゆの形や色も種類によって異なり、うずらのような形や茶褐色など様々です。

まゆは春になるとサナギへ、夏になると成虫になります。夏は産卵シーズンで、桜の葉っぱの裏に約20個~30個の卵を産みつけ、数十個の卵が孵化するタイミングにバラつきはありません。卵が一斉に孵化すると幼虫は集団で桜の葉っぱの汁を吸い、吸った部分は白くなります。

【駆除方法】
・まゆ:桜の幹や枝の分かれ目などで見つけたら、ヘラなどでそげ落としてから潰しましょう。

・幼虫:幼虫のトゲから体を守るために、長袖、長ズボン、手袋をして肌を隠します。幼虫の数が少ない時はを割り箸などで捕獲し、虫を焼くか踏み潰して駆除しましょう。大量発生している場合や高所にいる場合は、オルトラン水和剤を希釈して噴霧してください。

桜につく害虫による被害や対処法

桜に虫がついた時の被害や虫別に対処方法を見ていきましょう。桜に虫がつくと多くの場合は病気になり、虫が出す分泌液、虫が保有している糸状菌や病原細菌などが原因で様々な被害を受けます。

なお、桜の病気は虫によるものを含めて約40種類ありますが、当然ながら病気の症状は同じではありません。虫によって病気の症状は異なり、1本の桜が2種類~3種類の病気を併発することもあります。

①虫による被害:生育不良や枯れることもある

桜に虫がつくことで発症する病気の種類、原因を以下にまとめました。

【膏薬病(こうやくびょう)】:カイガラムシの分泌物が原因で、桜の枝にまるで膏薬を貼ったようなカビが生える。

【こぶ病】:病原細菌が原因で、土、幹、枝から感染してこぶができる。生育不良を起こしたり桜の木が枯れる。

【せん孔褐斑病(せんこうかっぱんびょう)】:糸状菌が原因で桜の葉の中央に穴が開く。

【根頭かんしゅ病(こんとうがんしゅびょう)】:細菌が原因で、桜の根や幹にこぶができたり生育不良を起こす。

【幹心材腐朽病(みきしんざいふきゅうきん)】:糸状菌が桜の幹の中央に侵入して腐って枯れる。また、腐った部分は亀裂が入りキノコが生える。

【幼果菌核病(ようかきんかくびょう)】:糸状菌が原因で新梢(しんしょう)を枯らす。

【てんぐ巣病(てんぐすびょう)】:糸状菌が原因で桜の花が咲かなくなる。また、枝が部分的に膨張し、膨張部分から枝が無数に生える。

②毛虫・イモムシ・アオムシの対処法

桜は蛾の幼虫を含め毛虫がつきやすく、他にもイモムシアオムシもつきます。毛虫、イモムシとアオムシから桜を守るための対処方法は以下の通りです。

【毛虫の対処方法】
毛虫は拡散する前に対処することが桜を守ることにつながります。毛虫を発見した時は桜の枝や葉の剪定を行い、孵化して間もない毛虫は薬剤を散布しましょう。

孵化したばかりの毛虫は、薬剤による駆除が効果的でオルトラン水和剤を使います。なお、オルトラン水和剤に展着剤を混ぜると水で希釈した時に混ざりやすく、虫への定着もよくなるためおすすめです。

【イモムシやアオムシの対処方法】
イモムシやアオムシは割り箸などで捕獲して燃やすか潰して対処します。基本的に体長が大きい虫が多く見つけやすいでしょう。イモムシやアオムシを薬剤で対処する時も、オルトラン水和剤を使います。

③カイガラムシの対処法

桜にカイガラムシがついている時は、歯ブラシやティッシュなどで地道に1つ1つ取り除いてもいいでしょう。ただ、手作業による虫の捕獲作業は以下のデメリットがあります。

【手作業でカイガラムシを捕獲するデメリット】
・桜についている虫を、手作業で全て捕獲するのは難しく取り残す可能性が高い。また、高所にいるカイガラムシを捕獲するのも難しい。

・カイガラムシは種類によって産卵場所が異なり、桜の葉の裏など見つけにくい場所へ産みつける種類もいる。

【カイガラムシの対処は薬剤散布で効率良く】
カイガラムシの対処はマシン油乳剤(薬剤)を散布しましょう。カイガラムシは呼吸孔があり、マシン油乳剤を散布すると穴を塞ぐことができるため防除が可能です。

なお、カイガラムシは殻などに守られており、殺虫剤が効きにくい虫と言われています。しかし、しぶとい虫も呼吸孔を塞がれてしまうと太刀打ちできません。

④アブラムシの対処法

アブラムシは春~秋頃に発生する虫で、特に大量発生しやすい時期は春です。春は繁殖時期で、産卵してから成虫になるまでのスピードが早くあっという間に数が増えます。

アブラムシが桜につきやすい理由は、アリがアブラムシを運ぶことや飛ぶタイプのアブラムシは飛来して桜につくからです。繁殖時期は拡散しやすく、桜にウィルス病を運ぶこともあるため薬剤やの木酢液などで対処しましょう。

【スミチオン乳剤や木酢液を散布する】
桜につくアブラムシは、スミチオン乳剤や木酢液を散布して対処します。スミチオン乳剤を使う場合は、水で1,000倍に希釈し数回にわけて散布しましょう。

一方の木酢液は、桜にアブラムシを寄せ付けないための忌避剤です。木酢液も水で薄めてから桜や土に散布しますが、希釈量が少ないと忌避効果が高まる一方でニオイも強くなります。ニオイは風の影響に左右されやすく、周辺に強烈な匂いを放つことがあるため注意してください。

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