猫が快適に過ごせるお部屋とは、どんなお部屋でしょう?
猫用のベッド・休憩所があること?爪とぎスペースがあること?運動場があること?
これらは大切なポイントですが、無造作にレイアウトを決めるだけでは、人も猫も過ごしやすいお部屋とは言えません。
本記事では、猫との暮らしに必要なアイテム、注意点を解説した後、おしゃれなインスタ実例を紹介しています。
ネットでの評価が高い猫用グッズも紹介しているので、ぜひご覧ください。
猫と暮らす部屋のレイアウトのポイント
猫と暮らす部屋を作りたいなら、猫の習性を理解しましょう。ここでは、習性に合わせた部屋作りのポイントを紹介しています。
静かで風通しがよい場所に高低差を作ろう ■猫の好む環境を作る
一日の多く寝て過ごす猫にとって快適なのは、静かで風通しの良いお部屋。狭い場所も好きなので、風通しが良い場所にカゴや小屋を置いてあげるのもいいでしょう。
また、高い場所から空間を見渡す習性もあるので、見晴らし台を作ってあげる必要があります。
キャットタワーを置いたり、家具で高低差を作るのがおすすめです。猫が落としてしまうと危険なので、家具の上に雑貨や荷物を置かないように注意しましょう。
トイレも風通しがよく静かな場所に設置するのがおすすめ ■トイレと食事・睡眠の場所を離す
愛猫のトイレは、換気しやすい程度に風通しがよく、静かな場所がおすすめ。テレビ付近などの大きな音がする場所は猫が驚いてしまい、トイレトレーニングが失敗してしまうので止めましょう。
この時注意したいのは、食事や睡眠をとる生活スペースとトイレスペースを離すこと。猫は自分の排泄物の臭いで食欲を失ってしまうためです。
排尿時の様子は健康管理に大切なので、適度に隠れつつも様子を確認できる程度の場所を探しましょう。
猫のストレスを防ぐためには専用スペースが大切 ■爪とぎスペース・休憩スペース・遊び場などを作る
愛猫との暮らしにまず必要なのは、爪とぎスペース。放っておくとお気に入りの場所・家具を見つけて爪とぎをしてしまうので、家具を傷つける前に爪とぎを用意してあげましょう。
保護シートで壁・床・家具を守っておくことも大切です。
次に、猫は警戒心の強い動物なので、休憩スペースを作ってあげることも重要になります。
カゴやダンボール、洗面器を休憩スペースとして活用するのもおすすめ。中にタオルを敷いてベッドと兼用させてもOKです。
運動不足解消やストレス発散のためには、遊び場が必要です。
広い場所が必要というよりは、ケガをしないように障害物を取り除き、転倒や足腰の負担を抑えるためにタイルカーペット・マットなどを敷いてあげることが大切になってきます。
家具や人間の生活環境を守る対策も大切 ■臭い・抜け毛・傷の予防対策を行う
猫のいるお部屋には、臭い・汚れ・傷などトラブルが起こりがち。愛猫を迎える前に、しっかりと対策しておきましょう。
【臭い対策】
消臭効果がしっかりとした猫砂を選び、なるべく早めに処分することが大切。カバー付きのトイレを購入するのもおすすめです。ただ、トイレにカバーがあると、トイレ内に臭いがこもり、猫にとってはつらい環境になってしまうので、より小まめに猫砂を取り換えてあげましょう。
【抜け毛対策】
猫の抜け毛が家具についてしまう問題については、猫専用のハンモックなどを置くことで対策できます。ソファーやベッドに登ってしまう愛猫のためには、専用のクッションを用意しましょう。マタタビの匂いで誘うなどして「人間用の家具」と「猫専用の家具」を区別することが大切です。
【傷の予防対策】
猫にとって爪とぎは絶対に必要な行動なので、防ぐことはできません。家具や壁・床よりも爪とぎをしたくなるようなアイテムを設置してお部屋を守りましょう。「ここで爪とぎをしたい」と思わせるためには、専用爪とぎの近くにマタタビを置くことも有効です。
猫と暮らす部屋のレイアウトの注意点
愛猫と楽しく暮らす部屋には、家具の保護と猫の安全の確保がどちらも大切。ここでは、そのためのコツと注意点を解説していきます。
猫の爪から守るためのアイテムを活用しよう ■家具を保護する
猫の爪から家具を守るためには、専用の爪とぎを用意する他、家具そのものをガードすることも大切。家具や壁・床に貼れる保護シートを使ってカバーしておきましょう。
好きなサイズに切れるタイプや小さ目のタイプなど、サイズ展開が豊富なので、お部屋に合ったものを選べます。賃貸なら剥がせるタイプかを確認しておきましょう。
トイレや寝床の近くには、おしっこや抜け毛をサッとお掃除できる防水シートを敷くのもおすすめです。
よく猫が登っている家具には、防水シートを置いておいてもいいでしょう。
台所・玄関・窓付近は要対策 ■危険な場所に入り込まないように注意する
愛猫と安全に暮らすためには、危険な場所に入り込ませない工夫が大切。刃物や調味料があるキッチンや、玄関・窓周辺などの脱走しやすいような場所には特に注意しましょう。
対策としては、フェンスやパーケーションなどの仕切りで道をふさいでしまうことがおすすめ。目を離す時にはケージに入ってもらうことも有効です。
猫の脱走を防ぐためには、窓を開けられないようにストッパーを設置して、網戸も設置しておきましょう。玄関には高い柵を設置し、乗り越えられないようにしておきましょう。
電化製品のコードはカバーをする ■感電対策を行う
猫はヒモ状のものが好きなので、電化製品のコードがあるとじゃれついてしまいます。使わないコードならすぐにしまい、つなぎっぱなしのコードにはカバーをつけておきましょう。噛みつき防止スプレーをふりかけておくこともおすすめです。
コンセントに触れて感電してしまうこともあるので、キャップを刺して穴を塞いでおくことが大切。キャップをテープで止めると、より安全です。
その他、猫がじゃれてしまいそうな電化製品は、猫が触れない場所にしまっておきましょう。
部屋から危険物を排除しゴミ箱にはフタをしよう ■誤飲・誤食を防ぐ
猫は好奇心旺盛で、床に落ちているものは食べてしまうリスクがあるので、タオルや靴下を床に置いておくのはNG。
ティッシュペーパーを飲み込んでしまうこともあるので、ゴミ箱はフタのついたタイプを選んでおきます。
アクセサリーや文房具を飲み込んでしまうこともあるので、猫が触れられない場所にしっかり保管することが大切です。
観葉植物が猫に有害なこともあるので、置くのは止めておきましょう。
猫と暮らす部屋におすすめのアイテム18選
猫と暮らす部屋を作るためには、専用のアイテムを揃えることが大切。ここでは、ネットで評価が高い人気商品を紹介していきます。
猫と暮らす部屋におすすめのアイテム1 ■猫と暮らす部屋におすすめのキャットタワー3選
猫は高いところから周囲を見下ろすのが好きなので、キャットタワーを用意してあげましょう。おしゃれなタイプが多いので、インテリアの雰囲気も崩しません。
猫と暮らす部屋におすすめのキャットタワー1 アイリスプラザ キャットタワー CCCT-4355S 全3色
子猫から使える小型で据え置きタイプのキャットタワーです。お部屋の雰囲気を邪魔しないおしゃれなファブリックタイプです。
猫と暮らす部屋におすすめのキャットタワー2 アイリスプラザ キャットタワー ツイン突っ張り 全3色
高さが魅力的な突っ張りタイプのキャットタワーです。お部屋のコーナーに組立てておけるので、1LDKやワンルームの物件にも無理なくおくことができます。
猫と暮らす部屋におすすめのキャットタワー3 アイリスプラザ キャットタワー ハンモック付き ZJS-16673 全3色
ハンモック付きの置き型キャットタワーです。多機能でひとり遊びがしやすいので、活発な猫にも満足してもらえるでしょう。
猫と暮らす部屋におすすめのアイテム2 ■猫と暮らす部屋におすすめのケージ・サークル3選
愛猫の寝床やお留守番スペースとして、お部屋にはケージやサークルを用意しておきましょう。留守番が長くなるようでしたら、棚付きで上下運動ができるタイプがおすすめです。
猫と暮らす部屋におすすめのケージ・サークル1 アイリスプラザ キャットランドケージ スリム 全4色 PCLC-703
キャットタワーも兼ねた高さのあるケージです。段差をゆるやかにすることもできるので、子猫からお年寄りまで安心して使えます。
猫と暮らす部屋におすすめのケージ・サークル2 ボンビアルコン (Bonbi) ウッドワンサークルキャット ワイドドア2段タイプ
上下移動ができるハンモック付きのケージです。広いので猫砂が取りやすい点が高評価になっています。
猫と暮らす部屋におすすめのケージ・サークル3 タンスのゲン 天然木2段キャットケージ
ワイドタイプで広々と使えるケージです。木製なのでどんなお部屋のインテリアともよくなじみます。
猫と暮らす部屋におすすめのアイテム3 ■猫と暮らす部屋におすすめの保護シート&カバー3選
猫の爪とぎを防ぐことはできないので、壁や床、家具には保護シートを張っておきましょう。自分でカットするタイプや大き目のタイプが使いやすいです。
猫と暮らす部屋におすすめの保護シート&カバー1 アイリスプラザ 柱や壁を傷から守る!ペット用 柱・壁の保護シート KHS-93T
壁や柱を爪から守る保護シートです。目盛り付きなので、好きなサイズに切りやすいです。
猫と暮らす部屋におすすめの保護シート&カバー2 PETCUTE ソファーカバー
ソファの傷を防ぐカバーです。洗濯機で洗えるので、常に清潔に使えるのも嬉しいですね。
猫と暮らす部屋におすすめの保護シート&カバー3 あいきゅうおくう 壁に貼れる爪とぎボード
家具にまきつけたり、床に置いたりして使う爪とぎボードです。傷つけられたくない部分を覆う形で使えます。
猫と暮らす部屋におすすめのアイテム4 ■猫と暮らす部屋におすすめのタイルカーペット・マット3選
フローリングは滑りやすく転倒のリスクがある他、猫の足腰に負担をかけてしまいます。やわらかい素材のタイルカーペット・マットを敷いて保護します。コルクマットやジョイントマットは、お手入れが簡単ですが、誤食の事例もあるので注意しましょう。
猫と暮らす部屋におすすめのタイルカーペット・マット1 東リ ウィズペットフロア クリーム
カットパイルで爪がひっかかりにくいフロアマットです。組み合わせて使うタイプなので、汚れた部分だけ取り換えられます。
猫と暮らす部屋におすすめのタイルカーペット・マット2 おくだけ吸着 ペット用 撥水タイルマット
撥水加工がされたポリエステルのマットです。滑り止め付きなので、愛猫が走り回ってもズレにくいです。
猫と暮らす部屋におすすめのタイルカーペット・マット3 サンゲツ タイルカーペット サンゲツ NT-350V
人も猫も快適にすごせるある木心地のよいカーペットです。敷き詰めると継ぎ目がピッタリと埋まるので、接着剤をつける必要もありません。
猫と暮らす部屋におすすめのアイテム5 ■猫と暮らす部屋におすすめの消臭対策グッズ3選
猫のいる部屋や猫のトイレの匂いは、そのままにしておくと気になってしまいます。猫砂を小まめに取り換えるだけではなく、消臭剤や吸水シートを組み合わせて対策していきましょう。
猫と暮らす部屋におすすめの消臭対策グッズ1 デオクリーン 消臭スプレー 猫用本体 300ml
トイレやケージの周りに使える消臭スプレーです。ノンアルコールタイプなので、愛猫がなめてしまっても安心ですね。
猫と暮らす部屋におすすめの消臭対策グッズ2 ライオン (LION)シュシュット! オシッコ・ウンチ専用 消臭&除菌 猫用
消臭力が強いスプレーです。菌の増殖を抑える成分も配合されているので、除菌にも便利です。
猫と暮らす部屋におすすめの消臭対策グッズ3 エステー お部屋の消臭力ペット用フルーティーガーデン400ML
猫や犬の臭いに強い消臭剤です。置くだけで簡単に臭い対策になるのが魅力ですね。
猫と暮らす部屋におすすめのアイテム6 ■猫と暮らす部屋におすすめの脱走対策グッズ3選
愛猫が窓・玄関から脱走してしまうのを防いだり、キッチンなどに侵入するのを防ぐためにはフェンスの設置がおすすめ。高さと安定感があるタイプを選びましょう。窓を開けられないようにするストッパーの設置も大切です。
猫と暮らす部屋におすすめの脱走対策グッズ1 のぼれんニャンバリアフリー2
網戸の手前・玄関など場所を問わずに設置できるフェンスです。高さがあるので、猫でも登のが難しくなっています。
猫と暮らす部屋におすすめの脱走対策グッズ2 アイリスプラザ スチールペットゲート 110cm
設置の幅を選べるペットゲートです。オートクローズ式なので、閉め忘れる心配がないのが魅力です。
猫と暮らす部屋におすすめの脱走対策グッズ3 mitubati story 網戸ロック にゃんにゃんストッパー 3個セット
窓の網戸に設置する脱走防止ストッパーです。引き戸に設置することもできます。設置方法がお手軽&安価なので、家じゅうの気になる場所に使えます。
猫と暮らす部屋のレイアウト実例9選
猫と暮らす部屋作りに必要なアイテムがそろったら、安全と臭いに気をつけながら配置していきましょう。お部屋の色合いや素材に合わせると、統一感がありおしゃれです。
猫と暮らす部屋のレイアウト実例1 ■猫と暮らす部屋の休憩・ベッドスペースのレイアウト実例3選
一日の大半を寝て過ごす猫にとって、休憩・ベッドスペースは大切。お部屋の雰囲気に合ったケージを選びましょう。
猫と暮らす部屋の休憩・ベッドスペースのレイアウト実例1 箱を組み合わせてベッド・休憩スペースとして活用しよう
ダンボールなどの箱の中に柔らかいクッションを置けば、狭さと柔らかさを兼ねた休憩スペースになります。猫自身の匂いがついた毛布類を入れてあげれば、リラックスできる空間になります。
猫と暮らす部屋の休憩・ベッドスペースのレイアウト実例2 好きな色のアイテムを組み合わせてDIY
お部屋のインテリアに合ったワイヤーネットを組み合わせて作ったケージの実例です。ベッドやカーペットを敷くことで、居心地のいい空間になっています。
猫と暮らす部屋の休憩・ベッドスペースのレイアウト実例3 棚と猫ベッドを組み合わせよう
おしゃれな棚とシックなデザインの猫用ベッドを合わせたレイアウトの実例です。カラフルながら少し明度を抑えた組み合わせは、おしゃれな雰囲気にしあげてくれます。
猫と暮らす部屋のレイアウト実例2 ■猫と暮らす部屋の爪とぎスペースのレイアウト実例3選
猫にとって爪とぎは絶対に必要な行為。家具と愛猫の健康、どちらも守るために爪とぎ用スペースを決めましょう。
猫と暮らす部屋の爪とぎスペースのレイアウト実例1 壁の一部分に爪とぎを設置しよう
壁に設置するタイプの爪とぎを設置したレイアウト実例です。爪とぎの色合いを木目と近いものを選ぶことで、しっくりと馴染ませています。
猫と暮らす部屋の爪とぎスペースのレイアウト実例2 おしゃれなデザインの爪とぎは置くだけで可愛いインテリアアイテムになる
個性的で可愛いデザインの爪とぎを選べば、インテリアの一部として違和感なく溶け込みます。他の家具との奥行を揃えることで、スッキリとした印象を出すことにも成功しています。
猫と暮らす部屋の爪とぎスペースのレイアウト実例3 壁に直接爪とぎを貼り付けるのもおすすめ
壁に直接爪とぎを貼り付ければ、立って爪とぎをしたい愛猫にはぴったりです。下のカーペットも猫の毛の色と近いので、抜け毛が目立ちません。
猫と暮らす部屋のレイアウト実例3 ■猫と暮らす部屋の遊び場スペースのレイアウト実例3選
猫が運動不足にならないためには、高低差のある遊び場がおすすめ。足腰を守るために柔らかいカーペット類も敷いてあげましょう。
猫と暮らす部屋の遊び場スペースのレイアウト実例1 ラブリコと木材でキャットタワーを作ろう
壁際にラブリコで木材を固定すれば自由にキャットタワーを作れます。壁や他のインテリアの色合いと合わせられるので、お部屋に統一感を出せるのが嬉しいです。
猫と暮らす部屋の遊び場スペースのレイアウト実例2 木材を組み合わせて置き型キャットタワーを作ろう
木材同士を組み合わせれば、置き型のキャットタワーが作れます。爪とぎを巻き付けることで、爪とぎスペースも兼ねることができますよ。
猫と暮らす部屋の遊び場スペースのレイアウト実例3 壁を直接猫の遊び場にしてもOK
お家のスペースに余裕があれば、一部屋丸々猫の遊び場にすることもできます。壁に木材や棚をとりつけて、キャットウォークにすることができますよ。
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Aタスクルでは本記事以外でも猫との暮らしに役立つ記事を公開しています。網戸へのいたずらを防ぐ方法は下記の記事で解説しています。
猫が網戸でイタズラをする時の対策方法は?破る・開ける・登る | タスクル
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