部屋のレイアウトは一度なにもない状態から考えるのがポイント。必要な家具、スペースを意識して家具を配置しましょう。本記事では、そのポイントと手順を解説しています。インスタの実例と一緒に、すぐにマネできるテクニックも紹介しています。
部屋の配置のポイント1 部屋のレイアウトを決める手順
部屋のレイアウトを決める時は、テーマを決めてから家具を選ぶのがおすすめ。ここでは、家具配置の手順とポイントを解説していきます。
部屋のレイアウト・配置を決める手順1 ■置きたい家具・必要な家具を把握する
レイアウトを決めるために、まずは自分に必要な家具のを把握する必要があります。一度書き出してみましょう。
広い部屋なら大型でもOKですが、狭い部屋ならばロータイプを選ぶのがおすすめ。ベッドは布団・マットレスなど使わない時は収納できるものでもよいですね。
書き出した中で足りない家具があったら、購入するか代用するかを決めてから全体のレイアウトを決めていきます。
部屋のレイアウト・配置を決める手順2 ■衣・食・住スペースを分ける
部屋の家具の数が決まったら、部屋を衣食住の役割で区切りましょう。
着替えに使うスペースはクローゼット近く、食事のためのスペースはキッチン・LDKがおすすめ。
寝スペースは個別でベッドルームを作るか、ベッドを置くのかで大きくレイアウトが変わるもの。部屋の間取りに合わせて考えていきます。
ワンルームならばすべてを一部屋に収める必要がありますが、2LDKなどの部屋が複数ある間取りでしたら、役割ごとに部屋を使い和めるのが便利です。
部屋のレイアウト・配置を決める手順3 ■大きな家具から配置を配置を決める
レイアウトを決める時は、大きな家具から配置を決めていきます。
大きな家具を決めてから、その周りに小さい家具を置いていきましょう。
お部屋の見取り図を用意して、その中に書き込んでいくのがおすすめです。
部屋のレイアウト・配置を決める手順4 ■生活導線を意識する
配置を決めた後に確認したいのは、生活導線は適切かどうかということ。
まずは、コンセントを埋めていないのかを確認してください。すべてを活用するのは難しいので、優先度の高いものを残しましょう。
次に考えたいのは、自分がどのように部屋の中で動くのかということです。
例えば、洗濯物をもって歩くとき、どこに家具があると邪魔なのか。衣服をどこで畳めばいいのか。実際に生活していくことを考えながら、歩きやすい幅を意識して配置を決定していきましょう。
部屋の配置のポイント2 部屋のレイアウトの広さ別のコツ・ポイント
レイアウトや家具サイズは部屋の広さによって変わります。広さにあった家具選びや配置の基本とコツをここで解説していきます。
■広い部屋のレイアウトのコツ
広い部屋の場合は、家具を多くおいてもOK。背の高い家具は入口付近に置いた方が広々と見せることができます。
家具のデザイン・素材を統一すると、洗練された雰囲気になりおすすめです。
押し入れやクローゼットを有効活用して、床に置くものを減らすのもポイント。広いと収納グッズや家具を増やしがちなので、本当に必要なのかをよく考えて家具選びをしていきましょう。
■狭い部屋のレイアウトのコツ
狭い部屋のレイアウトは家具選びが重要。背の低い家具・コンパクトな家具を中心に、本当に必要なものだけを置きましょう。
床・壁の出ている面積が増えると、それだけで部屋が広く見えます。
壁面を鏡にして奥行があるように見せるのもおすすめです。
部屋の配置のポイント3 部屋のレイアウトをおしゃれにするコツ・ポイント
部屋のレイアウトは配色や小物の選び方で広くも見えるし、狭くも見えます。ここでは、部屋をおしゃれに見せるコツを解説していきます。
部屋をおしゃれにするには?1 ■配色を決める
部屋の家具や小物を選ぶ時は、まずベースカラーを決めます。
床・壁や机・ベッドやラグなどはベースカラーになります。お部屋のインテリアに合わせて選んでください。
【ベースカラー向きの色】
ベージュ・ホワイト・ブラウンなど他の色と相性がいいタイプがおすすめ。どんなインテリアとも相性が良いです。
モノトーンなどクールなタイプのインテリアは、ブラックが向いていますよ。
クッションや収納グッズ、小物などはアクセントカラーと呼ばれています。
欲張らずに1~2色に抑えると、おしゃれな雰囲気に。
部屋のテーマに合ったアクセントカラーを選びましょう。
部屋をおしゃれにするには?2 ■明かりの高低差を意識する
明かりの量やテイストは部屋の雰囲気を大きく変える大切な要素。
高さの違うところにいくつも照明を設置すれば、部屋の中を広く見せたり、目立たせたいところだけをピックアップできます。
寝室ならば小さ目のランプをいくつも設置して、間接照明のテクニックを使うのがおすすめです。
部屋をおしゃれにするには?3 ■雑貨・グリーンは置きすぎない
部屋のレイアウトを決める時に雑貨やグリーンを選んでいると、どんどん楽しくなっていきます。
しかし、置きすぎると部屋をごちゃごちゃとした印象にしてしまいます。一個でも存在感があるので、置く数は制限しましょう。
壁や棚の上、窓際などに効果的に配置していきましょう。観葉植物には加湿効果が期待できるので、寝室やリビングならば一個は欲しいところです。
部屋の配置の実例・インテリアコーディネート1 部屋のレイアウト実例5選【ワンルーム】
一人暮らし向けのワンルームのレイアウトは、生活に必要最低限の家具選びが大切。ローテーブル・ローベッドなどの小型サイズの家具を配置していきましょう。
窓際にベッドがある配置例です。白とベージュを中心にしたナチュラル系のお部屋は、実際の広さよりも開放感があります。高さを変えたドライフラワーの飾り方も、空間に奥行きを作っていますね。
マットレスをベッドにして家具を白い木目でまとめた北欧風のお部屋の例です。テレビ台も低いちゃぶ台で、お部屋から圧迫感を無くすレイアウトになっています。
部屋を白とグリーンのアースカラーでまとめた実例です。ローソファとベッドの隣に小さな棚を入れることで、寝るスペースと作業するスペースが上手く分けられています。
お部屋を黒・グレー・ダークブラウンでまとめたクールなインテリアの例です。壁際に家具を寄せたレイアウトは、狭いワンルームでも床面積が広くなるのでおすすめです。
窓際にベッドを配置したレイアウト実例です。背の高いテーブルも、小型かつ周囲の壁・家具と同じ色なので、圧迫感がありません。
部屋の配置の実例・インテリアコーディネート2 部屋のレイアウト実例5選【リビング・リビングダイニング】
リビングダイニングのレイアウトは、食事スペースと調理スペースのメリハリが大切。ラグやカウンターテーブルを使って、上手に区切っていきましょう。
くつろぎスペースにラグを敷いて食事スペースと使い分けるレイアウトの実例です。床とテーブルの色合いが違っても、どれも木目調なので統一感があるナチュラルスタイルに仕上がっています。
リビングダイニングの仕切りには、カラーボックスを利用したカウンターテーブルもおすすめ。こちらの実例のように、背面にフックを付けられるようにDIYすれば、収納スペースにもなります。
この実例のように木目のカラーテーブルを2つ置いて、その上に天板を置くだけで簡単にカウンターテーブルが作れます。それで調理スペース・くつろぎスペースを分ければ、リラックスしやすいリビングダイニングのレイアウトが完成です。
食事スペースとくつろぎスペースをソファで区切ったレイアウトの実例です。ダイニングテーブルに背を向けて座る形なので、自然に気持ちが切り替わりますよ。
ダイニングとリビングの区切りに食器棚を使ったレイアウトの例です。小さ目のランプをたくさん吊るし、間接照明にすることでロマンチックなお部屋になっています。
部屋の配置の実例・インテリアコーディネート3 部屋のレイアウト実例5選【リビング】
リビングのレイアウトは、衣・食のスペースを区切ることが大切。テーブルの下にラグを敷いたり、棚で区切ったりして空間を使い分けていきましょう。
テレビボード近くを収納スペースにしたリビングのレイアウト例です。家具を木目で統一することで、ナチュラルなお部屋になっています。テレビと収納ラック・箪笥の高さがそろっていることも、圧迫感を無くす技ありテクニックです。
家具を白で統一してゴージャスなラグを敷いたロマンチックなお部屋の例です。壁紙と床を白にするのは賃貸では難しいと思いがちですが、100均のリメイクシートを使えば簡単に再現できます。
ローテーブルと背の低い棚で部屋を広々と見せるレイアウト例です。家具を黒・暗い木目で統一すると、男前インテリアが簡単に完成。そこにグリーンがあることで、さわやかさがプラスされています。
アイアン家具と幾何学模様のラグでクールにまとめたお部屋の実例です。ローテーブルの下にラグを敷くことで、収納スペースとくつろぎスペースが分けられています。
鏡を配置して広く見せたリビングのレイアウト例です。大きな姿見は、置いてあるだけでおしゃれに見えるアイテムでもあります。
部屋の配置の実例・インテリアコーディネート4 部屋のレイアウト実例5選【寝室】
寝室のレイアウトは、ベッドをどこに置くかを最初に決めるのがポイント。ベッドや壁の雰囲気に合わせて、リラックスできるインテリアをそろえていきましょう。
窓際にベッドを設置した寝室レイアウトの実例です。家具が白で統一され、ホテルライクな雰囲気になっています。寝室に収納スペースがあるので、朝起きてそのまま着替えられますね。
ロータイプのソファを壁際に置いて、隣に布団を敷いたレイアウト実例です。寝る時以外は布団をしまうので、狭いスペースを有効に使えます。窓近くにあるグリーンは、実際より部屋を広く見せてくれます。
ロータイプのベッドを寝室いっぱいに配置したレイアウト実例です。枕とベッドカバーが同じ色合い&置いてある家具をすべてロータイプにすることで、床面積が少なくても広く見える部屋になっています。小さなお子さんがいる家庭なら、落ちても安全なのでおすすめです。
ベッドを真ん中に配置して、チェストとローテーブルを置いたレイアウト実例です。白と木目でそろえられ、北欧風の雰囲気がさわやか。コンセントもすべて有効活用しています。
ベッドを真ん中に配置した実例です。ベッドとドア・窓が離れているので、掃除がしやすいレイアウトになっています。シックな色合いでまとまっているので、とてもかっこいいですね。