狭い1LDKで赤ちゃんを迎える場合、広いおうちで子育てをする時以上にレイアウトには工夫が必要です。
本記事では、1LDKで子育てをするためのレイアウトのポイントを解説していきます。おなじ1LDKで子育てをしている先輩たちのお部屋の実例も見られるので、マネしたいレイアウトがきっと見つかりますよ。
また、記事後半ではレイアウトに役立つおすすめグッズやサービスも紹介。1LDKでいつまで子育てできるのか、先輩たちの声についても触れています。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
1LDKで子育てはできる? 1LDK子育てのメリット・デメリット
「1LDKで本当に子育てできるの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、実際に1LDKの間取りで子育てをしている先輩ママ・パパはたくさんいます。
また、1LDKでの子育てには広いおうちにはないメリットも。まずは1LDKでの子育てをイメージするために、実際に1LDKで子育てを経験した先輩たちの声を見ていきましょう。
1LDK子育てをした先輩たちの声1 ■1LDK子育てのメリット
1LDK子育てのメリット1 子どもに目が行き届く
1LDKとコンパクトな間取りだと、家中に目が行き届きます。家事をしながらでも子どもの様子が分かり、子育てしやすいと感じる方もいるようです。
1LDK子育てのメリット2 そうじがラク
1LDKはそうじがラクなのがいいという意見も。子どもが小さいうちはこまめにそうじをして衛生的にしておきたいと感じるママ・パパも多いでしょう。1LDKだとそうじもサッと終わるので、子育てが忙しくても負担になりません。
1LDK子育てのメリット3 家族がいつも近くにいる
1LDKだとつねに家族の存在を感じながら生活することになり、とてもにぎやか。ひとりになりたくてもなれない大変さはあるものの、つねに子どもがそばにいて楽しいという意見も見られました。
1LDK子育てをした先輩たちの声2 ■1LDK子育てのデメリット
1LDK子育てのデメリット1 生活音で赤ちゃんが起きやすい
1LDKの間取りの場合、リビングや洗面所の音が寝室に響きやすく、生活音でせっかく寝かしつけた赤ちゃんを起こしてしまうことも少なくありません。また、家事なども音を立てないよう気をつかう必要があります。
1LDK子育てのデメリット2 子どものものを置く場所がない
1LDKだと収納スペースもそれほど広くなく、赤ちゃんグッズの置き場所に困ってあふれかえってしまうことも。広いおうち以上にものを増やさない工夫が必要になります。
1LDK子育てのデメリット3 家族が在宅ワークだとたいへん
部屋数が少ない1LDKで子育てをするなか、家族が在宅ワークになると大変です。仕事スペースを分けたレイアウトにするのが難しく、家族みんながつらいという意見も。なかには夫婦ゲンカが増えてしまったという声も見られました。
先輩たちのお部屋のレイアウトや工夫を参考にしよう! 1LDK子育て|レイアウトのコツ&部屋作り実例
1LDK子育てのレイアウトのコツ1 ■大きな家具を置かず広いスペースを確保する
1LDKで快適に子育てをするには、お部屋を圧迫する大きな家具を置かず、スペースを広く確保するのがポイントです。
1LDKで子育てをするこちらのご家庭は、ものが少なくすっきりとしたレイアウト。お部屋の真んなかに広々としたスペースがあり、子どもを寝かせたり遊ばせたりするスペースが十分あります。
自分で遊びを発見することが大事という教育方針からおもちゃはあまり用意せず、子どもが触ると危ないものも片付けたそうです。広いスペースを作るにはものを増やさない姿勢も大切ですね。
こちらのご家庭も、家具は少なめで広々とスペースを確保したレイアウト。これならねんね期だけでなく、赤ちゃんが動き回るようになっても快適に子育てができそうですね。
赤ちゃんが生まれると、服やお世話グッズなど子育てに必要なものを置く場所が必要になります。しかし、1LDKのレイアウトでは家具や収納はあまり増やさない方がベターです。
こちらのご家庭では、テレビボードに服などの赤ちゃんグッズを収納しています。今ある収納を上手に活用したアイデアはぜひマネしたいですね。
どうしても収納や家具を増やす必要がある場合は、1LDKの手狭なお部屋を圧迫しないものを選びましょう。こちらの実例のようにスキマを活用して収納を置くのもいいですね。
1LDK子育てのレイアウトのコツ2 ■壁面を有効活用する
1LDKで子育てをするには、生活スペースを広く確保する工夫が大切。レイアウトを考える際は壁面の活用も検討しましょう。
こちらのご家庭では、無印良品の「壁に付けられる家具」を使って玄関に壁面収納を増やしています。
プッシュピンやホチキスを使うものなど、原状回復が必要な賃貸アパートでも使いやすい壁面収納グッズもいろいろと販売されているので、賃貸契約書などを確認した上で取り入れてみるといいですね。
壁面を活用しておもちゃを設置したアイデア。1LDKの間取りだとおもちゃを置く場所にも困りますが、壁面を使えば出しっぱなしでもジャマにならず、子どもも楽しく過ごすことができそうですね。
1LDK子育てのレイアウトのコツ3 ■安心に遊ばせられる赤ちゃんスペースを作る
1LDKで子育てをする際は、赤ちゃん専用のスペースを作るレイアウトがおすすめ。部屋数や収納場所が限られ赤ちゃんにとって危ないものを片付けるのが難しい1LDKでも、赤ちゃんを安心して遊ばせられます。
リビングダイニングに赤ちゃんスペースを作れるベビーサークルを活用している先輩たちもたくさんいます。
こちらの実例のように、角が危険なテレビ台まわりやキッチンなど、赤ちゃんに近づいてほしくない場所を囲うレイアウトもいいでしょう。
1LDK子育てのレイアウトのコツ4 ■赤ちゃんの寝る場所はお部屋を圧迫しないものを
1LDKで子育てのためのレイアウトを考えるとき、ベビーベッドをどうするかも大きな問題です。ベビーベッドには立ったままオムツ替えができるなどのメリットがあり、1LDKでもベビーベッドを置いている先輩たちもたくさんいます。
一般的に、ベビーベッドはレギュラーサイズとミニサイズの2種類。小さいぶん使用期間は短くなりますが、1LDKの場合は場所を取らないミニサイズを選ぶのがおすすめです。
寝室が大人用ベッドでいっぱいになってしまっている場合は、ベッドインベッドを使う方法もあります。
夫婦が寝ているベッドの上にベッドインベッドを置いた寝室のレイアウト実例。ママ・パパの寝返りで押しつぶしてしまう心配がなく、新生児期の赤ちゃんとも安心して添い寝ができそうですね。
1LDK子育てのレイアウトのコツ5 ■寝室を有効活用する
1LDKの間取りだと、リビング・ダイニング・キッチンのほかには寝室しかありません。寝室を寝る目的以外でも活用できるようにするレイアウトもおすすめです。
こちらのご家庭では、子どもが生まれたことをきっかけにダブルベッドを手放し布団で寝るようにしたそう。日中は布団をしまって寝室を子どもの遊び場にすることで、1LDKでスペースがないという問題をカバーしています。
1LDKだと諦めがちな室内ジャングルジムまで置けているというから驚きですね。ベッドを使っている場合は布団への切り替えも検討してみるといいでしょう。
1LDK子育てのレイアウトには工夫が大切! 1LDK子育てにおすすめのグッズ&サービス7選
1LDK子育てのレイアウトにおすすめのグッズ1 ■1LDKでも使いやすいコンパクトなベッド
yamatoya
リリワゴンⅡ
1LDKでも置きやすいコンパクトなベビーベッド。キャスター付きで移動できますが、サイズが小さいため狭い廊下も通りやすく、リビングと寝室を行き来しやすいのもポイントです。
生まれたばかりの赤ちゃんを床に寝かせるのに抵抗があり、狭くてもベビーベッドを置いたレイアウトを考えているという方におすすめ。小さいぶん使用期間が短めなので、レンタルも含めて検討してみるといいですね。
1LDK子育てのレイアウトにおすすめのグッズ2 ■ホッチキスで固定できる壁面収納グッズ
スタープラチナ
壁美人シェルティシリーズ ウォールシェルフ
1LDKで快適に子育てをするためには、壁面なども活用しながらお部屋のスペースを圧迫しないレイアウトにするのがポイントです。
「壁美人」は、ホッチキスを使って固定して壁面収納を作れる便利なアイテム。穴がそれほど目立たず賃貸でも使いやすいのがうれしいですね。形状もさまざまなものがあるので目的に合わせて選ぶことができますよ。
1LDK子育てのレイアウトにおすすめのグッズ3 ■柱を立ててたっぷり置ける壁面収納をDIY
LABRICO/ラブリコ
2x4アジャスター
2×4木材にセットし、壁面収納を作る基礎となる柱を立てられるDIYパーツです。賃貸アパートなど壁に穴を開けられない場合でも、壁面を活用した収納術で子育てに適したレイアウトを実現できます。
設置に特別な工具は不要。ジャッキを回すだけでしっかり固定できるのでDIY初心者でもムリなく挑戦できるでしょう。
1LDK子育てのレイアウトにおすすめのグッズ4 ■使わないときは畳んでしまえるベビーサークル
日本育児
洗えてたためるポータブルベビーサークル
折りたたみ式で使わないときはサッと片付けられるベビーサークル。子どもを安全に遊ばせられるスペースがほしいけれど、狭い1LDKにベビーサークルを常設するのはためらわれるという方におすすめです。
カバーはかんたんに取り外し可能。洗濯機で洗えるため、衛生的に使えるのもママ・パパにとってはうれしいですね。
1LDK子育てのレイアウトにおすすめのグッズ5 ■人気のIKEAワゴンは1LDKにもぴったり
IKEA/イケア
ロースコグ
ベビーワゴンとしても人気の高いIKEAのワゴンは、狭い1LDKのお部屋にもぴったりのアイテム。お世話グッズをまとめて収納できる上、ジャマなときはキャスターで移動できて便利です。
フックをかけたりマグネットを付けたりもできるので、サイドまで使えばかなりの収納力。お部屋がすっきり片付きます。子どもが大きくなったあとも園のお支度ワゴンなどとして大活躍してくれますよ。
1LDK子育てのレイアウトにおすすめのサービス1 ■ものが増えない!おもちゃのレンタルサービス
赤ちゃんが生まれるとどうしても増えてしまうおもちゃ。1LDKで快適に子育てできる広いスペースのあるレイアウトを作るには、おもちゃを増やさない工夫も必要です。
そこで注目したいのがおもちゃのレンタルサービス。定期的におもちゃを届けて交換してくれるので、遊ばなくなったおもちゃがお部屋を圧迫しません。
部屋が狭いからと子どもにおもちゃをガマンさせることがなく、新鮮なおもちゃで遊ばせてあげられるのもうれしいですね。
1LDK子育てのレイアウトにおすすめのサービス2 ■荷物を預かってくれる収納サービスでお部屋広々
広いスペースを確保したレイアウトにするには、おうちにあるものを少なくする工夫が大切。荷物を預かってくれる収納サービスの活用も検討してみましょう。
シーズンオフの衣類や布団を預かってくれる便利なサービスを活用すれば、収納不足の問題を解消でき、余計な収納家具を増やさずにすみますよ。
1LDK子育て|レイアウトを工夫しても限界はある? 1LDKでいつまで子育てできる?|先輩たちの声
1LDKで子育てをする上で、レイアウトのほかにもうひとつ気になるのが「1LDKでいつまで子育てできるのか」ということ。子どもが小さなうちはよくても、いつかは引っ越しを検討しないといけないと感じている方も多いでしょう。
実際に1LDKで子育てをした先輩ママ・パパたちがいつ1LDK子育てに限界を感じたのか、SNSに投稿されたみんなの声をチェックしていきましょう。
1LDK子育てはいつまで?先輩の声1 ■ハイハイなど赤ちゃんが活発に動くまでという意見
ハイハイやあんよなど、赤ちゃんがお部屋のなかを活発に動き回るようになると1LDKでは子育てが難しいと感じるママ・パパが多いようです。
赤ちゃんがハイハイをスタートする時期の目安は生後8カ月くらいですが、早い子だと生後4~5カ月からハイハイをはじめます。歩き出すのは一般的に1歳前後です。
1LDK子育てはいつまで?先輩の声2 ■ものが増えて限界を感じたという意見
子どもの成長につれてどんどん増えるものの置き場所も1LDKでの子育てに限界を感じる原因に。レイアウトや収納の工夫だけではどうにもならない場合もあります。
想定以上にものが増え、予定よりも早く引っ越しを検討しはじめるケースもあるようです。
1LDK子育てはいつまで?先輩の声3 ■2人目が生まれるまでという意見
こちらは、1LDKで2児を育てている方の意見。子どもひとりならまだなんとかなっても、きょうだいが生まれるとやはり狭さが大きな問題になるようです。SNSでは、2人目出産を機に引っ越しを検討する意見も多く見られました。
1LDK子育てはいつまで?先輩の声4 ■小学生の子どもを含め4人で生活を続ける方も
1LDKに8歳と3歳の子どもを含め4人家族で暮らしているという先輩の声。子どもが小さいうちに限界を感じるという意見も多いなか、工夫しながら1LDKで子育てを続けているママ・パパもいるという意見はとても励みになりますね!
1LDK子育てのレイアウト|まとめ いろいろなレイアウト実例&意見を参考にしよう!
1LDKで子育てをする上で、実際におなじ1LDKで子育てをしている先輩ママ・パパの意見はとても参考になります。
個人のブログやSNSを覗くと先輩たちのお部屋のレイアウトや声が多数投稿されていますが、家庭によってお部屋の仕様やライフスタイル、インテリアの好みは異なるもの。複数の事例を参考にしたいという方も多いでしょう。
そこで、記事ではSNSに投稿された先輩たちのお部屋レイアウトの実例や意見を複数盛り込み、たくさんの事例をまとめて見られる記事を目指しました。ぜひいろいろな声をあなたの1LDK子育てに役立ててみてくださいね!