どこからともなく出てくるゴキブリ。実は家の中で繁殖しているとしたらゾッとしますよね。この記事では、ゴキブリの巣を見つけるために知っておきたいポイントをまとめてみました。
最近、ゴキブリが増えてきた気がするという方は、この記事を参考に家中をチェックしてみましょう。また、ゴキブリを巣ごと根絶する方法と注意点もご紹介しています。
ゴキブリの巣はどこにある?18ヶ所をチェック
綺麗に片づけているつもりなのに、どこからともなく出てくるゴキブリには本当に驚かされますよね。ここでは、ゴキブリが巣や繁殖場所として選びやすいポイントを18個ご紹介しています。見落としがちな場所ばかりですので、大掃除の参考にしてみてはいかがでしょうか?
■①冷蔵庫の裏
冷蔵庫の裏はなかなか人の目が届きにくいだけでなく、放熱による適度な温度や湿度、入り込んだゴミ等でゴキブリにとって非常に暮らしやすく繁殖にも適した環境だと言えます。
その性質上、頻繁に動かして掃除をすることは非常に難しいですが、定期的に掃除機をかけたり置き型の食毒剤(ベイト剤)等で対策を取ることは可能です。何年も冷蔵庫を動かしていないという方は、これを機にチェックしてみましょう。
■②電子レンジの裏
電子レンジの裏も、温度とエサというゴキブリにとって好条件がそろった場所です。
キレイにしているつもりでも、電子レンジの裏や下側には食べ物の小さなカケラやホコリが落ちやすいものです。ゴキブリの巣にならないよう、定期的に動かして掃除するようにしましょう。
最近の電子レンジは断熱に優れているので、壁面にぴったりくっつけても問題ないものが増えています。そういった機種は、特に裏側にゴミや食べ物のカスがたまりやすいので注意しましょう。
■③米びつの裏
お米を新鮮に保つには、冷暗所に保管することが推奨されています。冷蔵庫に入らない場合はシンク下やパントリーに米びつを設置することが多いですが、こういった場所はゴキブリにとっても好環境です。
ほんの少しこぼれた米粒も、ゴキブリにとってはごちそうですので注意しましょう。
■④ゴミ箱
ゴキブリが出やすい場所として、真っ先にゴミ箱を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ビニール袋をかぶせて清潔にしているつもりでも、いつのまにか汚れがたまってしまうものです。
たまには中も外も水洗いして清潔に保つようにしましょう。また、フタの裏等にゴキブリの忌避剤や置き型の食毒剤をセットしておくのもおすすめです。
■⑤シンクの下
調味料のストックやオイルポットをシンク下に置いているお家は要注意です。
古い造りの木造住宅は、シンク下は壁一枚で外につながっているケースが多いものです。排水口や壁の穴から害虫が侵入してきていたというケースもよく見られます。シンク下は定期的に破損したり外と通じる穴が開いていないかをチェックしておく必要があるでしょう。
■⑥食器棚の中
食器棚は意外と死角の多い場所です。いつも同じようなエリアしか使わないという方も多いのではないでしょうか?
閉めっぱなしになっている扉の奥やめったに出さない食器周りは、ゴミやホコリが溜まりやすく、ゴキブリの産卵場所にされてしまうことも。衛生的にも良くありませんし、殺虫剤等の使用は極力避けたいものです。
年に一度は大掃除を兼ねて、食器をすべて出して食器棚内をキレイに掃除しましょう。
■⑦食品ストックの棚やボックス
食品ストックを収納したパントリーやボックスは便利なものですが、未開封の食品を置いていたとしても、意外と食品カスが落ちやすいものです。
特に粉ものは落ちていることに気づきにくく、ゴキブリの餌場になってしまいがちです。ぎゅうぎゅうにストックを詰め込まない、在庫管理の方法を見直す等の対策をとることが非常に大切です。
■⑧ダンボール
ゴキブリが繁殖しやすい場所として知られているダンボールですが、その理由はダンボールの構造にあります。
波型になった中芯は保温や強度に優れている一方、その保温性ゆえにゴキブリにとっても安全な隠れ家になってしまいます。特に中古のダンボールは、持ってきた時点で中に卵が産みつけられていることも珍しくなく、ゴキブリの侵入手段になることも。
使ったダンボールは、ため込まずにすぐに捨てることを心がけましょう。ダンボール収納やボックスを活用している場合は、置き型の食毒剤や忌避剤を活用するのがおすすめです。
■⑨パソコンの裏
デスクトップパソコンの周囲は、静電気やファンの関係でホコリが溜まりやすいものです。また、適度な暖かさが維持されていることから機内が繁殖場所となってしまうケースも見られます。
衛生上とスペック維持という二つの意味合いからも、パソコンにとってホコリは大敵です。パソコンは定期的に筐体のフタを開けて掃除するようにしましょう。
■⑩テレビの裏
薄型のテレビが普及したことで、以前よりもテレビの裏側は風通しが良くなりました。それでも配線等でごちゃついているという方も多いのではないでしょうか。
テレビの後ろは排熱がたまりやすく、一年中暖かい環境が維持されています。ゴキブリにとって快適な環境であることに変わりはないので、後ろ側まで良くチェックするようにしましょう。
■⑪配電盤(ブレーカー)
玄関横に設置されていることが多いブレーカーボックスは、ゴキブリ対策の盲点になりやすい場所です。常に暗くて温かいボックス内は、ゴキブリの巣作りに最適な環境です。
その性質上、スプレー式の殺虫剤等は使えませんので「侵入させない」ということに重点を置いたゴキブリ対策をする必要があるでしょう。
■⑫ソファーなど大きな家具の下や裏
ソファーやタンス等の大きな家具はめったに動かさないこともあり、ゴキブリのエサになるホコリやゴミが溜まりやすい場所です。
年に一度は動かして掃除するのがベストですが、毎年欠かさず掃除をするのはなかなか難しいものです。そんな時は、ホウ酸団子等の食べさせて殺す食毒剤(ベイト剤)を設置して対策を取りましょう。
■⑬古新聞を積み重ねた中
まとめて処分しようと置いてある古新聞は、湿気が溜まりやすくゴキブリが卵を産み付けやすい場所です。
ゴキブリは紙もお構いなしに食料にしてしまうので、注意が必要です。置き型の食毒剤を置くのもひとつの手ですが、溜めずにこまめに処分することが非常に重要です。
■⑭本棚の裏
家具の裏と同じく、本棚の裏もゴキブリが潜みやすい場所です。大切な本を守るためにも、虫を寄せ付けない工夫をすることが非常に重要です。
置き型の食毒剤を置いたり、定期的に本を虫干しして全体に風を通すようにするのがおすすめです。
■⑮押入れ
押し入れの中は何かと荷物がごちゃつきやすいものです。気をつけているつもりでも、奥のほうに押し込んだ荷物を数年開けていないという方も珍しくないのではないでしょうか。
日当たりが悪く空気が滞留する押し入れは、ゴキブリにとって最適な環境です。特にダンボール箱に荷物を入れたままにするのは良くありません。キャスター付きのボックスに入れ替えておくと、荷物を引き出しやすくなるので風通しも簡単です。
■⑯エアコンの室外機
エアコンの室外機を、地面から近い位置に置いていませんか?室外機の周辺は冬でも一定の温度を維持しているので、ゴキブリだけでなく害虫の住居になりやすいものです。
地面から上げて室外機を設置したり、定期的に粉末タイプの殺虫剤を撒く等の対策を取りましょう。
■⑰エアコンの室内機
エアコンの内部は一年中気温が安定しており、かつ適度な暗さを保っています。ゴキブリが逃げ込んだり産卵するには最適な環境が揃っていると言えるでしょう。
ゴキブリはドレンホースを伝って外部から侵入することがほとんどです。ドレンホースを地面から離したり、本体の中を季節ごとに清掃するのが効果的です。
■⑱植木鉢の下
植木鉢の下はゴキブリの産卵場所として盲点になりやすいものです。特に地面に直接置いているところは注意しましょう。
これは1階だけでなく、ベランダや室内に置いているプランターにもあてはまります。植木鉢はスタンド等を使って地面から離し、こまめに根元周辺もチェックするようにしましょう。
ゴキブリの巣の形は?
ゴキブリの巣と言われても、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。それもそのはず。ゴキブリは、アリやクモのように決まった形の巣を作るわけではないのです。
フェロモンによって引き寄せられた仲間が、同じ場所に集まってコロニーを形成するのがゴキブリの暮らし方です。コロニーがあるかを見分けるには、ゴキブリの糞が大きな目印になります。
コロニーには仲間を引き寄せるフェロモンを含んだ糞が大量に落ちています。ゴマのような黒い粒や茶色のシミがあったら、ゴキブリの糞ですので、ゴキブリがいた証拠です。既にコロニーになっているか、これからコロニーになる可能性があります。
すぐに掃除してしまいたいところですが、ゴキブリを根絶したい場合はぐっと我慢するのがおすすめです。ゴキブリは警戒心が強く、人間に見つかったことを知るとコロニーの場所を変えてしまいます。
後の項でもご紹介しますが、ゴキブリが集まってくるコロニーはまとめて駆除するのにぴったりの場所です。置き型の食毒剤を置いたり、定期的に燻煙剤を使用したりして、ゴキブリを退治しましょう。
ゴキブリを巣ごと駆除する方法4つ
ゴキブリは、出てきたものを退治するだけでは数を減らすことはできません。もし巣のありそうな場所を見つけることができたら、ゴキブリを根こそぎ退治するチャンスです!
ここでは、ゴキブリを巣ごと退治する方法を3つに分けてご紹介しています。生活スタイルや場所に合わせて、退治の方法をチョイスしましょう。
■①ベイト剤(有効成分フィプロニル、ヒドラメチルノン)
ベイト剤とは、一般的に食毒剤や毒餌剤と言われるものです。殺虫成分をゴキブリの好む餌に混ぜ込んだもので、ゴキブリに食べさせることで退治することができます。
その効果は食べたゴキブリだけでなく、その糞を食べる幼虫や他のゴキブリにも発揮されるので、非常に効率良くコロニーを駆除することができます。
直接死体を見るのが少ないことと、置くだけで良いという手軽さもメリットと言えるでしょう。しかし、ペットや小さな子どもの誤食の可能性もあるので、設置する環境には充分気をつける必要があります。
■②ベイト剤(ホウ酸団子)
ホウ酸団子はベイト剤であり、毒餌を食べさせてゴキブリを退治するものです。市販のベイト剤を購入しても良いですが、ホウ酸団子は自分でも非常に安価に作れるということです。ホウ酸さえ揃えておけば、自分のタイミングで必要な量を作ることができるのが魅力です。
ベイト剤ですので、置くだけでゴキブリを退治できますが、場所の選び方には注意しましょう。ゴキブリの移動ルートや潜んでいそうな場所に重点的に置くことで、より効率的に駆除することができます。
コロニーを見つけている場合はその周辺に置くのがポイントです。ゴキブリは警戒心の強い昆虫です。駆除する時は事前の調査が非常に重要です。
なお、市販のベイト剤は誤食防止剤と言って、なめたら強烈に苦みを感じる成分が入れられてあったり、取り出すのが困難で触るのも難しいプラスティック容器に入れられてあるなど、幼児が触ったり食べないための対策が施されています。
手作りの場合は、これらの対策が難しいため、幼児がいるご家庭では特に安全面に注意が必要です。少し大きめの容器の真ん中にホウ酸団子を置き、ゴキブリだけ入れそうな細い隙間を空け、手指が入らないようにして、幼児が見つけられない場所、手を触れない場所に置くことが重要です。
■③バルサンなど燻煙剤
燻煙剤は、殺虫成分を含んだ蒸気や煙を、密閉した部屋に充満させるものです。部屋全体を殺虫成分で満たすことができるので、効果は非常に高いと言えます。
ただし、キッチンや子ども部屋に使うことは望ましくありませんし、それ以外の部屋でも床や食器、家具等をきちんと拭き上げる必要があります。準備と後片付けに時間を割ける日に使う方が良いでしょう。
また、一部屋だけを燻煙しても、ゴキブリが別の部屋や屋根裏に逃げてしまうことがあります。燻煙剤を使う時は、家全体に使うか隅々まで目張りをしてからにしましょう。
フィプロニルやヒドラメチルノン>ホウ酸団子 です。
■④最終手段はプロ!隠れたゴキブリの巣も一掃
ゴキブリを巣ごと1匹残らず家から消したいなら、最も確実なのがプロによる駆除です。
ゴキブリの好む場所や住処といったプロならではの知識と経験で、私たちでは思いもよらない「こんな所が巣になるの!?」といった場所まで一掃してくれるでしょう。
ゴキブリ駆除業者を選ぶなら他社との相見積もり歓迎の害虫駆除110番がおすすめです。
他社では別途請求されやすい薬剤代など、全ての項目を含めた金額提示で追加料金なし!もちろん見積もりは無料なので、候補に入れてゴキブリ駆除の優良業者を見逃さないようにしましょう。
市販のゴキブリ駆除剤ではダメだった方におすすめ 業者が使う最終兵器!ゴキちゃんグッバイプラス
業務用ゴキブリ駆除薬「ゴキちゃんグッバイ」
「市販のありとあらゆる駆除剤を試したけどゴキブリが出てくる!」とお悩みの方におすすめなのがプロの駆除業者が使う本格派の駆除剤、ゴキちゃんグッバイプラス。
ゴキブリのよく出るトイレや洗面所のすみに置いておくだけで、あの黒い影におびえることなくドアを開けることができます!
ゴキちゃんグッバイプラスの効果・悪い口コミまで徹底調査!正規品が買えるサイトは? | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1689ゴキちゃんグッバイプラスは本当に効果があるの?実際に使った人の口コミが気になるという方は必見。駆除業者や飲食店でも利用されるゴキちゃんグッバイプラスについて、効果・口コミ・正規品の買い方などが丸わかりになる記事です。ブラックキャップなどを買うかゴキちゃんグッバイプラスを買うか、あなたに合う方を選んで下さい。
本格派の駆除剤「ゴキちゃんグッバイプラス」の特集記事はコチラ。「買って効果がなかったら嫌だな」が解決できます。
まとめ
ゴキブリの巣を発見するためのポイントをご紹介してきましたが、いかがでしょうか?家の中を見渡してみると、ゴキブリのいそうな場所が見つかったという方も多いかと思います。
ゴキブリは、家中まとめて巣ごと根絶することが非常に重要です。大掃除を兼ねて、徹底的に駆除してみてはいかがでしょうか?