ムートンを使ったアイテムと言えば、UGGのブーツが有名で持っている方もいるでしょう。街中でUGGのムートンブーツを履いている方を見ると、シミや汚れが目立つ方もいます。ムートンを使ったアイテムはいくつかありますが、特にブーツは汚れやすいです。
ムートンはクリーニングに出すもので、自分で洗濯することができないと思っていませんか?実はムートンは自分で洗濯することができます!ムートンの本場オーストラリアでは1年中使っている家庭が多く、自分で洗濯することは当たり前です。
そこで今回は、ムートンの洗濯方法や日頃のお手入れ方法などをご紹介していきます。ムートンを洗濯してシミや汚れを落とし、本来の姿を取り戻しましょう。
ムートンの特徴
ムートンとは羊の毛皮のことで使えば使うほど馴染んでいきます。では、ムートンの特徴を4つ見ていきましょう。
1.【湿気を吸って逃がす】
湿気を吸収して空気の力で湿気を逃がすため、サラサラしているのが特徴です。
2.【フワフワ触感】
毛の繊維はスプリング状でフワフワしています。
3.【水が染み込みにくく燃え広がらない】
水分が染み込みにくく火も燃え広がることはありません。表皮は水が触れると弾き、羊の毛は燃えたとしても黒いコブができるだけです。
4.【保温効果に優れている】
保温効果があり冬でも快適に過ごすことができます。ムートンが温かい理由は、毛の間に空気の層を作り外気が触れにくいからです。
ムートンを洗濯するときに使える洗剤と道具
基本的にムートンは、エマール(衣類用の中性洗剤)で洗濯をしましょう。エマールは、ムートンの汚れを優しく落とし風合いを損ねる心配がありません。手洗いでムートンを洗濯する時や水溶性の汚れを落とす時は、頭髪用のシャンプーを使うこともできます。
【必ず必要な道具】
・スリッカーブラシ(犬用やムートン用など)、洋服ブラシ、馬毛ブラシなど
・洗濯ネット
ムートンは洗濯の前後、ブラッシングが必要でアイテムに合わせてブラシを使い分けましょう。また、シミを落とす時は馬毛ブラシを使います。洗濯ネットは型崩れを防ぎ、排水溝にムートンの毛が詰まらないようにするためです。
【乾かす時に使う道具】
・洗濯ばさみ(手袋、ラグ、シーツに使う)
・平干しネット(ジャケットに使う)
・洗濯カゴやイス(なくてもOK)
【シミを落とす時は用意する】
・バケツやタライなど
・スポンジやタオル
【ブーツを洗濯する時は用意する】
・色移りしてもいいバスタオル
・新聞紙やキッチンペーパー
ブーツは洗濯をすると色落ちするため、汚れてもいいバスタオルを使います。また、型崩れを防ぎながらできるだけ早く乾かすために、新聞紙やキッチンペーパーを使いましょう。
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ムートンの洗濯方法【洗濯機】
ムートンやフェイクムートンを洗濯機で洗うやり方を、アイテム別に見ていきましょう。なお、フェイクムートンの洗濯方法はムートンと同じです。
■手袋
1.)手袋を手ではたくか、洋服ブラシでホコリやゴミを取り除きましょう(毛足はスリッカーブラシ)。シミは予洗いするため、ぬるま湯で薄めたエマールをスポンジやタオルに染み込ませて、シミ部分を軽く叩きましょう。
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2.)手袋を洗濯ネットに入れて、おしゃれ着洗いコースや手洗いコースで洗濯をします。脱水後はすぐに取り出して手で絞りましょう。次に、形を整えてから洗濯ピンチでとめて、風通しがいい場所で陰干しします。完全に乾かしてからブラッシングして毛並みを整えてください。
■ラグ・シーツ
1.)スリッカーブラシでホコリやゴミを取り除きます。シミはぬるま湯で薄めたエマールをスポンジやタオルに染み込ませて、シミ部分を軽く叩きましょう。次に、ラグを洗濯ネットへ入れて、おしゃれ着コースや手洗いコースで洗濯します。
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2.)脱水後はすぐに取り出して手で絞り、形を整えてから洗濯竿にかけて洗濯ピンチでとめましょう(洗濯カゴやイスにかけてもOKです)。風通しがいい場所で陰干しして、時々裏と表をひっくり返し、完全に乾いたらブラシで毛並みを整えます。
■ブーツ
1.)馬毛ブラシでホコリやゴミを取り除きます。シミがある場合は、ぬるま湯で薄めたエマールをバケツやタライなどに作ってから、ブーツを入れて全体的に濡らしましょう。
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2.)シミを馬ブラシで優しく擦りできる限り落とします。ブーツを洗濯ネットに入れて、おしゃれ着コースや手洗いコースで洗濯しましょう。
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3.)脱水後はすぐに取り出して手で絞り、バスタオルで包みながら水分を吸収させます。ブーツの形を整えて丸めた新聞紙やキッチンペーパーを入れましょう。風通しがいい場所で陰干しして、完全に乾いたら馬毛ブラシで毛並みを整えてください。
■ジャケット
1.)毛足はスリッカーブラシ、他の部分は洋服ブラシでホコリやゴミを取り除きます。シミはぬるま湯で薄めたエマールを、スポンジやタオルに染み込ませてシミ部分を軽く叩きましょう。ジャケットを洗濯ネットに入れて、おしゃれ着洗いコースや手洗いコースで洗濯をします。
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2.)脱水後はすぐに取り出して手で絞り、形を整えたら平干しネットに置いて風通しがいい場所で陰干ししましょう。時々裏と表を変えながら完全に乾かし、ブラッシングして毛並みを整えます。
ムートンの洗濯方法【手洗い】
ムートンを手洗いする方法を見ていきましょう。できるだけムートンに負担をかけないで洗濯したい方や、ムートンを丁寧に洗濯したい方は手洗いがおすすめです。ただし、色ムラを防いで早く乾かすために、すすぎと脱水は洗濯機を使います。
1.)毛足はスリッカーブラシ、他の部分は洋服ブラシか馬毛ブラシでホコリやゴミを取り除きましょう。バケツやタライなどに、ぬるま湯とエマールを入れてエマール液を作ります。
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2.)エマール液にムートンをしずめて洗剤を浸透させたら、馬毛ブラシで優しく擦りましょう。シミもブラシで擦りできる限り落としていきます。汚れやシミがひどい場合は、約10分浸け置きしてから馬毛ブラシで擦ってください。
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3.)泡がなくるまでよくすすいだら洗濯機へ入れて数分すすぎます。脱水は洗濯機で1分だけ行い、水分が気になる方は手で絞った後にタオルドライしましょう。形を整えたら、風通しがいい場所で陰干しして完全に乾かします。
ムートンの日頃のお手入れ方法
ムートンのラグやジャケットなど日頃からお手入れをしていますか?ムートンの風合いをキープしながら長く愛用するためには、日頃のお手入れが欠かせません。できれば2週間に1度はお手入れをしましょう。
また、フェイクムートンは本物の羊の毛皮ではありませんが、お手入れのやり方はムートンと同じです。
■手袋
1.)手袋は洋服ブラシで優しくブラッシングして毛並みを整えます。毛足はスリッカーブラシを使いましょう。シミがなければ風通しがいい場所で陰干ししてください。
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2.)毛足が寝ていたり絡まっている場合は、よく絞ったタオルで拭くか霧吹きをかけて湿らせます。次に、ブラッシングで毛足を立たせてもつれを解消しましょう。毛足に逆らってブラッシングすると空気が入りやすくふんわりします。
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3.)水溶性のシミ(汗、尿、塩、砂糖、しょうゆ、果汁、アルコールなど)がある場合は、頭髪用のシャンプーやエマールをぬるま湯で薄めてください。薄めたものをスポンジやタオルに含ませて、シミを軽く叩いて落とします。油性のシミ(口紅、皮脂、揚げ物などの汚れ)は、ベンジンをタオルに含ませましょう。
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4.)濡れたタオルで拭き取り、毛足に沿ったり逆毛にしながらブラッシングをします。最後に、風通しがいい日陰に手袋を干して、風合いを復活させましょう。
■ラグ・シーツ
1.)ラグやシーツは布団たたきや棒状のもので叩いて、ホコリやゴミを落としましょう。次に、毛足をスリッカーブラシでブラッシングして、細かいホコリやゴミを取り除きます。
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2.)毛足が寝ていたり絡まっている場合は、よく絞ったタオルで拭くか霧吹きをかけて湿らせましょう。毛足が湿ったら毛足に沿ったり逆毛にしながらブラッシングをして、毛の間に空気を入れます。
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3.)水溶性のシミは、頭髪用のシャンプーやエマールをぬるま湯で薄めたものを、スポンジやタオルに含ませましょう。油性のシミは、ベンジンをタオルに含ませてください。シミをスポンジやタオルで軽く叩いて落とし、濡れたタオルで拭き取ります。
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4.)シミを落としたら時々逆毛にしながらブラッシングしましょう。ラグやシーツは洗濯竿にかけて洗濯ピンチでとめるか、洗濯カゴやイスにかけて風通しがいい日陰で干します。
■ブーツ
1.)ブーツは馬毛ブラシでブラッシングをしてホコリを落とします。ブラッシングは毛並みに逆らいホコリをかき出して、今度は毛並みに沿ってブラッシングをしましょう。あとは、風通しがいい場所で陰干しすればお手入れ完了です。
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2.)ブーツのシミを落とす場合は、色落ちしやすいため丸ごと洗うことになります。洗濯機を使うか手洗いを行い、脱水後に手で絞りバスタオルで包みながら水分を吸収させましょう。
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3.)ブーツの形を整えて丸めた新聞紙やキッチンペーパーを入れます。風通しがいい場所で陰干しして、完全に乾いたら馬毛ブラシで毛並みを整えましょう。
■ジャケット
1.)ムートンジャケットは型崩れを防ぐために、厚みのあるしっかりしたハンガーにかけます。毛足はスリッカーブラシ、他の部分は洋服ブラシでホコリやゴミを取り除きましょう。シミがなければ、ジャケットをハンガーにかけたまま風通しがいい日陰で干して終わりです。
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2.)毛足が寝ていたり絡まっている場合は、よく絞ったタオルで拭くか霧吹きをかけて湿らせましょう。毛足が湿ったら、毛足に沿ったり逆毛にしながらブラッシングをしていきます。
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3.)水溶性のシミは、頭髪用のシャンプーやエマールをぬるま湯で薄めたものを、スポンジやタオルに含ませましょう。油性のシミは、ベンジンをタオルに含ませてください。シミをスポンジやタオルで軽く叩いて落とし、濡れたタオルで拭き取ります。
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4.)シミを落としたら時々逆毛にしながらブラッシングしましょう。次に、ジャケットをハンガーにかけたまま、風通しがいい日陰で干します。
■ムートンを洗濯するときの注意点
ムートンやフェイクムートンを洗濯する時の注意点をまとめした。ムートンやフェイクムートンはデリケートなため、雑に洗濯をすると失敗する恐れがあります。洗濯する際は次の注意点を守りながら正しくお手入れをしましょう。
注意1.)毛足が長いムートンは、掃除機やコロコロでホコリやゴミを取り除いてはいけません。ムートンの毛が絡んだり抜ける原因です。
注意2.)ブラッシングやシミをブラシで擦って落とす際は、優しく行いましょう。力を入れ過ぎるとムートンが傷みます。
注意3.)ムートンに洗剤が残っていると、色ムラや変色の原因になるためしっかりすすいでください。
注意4.)洗濯後は必ず風通しがいい場所で陰干しして、数日かけて完全に乾かしましょう。ムートンは直射日光に当てると変色し、濡れているまま保管すると雑菌が繁殖してカビや臭いが発生します。
注意5.)ムートンにドライヤーなどの熱風を当ててはいけません。ムートンは熱に弱く高温にさらされると表皮が硬くなります。
まとめ
ムートンはお手入れをすれば長く使うことができるものです。ムートンにシミがなくても毛と毛の間はホコリやゴミが付着しています。衣替えシーズンは洗濯をして汚れを落としてから保管して、カビ、臭い、変色を防ぎましょう。