「ゴキブリ団子」というものをご存知ですか?簡単に手に入る材料を使って作る、手作りのゴキブリの駆除剤なんです。さまざまな駆除剤が普及する前から作られてきた昔ながらの駆除剤ですが、その効果はバツグン!
この記事では、ゴキブリ団子を簡単に作れるレシピをご紹介しています。効果的な設置方法や気を付けたいポイントも併せてご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
ゴキブリ団子の作り方6ステップ

昔ながらのゴキブリ駆除剤として知られているゴキブリ団子ですが、実際に作ったことのある方は意外と少ないのではないでしょうか。
目分量で作る方もいますが、ホウ酸濃度が低いと充分な駆除効果を発揮できないこともあります。連鎖して退治できるホウ酸濃度を確保することで、より効率的にゴキブリが退治できます。
ここでは、ホウ酸濃度40%以上のゴキブリ団子の作り方を6つのステップに分けてまとめました。
ゴキブリ団子の作り方|ステップ1 ■①材料を用意する
では、実際に必要な材料を揃えていきましょう。と言っても、家庭にある材料で簡単に作れるのがゴキブリ団子の良いところです。ホウ酸も、薬局等で安価に購入することができますよ。
ホウ酸の割合が高ければ高いほどゴキブリへの効果は強くなりますが、食いつきとのバランスを取るのはなかなか難しいものです。ここでは、ホウ酸濃度40%以上の団子を作る材料をご紹介したいと思います。
【ゴキブリ団子の材料】
① ホウ酸……50g
② 小麦粉……30g
③ 玉ねぎのすりおろし……35g
④ 砂糖……小さじ1
他に、焼肉のたれや牛乳もあれば用意しておきましょう。
玉ねぎは、じゃがいもやニラ、米ぬかでも代用することができます。
この分量で、直径2~3cm程度の団子が15個ほど作れます。調理器具は、日頃使っているもので構いませんが、薬品を取り扱うので他の食品に混入しないように気を付けましょう。団子をこねるためのビニール手袋も用意しておくと良いでしょう。
ゴキブリ団子の作り方|ステップ2 ■②タマネギをすりおろす
玉ねぎは、ゴキブリを引き寄せる誘引材料として欠かせないもののひとつです。おろし金やミキサーを使って、ペースト状になるようにすりおろしましょう。
生の玉ねぎは匂いが強く、食器等についた匂いが落ちにくいものですが、お酢を入れた水に漬けおきするとスッキリキレイに落とせますよ。匂いが気になる方はお試し下さいね。
ゴキブリ団子の作り方|ステップ3 ■③材料をまぜる
ホウ酸、小麦粉、砂糖を全てボウルに入れて、しっかり混ぜ合わせます。混ぜむらのないよう、丁寧に混ぜていきましょう。
ゴキブリ団子の作り方|ステップ4 ■④水を足しながら練る
粉類を混ぜ合わせたら、先ほどすりおろした玉ねぎを加えて練っていきます。耳たぶほどの硬さになるのを目標にこねましょう。最初はボソボソでこねにくく感じますが、次第にたまねぎの水分がなじんでまとまりが良くなってきます。どうしてもまとまらない時は、牛乳を少しずつ加えてこねやすい硬さになるよう調節しましょう。匂いが苦手な方は、水でもOKです!水分は、ほんの少しずつ加えていくようにしてくださいね。
焼肉のたれがあれば、数滴加えると誘引力をよりアップできます。
ゴキブリは甘いものや匂いの強いものが大好物です。果物や出汁、ハチミツ、醤油等がふんだんに使われた焼肉のたれに、ゴキブリが誘引されるのも頷けますね。
ゴキブリ団子の作り方|ステップ5 ■⑤3センチの団子に丸める
こねた生地を、3センチ程度の団子型に丸めます。白玉団子より少し大きめと考えれば良いでしょう。料理ではないので、きれいに丸くなっている必要はありません。目分量で丸めてしまってOKです。真ん中を少し押し込んで平たい形にすると、よりゴキブリの食いつきが良くなります。
丸めたら、アルミカップやトレイに並べておきましょう。
ゴキブリ団子の作り方|ステップ6 ■⑥一週間天日干しして乾燥させる
完成したゴキブリ団子は、そのまま設置するとカビや腐敗の恐れがありますので、風通しの良いところに置いて乾燥させましょう。その際、子どもやペット、野鳥等の誤食を防ぐため、必ずネット等をかけるのを忘れないようにしましょう。フードカバーや洗濯ネット等を活用するのがおすすめです。
どうしても適当な場所が見つからない場合は、ラップ等をかけずに冷蔵庫にしばらく入れることでも代用できます。冷蔵庫は低温かつ乾燥した場所なので、丸一日も置けばある程度は乾燥させることができるでしょう。その場合も、くれぐれも誤食には気をつけてくださいね。
ゴキブリ団子の効果的な置き場所とコツ4つ

ゴキブリは家の中にコロニー(巣)を作って生活しています。この近くや通り道に設置することで、ゴキブリ団子の効果を最大限に引き出すことができます。ここでは、ゴキブリ団子を置くのに適した場所の見つけ方や気を付けたいポイントについて考えてみました。
安全に気を付けて、より効率良くゴキブリを退治しましょう!
ゴキブリ団子の効果的な置き場所とコツ1 ■①ゴキブリの通り道を知っておく
ゴキブリ団子は、設置場所の違いで効果が大きく左右されます。ゴキブリの通りそうな道を知っておくことは、ゴキブリ退治に欠かせないポイントです。
今までにゴキブリを見かけたことのある場所、逃げ込んでいくのを見た場所等に重点的に設置するのがおすすめです。
他にも、ゴキブリは以下のような場所に生息していることが多いと言われています。
・冷蔵庫や食品庫の下や後ろ
・ガスコンロの周辺
・シンク下や排水口まわり
・電子レンジやトースター等の下
・調味料棚の後ろ
・ベランダの排水口周辺
・換気扇の近く
・エアコンのダクト周り
・常時動いている電化製品の近く
思った以上にたくさんありますね。
ゴキブリは、「水分」「温度」「油分」が揃った場所に好んで潜伏します。こういった場所がないか、家中をチェックしてみましょう。