子供部屋の壁紙を変更したいけどどのような壁紙にすれば良いか分からないという人も多くいるのではないでしょうか。壁紙によって視覚的効果も多くあり、子供の環境や性格によって最適な壁紙があります。
本記事では子供部屋の壁紙を選ぶ時のポイントから、実際におすすめな壁紙の例を写真付きで紹介します。本記事を参考に子供の性別や性格に合った最適な壁紙を選びましょう。
子供部屋の壁紙を選ぶ時のポイント
【色・柄】
子供の年齢や性別によって好みの色や柄が変わります。その好みに合わせて壁紙を選ぶことで、子供の気持ちも弾ませてポジティブな発育が期待できることでしょう。子供が活発で落ち着きが無いのであれば、少しリラックス効果のあるような白や水色などの優しい配色にすると良いでしょう。
床の色がダークカラーの場合、壁紙で明るい色を選択することで色のコントラストを演出できます。また床の色で部屋全体が暗い雰囲気にならないように調節が可能です。特定のキャラクターや柄が好きなのであれば子供の好みのものを取り入れるのが最適です。
【機能性】
子供部屋の壁紙を選ぶ際には機能性を重視することは忘れてはいけません。食べ物の汚れや外から帰ってきたまま砂ぼこりが付着する可能性もあります。またお絵かきが好きな子供の場合、マジックやクレヨンで壁紙を汚してしまうこともあります。
そのような際にさっと拭けるような防水加工のある壁紙なども大変人気あります。汚れをそのまま放置していてしまうと、清潔感が無い部屋になってしまう可能性もあります。子供に悪影響を及ぼすことを考慮したら機能性の高い壁紙を選ぶと良いでしょう。
子供部屋の壁紙クロス実例4個[おしゃれ]
■①北欧スタイルでインターナショナルに
自然の豊かさが描かれているスウェーデンの自然からのインスピレーションを受けたデザインが特徴の壁紙です。絵本のようなストーリー性があるため、子供部屋や寝室などにぴったりです。子供の感受性を高めてくれる可愛らしいデザインになります。
北欧らしい色調で大人もリラックスできるのが特徴です。床の色合いは明る過ぎない色で合わせると程よいコントラストで落ち着いた雰囲気にまとめ上げることができます。うまく調和の取れる色合いのカーテンなどを選ぶと良いでしょう。
■②ポップなイメージで子供部屋にぴったり
印刷の方法が少し特殊で印象的なこのデザインはスウェーデンの有名なイラストレーターによる作品を壁紙にしてあります。ポップな色合いで現代風なデザインでありながら奥ゆかしいイラストで全体をまとめ上げています。
子供は知らず知らずの内に楽しい気持ちになってしまうような壁紙です。無意識のうちに心を明るくしてくれるので、少し内向的かと思われる子供にも新しい刺激としてポジティブな影響を期待できるでしょう
■③おしゃれで賑やかな壁紙
シックな色合いがベースとなっている壁紙なので一件したら子供らしくないと感じる人もいるのではないでしょうか。しかしよく見ると描かれているイラストはどれも可愛らしく子供らしさに溢れています。
一つ一つの動物が丁寧に描かれており、子供心に忘れられない動物たちになるでしょう。明るすぎない色合いが子供の気持ちを落ち着かせ、少し活発すぎる子供の精神に良い影響を与えてくれるような壁紙になっています。
■④気持ちを落ち着かせ集中力を高める
主張過ぎない星模様の壁紙は、集中力の途切れやすい子供の心を落ち着かせて集中力を高めてくれます。気づかない内に何かに熱中してしまうような気分にさせてくれる壁紙です。子供に勉強をしてほしいと思ったら口で言う前に壁紙を張り替えるのも一つの方法です。
家中でただ一つの自分だけの空間を演出してくれる、そんなデザインです。子供にとって特別な空間を作り出してくれるデザインのため、思春期に入る前の子供にもぴったりの壁紙です。一定数の人気があるのも納得ができるでしょう。
子供部屋の壁紙クロス実例3個[男の子]
■①子供が成長しても使える壁紙
まだ幼い子供のために壁紙を張り替えるのも、すぐに大きくなって趣味が変わるからと思ってなかなか踏み込めない人も多くいるのではないでしょうか。このようなストライプの壁紙は、小さな子供が少し成長して思春期になってもまだ問題なく継続して使える壁紙になります。
単色の物に比べて独特な雰囲気があるので、飽きも来にくく大変おすすめです。子供が友達を家に呼んでも友達から羨ましがられる、そんな壁紙になります。男の子らしい色合いなので男の子の部屋に使用すると良いでしょう。
■②線だけで表現された動物が特徴的
遠く離れたところから見るとただの線で模様が付けられているようにしか見えないこの壁紙も、実は近くで見ると全ての線で動物が描かれています。線は一つも無駄なものが無く、見ている人を不思議な気分にさせてくれるデザインです。
線で遊ぶのが好きな子供にも人気があり、線を指で辿るといつのまにか動物の形をしているのでお絵かきの練習にもなります。こちらの壁紙は防水ではないので実際に落書きがされると消えなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
■③水族館のような部屋になる壁紙
まるで水族館にいるかのような迫力のある壁紙です。画像のように鮮やかな色合いで大きなイルカなども描かれているため部屋がまるで部屋ではないような感覚に陥るでしょう。友達を家に呼んで遊んでもきっと盛り上がります。
昼間の明るいときと夜の暗いときではその見え方が少し変わるのもこのような海の中を描いた壁紙の特徴です。暗いところで見ると少しミステリアスなワクワク感を味わえるので男の子の冒険心をくすぐるにはもってこいの子供部屋になります。
子供部屋の壁紙クロス実例3個[女の子]
■①上品な花柄でおませな女の子にもぴったり
花柄の壁紙はたくさんの種類があり一定の人気があります。小さな女の子の部屋で使用するのも定番で、多くの家で女の子の部屋の壁紙は花柄と決めていることでしょう。しかし女の子は友達の家に行っても花柄で少し飽きているかもしれません。
こちらの花柄は大変上品で、子供っぽさよりも少し大人っぽささえ漂わせています。子供からしたら、少し大人な気分になって気に入るかもしれません。子供が子供っぽい花柄に飽きてきたらこのような上品な花柄の壁紙を検討してみてはどうでしょうか。
■②ピンクの模様で女の子らしさ満点
女の子の部屋の壁紙でよくあるのが、単色のピンク、水色などの明るい色の壁紙です。明るい色の壁紙を使用しているだけで部屋の雰囲気が明るくなり、ハッピーな気持ちになります。子供が自然と子供部屋で遊びたくなるものです。
しかし単色の壁紙は普通過ぎてしまうため飽きが来やすいのも特徴です。こちらの壁紙は明るいピンク色の壁紙なのですが、よく見たら模様になっていて単色と比べて飽きが来にくいのです。単色から何か模様があるピンクの壁紙に変えたいという人におすすめです。
■③狭い入り口は壁紙で彩る
家の間取りによっては部屋が正方形や長方形ではなく、特殊な形になっている場合もあります。部屋から入ってすぐが大変狭いという場合もあります。狭い入り口付近にインテリアや観葉植物などを置くことが難しいことが多いです。
狭い場所に物を置けない場合は壁紙で華やかにする方法がおすすめです。壁紙を白い無地のものからカラフルな色や柄のものに変えるだけでなんだか殺風景だった印象が大きく変わります。花柄の壁紙が大変おすすめです。
カラフルな壁紙クロス実例7個[色別]
■①しんばし色の天井で外のような空間
天井にだけしんばし色の壁紙を貼ることで、真っ白な壁とのコントラストで天井が実際よりも高く感じることができるでしょう。外にいるような解放感を味わえる技法のため、活発な子供の部屋で使用すると子供も室内にいるストレスをため込まずに済みます。
天井に使う色はこのしんばし色の他にはのぞき色やそら色も部屋を明るくしてくれつつ、外にいるよな気持ちにさせてくれます。壁紙は白だけではなく、同系色でない明るい色を組み合わせてもきれいなコントラストが作り出せるでしょう。
■②子供の心も活発に
男の子にとって鮮やかな壁紙というのは白い壁紙に比べて楽しい気持ちにしてくれます。普段は少し控えめな子供も思わず運動で気持ちを発散したくなるでしょう。青空のような色の壁紙なので閉塞感も感じることなく遊べます。
しかし、同時に青い色というのは心を落ち着かせてくれる色でもあります。心躍らせて活発になった子供の気持ちを鎮静化してくれるので青い壁紙は子供の行動抑制にも大変効果があります。信頼感を与えてくれる色合いのため子供も落ち着いて夜を過ごせるでしょう。
■③友達と一緒に遊んでも楽しい
子供部屋が鮮やかなうぐいす色の場合、子供たちが集団で遊ぶ場合も良い効果をもたらします。鮮やかなみどり色には調和や鎮静の視覚効果があると言われています。そのため複数の子供が遊ぶ際に起こりやすいもめ事なども普段より少なくなる傾向上がります。
目に優しい色合いで脳をリフレッシュする効果もあるので、集中力を高めてくれます。勉強に集中してほしい場合などにも大変良いでしょう。暗い気持ちになった子供もポジティブになりやすい色でもあるので子供部屋にはぴったりの壁紙と言えるでしょう。
■④心を癒してくれるあじさい色
通常のむらさき色よりも淡いあじさい色で心を落ち着かせてくれる視覚効果があります。思春期に入るころの子供は心のバランスを崩しやすく大変繊細です。そのような年代の子供にとって心を落ち着かせてくれるあじさい色はとても良い効果があります。
また、ついつい怒ってしまいがちの親に対しても視覚効果で落ち着かせてくれるので親子にとって良い色彩効果です。またひらめきや直観力が上がるということもあるので、子供の発育にもプラスの効果があるでしょう。
■⑤温かみのあるピンク色の壁紙
ピンク色には人を幸せな気持ちにしてくれる効果があります。深い愛情を体現しているピンク色は子供に母親のような安心感を与えます。また光の当たる量によってもその色合いがさまざまに変わるため、時間帯によってもその変化を楽しむことができるでしょう。
ピンク色は暖色のため食欲を増進させて、甘いものをより甘く感じさせる効果もあります。健康的に子供を育ってほしい人にうってつけの壁紙とも言えるでしょう。ポジティブなイメージを持ちやすいので子供がネガティブになりにくくなります。
■⑥黄色い壁紙で明るい子供部屋
黄色い壁紙は子供に希望を与えてくれます。部屋全体を明るく輝かせてくれるので心も前向きになります。自分や人に対して注意深く見ることができるようになるので、自立したしっかりとした子供に育てたいという人にピッタリでしょう。
緊張を緩和する効果もあるので、子供を落ち着いた気持ちにさせてくれるでしょう。黄色の壁紙の場合、少しトーンを落とした床色や天井にすることで調和がとれて部屋の雰囲気にまとまりが生まれます。
■⑦落ちついた色合いで心安らぐ
子供の部屋の壁紙の色というのは子供の好きな派手でカラフルな色にすることが多いですが、落ち着いた色合いでシックな部屋にするというのも一定数の人気があります。このようなグレーなどの色では部屋全体がまとまり、リラックスのできる空間作りが可能です。
調和や誠実さを人に与える効果があるので、落ち着きがあり、協調性を子供に芽生えさせます。あまり活発な気持ちを彷彿させない壁紙の色ではありますが、人に害を与えない思考を生み出させます。子供を落ち着いた気持ちにさせたいという人におすすめです。
個性的な壁紙クロス実例4個[遊び心]
■①壁紙全体がコミックに
壁紙全体に描かれている模様はすべてが実際のコミックになっています。言語は英語ですが実際に読むことができますし、英語学習の練習にもなります。飽きがこないピーナッツの世界観を家の中で感じることができるでしょう。
意味が分からなくてもそのコミカルで愛嬌のあるタッチはいつの時代の子供たちからも人気があります。ベースが白の壁紙なのでどのような床や天井でもマッチするので大変ハードルの低い壁紙とも言えるでしょう。
■②立体感のある壁紙
子供部屋に十分な広さが無いというとき、この青空を描いた壁紙は大変素晴らしい効果をもたらします。実際の部屋の広さよりも格段に広い空のような広さを感じさせます。閉塞感などを捨て去って広々とした気持ちで子供たちは遊ぶことができるでしょう。
また空に浮かぶ雲は立体的に描かれており、ふわふわと本当に浮いている雲のように見えることでしょう。窓が無い部屋でも実際に空を見上げているような感覚にしてくれるのがこのタイプの壁紙のメリットと言えます。
■③書ける壁紙
黒板のようにチョークで字が書ける壁紙は大変人気があります。家族で伝言掲示板のように使うことができ、仕事の関係であまり家族の時間が取れないという人にも最適です。子供とのコミュニケーションの一環とすることも可能です。
また子供が広々とお絵かきをする場所としても良いでしょう。自由帳などで普段はお絵かきしていても子供はやはり広々と大きな絵を描きたくなります。そんなときこの壁紙があれば絵を描く場所に困らなくなります。
■④マグネットにもなる黒板クロス
黒板になる壁紙は上述しましたが、こちらはその上マグネットになっています。お絵かきをしながらマグネットを張り付けて遊ぶことも可能です。子供の発達を手助けする壁紙になります。汚れも一拭きで簡単に落とせるのもメリットの一つです。
こちらは基本的に壁全体を覆うタイプの壁紙ではなく、壁の一部に取り付けるタイプになります。そのため壁の一部に本物の黒板を張り付けたようになり、子供の勉強する意欲も掻き立ててくれることでしょう。
シンプルな壁紙クロス実例3個[クール]
■①コンクリート打ちっぱなしのような壁紙
写真で見るとまるでコンクリートの打ちっぱなしのように見えるこの壁も実は壁紙です。夏場はひんやりと冷たい印象になり、熱い室内でも気持ちの面で少し涼しくなることでしょう。コンクリートの打ちっぱなしというだけでおしゃれな雰囲気になります。
白い壁に飽きてしまい、子供部屋だけどなにかかっこいい壁紙に変更したいという人におすすめです。天井や床はどのような色合いでもうまくマッチしてくれるので、既存のデザインを変えなくて済むのもこの壁紙のメリットと言えるでしょう。
■②隣同士で色違いの壁紙
隣り合った部屋同士で別の色で揃えると大変おしゃれなイメージになります。左右対称の部屋で似た系統の色を置くことで仲の良い兄弟部屋という印象を与えるでしょう。また壁紙の色一つで部屋の雰囲気が大きく変わることも認識できます。
兄弟がまたは姉妹が隣同士の部屋を使用している場合におすすめの方法です。その際、あまりにかけ離れた系統の色を選んでしまうと、統一感が生まれずただの別の部屋というイメージに二分してしまうので注意が必要です。
■③シンプルさの中にかわいいキャラクター
淡い色合いで遠くから見たらシンプルな壁紙に見えますが、近くで見ると細い線の模様からミッフィーが顔を覗かせています。遠くからは見えなくて近づくと見えるところにそのおしゃれさが感じられることでしょう。
ミッフィーはどの世代の子供にも愛されるキャラクターなので、子供のグッズなどで使用しているという人も多くいるのではないでしょうか。そんな人気キャラクターを部屋の壁紙にすることができるので大変おすすめです。
壁紙選びの失敗パターン2個
【壁紙とインテリアが合っていない】
せっかく壁紙をおしゃれで好みのものに変えても、部屋の中のインテリアと雰囲気のギャップがあまりにもかけ離れていたら部屋全体の雰囲気がまとまらなくなってしまいます。壁紙とインテリアの雰囲気は必ずしも統一しなくてはならない訳ではありませんが、少なくとも近しい雰囲気であることが重要です。
雰囲気と同時に色合いがあまりにもかけ離れている場合、雰囲気のまとまりが無い部屋だという印象を与えてしまいます。ポップな印象のパステルカラーの壁紙に趣のあるアンティーク調の家具はやはり違和感を生んでしまいます。大まかな系統だけは揃えるようにしましょう。
【壁紙の質感が離れすぎている】
次に特筆すべきは同じ室内で壁紙同士に大きな違いがある場合です。こちらは室内の一部のみをインパクトのある特殊な壁紙にしようとした場合に置きやすい失敗です。例えば真四角ではない部屋の場合、一部だけ変わった壁紙にすることで部屋の雰囲気を二分することができます。
その場合、例えばレンガ調の壁紙で実際のレンガのように凸凹している場合、白い壁紙と一緒に貼り合わせると大きな違和感が生まれます。そうならないように質感があまりにも違う壁紙を同じ部屋で使用する際には十分注意する必要があります。
業者に頼んだ場合の張り替え費用
一般的に壁紙の張り替えを業者に依頼した場合はその壁紙のグレードで料金が変わります。例えば量産品で安価な壁紙で部屋を丸々壁紙張り替えした場合と、少しこだわった壁紙を使用するのとでは若干料金が変わります。一般的に量産品の壁紙は1㎡あたり1,000円程度、上質な壁紙は1㎡あたり1,500円程度となります。
基本的に一軒家か賃貸マンションかでも料金が変わりますが、もし子供部屋の一部屋であればそこまで料金は変わらないでしょう。量産品の壁紙の場合、6畳の部屋であれば45,000円程度、8畳の部屋であれば54,000円程度になります。上質な壁紙の場合、6畳の部屋であれば68,000円、8畳の部屋であれば81,000円程度が相場になります。
まとめ
壁紙張り替えの種類を沢山知っていれば実際に壁紙を変更する際のアイデアになります。本記事を参考に、子供の好みや環境、年齢などで最適な壁紙を選ぶようにしましょう。