ゴキブリ用の殺虫剤は色々売っていますが、どれが一番効くのでしょうか。買うなら瞬殺できる殺虫剤や、二度とゴキブリを見ないように待ち伏せ効果のある殺虫剤がほしいですよね。
各メーカーとも、3月頃には毎年新製品や改良品の殺虫剤を販売し、毎年5月にはゴキブリ用殺虫剤の売れ行きが伸びはじめます。今選ぶなら、どのようなゴキブリ用殺虫剤が良いのでしょうか。
ここでは口コミで実力が実証済みの、ゴキブリ殺虫剤ベスト10をご紹介します。ゴキブリ用殺虫剤を選ぶ時のポイントになる成分についても解説しています。
なお、この記事の中にゴキブリそのものの写真はありませんので安心して読んでください。
ゴキブリ用殺虫剤の成分
ゴキブリ用殺虫剤の成分は、瞬殺させたいか、待ち伏せ効果を期待するかで薬品が変わってきます。
即効性を求めるなら「イミプロトリン」が入っている殺虫剤を選びましょう。
「メトキサジアゾン」という成分が入っていれば、待ち伏せ効果がある殺虫剤です。
「ヒドラメチルノン」や「ホウ酸」はコンバットのようにゴキブリに食べさせて駆除するタイプの殺虫剤に入っています。
ゴキブリ殺虫剤の最強おすすめランキングTOP10
■1 ゴキちゃんグッバイ ミュー株式会社
ミュー株式会社の「ゴキちゃんグッバイ」は、ホウ酸の中にイリヌカや蜂蜜、バター、牛乳などゴキブリの好きなにおいが詰めた駆除剤です。外側はプラスチックになっており、部分的に穴があいているので、間違って踏んでしまっても足が汚れません。
置いてから1週間から2週間ほどすると、製品を食べたゴキブリが死んでいくので効果が感じられます。半年たったら新しいものと交換してください。
自分でホウ酸団子を作る場合は、タマネギを刻んだり小麦粉で練ったりと、半日かかってしまいます。「ゴキちゃんグッバイ」なら面倒な作業も無く、置くだけで簡単です。
自分でホウ酸団子を作ると、何日間かタマネギのにおいがして気になって眠れませんが、「ゴキちゃんグッバイ」はにおいも気になりません。
医薬部外品 ゴキちゃん グッバイプラス(6個入り)
■2 ブラックキャップ アース製薬
アース製薬の「ブラックキャップ」は、ゴキブリの通り道に置いて、中の毒エサを食べさせて駆除するタイプの殺虫剤です。食べてからしばらくしてから死ぬので、ゴキブリの死骸を見ることもありません。
中の成分に「フィプロニル」が入っているので、食べたその日のうちにゴキブリが死ぬので、置いた日から効き目を実感できます。大型のゴキブリや、殺虫剤に抵抗力を持ったスーパーゴキブリにも効果があります。
容器が黒いので、暗い部分が好きなゴキブリが警戒せずに中に入っていきます。入り口は3方向にあるので、どちらの方向からゴキブリが来ても誘うようになっています。「屋外用」と「スキマ用」があるので、ベランダや家具のスキマなど用途によって選んでください。
レギュラーサイズ1箱で18個入っているので、家中くまなく置けてコストパフォーマンスの良い駆除剤です。
ブラックキャップ 12個入り
■3 ゴキブリキャップ タニサケ
タニサケの「ゴキブリキャップ」は、現代版ホウ酸団子です。ゴキブリの通り道に置くことで中の毒エサを食べさせ、じわじわと成分が効いて駆除できます。成分中、ホウ酸は50%を閉めており、食べたゴキブリは必ず死にます。
ホウ酸団子の外側は白いプラスチック容器になっているので、ペットや子どもが遊んでしまうのを防ぎます。
ゴキブリが好きなタマネギのにおいを誘引剤にした「ゴキブリキャップ」と、タマネギと同じくらい大好きなピーナッツのにおいを誘引剤にした「ゴキブリキャップP」があります。
メーカーのタニサケ側では効果が1年間と書いていますが、利用者の口コミを読むと半年くらいで交換したほうがゴキブリを見ずに済むようです。
化学薬品系の毒エサだと、ゴキブリの死骸を見てしまうという場合におすすめです。
ゴキブリキャップ 30個入
■4 ゴキブリがいなくなるスプレー KINCHO
KINCHOの「ゴキブリがいなくなるスプレー」は、ゴキブリに直接スプレーして退治することもできるし、通り道にスプレーすることで寄り付かなくすることもできます。最新のゴキブリ用スプレーに使われる「イミプロトリン」が成分に入っているので、即効性も抜群です。
一回スプレーすると効き目が2週間続きますが、ベランダや玄関など外の場合は、雨が振ったらスプレーしなおしてください。
スプレースル場所としては、玄関や窓、換気扇まわりの他、キッチンでは冷蔵庫やゴミ箱の周辺にスプレーすると良いでしょう。
ゴキブリだけでなく、魚にも効いてしまうので、金魚や熱帯魚などを飼っている場合は、水槽にスプレーが入らないように注意してください。
ゴキブリがいなくなるスプレーH 200ml
■5 バルサン プロEX ノンスモーク霧タイプ ライオン
部屋に殺虫成分を充満させて、ゴキブリを退治する燻煙剤です。ライオンのバルサンにはさまざまな種類がありますが、一番人気が「バルサンプロEX ノンスモーク霧タイプ」です。
使い方は簡単で、容器の赤いボタンをカチッという音がするまで押すだけです。ゴキブリの他に、ダニやノミ、ナンキンムシ(トコジラミ)にも効きます。
「メトキサジアゾン」という殺虫成分が入っているので、薬剤に耐性がついてしまったスーパーゴキブリにも効果があります。
他の種類のバルサンだと火災報知器に反応してしまう家庭の場合でも、こちらは反応しないのでマンションや集合住宅でも気兼ねなく使うことができます。煙ではなく「霧」なので、隣の部屋の人に気を使う必要もありません。
【第2類医薬品】バルサンプロEX 6〜8畳用(12.5g)
■6 コンバット スマート容器 KINCHO
KINCHOの「コンバット スマート容器」は、ゴキブリの通り道に置いて中の毒エサを食べさせて駆除するタイプの殺虫剤です。普通のコンバットよりも薄めに作られていて、ちょっとしたスキマに置けるのが嬉しいですよね。
効果は半年持続しますが、キッチンの水がかかりやすい場所や、湿度が高くなる場所であれば、半年よりも早めに交換しましょう。
通常のサイズのコンバットだと、8センチ四方あるので、キッチンに置くと置き場所によっては目立ってしまいます。お客様が来た時にコンバットが目立つと困る所には、このスマート容器が活躍します。
以前のコンバットスリムは、大きなサイズのコンバットを小さくしたデザインだったので、いかにもゴキブリ用殺虫剤という感じでしたが、新しくできた「コンバット スマート容器」は四角い箱なので見た目にもスリムです。
KINCHO コンバット ゴキブリ殺虫剤 (12コ入)
■7 ゴキちゃんストップ 株式会社あしたるんるん
株式会社あしたるんるんの「ゴキちゃんストップ」は、新しいタイプのホウ酸団子です。中身は厚み5ミリの丸いタブレットが入っており、中にホウ酸が入っています。
「ゴキちゃんストップ」を食べたゴキブリは、体の中の酵素をうまく循環できずに最後には死んでしまいます。化学薬品系の殺虫剤のように即効力はあるとゴキブリの死骸を見てしまうことになりますが、じわじわとゴキブリの体内を破壊していくことで駆除できるので死骸を見ることもありません。
たたみ1畳につき1個が目安で、開封後は2ヶ月から3ヶ月効き目があります。また、両面テープが同封されているので、移動してしまいそうな場所でも固定できます。
半生タイプのホウ酸団子だと、ほこりが上に積もってしまいますが、これだとスキマに入り込ませることができるのでほこりも付かず、ゴキブリにも食べさせやすくなっています。
業務用 ゴキちゃんストップ
■8 医薬品ゴキジェットプロ 秒殺+まちぶせ KINCHO
ゴキジェットプロには、通称(緑缶)と呼ばれている「防除用医薬部外品」と、通称(黒缶)と言われている「第2類医薬品」があります。
効果が高いのは、通称(黒缶)と言われている「第2類医薬品」のほうです。スプレーの横に【医薬品】【秒殺+まちぶせ】と書かれています。
普通の緑缶のゴキジェットプロは、出会ったゴキブリを瞬殺するだけですが、黒缶のゴキジェットプロはゴキブリを瞬殺するだけでなく、通り道にスプレーすることでゴキブリが寄り付かなくなります。中に高い残存効果のある「メトキサジアゾン」が入っているからです。
待ち伏せ用には、床や壁から20センチの距離で、床や壁が十分に濡れる位スプレーします。1ヶ所につき5秒から6秒程度噴射すると良いでしょう。
アース製薬 ゴキジェットプロ 450ml(医薬部外品)
■9 ゴキブリ ホウ酸ダンゴ コンクゴキンジャム アース製薬
アース製薬の「ゴキブリ ホウ酸ダンゴ コンクゴキンジャム」はゴキブリが好きなタマネギやゴマ団子の中にホウ酸が入ったベイト剤(毒エサ)です。1箱に16個入っていて300円代の安さなので、家中あちこちに置くことができます。効き目は半年続くので、お得ですよね。
容器は下が黒、上が透明で、中は白と赤の半生タイプの毒エサが入っています。開けてすぐはタマネギのようなにおいがしますが、気になるほどではありません。
ゴキブリは他のゴキブリの糞を食べる習性があるので、ゴキンジャムを食べたゴキブリの糞を仲間が食べることで巣ごと駆除することができるのです。
他のベイト剤は白や黒の容器にパックされているので、どこまで減ったかわかりませんが、ゴキンジャムは容器の上が透明になっているので、どれだけ減ったか目で見て確認することができます。
アース ゴキブリ ホウ酸ダンゴ コンクゴキンジャム 16個入
■10 チャバネゴキブリ駆除 マックスフォースG バイエルクロップサイエンス
バイエルクロップサイエンスの「チャバネゴキブリ駆除 マックスフォースG」は、容器に化学薬品でできたベイト剤を入れた置くタイプの殺虫剤です。成分はコンバットと同じ「ヒドラメチルノン」です。
容器は5.4センチ角で、高さは1センチあります。たたみ3畳あたり1個の割合で置いていきますが、被害がひどいようであれば1畳に1個置いてください。
飲食店でも多く使われており、宣伝には「体の小さいチャバネゴキブリ用」と書かれていますが、ワモンゴキブリやクロゴキブリにも効果を発揮してくれます。
ゴキブリ駆除 マックスフォースG 1.5g × 12個入り
殺虫剤に耐性のあるゴキブリの駆除方法
殺虫剤が強くなるにつれて、薬が効かないゴキブリが出てきました。最近はスーパーゴキブリとも呼ばれていて、殺虫剤をスプレーしたり、多少ベイト剤を食べたりしてもしぶとく生き残る新種がいます。
もし、手持ちの殺虫剤が効かない時にゴキブリが出てきたら、キッチンの食器用洗剤か熱湯をかけてみましょう。
食器用洗剤でなくても、クリームクレンザーでも、ねっとりしているものなら何でもかまいません。ねっとりしている液体をゴキブリにかけることで、呼吸をできなくさせてしまうのです。ゴキブリの全身に殺虫剤をかけると、30秒ほどで死んでしまいます。
熱湯があれば、ゴキブリの体全体に熱湯を連続して1秒かけてください、それだけで即死します。昆虫は急な寒さや熱さに弱く、全身に熱湯をかけられると変化についていかれずに死んでしまうのです。
まとめ
ゴキブリは殺虫剤に耐えられるよう進化しているので、ゴキブリ用の殺虫剤は新製品を買ったほうが効果が高いです。
スプレーだけ置き餌系殺虫剤だけと、一種類に限るのでなく、ゴキブリの通り道には置き餌系の殺虫剤を、玄関や窓など置き餌系の殺虫剤が置けない所は待ち伏せタイプのスプレーを、出会ってしまった時は「イミプロトリン」が入っているゴキジェットプロのようなスプレーを使うと良いでしょう。