仕事が朝早い、朝の時間をもっと有効に使いたい、昼は取り込んでくれる人がいないので心配、だから夜に洗濯をして外干しがしたいという方はたくさんおられるのではないでしょうか。ここでは洗濯物を夜に外で干すメリットとデメリットをお伝えするだけでなく、あなたにとって夜の外干しのほうがいいのかどうかを判断する方法についてもご紹介しています。
さらに、夜に外干ししかできないという場合に、周りから苦情が出ないようにする方法や洗濯物の盗難など防犯についてもご紹介していきます。あと、夜の外干しは、昼の外干しより洗濯物は乾きにくくなりますが、少しでも早く乾かす方法についてもお伝えしていきます。
洗濯物を夜に外で干すメリット6つ

■①洗濯物が夜は排気ガスで汚れにくい
交通量の多い道路が近い、工場地帯が近くにあるという場合は、夜間に干すことで洗濯物が汚れにくいといわれています。交通量もお昼間より少なくなりますし、工場もお休みの時間帯になります。ですから、夜間のほうが空気がきれいで洗濯物に汚れがつきにくいということになるのでしょう。
■②洗濯物が室内干しより乾きやすい
外干しは夜間でも風があれば室内干しよりも乾きやすくなります。これは洗濯物を乾かすには風の流れが重要になるからです。室内ですと、部屋の広さにも関係はありますが、どうしても洗濯物に風が通りにくくなります。
一方の外干しの場合、特に夏の風のある日であれば、朝には洗濯物が乾いて畳んでから出勤できるということもあるでしょう。また、夜間に風が強くなる地域であれば、お昼間に干すより乾きやすいということもあるでしょう。
■③洗濯物が夜だと日焼けしない
真夏の日中に洗濯物を干していると、衣類の日焼けの原因になります。特に夏の昼間、家に誰もいないという場合は、乾いた後も洗濯物がずっと日の光にあたります。ですから、日焼けの可能性が高まります。夜でしたらこのような心配はありませんから、日焼け予防というメリットがあるでしょう。
■④夜に洗濯すると風呂の残り湯が使える
お風呂の残り湯を洗濯に使う一番のメリットは、水道代を節約できるということでしょう。夜洗濯をするときにおふろの残り湯を使うとさらにメリットが増えます。きれいなお湯が使える、洗剤の効果が高まる、この2つがあります。
衛生微生物研究所の調べでは、お風呂の残り湯の細菌数は、入浴前と入浴後では入浴人数が2人の場合、3倍弱位しか増えていません。それが翌朝になると入浴直後の2,000倍近くにもなります。つまり翌朝おふろの残り湯を使うことはやはり衛生的には避けるほうがいいといえますが、入浴直後であれば問題にはならないともいえるでしょう。
さらに洗濯用洗剤は36℃~37℃くらいで最も働くといわれていますから、残り湯が温かいうちに利用することは洗濯洗剤の働きを高めるということにもなります。
■⑤洗濯物を夜に洗濯すると電気代が安くなる
夜間電力を使う契約をされている場合でしたら、夜に洗濯をすることで電気代の節約になるでしょう。
■⑥朝のバタバタした時間を有効に使える
出勤前や子供を送り出す前はとても忙しい時間帯になります。夜に洗濯を済ませておけば、このような時間帯に最も時間のかかる洗濯をしなくてすみますから、忙しい時間帯を有効に使えるようになるでしょう。このほかに、今日着た服をすぐに洗濯しますから、洗濯物の雑菌の繁殖を防ぐということにもつながります。
■実証!3.3時間で乾く速乾タオル
洗濯物の中でも幅をとるバスタオル。厚みもあり乾きづらいので「気づけば部屋の中にいつもバスタオルが吊るしっぱなしでうんざり」という方におすすめのタオルがあります。
ハートウエルの「今治ドライ」は室内環境でも約3.3時間でタオルが乾くことを実証!特殊な糸の織りかたで速乾性を実現しているので、今治産タオル特有のあのふわふわな使用感はそのままです。
さらに抗菌機能もついているため室内干しでの嫌なニオイもでにくいですよ。
洗濯物を夜に外で干すデメリット4つ

■①夜はゴキブリが洗濯物に卵を産み付ける
緑の多い公園や山などが近い場合は特に、このようなことがおこるといわれています。インターネットで調べてみても、いつの間にか卵を産み付けられていたという意見を目にします。虫に卵を産み付けられて困ることは、気づかずにそのまま着てしまうということでしょう。
対処方法のオススメは洗濯物と2メートル以上離して「虫除け」を吊り下げておく方法です。『虫コナーズPRO』など、ゴキブリ避けに対応した物を選びましょう。
■②防犯上、洗濯物が盗まれたり火をつけられたりする問題がある
夜に洗濯ものを外で干すとき最も気になるのが防犯でしょう。洗濯物の盗難だけでなく、泥棒がその家が留守かどうか判断する材料の1つに、洗濯物が夜に干しっぱなしになっているということがあるそうです。夜の外干しがほかのお宅でもされている場合でしたら目立ちませんが、もし1件だけでしたら目をつけられるということになりかねません。
このほかでは燃えた新聞紙をベランダに投げ込まれ、洗濯物に火が移ったという体験をもたれている方もおられました。このように洗濯物を夜に外で干すということは、デメリットもあります。