2LDKの部屋の振り分けや活用法など、自分に合ったレイアウトについて迷っているという人は多くいるのではないでしょうか。2LDKはさまざまな家族構成に対応できる使い勝手の良い間取りです。今回の記事を参考に自分に合った2LDKの活用テクニック押さえていきましょう。
2LDKとは?
2LDKとはリビングダイニングキッチンとそのほかの部屋が2部屋ある間取りです。2DKとの違いは、リビングダイニングキッチンとダイニングキッチンの違いになります。
キッチンのある部屋が10畳以上であればリビングダイニングキッチンとなり、10畳以下だとダイニングキッチンとされます。
2LDKは多くの集合住宅で採用されている間取りであり、一人暮らしからファミリーまでさまざまな家族構成でも対応可能な間取りです。
広いリビングで家族と団らんしたり、一人で広々と利用したりとその活用方法は数多くあります。
住む人数別のレ2LDKイアウト術
2LDKのレイアウトは住む人数によってさまざまなアイデアがあります。家族構成によって最適で使いやすいレイアウト方法をこちらで紹介します。
■一人暮らしに最適な2LDKレイアウト
一人暮らしの場合、広々としたリビングでゆったりと過ごせば、仕事の疲れも癒せるでしょう。
複数人で過ごすためのレイアウトとは違い、自分の好きなように家具なども配置できる点がメリットと言えます。
リビングを生活空間とすれば他の部屋を用途別に分けることができます。
例えばひと部屋は寝室にし、もう一つの部屋は仕事や趣味の部屋にできるでしょう。用途によって部屋を分けることで仕事と休憩とでスイッチの切り替えができます。
オンオフを付けてメリハリのある生活をしたい人におすすめです。
■カップル・夫婦に最適な2LDKレイアウト
カップルや夫婦など二人で一緒に生活をする場合、リビングだけがくつろぎの空間だとお互いに気を使ってしまうことがあります。
生活リズムが全く同じであれば問題ないですが、片方が変則での勤務だったりする場合、食事の時間やくつろぐ時間が全く重なるとは限りません。
2LDKの場合、居室が2つあるので、寝室を別々にすることができます。生活リズムの違い、特に睡眠に関しての問題は健康面にも現れることもありましす。
また、寝室としてだけでなく自室として考えれば個人スペースがきちんと確保できるのも2LDKのメリットと言えます。
■ファミリーに最適な2LDKレイアウト
2LDKは家族で使うのにもぴったりな間取りです。2LDKのリビングスペースは十分な広さがあるので、家族がそれぞれゆっくりできます。
あまりリビングが狭いと場所の取り合いになってしまう可能性があるので、ダイニングテーブルとソファなどを十分に置けるスペースが望ましいでしょう。
子供がいる場合はひと部屋を子供部屋として使えます。子供が二人いる場合にはひと部屋を二つに間仕切るといいでしょう。
2LDKで赤ちゃん・子供部屋の作り方
赤ちゃんや小さな子供がいる場合でも2LDKの間取りは便利。小さな赤ちゃんには静かな部屋を用意しなくてはいけないのでひと部屋が子供用になります。
それでももう一部屋余るので、もう一部屋は夫婦の寝室にしても良いでしょう。
こちらで紹介するレイアウトを参考にして有効的に2LDKを有効的に活用しましょう。
■リビングを子供の遊び部屋にして安全配慮
小さな子供のための遊び部屋をリビングにすれば、子供を目の届くところで遊ばせておくことができます。家事で忙しい主婦にとっては、合理的な間取りとなります。
またリビングは通常の部屋よりも広いため、子供用のおもちゃで溢れかえってしまうということも無いでしょう。
広々としたリビングに収納スペースなどを用意し、ごちゃついてしまいがちなおもちゃなどをすっきりと収納すると良いでしょう。
■子供部屋にダブルベッドを置けば寝室兼勉強部屋に
子供が二人いる場合はひと部屋にダブルベッドを置くと良いでしょう。ベッドはくつろぐスペースにもなり、勉強机などを配置することで勉強も部屋で済ませることができます。
もし子供用の寝室にベッドを置くスペースが無い場合はリビングなどで勉強できる場所を用意してあげましょう。
ベッドを一部屋に二つ置くことは難しいのですが、ダブルベッドなら上下に重なるのでスペースの確保がしやすいです。
また上下にベッドを設置することで寝ている間目線に人がいないので、簡単なプライベート空間を作り出すことも可能なためおすすめです。
■ひと部屋を丸ごと子供の遊び部屋に
2LDKのうちひと部屋を丸ごと小さい子供用の遊び部屋にするもできます。
こうすることでリビングが子供の遊び道具で散らかってしまうことを防げます。定期的に来客があったり、リビングを常に整頓しておきたいという人にはおすすめの活用方法です。
子供用の寝室は、子供がまだ小さければ両親と同じ寝室にしても良いですし、少し大きくなったら子供部屋に寝かせることもできるでしょう。
子供の成長に合わせて部屋の活用方法を工夫していくことも可能です。
2LDKで和室の活用法とレイアウト例
マンションやアパートなどの2LDK住宅ではひと部屋が和室というところは数多くあります。
和室のレイアウトが難しいと感じる人は、こちらで紹介するおすすめのレイアウトを参考にして、自分らしい和室を作り出しましょう。
■シンプルなレイアウトでくつろぎのスペース
和室は畳の感触を味わうために椅子などを置かずに畳に直に座りたいという人も多くいるでしょう。
そのためクッションや座布団などを置くだけでくつろぎスペースを作り出すことができます。畳に寝転がって本を読んだり昼寝をしたりするスペースとして活用できます。
和室でも椅子に座りたいという人のために、ソファーなどを一つ置いておけば誰でもくつろぐことができます。和室にはあまり物を置かずにシンプルなレイアウトにする人が多くいます。
■落ち着いた雰囲気の和室を書斎として活用
落ち着きのある和室は書斎としても大変おすすめです。静かな空間で読書や仕事などに集中し、作業効率を上げることができるでしょう。
和室に机や椅子を置く場合は木製の物が部屋の雰囲気にも合って良いでしょう。
洋室とは異なるテイストでレイアウトできるので、作業スペースとして余計なものを省いたシンプルな部屋にすることもできます。
■テレビを観るための部屋として和室をレイアウト
家族で2LDKの家に住んでいる場合、リビングと和室にテレビを置いておくことでチャンネルの取り合いが起こるということを防ぐことができます。
和室はテレビを観たり、ゆっくりするために活用すると良いでしょう。
誰かの部屋とする訳ではなく、リビングルームのように誰もがくつろげる部屋として残しておくことも可能です。
和室はあまり多くの物を置かず、布のカーテンを付けて優しいイメージの空間を作りましょう。ふすまを取って開放的な空間にするのもおすすめです。
2LDKでリビングのレイアウト例
2LDKの間取りでリビングは家族団らんしたり、くつろぐスペースとして使ったりするのが一般的です。
そのくつろぐスペースを有効的に活用することで、家で十分にリラックスすることができます。こちらで紹介するリビングの間取りを参考にしましょう。
■ウッドテイストの家具で統一
リビングのレイアウトを考える上では、くつろぐことのできる空間を最優先にするとが大切です。そのためレイアウトは自然な雰囲気で、コンセプトに合わせた家具を購入しましょう。
コンセプトがめちゃくちゃだと違和感を感じたり、そもそも納得のいかない部屋だとリラックスできないですよね。
例えばフローリングの模様が木目主張の強いタイプであった場合、家具もその木目に合ったウッドテイストの製品を揃えるのが良いでしょう。
そうすることで部屋全体の統一感が生まれるので、違和感無くくつろぐことができます。
■背の低い家具で統一して空間を十分に
背の高い家具を置きすぎると圧迫感が出てしまい、リビングが狭く感じてしまうことがあります。その反対に背の低い家具で揃えれば、広く開放感のあるリビングレイアウトにすることができます。
また、窓を大きく取ることで外の景色をリビングのどこからでも眺めることができるので、さらに開放感が高まります。
さらに一部だけ畳のスペースを作ることで、リビングでもソファーでくつろいだり畳で読書したりなどさまざまな方法でリラックスすることが可能です。
■床に直接座るタイプのリビング
リビングのレイアウトは、ソファーやテーブルを家族で囲むタイプの団らんスペースだけではありません。床に直接座ってくつろげる空間を作り出すこともできます。
ソファなど大型の家具が必然的に少なくなるので、レイアウトは好みでいくらでも変更が可能です。ぜひこのようなレイアウトにも挑戦してみるのも良いでしょう。
2LDKでダイニングのレイアウト例
ダイニングスペースは食事を取ったりコーヒーを飲んだりといったくつろぎスペースです。一人でゆっくり食事を取ることもあれば、家族で一緒に食事を取ることもあるでしょう。
こちらで紹介するダイニングのレイアウトを参考にして自分らしいダイニングスペースを作りましょう。
■観葉植物やライトで少し違った雰囲気の空間
ダイニングスペースは食事をするスペースなので、少し雰囲気を作り出しておしゃれな空間にすると良いでしょう。
自然な雰囲気で食事をするのも良いですが、ダイニングだけ個性的で変わったレイアウトにすることで家の中にいても退屈しないでいられます。
間接照明や観葉植物などを多く設置することで、バーのようなおしゃれな空間にすることができます。また、ウッドテイストのテーブルや椅子などを用意しても良いでしょう。
■おしゃれでカフェのようなスペース
コンセプトを統一してまるでカフェにいるような空間を作り出すことができるレイアウトです。
落ち着いた雰囲気でコーヒーを飲んだり、友人を招いておしゃべりしたりなどさまざまな楽しみ方のできるダイニングとなるでしょう。
オープンキッチンになっているので、料理をしながらダイニングテーブルにいる家族と会話をしたり、子供が遊んでいるのを見ていることができるので安心です。
オープンキッチンのカウンター越しに料理の受け渡しも可能です。
■カウンタータイプのダイニングテーブル
ダイニングでの飲食をカウンタータイプのダイニングテーブルで取ることができるレイアウトです。しっかりと食事をするためのカウンターなので、広々として沢山物を置くことができます。
家族で並んで食事をすることもできる十分なスペースがあります。また、キッチンから料理を手渡しで受け取ってそのまま食べられます。
リビングダイニングのスペースを節約したい場合にもかなり便利なレイアウトの一つでしょう。
まとめ
2LDKのレイアウトは家族の人数や、目的によってさまざまな活用方法があります。本記事を参考に、自分に合った最適な2LDKのレイアウトを考えましょう。