9畳というと大きな家具も配置しやすくなり、レイアウトを楽しむ余裕も出てくる広さです。しかし、その分どうお部屋作りをしようか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、9畳の部屋のレイアウトについて特集!9畳のお部屋におすすめのレイアウトやポイントをみんなの実例写真とともに紹介していきます。
長方形、正方形、おしゃれ女子向け、男子向け、寝室、子ども部屋などカテゴリーごと実例写真をたっぷり見られるので、参考にしたいレイアウトがきっと見つかりますよ!ぜひ記事をチェックしてお部屋作りに役立ててみてくださいね。
9畳の広さはどれくらい?デスクも置ける?
■9畳の広さを平米に換算すると?
間取りで使用される「9畳」というのは、文字通り畳9枚分の広さです。
畳の大きさは地域や建物の種類によって異なりますが、住居の居室などを畳数で表す際は一畳あたり1.62㎡以上と統一されています。そのため、9畳の広さを平米数に換算すると14.58㎡で、正方形の部屋であれば約3.8m四方です。
ただし、間取りの表記によっては水回りや収納、バルコニーなどを含めて9畳ということもあるため注意が必要。物件情報に専有面積○○㎡と表記がある場合はそちらが実際に活用できるスペースになります。よく確認しておくようにしましょう。
■9畳だとどんな家具が置ける?
9畳は一人暮らしにとっては広めで、以下のような家具を置くことができます。
【9畳の部屋に置ける家具】
・ベッド
・2人掛け用ソファ
・ダイニングテーブル
・テレビ台
・パソコンデスク
・本棚
9畳あれば大きめの家具を置いてもスペースに余裕があります。パソコンデスクを別に置いたり、棚で部屋を区切ってテレワーク用のスペースを作ったりといったこともでき、ライフスタイルに合った自由度の高いレイアウトが可能です。
ただし、同じ9畳でもワンルームと1Kでは生活スペースとして使える広さが異なるため注意しましょう。また、部屋が多角形になっているなど間取りによってはスペースを有効活用できない場合もあります。
「9畳だから広さは十分」と安易に考えると置きたい家具が置けないなど後悔する可能性もあるため、物件情報をよく確認するとともに、内見の際にしっかりチェックしておくといいですね。
ファミリーの場合は9畳の広さはどう?
■9畳のリビングはファミリーにはやや狭い
9畳は一人暮らしであれば広めですが、ファミリーのリビングが9畳だと決して広いとは言えません。くつろげるスペースを作るにはレイアウトや家具選びに工夫が必要です。
大きめのソファを置いて家族でゆったり過ごせるリビングがほしいという場合は、もう少し広い間取りを検討したほうがいいでしょう。
■9畳の寝室ならキングサイズのベッドが置ける
9畳の部屋を寝室にする場合はどうでしょうか。9畳あればキングサイズのベッドを置いても余裕があります。逆に、シングルやセミダブルベッドで十分な場合は、9畳の寝室はスペースを持て余すかもしれません。
■二人用の子ども部屋なら9畳の部屋はおすすめ
子ども部屋は一般的に4~6畳で十分と言われていますが、子ども二人で共用する場合は9畳の部屋はちょうどいい広さです。学習机とシングルベッドをそれぞれ置くことができ、将来的には仕切りなどで2部屋に分けることもできます。
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|長方形】
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|長方形①】 ■奥にベッドを横置きして広いくつろぎ空間を確保
寝室も兼ねる一人暮らしの1K・ワンルームで悩むのがベッドの配置。9畳の広さがあるとはいえ、ベッドの配置次第で部屋の使い勝手はだいぶ変わってきます。
広々としたくつろぎ空間を作りたい方におすすめなのがベッドを部屋の奥に横置きにするレイアウト。まとまったスペースを確保でき、二人がけのソファやサイドテーブルを置いてお部屋でゆったり過ごすことができます。
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|長方形②】 ■窓への導線を確保したレイアウト
縦長の部屋でベランダに続く大きな窓が部屋の奥にある場合、そこをベッドで塞いでしまうとベランダに出るたびにベッドを通過する必要があります。こちらの実例のように壁に沿って家具を配置すればベランダへのアクセスもスムーズです。
9畳あればベッドとソファ、ダイニングテーブル、棚まで置くことができますが、このレイアウトの場合はできるだけコンパクトな家具を選ぶのがポイント。空間を残してゆったりとくつろぐことができるでしょう。
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|長方形③】 ■縦長の部屋を縦2つにゾーン分け
縦長の部屋を縦に分割し、左側をベッドスペース、右側をリビングスペースにしたレイアウト。窓をベッドで塞ぐことがなくベランダへの出入りがスムーズなうえ、ゆったりくつろげるまとまった空間も確保できます。
ソファからテレビまでの間に十分な距離が生まれるため、こちらの実例のようにこたつを置くことも。壁までの距離があり圧迫感がないのもうれしいですね。
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|長方形④】 ■日当たりの良い窓際にダイニングテーブルを配置
縦長の9畳のお部屋で窓が一面しかない場合、窓の前の明るい場所にどんな家具を配置するかもポイントになります。
日当たりの良い明るい場所で食事を楽しみたいなら、窓際にはダイニングテーブルを置くのがおすすめ。インドア派で、休みの日は一日中ソファでゆっくり過ごしたいなら日当たりの良い場所にはソファを置くといいですね。
自分のライフスタイルに合わせたレイアウトを考えてみましょう。
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|長方形⑤】 ■色を上手に使って部屋を広く見せる
9畳の部屋でも家具のレイアウト次第では意外と狭く感じてしまうこともあります。そこで取り入れたいのが色を使った視覚効果。インテリアを白やアイボリーなど膨張して見える明るい色に統一すると、部屋を広く見せることができます。
また、青や青紫などの寒色をアクセントに使うのもおすすめ。寒色は後退色とも呼ばれ、視覚的に遠くにあるように感じさせ部屋を広く開放的に感じさせてくれますよ。
9畳レイアウト【1K・長方形⑥】 ■ロータイプの家具を選んで広く見せる
二人がけソファやセミダブルベッドといった大きめの家具でも、背の低いものを選べば圧迫感がなく部屋は広々とした印象に。せっかく9畳の部屋で暮らすならソファもベッドもゆったりサイズを選びたいというときはぜひ試してみましょう。
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|正方形】
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|正方形①】 ■朝日で気持ちよく目覚めるレイアウト
正方形に近い部屋の場合、家具配置の自由度が高くライフスタイルに合ったレイアウトが可能です。朝が早い人であれば、ベッドを窓側に配置して朝日を浴びて目覚めるのを習慣にするのもいいですね。
さまざまなレイアウトが可能なので、気分に合わせて家具の配置を変えさまざまなスタイルを楽しめるのも魅力です。
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|正方形②】 ■家具を壁沿いに配置して広々とした空間をつくる
正方形に近い部屋の壁沿いに家具をレイアウトすれば、お部屋の中心に広々とした空間を作り出すことができます。開放的に見えるもはもちろんのこと、友人を家に招いたときにもみんなでゆったり座れて便利です。
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|正方形③】 ■ソファなしダイニングテーブル中心のレイアウト
9畳の広さがある正方形のお部屋であれば、メインにしたい家具を部屋の中心付近に配置したレイアウトでも導線をしっかり確保できます。
こちらの実例のように、ダイニングテーブルを部屋の中心に置くのもいいですね。日当たりの良い場所にテーブルがあって気持ちよくくつろぐことができそうです。
9畳レイアウト【1K・ワンルーム|正方形④】 ■壁面収納を活用
9畳の広さがあるとはいえ、タンスなど収納家具が多いと部屋が狭くなってしまいます。収納不足を感じたら、家具を増やす前にできることはないか考えてみましょう。
壁面収納を上手に活用すれば、家具を減らし広々としたスペースを確保できます。また、部屋を広く見せるには家具は背の低いものを選びたいところですが、あえて収納力の多いテレビ台にしたり、下に収納があるベッドにしたりするのもいいですね。
とくにワンルームの場合は、キッチンの前にスペースを開けておく必要があり自由に使えるスペースが1Kよりも少なめ。余計な収納家具を増やさないレイアウトの工夫が重要です。
9畳レイアウト【デスクあり】
9畳レイアウト【デスクあり①】 ■家具の配置で空間を分ける
1K・ワンルームだとひと部屋で寝室とリビング、場合によっては仕事部屋まで兼ねることになります。
こちらの実例のようにベッド、ソファ、デスクをそれぞれ別の方向になるようにレイアウトすれば、同じ部屋にいてもオン・オフを切り替えやすくなりますよ。
9畳レイアウト【デスクあり②】 ■棚を使って集中できる空間を創出
1K・ワンルームの9畳に仕事や作業用のデスクを置く場合は、棚やパーテーションを活用して空間を区切るのもおすすめ。余計なものが目につかなくなり集中しやすくなります。
パーテーションでしっかり区切ってしまうのもいいですが、圧迫感が出るのが気になる場合はこちらの実例のように透け感のある棚を使うのもいいでしょう。グリーンやお気に入りの雑貨を飾ってインテリアのポイントにできるのも魅力です。
9畳レイアウト【デスクあり③】 ■日当りの良い明るいデスクで作業効率アップ!
こちらのお部屋では、入口にベッドを配置し、部屋の奥の窓際にデスクを置いています。明るい環境で作業効率アップにもつながるため、テレワーク中心のライフスタイルの方にはぴったりのレイアウトです。
ホワイトベースでシンプルにまとめたホテルライクなお部屋で、生活感が抑えられているのもポイント。快適に仕事ができそうですね。
9畳レイアウト【デスクあり④】 ■ベッドにスリムなデスクをくっつける
9畳のお部屋に家具を配置すると、ベッドやソファの背面にまだスペースがあることがあります。こうしたスペースにスリムなデスクを置くのも賢いアイデアです。
こちらの実例ではベッドフレームにくっつける形でデスクを置いていますが、部屋の入口にあるデスクは意外と使い勝手が良いそう。また、ベッドフレームが高めで程よく視界が遮られるため、デスクワークをする際にも集中しやすそうですね。
9畳レイアウト【おしゃれ女子向け】
9畳レイアウト【おしゃれ女子向け①】 ■かわいいを詰め込んだホワイトインテリア
9畳の広さがある正方形のお部屋であれば、メインにしたい家具を部屋の中心付近に配置したレイアウトでも導線をしっかり確保できます。
こちらの実例のように、ダイニングテーブルを部屋の中心に置くのもいいですね。日当たりの良い場所にテーブルがあって気持ちよくくつろぐことができそうです。
9畳レイアウト【おしゃれ女子向け②】 ■DIYで作るこだわりのインテリア
一人暮らしの女子部屋なら、こだわりをたっぷりと詰め込んでお気に入りの空間に仕上げましょう!賃貸でもリメイクシートを使えば壁や扉の色を変えて自分好みのお部屋を追求できます。
テーマカラーを決めてレイアウトすると統一感が出てお部屋が一気におしゃれな雰囲気になります。季節に合わせてテーマを変えて楽しむのもステキですよ。
9畳レイアウト【おしゃれ女子向け③】 ■シンプルモダンな大人女子のレイアウト
ベージュやグレーの淡いカラーを中心に、差し色にブラウンを組み合わせた大人女子の9畳レイアウト。シンプルですが、シーリングライトやサイドテーブルなどポイントになるアイテムにこだわることでモダンでおしゃれに仕上がっています。
9畳レイアウト【男性向け】
9畳レイアウト【男性向け①】 ■コンパクトな家具を選んですっきりシンプルに
男性の一人暮らしにはムダを省いたシンプルなレイアウトもおすすめです。コンパクトな家具を選んで床を広く残してレイアウトすれば、清潔感があるうえ掃除もしやすくなりますよ。
9畳レイアウト【男性向け②】 ■明るいカラーで広々とした印象の男子部屋
白やホワイトグレー、アイボリーなど明るいカラーを中心にしたインテリアは、9畳の部屋をさらに広々と開放的な印象にしてくれます。
男性の場合は、差し色としてブラックやネイビーなど濃いめのカラーをほどよく取り入れるのがおすすめ。一気に男らしいカッコいい雰囲気に仕上がります。
9畳レイアウト【男性向け③】 ■男性らしいシックでカッコいいインテリア
ソファにベッド、テレビ台、サイドテーブルなどさまざまな家具を置いても、色数を抑えて統一するとすっきり整った印象になります。
ブラウンやブラックを中心にまとめたシックなインテリアは男性の一人暮らし部屋にぴったり。濃い色の家具を選ぶ際は、脚付きやフレームだけのものなど視線が抜けるものを選ぶと見える床面積が広くなり、部屋が広く見えますよ。
9畳レイアウトの実例【リビング】
9畳レイアウトの実例【リビング①】 ■家具を片面に寄せて長方形リビングを横長に広く
ファミリーのリビングでは決して広いとは言えない9畳のスペース。縦長の間取りで壁の両側に物を置くと空きスペースが少なく部屋が狭く見えがちですが、部屋の片面を開けてレイアウトすればお部屋がすっきり広々と感じられます。
小さな子どもがいる場合は、こちらの実例のようにキッズスペースをソファの奥に配置するのもおすすめ。カラフルでごちゃごちゃ感が出がちな子育てグッズがソファで隠れ、おしゃれなお部屋をキープできます。
9畳レイアウトの実例【リビング②】 ■コンパクトな家具を選んで自由なスペースを確保
ファミリーのリビングが9畳の場合、家具はできるだけコンパクトなものを選ぶのがポイントです。テレビ台やソファもできる限り奥行きが狭いものを選び厳選して置けば、家族で自由にくつろげるスペースを確保できます。
9畳レイアウトの実例【寝室】
9畳レイアウトの実例【寝室①】 ■家族3人がゆったり寝られる広々とした寝室
夫婦と小さな子ども3人用の寝室として、9畳のお部屋にシングルベッドとダブルベッドを連結させてレイアウトした実例です。ゆったりと寝られる広いベッドで、子どもがある程度大きくなるまで対応できるでしょう。
ベッドを置いても十分な余裕があるため、収納を増やす余地もありそうです。
9畳レイアウトの実例【寝室②】 ■デスクを置いてテレワーク可能な個室を作る
9畳の広さがあれば、ベッド以外にデスクを置くこともできます。
近ごろは在宅ワークをする方も増えていますが、ほかの家族がいるファミリー世帯では仕事場所に困るケースも多いもの。寝室であれば日中は家族が入ってこないため、集中できる個室として使うことができますよ。
9畳レイアウトの実例【子ども部屋】
9畳レイアウトの実例【子ども部屋①】 ■大きめおもちゃも置ける広い子ども部屋
子ども部屋は一般的に4~6畳で十分と言われていますが、子ども二人であれば9畳の広い部屋を一つ用意して共用で使うのもおすすめです。
9畳あれば滑り台など室内遊具を置くことも可能。おもちゃを置いてもスペースがあり、室内でものびのび遊ばせてあげることができますよ。
9畳レイアウトの実例【子ども部屋②】 ■将来的には仕切りを作って2部屋に
9畳の広い子ども部屋であれば、2段ベッドではなくシングルベッドをそれぞれ置くことができ、将来的には部屋を仕切って2部屋として使うこともできます。
それぞれ4畳半あるため、分割しても十分な広さ。成長に合わせたレイアウトができますよ。