ベランダは濡れてもOKなものを置くのにおすすめの場所です。収納ボックス・ラックを使ったり、防水のバスケットの中にしまったりすれば、スペースを有効活用になります。
本記事では、ベランダ収納のコツを実例付きで解説します。100均やホームセンターのアイテムを使うので、すぐに再現できますよ。
ベランダ収納のポイントとは?1 ベランダ収納におすすめのアイテム・アイデア5つ
ベランダは近所の迷惑にならない範囲なら便利な収納スペースとして使えます。そのためにおすすめのアイテムとポイントを5つに分けて解説していきますね。
ベランダ収納おすすめアイデア1 ■専用の収納ボックスを購入する
ベランダ収納の敵は風と雨、暑さ。専用の収納ボックスやコンテナにしまっておけば、どちらからも守ることができます。
そのまま収納しては飛ばされてしまうリスクがある小さなアイテムも、ボックスにしまえば一安心。アウトドアグッズやベランダのガーデニング・掃除グッズをしまうのがおすすめです。
泥・砂で汚しがちなお子さんの遊び道具もいいでしょう。
ベランダ収納用専用ケースでなくとも、防水性があるボックスならば流用できるので、お気に入りのアウトドアメーカーがある方はそちらから選ぶのも楽しいですよ。
防水加工がある収納ボックスです。南京錠をつけることもできるので、屋外に出しておいても安心ですね。
防水加工がされた無印良品の人気商品です。シンプルな白のボックスは、どんなベランダにも似合います。
ベンチタイプの収納ボックスです。ベランダでの作業中に、椅子として利用することもできます。
ベンチタイプの収納ボックスです。ベランダでの作業中に、椅子として利用することもできます。
ベランダ収納おすすめアイデア2 ■専用の収納ラック・棚を購入する
灯油などのある程度の重みと防水性能を持つものでしたら、収納ラック・棚に見せる収納にするのがおすすめです。
洗濯ばさみなどの小さなアイテムも、小さな収納ボックスに入れてラックや棚に並べれば下に落ちる心配がありません。
ベランダ掃除用のホウキ・ちりとりを吊るす収納にしたり、濡れても問題のないサンダルや長靴を収納するのもいいでしょう。
ベランダガーデニングをしている方なら、そのためのアイテムをしまっておくのにも向いています。
防水対策がされた木製の収納棚です。おしゃれな収納棚を置けば、それだけでインテリア性が上がります。
ロッカータイプの収納棚です。省スペースタイプなので、どんなサイズのベランダにも向いています。
スリムな収納ラックは掃除用具の収納などに向いています。キャスター付きなので、避難の邪魔になる心配もありません。
スリムな収納ラックは掃除用具の収納などに向いています。キャスター付きなので、避難の邪魔になる心配もありません。
ベランダ収納おすすめアイデア3 エアコン室外機をアレンジする
ベランダにはエアコンの室外機があることが多く、景観が崩れがち。そんな時は、室外機の周りを専用のカバーで囲んで棚としてアレンジするのがおすすめです。
あまり重さのあるものの収納には向きませんが、軽く防水性のあるものなら置けます。
洗濯道具などを小さ目の収納ボックスにいれて、室外機の上に置くのも一つの手ですね。
室外機の上を収納・ディスプレイスペースにできるカバーです。室外機の生活感を隠せるのがメリットです。
おしゃれなデザインの室外機カバーです。こういったカバーをつけるだけで、ベランダが華やかになります。
室外機カバーの上に元々棚があるタイプの製品です。収納力とおしゃれさがどちらもあり、便利です。
ベランダ収納おすすめアイデア4 ■フック+バスケットを活用する
収納ラックの隅やベランダの手すりにフックや結束バンドでバスケットを設置すれば、洗濯ばさみなどを収納するのにぴったりのちょっとしたアイテムになります。
ベランダから下に物が落ちると危ないので、バスケットにしまうものは重さがあるものか、はさめて取れにくいものにしましょう。
ベランダ収納おすすめアイデア5 ■すのこ・木材を活用する
上記で紹介した四つのアイデアの中で「サイズが大きすぎるな」という方や「バスケットでは小さくて物足りない」という方ならば、すのこや木材を使って自作の収納棚を作るのがおすすめです。
自分で防水ペンキを塗り、強風対策をする必要がありますが、自分の好きなサイズ・デザインにできることがメリットです。
材料はホームセンターや100均、Amazon・楽天市場などの通販で購入することができます。
ベランダの収納実例紹介・1 ベランダ収納術実例4選【大型収納ボックス系】
ベランダは雨・風に常にさらされる場所なので、防水加工をしたボックスに収納すると簡単で安全です。ボックスの素材・色合いをそろえれば自然とおしゃれな雰囲気になります。
ベランダに収納ボックスを置くときは、床の色に近いものがおすすめです。この実例のように、スモーキーな色合いでそろえると、ボックスを置いただけでもおしゃれに見えます。
ベランダで収納するものが小さいのであれば、アウトドア用品・ベランダ用品ではなく日用品で収納するのもおすすめ。こちらの実例のようにゴミ箱を収納に使うと、悪目立ちせずにおしゃれです。
ベランダに収納ボックスを置けば、こちらの実例のように収納だけではなくベンチとしても使えます。耐重性をよく確認して好きなデザインのものを選びましょう。
程よい大きさ・デザインの収納ボックスが見つからないのであれば、DIYがおすすめです。こちらの実例のように、木材を組み合わせるだけでおしゃれな収納ボックスができます。
ベランダの収納実例紹介・2 ベランダ収納術実例4選【収納ラック系】
ベランダで収納したいものが防水対策済みだったり、防水のボックスにしまうことができるのであれば、収納ラックは便利です。素材を統一すると、おしゃれな空間になります。
ベランダにカラーボックスを置いて、その中に収納ボックスを入れた実例です。防水のペンキを塗れば、雨の日も安心ですよ。
ロッカータイプのラックに洗濯物グッズを収納した例です。ベランダで使いものをベランダに片付けておくと、とても便利です。
ワゴンタイプの収納ラックは、避難時にすぐ退かせるのでベランダにおすすめです。こちらの実例のように、ガーデニンググッズを置くのに向いています。
ガーデンシェルフをベランダ収納に流用した件です。屋外用のラックであれば、ベランダに置くのにぴったりです。
ベランダの収納実例紹介・3 ベランダ収納術実例4選【室外機アレンジ系】
室外機はそのままにしておくと生活感の元ですが、カバーを設置したり、DIYをして囲んだりすれば、おしゃれな収納スペースになります。
室外機をすのこで囲んだ収納例です。近くに同じ素材のラックを置くことで、よりおしゃれなインテリアになっています。
室外機の周りを床用のすのこで囲んだ収納実例です。扉がついているので、風で中身が飛んでいく心配もありません。
室外機の周りをすのこで囲んで、その上に木箱を乗せた収納実例です。フタ付きボックスがあれば、収納力がアップします。
室外機の上に板を置いて、その隣にも木材を置いた収納例です。室外機の上に棚を置けば、おしゃれな収納棚になります。
ベランダの収納実例紹介・4 ベランダ収納術実例6選【小型ボックス・バスケット活用系】
ベランダにはプラスチック・アイアン系のボックスやバスケットを置くのがおすすめ。風で飛ばないように固定するのものおすすめです。
ベランダの壁にS字フックとバスケットを取り付けた実例です。ちょっとした隙間があれば、簡単にS字フックをひっかけられます。
窓の近くに金属があるなら、マグネットがついたバスケットを設置できます。サンダルは床に直置きするより、実例のように浮かせて収納した方が衛生的です。
窓に吸盤でバスケットを取り付けた収納例です。100均のアイテムだけで再現できますよ。
ベランダの角に突っ張り棒を設置してバスケットを吊るした収納実例です。S字フックを使えば、より収納力が上がります。
すのこを小型のボックスにアレンジした収納実例です。防水ペンキを塗れば、より便利な収納ボックスになります。
ベランダに大型と小型のボックスを重ねた収納実例です。ボックスを数多く置けば、用途別に使い分けることができます。
ベランダ収納のポイントとは?2 ベランダ収納の注意点・確認事項5つ
ベランダは正しく使わないと近隣住人に迷惑がかかる可能性があります。それを防ぐための注意事項を、5つに分けて解説していきます。
ベランダ収納の注意点・1 ■マンションの規約を確認する
賃貸マンション・アパートの場合、ベランダは共有スペースとして設定されいるのが一般的。どんな使い方をしてもいいのか、しっかりと確認しておきましょう。
特に、物置は禁止されていたり、大きさが制限されていることが多いです。
規約になくとも、落ちやすいものや、放火リスクのあるものを外に置くのはNG.灯油などを収納したい場合は、カギ付きの収納グッズに入れましょう。家電も漏電する可能性があるので危険です。
ゴミも燃えやすく、鳥や害虫が寄ってきやすいため、ベランダに置くのは近所トラブルの原因になります。
ベランダ収納の注意点・2 ■避難の時に邪魔になる収納アイテムはNG
ベランダは本来、火災などの災害時の避難経路として用意されたものです。お隣との仕切り板の前に動かせないものを置くのはNGです。
すぐに動かせるもの、軽いものを選んで収納するようにしましょう。
ベランダはガーデニングによく使われるスペースですが、大型の観葉植物・プランターはいざというときに邪魔にならないかよく確認しておく必要があります。
ベランダ収納の注意点・3 ■落ちやすいアイテムはNG
ベランダは高所であるため、小さなものでも落下すれば危険です。
小さなものは落下しないようにしばったり、収納ボックスに入れたりしましょう。
避難の邪魔にならない場所ならば、ある程度の重さがあるものを収納するのがおすすめ。強風が吹いても倒れない、飛ばないものを選ぶのが大切です。
ベランダ収納の注意点・4 ■防水対策をしておく
ベランダを収納スペースにするとき注意したいのは、防水対策をすること。
防水加工がされた収納ボックスやラックに収納したり、防水加工があるもののみを収納するようにしましょう。
ボックス系の収納アイテムは、しっかりとフタがしまるか確認して購入してくださいね。
ベランダ収納の注意点・5 ■小さなお子さんが登れてしまうものは要注意
ベランダはシーズン外のタイヤやアウトドアの椅子を収納するに向いています。しかし、それに小さなお子さんが登ってしまうと、転落のリスクがあります。
登れてしまえそうなアイテムは、ベランダの手すりから離して収納しましょう。タイヤなどを重ねるときは特に注意が必要です。
お子さんが触れないような高いラックにしまう、カギをつけるといった対策もおすすめですよ。