マンションのベランダをキレイにする掃除８つのコツ

どんなに家の中をピカピカにしていても、さわやかな日差しが注ぐ窓から見えるベランダが汚いと台無しです。　ベランダは常に外にさらされていますので大変汚れやすく、「きれいにしてもどうせまた汚れるから」という理由で掃除を後回しにしてしまいがち。特にマンションの場合は、周囲の住民の方々に迷惑をかけてしまうか心配で、なかなか気が進まないかもしれません。

そんなマンションのベランダ掃除には、ちょっとしたコツがあります。これらのコツを知り、いつもピカピカで気持ちの良いベランダを手に入れましょう！

マンションのベランダを掃除する8つのポイントについて学び、ピカピカなベランダを手に入れましょう！

マンションのベランダは常に外にさらされていますので、土やホコリなどのゴミが溜まっています。それらを掃き掃除で除去するために、ほうきとちりとりを準備しておきましょう。用意しておくほうきとちりとりは、ゴミを集められるものであればどんなものでもOKです。

ベランダの手すりや洗濯竿を拭いたり、付着した汚れを落としたりするために必要ですので、ぞうきんを準備しておきましょう。マンションのベランダ掃除では、ぞうきんが真っ黒になってしまうのはよくあること。使い捨てができる古いぞうきんを準備しておくのがおすすめです。数枚準備しておきましょう。

ぞうきんを濡らしたり絞ったりするためにわざわざ室内に入るのは面倒ですし、非効率です。バケツを準備しておき、室内へ行ったり来たりしなくても済むように水を入れておきましょう。ただし、マンションのベランダ掃除では、床に水を流すのは厳禁です。誤ってバケツを倒してしまわないよう、十分に注意しましょう。

新聞紙は床の掃き掃除をするときに使用します。使用方法はのちほど詳しく紹介しますが、細かいゴミやホコリを取り除くのに役立ちますので、数枚準備しておきましょう。また、新聞紙は使用したらそのまま捨てられますので、鳥のフンを拭きとる際にも使用できますよ。

さまざまな箇所の掃除で大活躍してくれる、とても便利な「使い古した歯ブラシ」。マンションのベランダ掃除でも、サッシなどの隙間のゴミをかき出すのに活躍してくれますので、準備しておきましょう。

マンションのベランダ掃除では、落としたい汚れによって必要な洗剤の種類が異なります。それぞれの汚れに効果的な洗剤の種類は以下の通り。落としたい汚れに効果的な洗剤を準備しておきましょう。

①こびりついた土や砂
住居用の中性洗剤が効果的です。

②油汚れ
アルカリ性の洗剤が効果的です。重曹でも代用もできます。

③鳥のフン
酸性の洗剤が効果的です。お酢やクエン酸でも代用できます。

晴れの日にベランダ掃除をするメリットは、なんといっても気持ちが良いことでしょう。カラッと晴れた日は気分も明るくなり、さわやかな気持ちで掃除をすることができます。

しかし、晴れた日は日差しが強いため、日焼けが気になる人にはおすすめできません。また、ベランダ掃除が長時間にわたる場合は、熱中症にも注意が必要でしょう。

カラッと晴れて風が強い日はホコリが舞いやすく、掃除をしているそばから砂やホコリが溜まってしまうこともあります。窓を拭くときも、拭いたそばから乾いてしまい、筋が残ってしまうことも。晴れの日にベランダ掃除をする場合は、これらのデメリットを踏まえた上で行いましょう。

湿度が高く曇っている日は、ベランダ掃除に向いています。風が弱い日なら、なお良いでしょう。さらに小雨が降っている日は特におすすめ。下の階の洗濯物を心配することなく、雨水でベランダを洗い流すことができます。

実はしとしと雨が降っている日も、ベランダを掃除するのにおすすめです。ジメジメした空気で気分は憂うつかもしれませんが、レインコートを身にまとい、いざ挑戦してみましょう。

雨の日は、下の階の人が洗濯物を干していないでしょうから、多少の水を流しても気になりません。雨水を利用してデッキブラシでガシガシ床掃除をすることもできちゃいます。また、湿気が高いため、ホコリが舞うこともありませんし、窓の汚れも落ちやすくなっています。

ただし、風邪をひいてしまわないよう、十分に注意してくださいね！

マンションのベランダ掃除に取り掛かる前に、まず掃除がしやすいようにベランダを片付けておきましょう。ベランダにモノが散乱している状態では、スムーズにベランダ掃除が行えません。スリッパや、一時的に置いてあるゴミや荷物などをどかしておき、掃除をしやすい環境に整えておきます。

そもそも散らかったマンションのベランダは、事故につながる危険を孕んでいます。マンションのベランダが散らかっていると、ベランダに置かれたものを足場にすることで、小さな子供やペットでもベランダの柵を乗り越えることができてしまうためです。普段からベランダを片付けておくことで、子供やペットの転落事故防止にもつながります。

また、モノがたくさん置いてあるベランダはホコリが溜まりやすくなってしまいます。普段からホコリを溜めてしまわないよう、ベランダはできる限りすっきりと片付けておくのがおすすめです。

新聞紙はベランダの細かいゴミやホコリを巻き取るのに活躍します。適当なサイズにちぎり、水で湿らせ、ベランダの床に散らしましょう。そして、ゴミやホコリを巻き取った新聞紙をほうきとちりとりを使って清掃していきます。舞い上がりやすい細かいゴミやホコリは、湿らせながら掃除をすることがポイントです。

使い古した歯ブラシを使って、掃き掃除では取りきれないサッシや溝などの隙間のゴミを除去していきます。隙間の掃除は、掃き掃除の前に済ませておきたい気もしますが、掃き掃除の前に行ってしまうと、掃き掃除をするときにまた溝にゴミが溜まってしまうことがあります。そのため、隙間の掃除は掃き掃除のあとに行うのがおすすめです。

ベランダに発生する汚れは、ホコリや鳥のフン、排気ガスによる油汚れなど、その種類はさまざまです。これらの汚れは性質もさまざま…つまり除去する方法もさまざまです。落としたい汚れの種類を事前に把握し、適切な方法で除去していきましょう。

マンションのベランダ掃除を行うときは、手すりや窓ガラスの掃除も忘れずに行いましょう。これらはいつも外にさらされているものですので、意外と汚れています。一見そんなに汚れていないように見えても、実際拭いてみるとぞうきんが真っ黒なんてことも。そのままにしておくと、布団や洗濯物を干すときに汚れが付着してしまう原因となります。

マンションのベランダは、定期的にお手入れをすることが望ましいでしょう。おすすめ周期は1週間に1度。面倒だからとあまり間隔を空けてしまうと、どんどん億劫になってしまい、結局長らくベランダ掃除を怠ってしまうことに。

長らくベランダ掃除をしていないと、結果的に大がかりな掃除をせざるを得ない状況になってしまいます。無理のないベランダ掃除のペースを決め、定期的にお手入れするよう心がけましょう。

次に、ベランダを掃除するときに注意しておきたい点についてあげていきます。

ベランダに鳥のフンがあると、見た目や臭いがとても不快ですよね。鳥のフンの中でも、とりわけハトのフンは、見た目や臭いが不快なだけでなく、実は人体やベランダにとっても有害なものです。

ハトのフンには、「クリプトコックス」「サルモネラ菌」「ニューカッスル」「トキソプラズマ」といった、人体に害のある病原菌が含まれている可能性があります。アレルギーや皮膚炎の原因となったり、最悪の場合死に至るような病原菌に感染する恐れがありますので、注意が必要です。

また、ハトのフンは放置しておくと、コンクリートや金属を腐食させる性質を持っています。変色やシミの原因にもなりますので、見つけたら早めに除去しておくことをおすすめします。

①注意点
ハトのフンを除去するときは、必ず使い捨てできるマスクと手袋を着用しましょう。掃き掃除はハトのフンに含まれている病原菌を撒き散らしてしまいますので、拭き掃除で除去していきます。体力が低下しているときや、子供やお年寄りなど抵抗力の弱い人の近くでは、除去作業をしないように注意しましょう。

②除去手順
乾燥して固着しているハトのフンに、ぬるま湯を少量ずつかけていきます。ハトのフンが柔らかくなったら、キッチンペーパーや新聞紙などを使ってこすり落としていき、使用したキッチンペーパーや新聞紙はその場ですぐに捨てましょう。必要であれば酸性の洗剤を使って除去していきます。除去作業が完了したら、エタノールなどで消毒しておくと安心です。

マンションのベランダ掃除は、周囲の住人の方々に迷惑をかけてしまうケースが見受けられます。たとえば、下の階に干されていた洗濯物を汚してしまったり、隣の家に汚れやゴミが侵入してしまったりすることがあります。

マンションのベランダの掃除をするときは、周囲の住人の方々に迷惑がかからないように気を配りながら清掃作業を行うことがとても大切です。特に、水は使用しないことは常識です。マンションでのベランダ掃除に水を使用して周囲に迷惑をかけてしまうと、その非常識な行動によって大きなトラブルに発展しかねません。

マンションのベランダ掃除をすると決めたら、可能であれば周囲の住人の方々にベランダ掃除を行う日時を伝えておきましょう。前もって伝えておけば、その日時に洗濯物を干さないでおいてくれるかもしれませんし、トラブルを最小限に抑えることができるでしょう。

しかし、誰しもが周囲の住人の方々にベランダ掃除のことを伝えておくことができるような関係性であるとは限りませんよね。周囲に伝えておくことが難しい場合は、掃除を始める前に下の階や隣の家の様子をチェックした上で掃除に取り掛かるようにすると、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

マンションのベランダが汚れる原因はさまざまです。汚れの種類とその対処法について知り、適切な方法で掃除していきましょう。

ベランダでガーデニングを楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか。ベランダのガーデニングはとても楽しいものですが、土や砂がベランダに溜まってしまう原因となります。また、風で飛んできた砂埃などが原因で土や砂が蓄積されることもあるでしょう。

土や砂は、ほうきとちりとりを使って掃除していきます。乾燥している状態では舞い上がってしまうこともありますので、床にちぎって湿らせた新聞紙を散らし、巻きとって清掃していきましょう。

ベランダは洗濯物を干すことが多い場所です。そのため、洗濯物から出てきたホコリや繊維くずが溜まっていきます。

土や砂と同じで、乾燥している状態では舞い上がってしまうこともあります。床にちぎって湿らせた新聞紙を散らし、細かいホコリや繊維を巻き取り、ほうきとちりとりを使って清掃することできれいに取り除くことができます。

「ベランダに油汚れ？」と思う方もいらっしゃると思いますが、ベランダには車の排気ガスによって床や手すり、洗濯竿などに油汚れが付着している場合があります。特に交通量の多い道路に面しているベランダは要注意。油汚れは放置しておくと落ちにくい頑固な汚れになってしまいます。

ベランダの油汚れは、アルカリ性の洗剤を使用して除去していきましょう。アルカリ性の洗剤を水で薄め、しばらく放置しておくことで汚れを溶かし、きれいに除去することができます。

ベランダは外にさらされていますので、当然鳥が飛んでくることもあります。そのため、ベランダに付着した鳥のフンに悩まされることも少なくありません。

鳥のフンを落としたいときは、ぬるま湯を少量ずつかけて固まった鳥のフンを柔らかくしていきます。落ちにくい場合は酸性の洗剤を使用しましょう。拭きとりはそのまま捨てることができるキッチンペーパーや新聞紙を使用するのがおすすめです。病原菌が含まれている可能性もありますので、マスクと手袋の着用を忘れずに。

掃除業者にマンションのベランダ掃除を依頼する場合のメリットや依頼方法、料金の相場についてまとめていきます。

いくら簡単な方法で行っても、掃除とは総じて時間や手間がそれなりにかかるもの。プロにお願いしてしまえば、自分や家族の手を煩わせることなく、ベランダ掃除を楽に済ませることができます。忙しい人や掃除が苦手な人は、プロにお願いしてみるのも良いでしょう。

プロの掃除業者に依頼をすれば、特殊な器具や特殊な洗剤などを使用し、わたしたちが自分で行うよりも確実にベランダをきれいにしてくれます。汚れがひどい場合や、自分で行うよりもピカピカな仕上がりを希望している場合は、プロの掃除業者に依頼してみましょう。

プロの掃除業者にマンションのベランダ掃除を依頼する場合、申し込み→見積もり→契約といった流れが一般的です。申し込みは電話やインターネットで行います。見積もり金額に合意できたら、正式に契約を結びましょう。

一般的な料金の相場よりもあまりにもかけ離れた金額を提示してくる業者には注意が必要です。高すぎるのは言うまでもなく問題ですが、安すぎるのも仕上がりに不満が残る場合があります。 業者選びをする際は、創業何年であるか、または作業例や実績なども参考にして、慎重に選ぶようにしてくださいね。

プロの掃除業者によるマンションのベランダ掃除の相場は、広さにもよりますが、10平米くらいまでであれば、10,000円～15,000円ほどが目安となります。状況によっては追加料金が発生することもありますので、見積もりの際に詳細をきちんと伝えておくと安心でしょう。

マンションのベランダ掃除は、定期的に行っておくことで大がかりな掃除をしなくても済みますので、結果的に周囲の住民の方々に迷惑をかけてしまうことを避けることにつながります。ベランダの外観を常に美しく保つこともできますので、無理のないペースで定期的に掃除をすることを心がけましょう。