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ドライクリーニングとは?洗濯方法5ステップとコツ4つ

ドライクリーニングとは?洗濯方法5ステップとコツ4つ

クリーニングによるドライクリーニングの方法と、家でのドライコースを使っての洗濯方法について解説しています。クリーニングできない服の見分け方や、家庭でドライコースで洗う場合の方法や、綺麗に仕上げるコツについても説明しています。


「ドライクリーニング」の「ドライ」とは何のことか知っていますか?英語で乾いているという意味ですが、文字通り水で洗わないお洗濯のことです。直訳して「乾燥洗濯」と呼ばれている時期もありました。

ドライクリーニングは水ではなく、石油系の有機溶剤を使用して衣類をキレイにする洗濯方法で、1830年ほど前にフランスで開発されました。水でなく石油なんかで服が綺麗になるのかと思いがちですが、油汚れは水よりもよく落とすことができるのです。

「ドライクリーニング」ではく水で洗う方法を「ランドリー」と言います。コインランドリーはどれも水で洗う洗濯機が店内に並べられていますよね。

「ドライクリーニング」は、水で洗濯する家庭での洗い方と何が違うのでしょうか?家でドライクリーニングはできるのでしょうか?今回は知っているようで知らない「ドライクリーニング」について調べてみました。

ドライクリーニングとはどんな洗濯方法?

ドライクリーニングは、石油、灯油などの溶剤でヨゴレを落としていきます。
家庭用洗濯機のように「ドライ機」と呼ばれる洗濯機に入れて溶剤で洗った後、仕上げ機やプレス機で形を整えます。
そして最後に立体包装機で、クリーニング店でよく見る薄いビニールをかけます。

ドライクリーニングの発見は、ランプに使っている油で布の模様が消えてしまったことから、偶然にこの洗濯方法が発見されました。
水でなく油の溶剤で洗うので、皮脂汚れや油汚れ、口紅のヨゴレなどはドライクリーニングの得意とするところです。
また、ドライクリーニングは型くずれしにくく、生地も傷めにくい洗濯方法です。
縮みやすい生地も、収縮せずにキレイにすることができます。

ドライクリーニングが苦手なのは、汗などの水溶性のヨゴレです。
しかし、油と比べると苦手というだけで、仕上がりとしては十分な出来上がりになります。

水を使う洗濯「ランドリー」は、水に濡らしたり洗濯機の中で回転させたりするので、どうしても服にシワができてしまいます。
ワイシャツも、形状記憶のものは洗濯しても比較的シワになりませんが、形状記憶でないシャツは干す時に気をつけないとボタンを留める部分や、ポケットの部分がシワシワになってしまいます。
ワイシャツやスーツ、仕事用のズボンなどパリッとして着たい服を自分の家で洗濯した時は、アイロンをかけずにそのままの状態だとシワが目立ってしまいます。

ドライクリーニングに使う溶剤の種類

パークロエチレン

テトラクロロエチレンとも呼ばれています。
揮発しやすい油剤なので、短い時間で服を洗浄することができます。
有害物質に指定されちるので、クリーニング店では排出に気をつけています。

フッ素系溶剤

フッ素ケイ溶剤を使うと、低い温度でも服が乾燥してくれます。
その一方で、樹脂でできたボタンなどが壊れてしまう危険性があります。
「HCFC-225」という記号でも呼ばれていますが、オゾン層破壊物質でもあり製造は2020年までです。

石油系溶剤

日本国内では、ドライクリーニングで一番普及している溶剤です。
溶剤の中では一番生地に優しく、繊細な服のクリーニングにも向いています。

ドライクリーニングできる服は?

ドライクリーニングできるかどうかは、服についている洗濯表示で見分けます。

洗濯表示は2016年12月に新しくなりました。
そのため、2016年12月よりも前に作られた服は以前の洗濯表示で、2016年12月よりも後に作られた服は新しい洗濯表示になっています。

古い洗濯表示であれば「ドライ」と書いてあればドライクリーニングできます。
新しい洗濯表示は「P」「F」と書かれていればドライクリーニング可能です。
詳しくは、下記の洗濯表示を参考にしてください。

2016年12月以前の古い洗濯表示

ドライクリーニングできる、という表示です。
品物によっては洗濯機の「ドライモード」を使って洗うことも可能です。

この記号の横に、洗濯桶に水が入った絵があれば、家で洗濯することができます。
この記号の横に、洗濯桶に水が入った絵の上にバツ「X」が描いてある場合は、家庭での洗濯はできません。

石油系溶剤を使ったドライクリーニングであれば可能、というマークです。

ドライクリーニングはできない、というマークです。
この場合、家での洗濯もできない生地が多く見られます。

2016年12月以降の新しい洗濯表示

普通にドライクリーニングできるマークです。
品物によっては、家で洗濯機を「ドライモード」にして、洗濯することができます。

ドライクリーニングできるけれども、通常よりも優しく洗わないといけない表示です。

石油系のドライクリーニングのみ可能、というマークです。
石油系の溶剤を使用すれば、洗い方は通常の強さで処理できます。

石油系ドライクリーニングのみ可能ですが、通常の洗濯方法よりも優しく扱う必要があります。

ドライクリーニングはできません。
この表示がついている場合、家庭での水を使った洗濯もできないものが多く見られます。

水を使っての洗濯はできない、というマークです。
手洗いであっても、洗濯機であっても、洗濯をすることはできません。

このマークと、「ドライクリーニングができます」という二つのマークがついていたら、ドライクリーニングしか洗濯方法はありません。

クリーニングできない服のリスト

クリーニング店によって、洗濯できるものに違いはありますが、

・海外製造などで、洗濯表示が無いもの
・クリーニングすると壊れてしまいそうなもの

は、どこのクリーニング店でも断られる可能性があります。
しかし、洗濯表示が無くても、過去の経験からクリーニングしてくれるお店もあります。
生地や服のヨゴレ具合にもよりますので、まずは相談してみましょう。
「リネット」では扱っていないけれども「白洋舎」では扱ってくれる、というものもあるので、何件か違うクリーニング店に問い合わせてみてください。

リネットの場合

クリーニング会社大手の「リネット」では、どのようなものがクリーニングできないか調べてみました。
「リネット」では、穴が傷でボロボロになった服や、ひどいニオイや汚れのものは取り扱うことができません。
また、濡れた物やペットの毛が大量についた服なども断っているようです。
その他、靴下や下着、水着といったものも「リネット」では扱っていません。
カーテン、カーペット、カバン、布団、洗濯表示がバツ「X」表示のものも返却しています。

白洋舎の場合

「白洋舎」は、クリーニングできる品物の幅がとても広く、他のクリーニング店では扱ってもらえないものも頑張ってキレイにしてくれます。
着物や毛皮、革製品も扱っていますし、カーテンやじゅうたん、ふとん、毛布、ぬいぐるみ、枕などもクリーニングしてくれます。

クリーニングはどの店舗でも、服などについている洗濯表示を元に温度や洗剤を判断します。
海外で作られた服などで洗濯表示が無い場合は、素材から判断してクリーニングしてもらえます。
しかし、服の中に金属繊維を使用しているものや、生地が弱っていてクリーニングすると壊れる可能性があるものは「白洋舎」ではクリーニングできません。

ドライコースで洗濯する方法5ステップ

家庭で厳密な意味での「ドライクリーニング」はできません。
「ドライクリーニング」は専用の機械と、石油系溶剤を使用するので家庭で同じように再現することは不可能です。
水で濡らすこと自体、「ドライ」クリーニングではなくなってしまうからです。

しかし、ドライクリーニングのように、優しく型くずれせずに洗うことはできます。
洗剤を選んだり、洗濯する方法を「ドライコース」にするなど、少し変えるだけでドライクリーニングに近く仕上げることができるのです。

いつもクリーニング店に出していては、お金もかかってしまいます。
もし家庭で「ドライ」用の服が洗えたら、家計も助かりますよね。

それでは、どのように洗うか見ていきましょう。

1 シミや汚れは先に洗っておく 

洗濯機で洗う前に、ヨゴレがきになる部分は前処理しておきましょう。
シミ落とし用の洗剤や、皮脂汚れがつきやすいエリや手首といった場所につける先付け洗剤をつけてしばらく置いておくと、かなり仕上がりの綺麗さが違ってきます。

ドライクリーニングのマークがついている洗濯物は、水につけると縮んでしまうものが多く見られます。
そのため、洗濯桶に洗剤を溶かして服全体を浸け置き洗いするかどうかは、よく調べてからにしてください。

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色落ちする服は洗えない

液体洗剤をつけた時点で、生地から色が出てきてしまうものは洗濯することができません。
無理やり洗濯しても、生地の色が落ちてしまいますので注意してください。
また、一緒に洗濯する他の服に色がついてしまいます。

大抵の生地の場合、一度洗濯するとだいぶ色落ちは落ち着きますが、海外の服など染め方が日本と違うものは何回洗濯しても色落ちするものもあります。

色落ちするかどうか、あらかじめ服の端の目立たない部分で調べておくと良いでしょう。

ドライを家で洗う時は手洗いが基本

洗濯機で洗うと、どうしても水に浸っている時間が長くなってしまいます。
また、ゴロゴロと洗濯機を回すので、手洗いよりも生地はいたんでしまいます。
可能であれば、洗濯機よりも手洗いをオススメします。

2 ネットに入れる

ドライクリーニング用の服は、デリケートな繊維のものが多いので、洗濯して服がこすれると毛玉ができる場合があります。
また、レースなどの装飾が多い服の場合は、他の洗濯物にひっかけてしまて傷がつくことも。
ドライコースで洗う服は、洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。

洗濯ネットを選ぶ時は、ジャストサイズのものを使用してください。
ネットが服より大きくて余ってしまうとネットの中で服が選択中に動いてしまうので、スレて生地が傷んでしまいます。

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3 水温と時間に注意

生地によって苦手な温度が違いますので、洗濯表示や生地の表示をよく見て、調べてから洗濯しましょう。
例えば、毛糸のセーターなどは熱すぎるお湯や、冷たすぎる水は苦手です。
ウールは30度くらいのぬるま湯が洗うのに最適ですが、熱すぎると縮んでしまうのです。

また、水につけられる時間も調べておきましょう。
レーヨンなどは、とても縮む生地のため、水に入れてから洗って水洗し終わるまでに1分から2分といった短時間で処理する必要があります。

4 柔軟剤で仕上げる

「柔軟剤」は「リンス」の役割をするものです。
水で洗っただけだと肌触りがゴワゴワしますが、柔軟剤を使うと生地がふわふわの肌触りになり、やわらかい肌触りになります。
生地自体も保護されるので、品物によっては水を寄せ付けにくくなります。
また、静電気防止の効果もあるので、特に冬場は使うことをオススメします。

5 日かげで平干し

洗濯物は太陽の光をいっぱい当てて、日光消毒しながら乾かすイメージがあるかもしれません。
しかし、デリケートなドライコースで洗う衣料は、日かげで干すのが基本です。
なぜなら、太陽の光や熱で服が変色してしまう場合があるからです。
全体的に日に焼けて色が薄くなることもありますし、かえって黄ばんでしまうこともあります。
そういったことが無いように、風通しの良い日かげで乾かすようにしてください。

ドライコースで洗濯する服は形が崩れやすいものが多いので、ハンガーで干すのではなく「平干し」にしましょう。
ハンガーで干すとどうしても方や首の部分に重みがかかってしまって、服が下に伸びてしまうことがあるのです。
形を整えながら、平らな網に干してください。

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ドライコースで洗濯する4つのコツ

1 目が細かいネットにする

ドライコースで洗う衣料は、繊細な作りになっていたり、他の服などとスレることで毛玉ができやすくなっていたりします。
目が大きなネットは、服についたヨゴレを外に出しながら洗うことができますが、デリケートな衣類には向いていません。
装飾がついた服やデザインが繊細なものは、細かい洗濯ネットに入れて洗ってください。
服を目が細かいネットに入れると、型崩れしにくく洗濯によるダメージも受けにくくなります。

2 洗濯液は作って泡立てておく

服を洗濯液に入れた時に、すぐに洗剤が全体に染み渡るように、洗濯液はあらかじめ作っておきましょう。
そして、手であらかじめ泡立てておくと、より洗剤が行き渡ります。
ドライコースで洗う服は、あまり長い間水につけておくと縮むものが多いので、早く汚れが落ちる工夫をしてください。

3 長時間水につけない

ドライコースで洗う洗濯物は、短時間で洗うのが基本です。
そもそもドライクリーニングは水を使わない洗濯方法なので、水を嫌う生地が多いのです。

羊毛や獣毛、レーヨンなどは水につけると縮んでしまったり、ダメージを受けるものが多く見られます。
また、ジーンズのような素材も、水に1回つけるとかなりサイズが小さくなります。
大切な衣類が縮まないよう、必要以上に水につけないように注意してください。

4 洗剤を選ぶ

ドライコースで洗う場合、生地や繊維を守りながら洗ってくれる洗剤を選びましょう。
「中性」と書かれている洗剤がオススメです。

洗剤には「アルカリ性」「弱アルカリ性」「中性」「弱酸性」「酸性」といった区別がされています。
皮脂汚れなど、汚れが一番落ちるのは「アルカリ性」の洗剤ですが、それだけ生地へのダメージも与えてしまいます。
ドライコースで洗う服は「アルカリ性」では強すぎるので、「中性」を選びましょう。
市販のおしゃれ着洗い用洗剤は「中性」でできています。
洗剤の注意書きを見て、チェックしてから使うようにしてください。

まとめ

今回は「ドライクリーニング」について調べてみました。「ドライクリーニング」は「水」ではなく「石油系溶剤」で洗う洗濯方法でした。型くずれしにくく、皮脂汚れや油汚れをスッキリ綺麗にしてくれる洗濯方法です。

一方、一般的な水で洗濯する方法は「ランドリー」と言います。家で「ドライクリーニング」を、そっくりそのまま再現することはできませんが、「おしゃれ着洗い用の洗剤」を使ったり、洗濯機のコースを「ドライコース」にすることによって、かなりプロのドライクリーニングに近く洗濯することができます。

家で「ドライコース」を使って洗濯する場合、水温や水につけて良い時間、洗濯ネットや使う洗剤選びといったことにも気をつけましょう。基本的には、短時間で洗濯して、あまり脱水せず、日かげで平らにして干します。
また、脱水しすぎてしまうと服がシワシワになってしまうので、洗濯機で脱水をするのであれば30秒以内にとどめておいてください。

家でできるドライクリーニングは家の洗濯機で、どうしても失敗できない難しいドライの洗濯物はプロのクリーニング店にまかせるなど、臨機応変に洗濯物にあった洗い方を選びたいですね。

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