小麦粉の中にダニが混入してしまって捨てることになった。こんな経験を持つ人も多くいるのではないでしょうか。「買い溜めした小麦粉にダニ発生していないか心配」という声も聞かれます。
小麦粉へのダニ・コナダニの混入はちょっとした工夫で防ぐことが可能です。
今回はどのようにして小麦粉にダニが混入するのか、また予防方法も分かりやすく紹介しています。本記事を参考に小麦粉へのダニ混入を予防しましょう。
小麦粉のダニはどこから発生する?見える?
小麦粉に混入するダニはどこから発生するのでしょうか。
ダニは大変小さく、家の中では様々な場所に生息している可能性があります。キッチン周りの棚などはダニの餌となる物も多くあるため、生息している可能性が非常に高いです。
開封済みの入れ物からこぼれた小麦粉はダニの格好の餌場となってしまうので注意してください。
ダニはとても小さく色も白っぽいため、小麦粉を使用する際にも注意してみなくては気が付かないこともあるでしょう。
しかし長期間放置された小麦粉の袋などの場合、その好条件下で爆発的に繁殖したダニを発見するのは意外と簡単です。
コナダニ?小麦粉に発生するダニの種類
小麦粉に発生する可能性のあるダニの種類は数種類います。1000種類以上のダニが生息する日本。そのほとんどは森や茂みなどの外に生息しますが、屋内で生息する種類が6種ほど存在します。
その中でも小麦粉を好むダニはナヒョウヒダニとケナガコナダニです。ダニは昆虫ではなく、クモやサソリの仲間であることも忘れてはいけません。
基本的に屋内で生息するダニの種類は、特定の条件下で爆発的に繁殖が進みます。室内でもその条件がそろう場所の付近に多くのダニが生息している可能性が高いので注意しましょう。
主に屋内で生息しているダニの餌となる物は、床やカーペットに落ちた人間の食べカスやカビなどです。
常温と呼ばれる室内温度が25-30度、湿度が60-80%ほどを好む傾向にあり、台所周りはこの条件がそろいやすいのでダニが快適に過ごす環境となりやすいです。畳や絨毯などの狭い場所に卵を産み繁殖します。
小麦粉のダニによるアレルギー症状でアナフィラキシーショック?
一般的に少量ではあまり影響が少ないと言われていますが、大量のダニの入った小麦粉を食べるとアレルギー症状が起きる可能性があります。
生きているダニに噛まれるとかゆみや蕁麻疹などの症状が発生しますが、ダニの死骸やダニのフンを大量に食べると発生する症状で多いのが呼吸器系の症状です。
一般的にアナフィラキシーショックと呼ばれており、急速に血圧が低下し呼吸困難などの症状が発生します。重度の場合は命にかかわることもありうるので医師の診断を一刻も早く受ける必要があります。
元々アレルギー体質であったり、呼吸器系の持病がある人などが発生しやすくなりますので注意が必要です。
小麦粉だけでなく多くの粉ものにダニは発生する可能性があり、特に海外で粉ものを食べて上記のようなダニが原因のアレルギー症状が出ることをパンケーキシンドロームと呼んでいます。
小麦粉とダニの見分け方
小麦粉は長期保存しているとダマになりやすく、その中から肉眼で白く小さいダニを見つけるのは至難の業です。ぱっと見ただけではなかなか見分けることができないでしょう。
しかしよく観察をすることで、小麦粉の中に微妙に動くダニを発見することができます。
ダニの大きさ0.5mm程度のため観察しても見分けにくく、黒い食器などを使用することでその動きを肉眼でとらえることができます。
黒い大きめの食器に小麦粉を薄く広げ、じっくりと観察しましょう。山なりになっているとダニは潜り込んでいるためその微妙な動きを観察するのも難しくなります。
もっと正確にダニの発生を確認したいという場合、ざるなどを使用して篩いにかけるとダマになった小麦粉をバラバラにすることができるのでより簡単にダニの発見が可能になります。
その際も黒い広めのお皿の上などで行うと、よりはっきりと肉眼で確認することができます。
小麦粉のダニは加熱すれば食べても大丈夫?
上述したようにダニが原因で咳や鼻水などの軽度のアレルギー症状から、アナフィラキシーショックなどの重度のアレルギー症状までを引き起こす恐れがあります。
そしてそれらは生きているダニだけでなく、死骸やダニのフンなどからもアレルギー症状を引き起こされるのです。
いくら加熱してもダニの死骸やフンが無くなるわけでは無いので、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。そのためダニが繁殖した小麦粉は調理には使用しないようにしましょう。
半年以上常温で放置した小麦粉には100グラムあたり1000匹程度のダニを発見されたという結果もあります。この場合それ以上の死骸やフンがあるので注意が必要です。
小麦粉が未開封でもダニはいる?
小麦粉を使用した場合、その開封口を輪ゴムで縛って保存していたり結んだりして棚などに保存しているという人も多くいるのではないでしょうか。
この保存方法では開封口がしっかりと閉じていないことが多く、少しの期間使用せずに放置しているだけでダニが侵入してしまいます。
まだ使用していない小麦粉にダニが発生していたという人も中にはいるでしょう。しかしその場合でもダニは購入時にいたという可能性よりも、新品未開封の袋を噛み千切ってダニが中に侵入したと考えたほうが良いでしょう。
小さなダニはわずかな隙間でも侵入することが可能なのです。未開封の小麦粉を長期間使用しない場合、冷蔵庫などにしまうことをおすすめします。
小麦粉のダニを防ぐ保存方法
小麦粉にダニが侵入するのを防ぐためにはダニが好む条件を生み出さないというのが大切です。
温度を20度以下に保ち湿度が50%以下になるように心がけましょう。湿度が40%以下になるとダニは活動できなくなるため、ダニが小麦粉に侵入することを防ぐことができます。
また、湿度が50%以下になると繁殖をストップするというのもダニの特徴です。
小麦粉のダニを防ぐ保存方法 ■ダニの小麦粉への侵入ストップ!おすすめのアイテムは?
小麦粉へダニを侵入させないため、保管場所に一緒に置いておきたいのが「ダニピタ君」です。
小麦粉の保管場所をダニのいない環境にするのが一番ですが、目に見えない小さなダニはどんな小さな隙間からでも侵入してしまいます。
小麦粉の保管場所にもしダニが侵入しても、近くに小麦粉よりもっと魅力的なものがあれば勝手にそちらへ引き寄せられるでしょう。
薬品不使用、置くだけでダニを引き寄せ捕獲してくれるダニピタ君なら簡単に小麦粉のダニ対策ができます。
簡単、置くだけ、手間いらずの新しいダニ対策!【ダニピタ君】
認可された食品添加物のみを使用。「食べ物の近くで薬を使うのはちょっと」という場所にこそ使いやすいアイテムです。ダニを寄せ付けたくない小麦粉の近くに置いて簡単にダニ対策しましょう。
ダニピタ君の効果・悪い口コミまで徹底調査!最安値になる買い方も紹介! | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1684ダニ対策の人気アイテム「ダニピタ君」をどこよりも徹底調査!「ダニピタ君を買ってみようかな?」と迷ったときに知りたいことが全て解決できます!
もちろん布団やソファーにも使用可能。一番安く手に入れる買い方や、1枚無料でお試しできるキャンペーンについても解説しています。こちらを読んで損のない方法を知ってから購入を検討してください。
小麦粉にいるダニの予防対策5個
■【早めに使い切る】
小麦粉にダニの侵入を防ぐためには早めに使い切るのが一番です。もし長期間放置してしまった場合には、諦めて処分するのも一つの方法となります。
除去するのは時間がかかる上に死骸などはバラバラになって肉眼では見えない状態になっていることもありますので、完全に取り除くのはほぼ不可能といえます。
既に一か月以上放置している小麦粉がある場合、もしその小麦粉を使用するとしたらダニを小麦粉から除去しなくてはいけません。
しかし体長0.5mm以下のダニを肉眼で一つ一つ取り除くのは途方もない作業になります。
■【密閉容器に入れて常温保存する】
小麦粉の保存方法で一番適しているのは常温保存です。しかし購入した際の包装のまま保存をしていると、小さな隙間や袋の切れ目などからダニの侵入を許してしまうことになります。
そうならないために活用すべきなのが密閉可能な容器です。さまざまな密閉可能容器が販売されており、ダニの侵入を防ぐことができるものも販売されています。ホーロー素材の容器は気密性が高くおすすめです。
また頻繁に小麦粉を使用しないため容器を開けないで残量を確認したいという人にはガラス製の容器がおすすめです。
こちらも気密性が高いことに加えて形もさまざまな種類の物があるので、キッチンの棚や引き出しなどあらゆる場所にきれいに収まってくれるでしょう。
デザイン性に優れ、見た目も楽しく手ごろな価格で購入できるメリットがあります。
■【乾燥剤を一緒に入れて常温保存する】
常温保存をする際に一番重要なことは、高温多湿を避けるということになります。
温度は収納場所を工夫することで調節をすることができますが、湿度はなかなか調節が難しくキッチン内でも限られた場所しか適さないという場合があります。
そんなときは乾燥剤を密閉した容器に入れて小麦粉と一緒に保存することで容器内で湿度が上がることを防げるのでおすすめです。
密閉容器は外からの湿気の侵入も止めることができる便利な入れ物ですが、使用する頻度が高く料理中頻繁に容器を開け閉めするという場合、キッチンの湿気が少なからず容器内に侵入するということは良く起こります。
そのため乾燥剤が一緒に入れられている場合、そのような湿気を除湿する効果があるので併用して活用していきましょう。
■【冷蔵庫や冷凍庫に保存する】
冷蔵庫は密閉されており、温度が低く保たれているためダニの侵入の心配がありません。
すでに少量のダニが侵入してしまっている小麦粉の袋などを冷蔵庫にしまっておけば、その寒さからダニは活動できなくなり、繁殖することもないでしょう。
そのため、購入した小麦粉はすぐに冷蔵庫にしまうと良いでしょう。鮮度も常温よりは長く保つことが可能です。
注意点としては、冷蔵庫にしまっている小麦粉は常温に戻すとすぐに結露してしまいます。その結露から生まれた湿気でカビが生える原因になったり、腐敗の原因になったりしますので、使用の際は素早く冷蔵庫に戻すようにしましょう。
冷凍庫に入れる場合も同じく注意が必要です。冷凍庫は冷蔵庫よりも温度が低いため、より素早く使用して冷凍庫に戻すようにしましょう。
■【小分けにして保存する】
ジップロックやタッパーなどで小分けにして保存することも、ダニや湿気から小麦粉を守る方法としては適しています。
日常的に使用する分だけ小分けにして常温保存し、当分使用しない分は別の小分けにして冷蔵庫や冷凍庫などへ閉まっておくこともできるので便利です。
また長期的に冷蔵庫や冷凍庫へ収納する場合は密閉性の高いタッパーなどを使用し、冷蔵庫内などでしっかりと重ねて収納できるようにするのがおすすめです。
またタッパーなどのプラスティック容器はジップロックよりも耐久性があるため、収納時に容器の破損などになりにくく安全に長期間保存することができます。
まとめ
小麦粉は毎日の料理でも使用する生活に欠かせない食材の一つです。そのため本記事で紹介した予防対策を実行し、安全に長期間小麦粉を保存できるようにしましょう。