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アブラムシを寄せ付けない!酢・牛乳など無農薬対策11選!発生原因を知ってしっかり予防しよう

アブラムシを寄せ付けない!酢・牛乳など無農薬対策11選!発生原因を知ってしっかり予防しよう

アブラムシを寄せ付けず植物に負担もかけない無農薬の対策10選を紹介!対策とともにアブラムシの発生原因を知っておけば、より効果的な予防対策を取ることもできます。本記事を読んで「いつの間にか植物にアブラムシがついている!」という状況を未然に防ぎましょう。


野菜や植物を自宅の庭やベランダ・畑で栽培している方にとって厄介なのが『アブラムシ』ではないでしょうか? せっかく芽が出た苗にアブラムシが付いていたり、数日間で野菜や植物に気持ち悪いくらいビッシリ付いている等、アブラムシは知らない間に忍び寄って来ます。

薬品を使えばアブラムシの駆除や対策ができるとわかっていても、できれば薬品を使わないで、アブラムシをどうにかしたいと考えている方もいるでしょう。特に、野菜や果物は口に入れるため、安全面的にも薬品を避けたい方はいるはずです。でも「アブラムシをどうにかしたい」と思っている方のために、今回は『無農薬でアブラムシを駆除する方法や対策を10個』ご紹介します! 

効果的な対策のために【アブラムシの生態と特徴】

アブラムシの大きさは約2mm~4mmと小さく、虫眼鏡で見てみると触覚や形等がよくわかるでしょう。アブラムシには野菜を好む種類や草木を好む種類等、様々なアブラムシがいます。いずれにしても、アブラムシは植物に含まれている汁を吸うためにくっ付き、中でも新芽は大好きです。

野菜や草木の汁を吸うだけなら良いですが、アブラムシはウィルスを撒き散らすから厄介です。アブラムシが運んできたウィルスに植物が感染すると、病気になり、成長しにくくなったり枯れてしまいます。

また、植物に大量のアブラムシが付いているのを見た経験はありませんか?その現象の多くは『羽付きのアブラムシが飛んできて集団化したケース』です。アブラムシには元々羽がありませんが、数が増えると羽付きが誕生し、アブラムシがいる場所を目指して飛んで行きます。

そして、アブラムシは気温が低い環境が苦手です。そのため、春~夏はアブラムシの数が増えますが、ビニールハウスや空調が整っている室内は、季節に関係なく植物の汁を吸いにやって来ます。アブラムシの天敵はテントウムシ・カゲロウ・アブ等ですがアリとは共に暮らす間柄で、アリが増えたらアブラムシも増えていると思いましょう。

効果的な対策のために【アブラムシ発生の原因】

野菜や草木を栽培している方にとってアブラムシは憎き相手ですが、アブラムシが発生する理由は2つあります。1つ目の理由は『肥料』です。野菜や草木をよりよい状態に成長させるために、多くの方は肥料をあげているでしょう。

ただし、窒素を含んでいる肥料を与え過ぎると、アブラムシを寄せ付ける原因となってしまうため、あまりよくありません。窒素が多く含まれている肥料を植物にあげ過ぎるとアミノ酸が増えます。アミノ酸はアブラムシの大好物で、羽付きのアブラムシが飛んで来て数を増やすため、野菜や草木はあっという間にアブラムシだらけになるでしょう。

アブラムシが発生する2つ目の理由は『風通し』です。アブラムシは風通しが悪い環境にある植物を好みます。例えを挙げるなら、プランターにぎっしり草木が生えていたり、葉っぱがたくさん生い茂っている植物等はアブラムシが発生しやすい状況です。

また、日光にあまり当たらない植物もアブラムシのターゲットにされます。特に、直射日光に当ててはいけない植物や日陰で栽培する植物は、風通しが悪くなりがちです。日に当てることはできなくても、風通しを良くする対策をしてアブラムシを寄せ付けないようにしましょう。

アブラムシを無農薬で駆除する対策11個

アブラムシは薬品を使えば確実に駆除できますが、大事に育ている植物のことを考えると薬品の影響が気になるところですが、無農薬でもアブラムシの駆除は可能です。

しかも、駆除方法によっては同時にアブラムシの予防対策や植物の栄養促進も期待できるため、薬品を一切使わずアブラムシをどうにかしたい方にとっては、とっておきの情報でしょう。

アブラムシの対策は以下の11個。特に簡単でおすすめなのが無農薬なのにしっかりとアブラムシの対策ができる「ニーム」を使用した商品を使うことです。ぜひ参考にしてください。

【アブラムシの対策11個】
  1. 木酢液・酢ならアブラムシの駆除も予防もできる
  2. 牛乳水でアブラムシを窒息させる
  3. 無農薬で人気の忌避剤なら簡単!
  4. 防虫ネットでアブラムシから植物を保護
  5. ハーブもアブラムシ対策になる
  6. 粘着テープで物理的に取り去る
  7. 唐辛子液はカプサイシンが効く
  8. でんぷんを混ぜた水でも窒息させて駆除できる
  9. はちみつ水もアブラムシを窒息させられる
  10. アブラムシは黄色に寄って来る
  11. アルミホイルのキラキラが効く

アブラムシの無農薬対策その①
木酢液・酢ならアブラムシの駆除も予防もできる

木酢液や酢を水で薄めてからアブラムシにスプレーすると効果的です。木酢液スプレーの作り方は、スプレーボトルの中に木酢液を入れたら50倍から100倍に水で薄めてよく振ります。使い方は、アブラムシが付いているところに木酢液スプレーをするだけです。

お酢スプレーの作り方は、スプレーボトルの中にお酢30ccを入れたら水1ℓで薄めます。使い方は木酢液と同じです。木酢液や酢を使った駆除対策の効果はどちらも大差はなく、自宅に木酢液がない方は酢を使っても構いません。

木酢液や酢を使った方法はアブラムシが苦手な匂いで駆除したり、同時に予防対策効果もあります。ただし、木酢液や酢は匂いが薄れてくるためできれば毎日スプレーしましょう。毎日できなくても1日おきにスプレーするなど、ある程度定期的に木酢液や酢をふきかけるとアブラムシの駆除や予防対策につながります。

注意点はもう1つあり、水の分量が少なく木酢液や酢の濃度が高い場合や、多くスプレーすると植物にダメージを与えることになるため注意しましょう。

アブラムシの無農薬対策その②
牛乳水でアブラムシを窒息させる

アブラムシの数が少ない場合に向いている駆除や予防対策は、牛乳水を使った方法も向いています。牛乳水の作り方は、スプレーボトルの中に牛乳1と水1を入れてよく振れば完成です。スプレーボトルがない場合は、コップに入れても構いません。使い方は、アブラムシに向けて牛乳水をスプレーするか、牛乳水が入ったコップをふりかけます。そして、牛乳水が乾いたらしっかり水で洗い流しましょう。

牛乳水をアブラムシにスプレーすると駆除できる理由は、窒息死するからです。アブラムシの背中には呼吸をするための穴があり、牛乳水が乾くと穴を塞ぐように膜が張ります。牛乳水でアブラムシを駆除する方法はスプレー後にしっかり乾かすのがポイントになるため、晴れた日に行いましょう。

また、牛乳水を乾かした後はしっかり水で洗い流さないと、牛乳独特の匂いが残ってしまいます。牛乳の匂いは意外としつこく、水でしっかり洗い流さないとしばらく匂いが取れないため注意しましょう。

アブラムシの無農薬対策その③
虫の苦手な「ニーム」を使ったアイテムで簡単駆除!

ガーデニングや園芸で広く利用されている「ニーム」をご存じでしょうか?ニームは東南アジアから中近東に自生している植物。種子から採れるニームオイルの害虫忌避効果はアメリカや欧州をはじめ多くの地域で認知されており、『奇跡の樹木』として古代から使われてきた薬木です。

ニームを使った忌避剤には天然成分のみで作られている害虫対策アイテムが多いのが特徴です。無農薬で野菜や植物を育てたいけど、初心者だから簡単にアブラムシや害虫を駆除できるものがいい!という方にうってつけですよ。

独特な香りのあるニームですが、多くの商品がアロマオイルとブレンドして爽やかな使い心地に改良されています。即効性はないので2,3日に1回程度しっかりスプレーする必要はあるのですが、アロマオイルの香りに包まれるような爽やかな気分でお庭のお手入れをすることができるでしょう。

初心者でも簡単!ニームオイルを使ったアブラムシ対策|その1
届いたらすぐに使える「ミネラルニームスプレー」

届いたその日にすぐ使えるスプレータイプなので、ガーデニング初心者さんでも簡単です。レモングラスが配合されているためお手入れ中は爽やかなレモンの香りに包まれることができるでしょう。

天然ミネラル配合で植物の光合成も促進!「植物を育てるって害虫対策や肥料、色々多くて難しい!」と思っている初心者さんこそ、これ1本でお手軽に植物のお手入れに挑戦してみましょう。

初心者でも簡単!ニームオイルを使ったアブラムシ対策|その2
希釈して自由に使える!「ニームオイル」

こちらのニームオイルは無農薬栽培を目指す地元農家さんとの共同開発。現場での試験を重ねて完成した、農家さんも推奨する本物のニームオイルです。

水で希釈して使用するタイプなので葉面への散布だけでなく土づくりや育苗、定植から収穫まで希釈倍率を変えて使うことができるのでとってもお得!「1本で色々な使い方をしたい」という方向けのニームオイルです。

アブラムシの無農薬対策その④
防虫ネットでアブラムシから植物を保護

アブラムシを無農薬で駆除対策をする方法として、よく知られているのが防虫ネットです。防虫ネットには様々な種類がありますが、アブラムシ対策に向いている網目の大きさは0.6mm~0.8mm・ネットの色は白や銀が向いています。設置方法は、アブラムシを寄せ付けたくない野菜や草木の周りを防虫ネットで覆えば対策完了です。

防虫ネットはアブラムシ対策に効果的ですが、アブラムシが付く前に設置しないと意味がありません。そのため、アブラムシが活動的になり数が増える春~夏は避けて、秋~冬に設置します。また、新芽が出たタイミングや、苗を植え替えたタイミングでも設置しましょう。

防虫ネットの網目の大きさはとても細かいタイプもありますが、風通しが悪くなったり防虫ネット内の温度や湿度が変化するため、植物に悪影響を及ぼす可能性があります。植物の生育のことも考えてアブラムシ対策をするなら、0.6mm~0.8mmの網目で十分です。また、防虫ネットの色は白が一般的ですが、光る物が苦手なアブラムシの習性を利用するなら銀糸入りを選びましょう。

アブラムシの無農薬対策その⑤
ハーブもアブラムシ対策になる

ハーブは虫除け効果があることで有名ですが、アブラムシ対策でもハーブが使えます。とは言っても、ただ単にハーブを植えるのではなく、あえてハーブにアブラムシを寄せ付けて野菜や草木をアブラムシから守る作戦です。これはバンカープランツと言って、ハーブがアブラムシのおとり用植物になってくれます。

バンカープランツにおすすめのハーブは、『セイタカアワダチソウ』『ヨモギ』『ミント』です。この3種類のハーブはアブラムシが付きやすく、栽培すればすぐにでもアブラムシが集まって来るでしょう。3種類のハーブ全てを栽培しても良いですし、1種類だけたくさん栽培しても構いません。

アブラムシがおとり用植物にたくさんくっ付けば、大事に育てている野菜や草木にアブラムシが付きにくくなります。さらに、アブラムシの天敵であるテントウムシやカゲロウ等も増えるため、自然とアブラムシが減っていくのも期待できます。

アブラムシの無農薬対策その⑥
粘着テープで物理的に取り去る

アブラムシの駆除方法や予防対策はいくつかありますが、無農薬で物理的にアブラムシを駆除するなら粘着テープを使いましょう。アブラムシがいる所を狙って、粘着テープでペタペタ取ってしまえば簡単に駆除できます。

使う粘着テープは何でも良いですが、アブラムシがくっ付いている場所や使いやすさで選ぶと良いでしょう。ガムテープや透明テープ・カーペットのホコリや髪の毛を取るコロコロは幅広のため、太い幹についているアブラムシや、大きな葉っぱにところどころ付いているアブラムシを取るのに便利です。
反対に、幅が細いセロハンテープは葉っぱや新芽等、柔らかくてデリケートな部分に使ったり、指先でクルリと撒いて数匹だけアブラムシを取りたい時に使います。

ただし、粘着テープでアブラムシの駆除をする方法は、アブラムシが少ない植物に使える方法です。アブラムシがあまりにも多い場合は、粘着テープだけで取りきれず逃してしまう可能性があるため向いていません。

アブラムシの無農薬対策その⑦
唐辛子液はカプサイシンが効く

アブラムシは唐辛子に含まれているカプサイシンを嫌うため、唐辛子液を使うと駆除と同時に予防対策もできます。用意する物は、空き瓶やいらないペットボトル・唐辛子10本(輪切りでも良い)・度数の高いお酒や消毒用アルコール・スプレーボトルです。

作り方は、空き瓶かいらないペットボトルの中に唐辛子を入れたら、お酒か消毒用アルコールを唐辛子が浸るくらいまで注いで蓋をし、2〜3週間唐辛子の成分が染み出るのを待ちましょう。そして、2週間以上経った唐辛子液を150倍~300倍の水で薄めて、スプレーボトルに入れて使います。

唐辛子液の濃度を濃くし過ぎたり唐辛子液スプレーを使う頻度が多いと、植物によっては枯れてしまうこともあるため注意しましょう。唐辛子液スプレーの使う頻度は週1回だけでも効果があります。また、唐辛子が目や口の中に入るとヒリヒリするため、唐辛子液を作ったりや使う時は、マスク・ゴーグル・ゴム手袋をしてからアブラムシの駆除対策を行うと安心です。

アブラムシの無農薬対策その⑧
でんぷんを混ぜた水でも窒息させて駆除できる

牛乳水で"アブラムシの背中には空気を吸う穴がある"と説明しました。でんぷんを混ぜた水も同じで、アブラムシにかけると窒息死させることができます。作り方は、鍋の中に水1ℓと、コーンでんぷんや片栗粉を大さじ1杯~2杯入れて約3分間沸騰させましょう。でんぷん水が冷めたら霧吹きやスプレーボトルに移し変えます。

使い方は、アブラムシにふりかける前によく振り、霧吹きやスプレーボトルでアブラムシがでんぷん水まみれになるまで、しっかりふりかけましょう。アブラムシの駆除効果は遅くても約3日でわかるでしょう。また、牛乳水でアブラムシ駆除をする時は最後に水で洗い流しますが、でんぷん水は洗い流す必要はありません。

注意点ですが、冷たい水ででんぷんを溶かすより、沸騰させた方がでんぷんはよく溶けるため必ず沸騰させることです。さらにもう1つ、使う噴霧器やスプレーボトルによってはでんぷんが目詰まりすることがあり、コーンでんぷんや片栗粉を入れる分量は多くなり過ぎないようにしましょう。

アブラムシの無農薬対策その⑨
はちみつ水もアブラムシを窒息させられる

牛乳水とでんぷん水はアブラムシを窒息死させますが、はちみつ水も同じです。牛乳水やでんぷんは膜でアブラムシが呼吸する穴を覆いますが、はちみつ水の場合は、はちみつ独特のねっとり感で穴を埋めてアブラムシを窒息死させます。作り方は、コップやボールにはちみつと水を入れますが、ねっとり感が出るように水の分量を調整しましょう。

使い方は、はちみつ水でアブラムシをしっかり覆うのがポイントで、スプーンではちみつ水をすくって垂らすか、ハケで塗ります。はちみつ水を使うとアブラムシの駆除対策はできますが、甘い物が大好きなアリが寄ってくるかもしれません。

元々、アリとアブラムシは共存関係にありますが、できるだけアリを寄せ付けたくない場合は、地面やプランター等に垂れたはちみつ水は拭き取ることです。完全にアリが来ないとは言い切れませんが、できる範囲でアリ対策をしましょう。

アブラムシの無農薬対策その⑩
アブラムシは黄色に寄って来る

アブラムシは黄色い物にそそられる昆虫のため、黄色の害虫捕獲粘着シートでおびき寄せて駆除対策をするのもおすすめです。黄色の害虫捕獲粘着シートは2種類あり、ガムテープのようにロール状になっているタイプと、短冊のような形状をしている吊り下げタイプがあります。

ロール状タイプのテープは、アブラムシが付いている野菜や草木の周りに支柱を立てて、テープで囲うようにしましょう。また、ビニールハウスの室内や屋外にに張ると、アブラムシを含む様々な昆虫の侵入を防ぐこともできます。

吊り下げタイプも植物の周りに設置しましょう。吊り下げタイプの多くは紙でできていますが、水に濡れても乾けば粘着力が復活するため場所を問わず使えます。アブラムシの駆除対策効果は約1ヶ月で、使用後は燃えるゴミに出せるため後処理も楽です。

アブラムシの無農薬対策その⑪
アルミホイルのキラキラが効く

アブラムシはキラキラした物が苦手な昆虫で、アルミホイルや乱反射フィルムを野菜や草木が植えてある地面に敷くと駆除対策ができます。アブラムシは下から反射されると上下感覚がわからなくなり、恐怖心をあおることができるため、キラキラした物は駆除対策に最適と言えるでしょう。

アルミホイルでアブラムシ対策をする場合は、アルミホイルに何ヶ所か切り込みを入れて、野菜や植物の根元部分を囲うように敷きましょう。乱反射フィルムはシルバーマルチとも言われていて、元々穴が開いている商品もあれば穴が開いていないタイプもあります。

どちらもアブラムシの駆除対策に向いていますが、プランターや鉢植え等、狭い範囲にいるアブラムシの駆除対策をするならアルミホイルを使いましょう。乱反射フィルムはビニールハウス等、広い範囲に向いています。

アブラムシ対策に効果的な殺虫剤2タイプ

無農薬でアブラムシの駆除対策をしても、手に負えない場合もあります。しかも、アブラムシを駆除できなければ数が増え続け、野菜や草木はアブラムシだらけです。どうしても、無農薬でアブラムシの駆除対策ができなかった場合は殺虫剤を使って対処しましょう。では、殺虫剤でアブラムシを駆除対策する方法を2つご紹介します。

無農薬ではないアブラムシ対策その①
スプレータイプのアブラムシ用殺虫剤

スプレータイプのアブラムシ駆除剤は手が汚れにくく、簡単に使えるため1本あると便利でしょう。また、スプレータイプのアブラムシ駆除剤は大きくわけると、『じゃがいもや水あめから作られている自然派タイプ』と『薬品が含まれているタイプ』があります。

自然派タイプのアブラムシ駆除剤は薬品を使っていない分、効果を実感するまでは時間がかかりますが、人や土に優しく安全性が高く、家庭菜園を楽しんでいる方も安心して使えるのがメリットです。アブラムシの駆除対策に時間がかかっても、薬品を使いたくない方は自然派タイプを選びましょう。

一方、薬品タイプのアブラムシ駆除剤は即効性があるため、使えばすぐに駆除対策ができるのがメリットです。特に、アブラムシが野菜や草木に大量に付いている場合は、薬品タイプをスプレーしてアブラムシを一気に撃沈しましょう。

無農薬ではないアブラムシ対策その②
粒タイプのアブラムシ用殺虫剤

粒タイプのアブラムシ駆除剤にはオルトラン等がありますが、アブラムシがいる植物の土の上に撒くだけで簡単に駆除できます。また、苗を植え変える時に土の中に粒タイプの駆除剤を入れれば、予防対策もできるためアブラムシを寄せ付けません。

粒タイプのアブラムシ駆除剤はゆっくり土の中に成分が浸透し、少しづつ茎や葉っぱに成分が届く仕組みです。即効性はありませんが、オルトランの場合はアブラムシの駆除対策効果は約1週間でわかり、効果の持続期間は約1ヶ月あります。

ただし、使用量や使用回数を守って使いましょう。駆除剤は簡単にアブラムシを殺すことができたり予防対策もできますが、薬品が含まれているため、過剰な量や使用頻度が多いと野菜や草木が枯れてしまいます。
そして、気になるのは野菜や果物に、粒タイプのアブラムシ駆除剤を使った場合の影響ではないでしょうか? 正しく使えば人体に大きな影響を及ぼすことはありませんが、使い方を間違えれば何かしらの影響があるでしょう。

アブラムシの無農薬対策のまとめ

アブラムシはガーデニングや家庭菜園を楽しんでいる方にとって、かなり厄介な昆虫です。しかも、アブラムシはとても小さく気付けばあっという間に増えてしまうため、早めに駆除にしたり予防対策をしないといけません。

アブラムシの駆除対策は無農薬でもできますが、限界を感じたら殺虫剤で対処するのも1つの方法です。アブラムシを駆除しつつ対策もして大切な植物を守りましょう。

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