エンジンオイルによる汚れは、酸性の汚れ。粘り気もあるので、一度つくと落ちにくいのが厄介です。
本記事では、エンジンオイルが服や肌についてしまった時の洗濯方法・対処法や人気の洗剤を紹介しています。
服にエンジンオイルがつかないようにする対策が気になる時は、下記の記事で解説していますよ。
作業服の油汚れの落とし方は?石鹸・洗剤の使い方を解説 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1310泥や油・草で汚れやすい作業服。中でも油汚れは、一度洗っただけでは落ちない悩みの種です。本記事では、つけおき洗い・たたき洗い・洗濯機での洗濯で油汚れを落とすポイントと注意点を解説しています。汚れを防止するテクニックもあるので、ぜひご覧ください。
エンジンオイルの汚れの注意点
エンジンオイルは走っている内に酸性に変化していきます。粘り気もあるので、作業着や肌についてしまうと落としづらいです。
他の衣服にうつってしまっても厄介なので、洗濯機で洗うより先に、エンジンオイルに適した洗剤とぬるま湯で汚れをおとしておきましょう。
手など肌についてしまった時は、石鹸ではなく台所用洗剤で洗うのがおすすめ。爪周辺に汚れが入り込んでしまったら、歯ブラシなどで落としていきましょう。
クレンジングオイルでエンジンオイルの汚れをたたき洗いする
クレンジングオイルには油汚れを浮かびあがらせる性質があります。
汚れを浮かした後叩いて落とし、お湯を使って洗い流しましょう。
【クレンジングオイルでのエンジンオイルの落とし方】
1:汚れ部分にタオル・布を敷く
2:服のエンジンオイル部分にクレンジングオイルを垂らす
3:歯ブラシなどで汚れ部分を上からトントンと叩く
4:タオル・布に汚れを移す
5:50~60度のお湯ですすぐ
汚れを落とした後は、いつも通りに洗濯すればOK。お湯を使うので手袋をして作業しましょう。
弱酸性の洗濯用洗剤と混ぜてペースト状にすると、より汚れが落ちやすくなります。
ベンジンでエンジンオイルの汚れをたたきき洗いする
クレンジングオイルでは汚れが落ちない時は、ベンジンがおすすめです。
【ベンジンでのエンジンオイルの落とし方】
1:油汚れ部分にタオル・布を敷く
2:歯ブラシにベンジンをつけて上からトントンと叩く
3:タオル・布に汚れを移す
4:50~60度のお湯ですすぐ
汚れが落ちたら、いつも通りに洗濯できます。お湯とベンジンを使うので、ゴム手袋をして作業しましょう。
エンジンオイルのたたき洗いにおすすめ ■大洋製薬 A ベンジン
エンジンオイルの他にも、油性マジックを落としたり、シールをはがしたりするのに便利です。
台所用洗剤でエンジンオイルの汚れを落とす
クレンジングオイル・ベンジンなどのたたき洗いだけで汚れが落ちないようであれば、中性洗剤を使ったもみ洗いもプラスしましょう。
【中性洗剤でのエンジンオイルの汚れの落とし方】
1:油汚れ部分にタオル・布を敷く
2:ベンジンやクレンジングオイル+歯ブラシでトントンと叩き洗いする
3:タオル・布に汚れを移す
4:50~60度のお湯ですすぐ
5:台所用の中性洗剤を汚れ部分に塗り歯ブラシで上から叩く(タオル・布に汚れを移す)
6:60度以上のお湯につけてもみ洗いする
汚れが落ちたら、いつも通りに洗濯すればOK。エンジンオイルは酸性の汚れなので、中性洗剤が効果的です。
つけ置き洗いでエンジンオイルの汚れを落とす
エンジンオイルの汚れは、高温で浮かしてからこすり洗いをすることでよく落ちます。たたき洗いでは落としきれない場合、こちらを試しましょう。
【つけ置き洗いでのエンジンオイル汚れの落とし方】
1:バケツに50~60度のお湯をためる
2:作業服を1~2時間つけおきして油汚れを浮かせる
3:水が黒くなったらブラシなどで作業服をこする
4:お湯を捨てる
5:残った汚れを中性洗剤でたたき洗いする
この時ポイントなのは、残った汚れを落とす時に衣服同士をこするのではなく、洗剤を含ませてからブラシや歯ブラシでトントンと叩くこと。
つけおき溶液にお湯だけではなく「アルカリ性の石鹸」や「セキス炭酸ソーダ」や「アルカリ性の洗濯洗剤」を溶かしておくと、さらに洗浄力がアップします。
エンジンオイルのつけおき洗いにおすすめ ■トーヤク セスキ炭酸ソーダ 1kg
油汚れにはアルカリ性の洗剤が効果的。こちらは大容量でコスパが良いのが魅力的です。
専用洗剤でエンジンオイルの汚れを落とす
日用品やいつもの洗剤でエンジンオイルが落としきれないのであれば、専用洗剤で落とすのがおすすめです。
使い方は各製品の表示を確認していきましょう。
洗濯機で洗うと、他の衣服にエンジンオイルが移ってしまうかもしれないので、バケツなどで先に落とした方が安全ですよ。
エンジンオイル汚れにおすすめの専用洗剤9選
エンジンオイルは落ちにくいので、専用洗剤があります。ここでは、ネットで評価が高い商品を紹介していきます。
エンジンオイル汚れにおすすめの専用洗剤1 ■エンジンオイル汚れにおすすめの部分洗い用洗剤3選
エンジンオイルがついたのが一部分なら、こすり洗いに使うようなステックタイプ・石鹸などがおすすめです。
エンジンオイル汚れにおすすめの部分洗い用洗剤1 KAMINAGA 頑固汚れ石鹸 エネロクリーン
色物や柄物にも使えるのが嬉しい部分洗い用洗剤です。洗いたい部分を水で濡らしてから使います。
エンジンオイル汚れにおすすめの部分洗い用洗剤2 東邦 ウタマロ マホー石鹸
除菌・消臭力が魅力の部分洗愛用石鹸です。やわらかいのでどんな衣服でも塗りやすくなっています。
エンジンオイル汚れにおすすめの部分洗い用洗剤3 激落ちくん 洗濯石けん ガンコ汚れ専用
汚れた部分に塗って使う部分洗い用洗剤です。ケース付きで収納しやすいのがメリットです。
エンジンオイル汚れにおすすめの専用洗剤2 ■エンジンオイル汚れにおすすめの粉末洗剤3選
石鹸でも落とせない部分汚れがある時は、洗浄力が高い粉末洗剤がおすすめ。溶けにくいのでぬるま湯と一緒に使いましょう。
エンジンオイル汚れにおすすめの粉末洗剤1 泥スッキリ本舗 作業服スッキリ
エンジンオイルをはじめとした油汚れに強い粉末洗剤です。つけ置き洗いにぴったりです。
エンジンオイル汚れにおすすめの粉末洗剤2 コスモビューティ 作業衣専用洗剤(無リン)
低泡性ですすぎやすい粉末洗剤です。服以外にも換気扇、ガスレンジ、機械部品などにも効果的ですよ。
エンジンオイル汚れにおすすめの粉末洗剤3 トラスコ ジャブピカ 無リン作業衣用粉末洗剤
作業服の油汚れのための粉末洗剤です。水でも溶かすことができます。
エンジンオイル汚れにおすすめの専用洗剤3 ■エンジンオイル汚れにおすすめの液体洗剤3選
液体洗剤は粉末洗剤に比べると洗浄力が劣る傾向がありますが、その分デリケートな衣服に向いています。エンジンオイルがついてしまった場所に合わせて使い分けましょう。
エンジンオイル汚れにおすすめの液体洗剤1 花王 液体ビック 作業着洗い 4.5Kg507174
機械・鉄鋼・建設工事現場を想定した液体洗剤です。汚れ部分に洗剤をつけて使います。洗濯機の消毒にも便利ですよ。
エンジンオイル汚れにおすすめの液体洗剤2 カネヨ石鹸 作業衣専用洗剤 液体 ジェル 業務用 4Kg
大容量でたっぷり使える液体洗剤です。抗菌力も強い製品になっています。
エンジンオイル汚れにおすすめの液体洗剤3 カネヨ石鹸 匠の技 濃縮作業衣専用洗剤
使用料を抑えられる濃縮タイプです。部分洗いだけではなく、ドラム式洗濯機でも使えます。
Q作業着の汚れが中々落ちない時は?
本記事で紹介した方法・洗剤で落ちない時は、洗剤が適していないのかもしれません。
エンジンオイル以外の汚れが気になる時は、下記の記事で紹介している洗剤がおすすめです。