ダイニングキッチンと3つの部屋がある3DKは、子どもがいる家族でも快適に暮らせる間取り。家具の置き方次第で、プライバシー重視のレイアウトにも、団らんできるレイアウトにもなります。
本記事では、3DKの家具配置・部屋作りのコツを家具ごとに解説していきます。おすすめの収納術やおしゃれな部屋のインスタ記事の実例も紹介しているので、ぜひご覧ください。
3DKのレイアウト・インテリア選びのコツ1 3DKのレイアウトのポイント5つ
3DKは使える部屋の数が多いので、部屋ごとに役割を作るのがおすすめの物件。ここでは、部屋の種類別のレイアウトのコツを解説していきます。
3DKのレイアウトのコツ1 ■ダイニングキッチンのレイアウトのポイント
ダイニングキッチンは、リビングダイニングよりも狭いキッチンの呼び名。ダイニングテーブルを置くこともできますが、3DKでしたらリビングで食事をした方がおすすめです。
ダイニングキッチンのレイアウトのポイント1 ダイニングテーブル無しのレイアウト
3DKでしたら調理器具・食器をすべてダイニングキッチンにまとめて、他の部屋を機能的に使うのがおすすめです。
調理台の後ろに収納棚を置いたダイニングキッチンのレイアウトです。冷蔵庫と収納棚は同じ幅になるように注意しましょう。
ダイニングキッチンのレイアウトのポイント2 ダイニングテーブルを置いたレイアウト
3DKに置くのであれば、小さ目のダイニングテーブルがおすすめ。調理台や収納棚にぴったりとくっつければ、省スペースになります。
調理台と幅をそろえたダイニングテーブルの例です。奥行をそろえると、実際より部屋がまとまって見えます。
ダイニングキッチンのレイアウトのポイント3 キッチンカウンターを置いたレイアウト
上記のようにキッチンカウンターでダイニングキッチンを区切れば、調理スペースと食事スペースを分けることができます。
例えば、カラーボックスに木材と天板をプラスしたキッチンカウンターがあれば、区切れば効率よく使えます。
3DKのレイアウトのコツ2 ■リビングのレイアウトのポイント
部屋数の多い3DKならば、テレビやソファを置いたくつろぎスペースを作るのがおすすめ。リビングのレイアウトは、ソファや収納家具の置き方が重要になります。
リビングのレイアウトのポイント1 ソファを壁際に置く
ソファを真ん中に置くと、テーブルを置きやすくなるのがメリット。ダイニングテーブルと組み合わせ、食事スペースにすることもできます。
上記の実例のように、ソファの近くにラグを敷くと「くつろぐスペース」という印象が強くなります。
リビングのレイアウトのポイント2 ソファ・収納家具を真ん中に置く
ソファや収納家具で「収納スペース」と「リラックスペース」を区切れるのがメリット。
上記の実例のように、収納棚でスペースを区切って、ダイニングテーブルやソファを置くと、収納スペースとメリハリがついたリビングになります。
リビングのレイアウトのポイント3 ソファを窓に向ける
ベッドや収納家具の隣にソファを置き、窓を見えるようにするレイアウト。ローテーブルと組み合わせれば、おしゃれなくつろぎ空間になります。
窓が見えると開放的なので、ホテル・カフェ的な雰囲気がお好きな人におすすめのレイアウトです。
3DKのお部屋には、ローテーブル・大き目のテーブルのどちらも置けます。ソファの近くに置くのであれば、その高さに合ったテーブルがおすすめです。
収納家具は壁際に置くか、部屋の真ん中に置いて収納スペースとくつろぎスペースの区切りとするか好きな方を選んでください。
3DKのレイアウトのコツ3 ■寝室のレイアウトのポイント
3DKの部屋数ならば、寝室も作れます。レイアウトを考える時は大型の家具から決めるのがおすすめなので、まずはベッドの配置を決めましょう。
寝室のレイアウトのポイント1 真ん中にベッドを置く
窓の近くを掃除しやすくなるのがメリット。ベッドを境に「就寝スペース」と「収納スペース」に分ける使い方がおすすめです。
上の実例のように、壁面やベッド脇に収納を置けば暮らしやすい寝室になります。
上の実例のように、ベッドをくっつければ家族みんなで寝れる広いスペースになります。
寝室のレイアウトのポイント2 窓際にベッドを置く
縦に置いても横に置いてもスッキリとした印象になるのがメリット。部屋の中央のスペースが広くなるので、テーブルやソファを置きやすくなります。
広く空いたスペースには、ラグを敷いたり収納家具を置いたりして便利に使いましょう。上記の実例のように、作業机を置くのもおすすめです。
3DKのレイアウトのコツ4 ■子ども部屋・赤ちゃん部屋のレイアウトのポイント
3DKの部屋数なら、お子さん・赤ちゃん用の部屋を作る余裕があるのが嬉しいところ。一つのお部屋を丸々使ってもいいし、リビングの一角を子ども用スペースにしても便利です。ここでは、部屋作りのポイントを解説していきます。
子ども部屋・赤ちゃん部屋のレイアウト1 子ども部屋のレイアウトのポイント
3DKならば、4~5畳を一人で使うか、8畳を2~3人で使うかが基本的なパターン。
一人部屋であれば、学習ベッドと机を置いても余裕があります。カラーボックスなどを置いて好きなものを収納するスペースを作り、自分で片付ける習慣を作りましょう。
上記の配置例のように、お子さんの背丈に合った収納家具を置くのがおすすめです。
相部屋であれば、細身の机を置いて、二段ベッドなどを置くと収納スペースを確保できます。
上の家具配置のように、収納家具で学習スペースと就寝スペースを区切ると、生活にメリハリが出ます。
収納重視ならば、上記の実例のようなロフト付きベッドを2つ置くレイアウトもおすすめです。
子ども部屋・赤ちゃん部屋のレイアウト2 赤ちゃん部屋のレイアウトのポイント
赤ちゃん部屋に一つの部屋を丸々使うなら、おむつやベビーベッド、おもちゃなどを収納しましょう。
カラーボックスなどを組み合わせて、すぐに取り出せる収納スペースを作るのがおすすめ。お風呂で使うものは、洗面所に収納すると便利です。
上記の実例のように、カラーボックスと収納ケースを組み合わせると便利です。
床が汚れることが多いので、カーペットやジョイントマットがあると安心。
ドアは指を挟むリスクがあるので、取り外すか、ベビーゲートを利用しましょう。家具の角もぶつかると危険なので、コーナークッションでカバーしてください。
上の実例のように、部屋全体を囲むのではなく、入ってほしくないところをゲートで囲むのもおすすめです。
3DKのレイアウトのコツ5 ■作業部屋・書斎のレイアウトのポイント
3DKならば、自分だけの作業部屋・書斎を作ることもおすすめです。
作業部屋・書斎のレイアウトのポイント1 作業机を窓に向ける
窓に向けてデスクを置くと、開放感があって気持ちがいいです。部屋の真ん中に机を設置するならば、周囲が掃除しやすいというメリットもあります。
上記の実例のように、スリムなタイプの机を設置すればカフェのカウンターのような雰囲気になります。
作業部屋・書斎のレイアウトのポイント2 作業机を壁に向ける
壁に向けてデスクを配置する最大のメリットは、集中しやすいということ。壁際に家具を置くと中心が広く使えるので、その分大き目の椅子を入れたり、本棚を大きくしたりすることもできます。
上記の実例は最初から設置してあるタイプの机ですが、カラーボックスと天板を使えば似たデザインのレイアウトを再現できます。
作業部屋・書斎のレイアウトのポイント 部屋の隅で作業をする
部屋のコーナーに作業机を設置するレイアウトであれば、部屋を丸々一個使わずともOK。リビングの隅などに設置すれば、簡単に作れます。
上の実例のように、デスクと他の家具の素材をそろえれば、デザイン的にも邪魔になりませんよ。
本棚・書類棚を設置する時は、他の家具との距離が十分か確認しましょう。 机の近くに棚を置くときは、奥行がそろうようにするとスッキリとして見えます。
3DKのレイアウト・インテリア選びのコツ2 3DKのおすすめ収納術3つ
3DKはスペースに余裕のある間取りですが、家族で使うことが多いので、収納するものは多くなりがち。ここでは、それがごちゃごちゃしないためのコツを解説していきます。
3DKの収納術のポイント1 ■収納機能付きの家具を選ぶ
3DKは部屋で役割を分けるので、一つ一つの部屋に収納力を持たせるのがおすすめ。収納力を上げるためには、家具そのものに収納力を持たせるのが一番簡単です。ベッド下や上を有効活用していきましょう。
収納機能付きおすすめ家具1 Bic3 大容量収納 チェストベッド ベッドフレーム
ベッド下が収納スペースになっている商品です。通常のベッド下に収納ボックスを入れるのもおすすめのレイアウトです。
収納機能付きおすすめ家具2 ■Kevinste ロフトベッド シングル コンセント付き
ベッドの下に机やイスを置けるロフトベッドは、子ども部屋などのプライベート空間におすすめです。
収納機能付きおすすめ家具3 TopCloud ガラステーブル アジャスター付き ガタ付き
収納のついたローテーブルは、リモコンや新聞をしまうのにぴったり。リビングなどをスッキリとまとめてくれます。
3DKの収納術のポイント2 ■物置部屋を作る
3DKは部屋数が多いので、一つを物置部屋にするのもおすすめ。
衣服をまとめて衣装部屋にしたり、お子さんが使うものをまとめたりしましょう。パントリー(食糧庫)として使うのも人気です。
収納家具の奥行をそろえて並べると、アイテムが多くてもスッキリとした印象になります。
3DKの収納術のポイント3 ■子ども・赤ちゃんのものは一か所にまとめる
子ども・赤ちゃん部屋を作る時も、作らない時も、お子さん関係のものは一か所にまとめるのがおすすめ。そうすることで取り出しやすくなりますし、他のスペースを効率的に使えます。
収納したいものが多い時は、壁際にまとめるとスッキリとしたレイアウトに。部屋の真ん中に収納家具を置く時は、生活スペース・収納スペースの区切りになります。
子ども・赤ちゃんのアイテムの中でお風呂で使うものは、洗面所にしまいましょう。使うところの近くに収納するのは、暮らしやすいお家作りのポイントです。
3DKのレイアウト・インテリア選びのコツ3 3DKのレイアウトの注意点
3DKは部屋が多いので、計画を作らずに使ってもそこそこ便利なのが魅力的。そこをさらに便利にするための注意点を解説していきます。
3DKのレイアウトの注意点1 ■生活導線を意識する
3DKのレイアウトを決める時に意識したいのは、生活導線です。
図面を用意して家具を置きたい位置に置いていき、その後にコンセントを隠していないかを確認しましょう。家具配置は大き目の家具から決めていくのがおすすめです。
次に考えたいのは、自分がどのように部屋の中で動くのかということ。
例えば、洗濯物をもって歩く時邪魔な場所に家具がないか。衣服をどこで畳めばいいのか。実際に生活していくことを考えながら、歩きやすい幅を意識して配置を決定していきましょう。
最後に、クローゼットやタンスを開けられるかを確認します。他の家具とはは90㎝程度の幅があるとスムーズです。
3DKのレイアウトの注意点2 ■部屋のテーマを統一する
家具配置を決めたら、お家のテーマを決めてコーディネートを決めましょう。3DKはお部屋が多いですが、部屋ごとにテーマを変えるのではなく、お家でテーマを統一するとおしゃれなインテリアになります。
テーマが別でも、家具の素材や色をそろえるだけでもすっきりします。天井の照明をそろえるのもおすすめです。
3DKのレイアウト・インテリア実例1 3DKレイアウトの実例4選【ダイニングキッチン】
3DKのダイニングキッチンは、リビングダイニングほど広くはありません。しかし、収納を工夫すれば食事スペースを作ることもできます。収納スペースを多くして機能的にするのもおすすめです。
調理台の後ろに収納棚を置いたダイニングキッチンです。床と収納家具の色をそろえたレイアウトは、スッキリとした印象になります。
冷蔵庫と収納棚の奥行をそろえたキッチンの実例です。家電と収納家具の奥行がそろったレイアウトは、機能的でおしゃれです。
調理台の後ろにカラーボックスと天板を重ねて作ったカウンターを設置したレイアウトの例です。LDでカウンターテーブルを入れると、上記実例のように大きなテーブルを入れる余裕はありませんが、小型ならOK。カウンター付きのキッチンは作業しやすいので、おすすめです。
シンクの下の引き出しに書類ケースを入れて収納力を上げると、それ以外のスペースを広く使えます。食器棚がなければDKでも小さ目のテーブルを置くことができますよ。
3DKのレイアウト・インテリア実例2 3DKレイアウトの実例4選【リビング】
3DKは1つの部屋をリビングにするのが人気の使い方。収納スぺースや食事スペースと組み合わせるのがおすすめです。
家具と床をベージュ・茶色の木目でまとめたリビングの実例です。壁にテレビを設置してあるので、ホコリがたまりにくいです。間にプレイマットを敷いてあるので、赤ちゃんに連れにもおすすめのレイアウトですよ。
家具と床を白色・黒色・グレーでまとめたモノトーン系リビングの例です。壁や床の色は100均のリメイクシートで簡単に再現できます。ソファの近くにラグを敷くレイアウトは、くつろぎやすいのでおすすめですよ。
ベージュと白で家具をまとめた北欧系のリビングの例です。窓の近くにソファ・椅子のくつろぎに必要なアイテムをまとめたレイアウトは、カフェのような空間が作れます。
ソファと椅子を窓際に置いたリビング実例です。ダイニングテーブルに背を向けて椅子を置いたレイアウトは、くつろぎスペースと食事スペースを分けることができます。
3DKのレイアウト・インテリア実例3 3DKレイアウトの実例4選【寝室】
寝室はリラックスするための場所なので、落ち着いた色合いでまとめるのがベター。グリーンを飾ると加湿効果を狙えます。
窓際にベッドを置いた寝室のレイアウト実例です。窓と適切なスペースがあるので、掃除がしやすい上、サイドテーブルを置く余裕があります。
大きなローベッドを中心にした寝室の例です。低いベッドを置いたレイアウトは、小さなお子さんのいる家族におすすめです。
窓が大きな部屋にベッドを入れたナチュラル系の寝室の実例です。部屋のコーナーにベッドを寄せたレイアウトは、収納棚を入れる余裕があります。
小さ目の部屋にベッドを入れた寝室レイアウト実例です。空きスペースにグリーンを置くことで、リラックスしやすい雰囲気になります。
3DKのレイアウト・インテリア実例4 3DKレイアウトの実例4選【子ども部屋】
子ども部屋を作る時は、子どもの背丈に合った家具でそろえましょう。自分で整理整頓をする習慣がつきます。
ロフトベッドで収納力を上げた子ども部屋のレイアウト実例です。家具の色をそろえることで、開放感があるのが魅力です。
二段ベッドと机の間に収納棚を置き、就寝スペースと学習スペースを分けたレイアウト実例です。メリハリがついた空間は、学習効率がアップします。
和室にキャラクターのラグを置いたレイアウトの例です。おもちゃ収納の隣にラグを置くことで、ここが子ども用スペースだと印象づけることができます。
押し入れを子ども用のベッドに改装したレイアウトの例です。部屋を広く使えるので、学習机や衣装棚を置けます。
3DKのレイアウト・インテリア実例5 3DKレイアウトの実例4選【赤ちゃん部屋】
赤ちゃん部屋・スペースを作る時は、赤ちゃんに必要なものをまとめましょう。周りの家具にカバーをつけて、安全に気を付けることも大切です。
部屋中にベビーマットを敷いたレイアウト実例です。収納棚・収納ボックスが多いので、機能的な赤ちゃん部屋になっています。
壁面に絵本を収納したおしゃれな赤ちゃん部屋のレイアウト例です。布団があるので、赤ちゃんを寝かせても安心ですね。
寝室の一角に赤ちゃん用のおもちゃ・生活雑貨をしまうことのできる部屋のレイアウト実例です。壁際に棚を置くと、スッキリとして見えるだけではなく、使いやすいです。
リビングの一角にベビーサークルを設置したレイアウト実例です。他のスペースにも毛足の長いラグがあるので、赤ちゃんが遊んでも安心です。
3DKのレイアウト・インテリア実例6 3DKレイアウトの実例4選【作業部屋・書斎】
3DKは部屋数が多いので、作業部屋や書斎を作ってもOK。本棚を一か所にまとめると、他の部屋をスッキリと使えます。
本棚を壁際に置いて窓に向けて作業机を置いたレイアウト実例です。仕事に必要なものをまとめることで、他の部屋を機能的に使えます。
奥行が浅いデスクとミシンを置いたレイアウト実例です。家具をホワイトでまとめることで、ものが多くてもスッキリとした印象の部屋になります。
本棚と作業机にソファを置いた書斎のレイアウト実例です。机を奥行が浅いものにすれば、他の家具を置くスペースができます。
寝室と書斎を組み合わせたレイアウトです。中央にベッドを置くことで、空スペースに机を置くことができます。カーキ+イエローの組み合わせがリラックスしやすいですね。