「お部屋のレイアウトは気に入っているけれど、冬になってから違和感を感じる」そんなお悩みがあるとしたら、原因は色・小物の選び方であるかもしれません。暖色でコーデしたり、ファー・ニット生地のクッションカバーを使うだけで、ぐっと冬に合ったお部屋になります。
本記事では、冬のレイアウトのポイント・コツを解説していきます。インスタのおしゃれな実例も紹介しているので、お部屋の衣替えをお考えの方はぜひ参考にしてみて下さい。
冬のインテリアのポイント3選を紹介
家具の素材・色を工夫すれば、冬に似合うあたたかみのあるインテリアを楽しめます。ここでは、冬のインテリアのポイントを三つに分けて紹介していきます。
■暖色や自然素材を取り入れる
【冬のインテリアにおすすめの色】
・ワインレッド+ブラウンORブラック
・ダークオレンジ+ブラウン系
・ライトブラウン+ダークブラウン
・ダークブラウン+グレー
・カーキ+ベージュ
・カーキ+マスタードイエロー
・ロイヤルパープル+ダークブラウン
冬におすすめの色といえば、赤やオレンジなどの暖色です。淡い色よりも濃い色が冬らしいほっこりとした暖かさを演出してくれます。家具を全部取り換えるのは大変ですが、カーペットならばすぐに取り入れることができます。
ブラウン・ベージュの組み合わせも自然な温かみを感じさせるおすすめの色です。
とはいえ、冬でもブルー・ホワイトなどの爽やかな家具を使いたいという方はいらっしゃるでしょう。そんな時は、グレーを追加して落ち着きのある印象をそえたり、ブラウンでナチュラルな印象を追加するのがおすすめです。
グレー・ホワイト・ブラックで構成されたモノトーンなインテリアがお好みの方は、冬らしさを感じさせる紫をアクセントに使うのがおすすめです。ターゴイズブルーなどもグレーと相性がよく、冬特有の青空を連想させてくれます。
【冬のインテリアにおすすめの素材】
・木材
・ブラウン系のラタン
・ブラウン系のヒヤシンス
冬のインテリアは、アルミなどの金属系よりも自然素材がおすすめです。ソファやゴミ箱に取り入れると、温かみのあるお部屋になります。同じ天然素材でも、竹は夏のイメージがあるので避けた方が良いでしょう。
また、木材やラタンなどの天然素材は空気が乾燥している時に中の水分を放出して湿度を保ってくれます。金属素材に比べると静電気防止の効果があり、機能的にも頼もしいです。
■冬向きの柄を取り入れる
冬のインテリアにおすすめな柄は、北欧インテリアでよく見る幾何学模様です。雪の結晶やもみの木など、自然をイメージした柄(ノルディック柄)も人気があります。
トナカイ・星・クリスマスツリー・サンタクロースなどの柄物も、さりげなく取り入れると冬らしい雰囲気を醸し出すことが可能です。
和風がお好きなら、松竹梅・鏡餅・羽子板といったお正月らしいモチーフの柄でもいいでしょう。
クッション・ソファ・テーブルなどのカバーを冬らしい柄に変えたり、スリッパの柄にするだけでもお部屋の雰囲気が変わります。カーペットを冬らしい柄にするのも非常におしゃれ。その際、ソファなどの大き目な家具は無地にしておくとバランスが取れるのでおすすめです。
■照明をオレンジ系に変える
冬のインテリアには、白く強い照明よりも電球色と呼ばれるオレンジ系の照明がおすすめ。布や和紙のランプシェードがあるものを選ぶと、優しい印象になり冬らしさも演出できます。
濃いオレンジやカーキのホロー素材も温かい印象で、部屋のアクセントに最適です。キャンドルタイプのランプも可愛らしく人気があります。
大きな照明を一つ設置するより、小さなテーブルランプをいくつも設置する間接照明を取り入れるのが冬のインテリアのポイントです。壁や天井を照らして反射させると、ランプが小さくとも立体的で明るい部屋になります。
冬の部屋を快適にするテクニック3選を紹介
冬のインテリアは見た目だけではなく、寒さを防ぐ機能も大切です。温かく快適な部屋を作る方法を三つに分けて紹介していきます。
■ファー・ブランケット・ニットなどを取り入れる
冬にはファー・ブランケット・ニットなどの温かみのある素材を取り入れることで、快適で過ごしやすい部屋になります。ラグの素材がファーやニットならば、防寒性も期待できます。
これらの素材をクッション・ソファのカバーとして使ってもいいし、椅子の背もたれにかけたり、肘掛けを置いたりするだけでも冬らしい印象になります。
白いファー・ニットならば、どんな色とも相性がいいのでおすすめです。ブラウン・黒などはクールな印象をプラスされます。
ふわふわとした素材ばかりでメリハリが無いと感じた時には、つるりとしたサテンやベルベットなどの生地を取り入れるのがおすすめ。光沢があり高級な雰囲気が追加され、おしゃれなお部屋になります。
■厚手のカーテンに取り換える
冬の部屋におすすめなのは、厚手のカーテンです。防寒性がある他、湿度を調整するお役立ちアイテムです。
生地は手触りが良いタイプか光沢のあるタイプが冬に向いています。
カーテンの色は赤・オレンジ・黄色などの暖色がおすすすめです。
また、カーテンは部屋の大部分を占めるアイテム。あまりにビビットな色や彩度の高い色だと、リラックスし辛い空間になってしまいます。
ベージュ・ブラウン・アイボリーなどは穏やかな雰囲気で他の色との相性も良いので、おすすめです。
■ こたつを取り入れる
冬におすすめのアイテムといえば、こたつです。和室にも洋室にも取り入れることができます。
こたつに合わせる布団は、冬らしい濃い色合いやベージュ・アイボリーなどの他の色と相性が良い色を選びましょう。
幾何学模様などの北欧風の柄を取り入れてると、より冬らしいお部屋になります。
こたつのテーブル部分は、どんな色とも相性が良い木目調がおすすめ。部屋の間取りに合わせて、長方形か正方形を選びましょう。
丸テーブルタイプは可愛らしい印象になります。洋室タイプならば、こたつテーブルも選択肢の一つです。
ソファがある部屋なら、ソファに入ったまま入れる高さのこたつを選びましょう。ソファと合わせることで、和室にも洋室にも相性が良いアイテムになります。
冬のインテリア実例8選【玄関編】
玄関は季節感を演出する絶好のアイテムです。靴の収納・小物の色などに気をつけて、おしゃれな玄関を作りましょう。モノを置きすぎると生活感が出てしまうので、いかにうまく収納スペースを使うのかが大切になります。
ドライフラワーを中心にした冬らしい玄関の例です。生花ではなく、褪せた色合いのドライフラワーを使うことで、冬らしさを演出しています。クリスマス・お正月に限らず使えることもポイントです。
冬らしい北欧系のデザインの玄関マットの例です。グレーと白の冬の町を思わせるデザインと、温かみのある素材が冬インテリアにピッタリのアイテムです。
赤い幾何学模様という温かい印象のマットを引いた玄関の例です。扉の色とも合っていることで、インパクトがあり可愛らしい印象に仕上がっています。
クリスマスをイメージする冬らしい小物を飾った玄関の例です。ツリーがもみの木ではないことで、冬の期間中も違和感なく飾っていられます。
白を中心とした冬らしいインテリアを並べた玄関の例です。セリアなどの100均で買えるフォトフレームのと、その中のアートが良いアクセントになっています。
クリスマスリースとふくろうという冬らしいインテリアが素敵な玄関の例です。100均ならば似たアイテムをそろえることができます。白を中心としていることで、どんな色も違和感なくなじむのがポイントです。
門松風の小物と鏡餅を飾った玄関インテリアの例です。花瓶が金色な点もお正月感らしさを演出しています。花瓶に飾るのは生花でも構いませんが、造花でも手入れが楽です。
門松風インテリアをアルミのフレームに収めた玄関インテリアの例です。パイナップルの小物も白+金色で冬らしい色合いが楽しめます。
冬のインテリア実例8選【リビング編】
冬のリビングは赤・オレンジなどの暖色や濃いグリーンを中心とした温かみのある色でまとめるのがおすすめです。その中にファーなどの防寒性の高い素材をプラスしていきましょう。ここではその実例を紹介していきます。
冬におすすめのワインレッドを中心としたリビングインテリアの例です。カーペットも北欧風のデザインで、冬らしさを演出しています。
丸いテーブルの高さがソファとそろっていることで、使いやすい部屋として完成されているのもポイントです。
濃いグリーンにグレーを合わせた冬らしいリビングの例です。北欧風のもみの木の柄が冬らしい可愛らしさを演出しています。床のラグは肌触りのいい素材で足元から温まることがで切るのが嬉しいです。
ニット素材やブランケットを多く取り入れた冬らしいリビングの例です。白中心にグレーを追加していくことで、まとまりのある部屋に仕上がっています。クッションが数多くあることで、心地よく過ごすことが可能です。
カーペットが中心のリビングインテリアの例です。少し夏らしい色・素材でできたソファに幾何学模様のを合わせることでいっきに冬らしさを演出しています。ダークブラウンの床は、どんな色とも相性がよく一年中使いやすいです。
ブラウンとベージュを中心にした冬らしいリビングの例です。カーペットはファー素材で肌触りが良い上に、こたつを洋風の雰囲気に溶け込ませているのがポイントです。
ブラウンのブラインドを取り入れることで、インテリアの雰囲気になじんでいます。
こたつ布団にファーを取り入れ、冬らしいカーペットを敷いた防寒性万全なリビング例です。壁がレンガ調であることで、こたつがあっても洋風な雰囲気に仕上がっています。
賃貸でも100均で買えるリメイクシートを使えば同様のインテリアを楽しめます。
ニット素材とファー素材を組み合わせた冬らしいクッションとソファーの例です。ブラウンはどんな色とも相性が良いので、クッションをたくさん並べても大丈夫。肌触りの良さも併せて、冬のリビングにぴったりです。
ファー素材のクッションをソファに並べたリビングの例です。クリスマスツリーも飾られて、華やかな冬を演出しています。やや寒々しい素材と色の床は、毛足の長いラグを敷くことでカバーされています。
冬のインテリア実例8選【ダイニング・ダイニングキッチン編】
ダイニングやダイニングキッチンも冬らしいインテリアのポイントがあるもの。温かみがある素材を使いつつも、汚れやすい場所なので洗いやすさが大切になります。ここでは、その実例を紹介していきます。
食卓机に北欧風のテーブルクロスをかけたダイニングキッチンの例です。暖色であるオレンジ色を選ぶことで、明るい部屋に冬らしい雰囲気を追加しています。
カウンターのすぐ隣に食事スペースがあるLDKの部屋の例です。ソファや椅子を白で統一することで、すっきりとした冬らしい雰囲気が演出されています。テーブルの下のラグが、特に冬らしいです。
北欧風の柄を取り入れて冬らしい雰囲気を演出するLDKの例です。家具はダークブラウンが多く、落ち着いた印象になっています。椅子の背もたれにブラウンのブランケットがあることで、温かみがプラスしているのがポイントです。
家具を白で統一したLDKの例です。白だけだと爽やかな印象ですが、ブランケットがかけられていたりランプにカバーがあることで、冬らしい雰囲気が追加されています。汚れてもすぐに拭きとれる機能的なLDKです。
オレンジの椅子が鮮やかな北欧風ダイニングキッチンの例です。照明や冷蔵庫がブラウンなので、どこか冬らしい雰囲気が追加されています。
シンプルなお部屋なので、柄物のテーブルクロスを追加すればより冬向けインテリアになります。
マスタードイエローを中心にしたダイニングの例です。椅子は黒で、とても冬向けの配色になっています。テーブルクロスがあるので、汚れてもすぐに取り換えることが可能です。
ソファで食事をするタイプのダイニングの例です。紺だけだとあまり冬らしさはありませんが、足元のラグが温かみと冬らしさを追加しています。木目の床や棚との相性も抜群です。
オリーブ+ダークブラウンという冬向けの色を中心にしたダイニングキッチンの例です。余計なものがないシンプルな部屋で、手入れがしやすく使いやすい部屋になっています。足元が寒い時は、ラグを追加するのもおすすめです。
冬のインテリア実例8選【寝室編】
冬のインテリアの定番は、濃い色や暖色。しかし、寝室にそういった色を使うと、リラックスし辛い傾向があります。白やグレーを中心にしつつも冬らしさを出すポイントを実例付きで紹介していきます。
白を中心に毛足が長いラグを追加して冬らしさを出した寝室の例です。ダークブラウンとの組み合わせが、リラックスできる空間を演出しています。
ブラウンと白を中心にした冬らしい色合いの寝室の例です。クッションがグラデーションになって可愛らしいです。ふんわりとしたラグも足に心地よく、冬にぴったりです。
ダークブラウンの床に黄土色を合わせたシックな寝室の例です。落ち着いた色を選ぶことで、リラックスしやすい空間になっています。テーブルランプは小さめで、寝室にぴったりです。
淡いブラウンで心地よい素材の布団の寝室の例です。黒と相性が良く落ち着いた印象に仕上がっています。
ブランケットでできた布団カバーとファーのようなラグが暖かそうな寝室の例です。ベージュを中心に同系色でまとまっているため、可愛らしくも落ち着いた部屋になっています。
紫のクッションが冬らしいシックな雰囲気の寝室の例です。ニットを添えることで、温かさがプラスされているのもポイントです。
ラタン素材のベッドに黄土色のベッドカバー・枕カバーを追加したどっしりとした雰囲気の寝室の例です。色合いはやや重たいですが、ライトイエローを添えることで可愛らしさをプラスしています。
赤いラグが印象的な寝室の例です。ピンクとブラウンのクッションは、ファー素材で可愛らしいです。色の組み合わせに温かみがあるとても冬らしいインテリアです。
冬のインテリア実例8選【ワンルーム編】
生活に必要な家具をまとめなければいけないワンルームは、どうしてもごちゃついた印象になりがちです。
しかし、色の数をしぼり家具の大きさに注意すれば十分に冬らしいインテリアを実現できます。ここではその実例を紹介していきます。
グレーを中心にしたワンルームにふかふかのラグを追加することで冬らしさを演出したインテリアの例です。高さの低い家具ばかりなので、圧迫感がなく広々と使えます。
白中心の冬らしいワンルームの例です。ラグや手触りのよいぬいぐるみを置くことで、シンプルでも冬らしい部屋になっています。テーブルランプの明るさは控え目で、温かい印象があります。
ダークブラウンのテーブルに白いラグを合わせた冬らしいワンルームの例です。ドライフラワーもシックでおしゃれな印象をプラスしています。100均で購入することができるし、生花より管理がしやすいです。
ソファの高さをベッドに合わせることで広さを演出した冬のワンルームの例です。棚の高さも控えめで、便利さとインテリア性を高くしています。色もすべて白なので圧迫感がないのがポイントです。
ブランケットのような質感のラグがアクセントになった北欧風邪のワンルームの例です。冬の必須アイテムである加湿器もあります。白い部屋にバスケットのような収納ケースがあるのも、とても可愛らしいです。
グレーを中心にしたシックなワンルームに、冬らしい小物を追加した例です。雪の結晶のようなアイテムを飾ることで、ぐっと冬らしい部屋になっています。季節ごとに柄を変えれば、四季折々でレイアウトを楽しめます。
ブラウンを中心にした部屋に温かみのあるソファーのカバーとこたつを追加したワンルームの例です。パープルのクッションも冬らしいアクセントになっています。見た目だけではなく、実際の温かさもある機能的な部屋です。
ターコイズブルーという寒色ながら、ラグ・クッションの素材によって冬向きになっているワンルームの例です。スヌーピーは北欧風デザインと相性が良く、冬にもぴったりのモチーフだと言えます。
冬インテリアのまとめ
冬のレイアウトのポイントは、暖色や白を中心にすることと、温かみのある素材を取り入れることです。ファー・ニット・ブランケットなどをアクセントにしていきましょう。雪・クリスマス・お正月モチーフの小物を飾るのもおすすめです。