暖かい季節には庭やベランダで洗濯物を干していてもすぐに乾きます。しかし、冬の時期は寒かったり天気が悪かったりするため、室内に干しても外に干してもなかなか乾かずに悩むケースも多いのではないでしょうか。
また、寒くなると着る衣服も厚手になるので、天気が良い日に干しても乾きにくいものです。そこで、冬に洗濯物が乾かないときの対処法と、乾いているかどうかを確認する際のポイントを紹介します。
冬に洗濯物がなかなか乾かない理由

冬の洗濯物が乾かない理由は、気温と湿度が影響しています。
■冬は気温が低い
地域によって異なりますが、夏と冬では20度程度の気温差があります。春や夏といった暖かい季節には外で干していれば水分が蒸発し、5時間程度で乾きますが、冬は気温が低く水分が蒸発しにくいため洗濯物がなかなか乾きません。
■湿気が溜まる
洗濯物を干している場所の湿度が高いと、洗濯物から水分が蒸発しにくく、洗濯物が乾きません。一般的に部屋の温度は最大60%ほどですが、洗濯物を部屋干しする場合は湿度が60%以上になります。
短時間で洗濯物を乾かすのであれば、湿度を下げて温度を上げなければなりません。冬の時期で、特に部屋干しをする場合、湿度が上がることで洗濯物が乾きにくいのだといえるでしょう。
冬の乾かない洗濯物はどこに干すのが良い?

洗濯物は風通しが良く、太陽の光が当たる場所に干せば早く乾かせますが、陽の光が弱く、日照時間も短い冬は外に干してもなかなか洗濯物が乾きません。そこで、冬の乾かない洗濯物はどのように干せば良いのか、主な2つの方法を紹介します。
■風と太陽の光を当てる
冬の乾かない洗濯物をすぐに乾かすためには、風と太陽の光が洋服にしっかり当たる環境を作ることが大切です。冬でも太陽の光が当たる場所は暖かいですが、外の光が当たらないと非常に冷たく感じることがあるでしょう。
冬に洗濯物が乾かない場合には、太陽の光が当たる場所をチェックし、時間の経過に応じて洗濯物を移動させる、もしくは洗濯物の向きを変えるなど調整することが大切です。
■雨や雪の日以外は外に干す
冬は洗濯物が乾かないため、外に干しても意味がなく、面倒なため部屋に干したいと考える人もいるでしょう。しかし、室内よりも屋外の方が湿度は低いので、基本的に外に干すことが大切です。
加えて、洗濯物は外に干すことによって殺菌効果が期待できるため、雨や雪の日以外は外に干すようにしましょう。
紫外線にはブドウ球菌を殺菌する効果が期待でき、10分程度外に干すだけでも菌の数は減るといわれています。特に紫外線の量が多い日中は、可能な限り外に洗濯物を干しましょう。
冬に洗濯物を早く乾かす方法5個

冬は雨や雪が降る、日照時間が短いなど、洗濯物を干すのに悩む季節です。天気が悪い日は洗濯物を外に干せないだけではなく、部屋の中に干しても洗濯物が乾かない、着たい服を着れない、部屋干しの不快な臭いがするなど、洗濯物に関する悩みを持つ人も多いです。
しかし、冬に洗濯物を早く乾かす方法はいくつかあります。そこで、少しの工夫で冬に洗濯物を早く乾かすコツを紹介します。
■①クリーニング店でもらうハンガーを使用しない
クリーニング店でもらうハンガーを、洗濯物を干す際に使用しているケースも多いのではないでしょうか。冬に洗濯物を早く乾かすためには、服やタオル同士が密着しないように干すことが重要です。
クリーニング店でもらうハンガーは細いので、シャツを干した際にシャツの内側が密着するのでなかなか乾きません。そのため、洗濯物を干す際には太いハンガーを使うことが大切です。外でハンガーを使うと洗濯物がすぐに乾くだけでなく、服の型崩れも予防できます。
■②脱水の際にタオルを入れる
冬に洗濯物を早く乾かす方法として、洗濯物から可能な限り水分量を減らすことが大切です。そのため、脱水時に乾いたバスタオルを使用しましょう。
脱水の際に乾いているタオルを入れると、洗濯物が吸収した水分をタオルが吸い取るため早く乾かすことが可能です。特に、厚めの衣服は、乾いたタオルで包んで脱水をするとより早く乾かせます。