食洗機を使用する際には、専用の洗剤を使用しなければなりません。手洗い用の食器用洗剤を使用すると、泡立ちが良いことがデメリットになり、エラーが発生して食洗機が停止します。
そのため、食洗機を使用する際には専用洗剤を利用する必要がありますが、様々な製品のなかから目についたもの、価格が安いものなど、適当に選んでいるケースも多いのではないでしょうか。
そこで、食洗機用洗剤を選ぶ際にチェックすべきポイントと、おすすめの洗剤を20点、ランキング形式で紹介します。
食洗機洗剤の選び方のポイント
食洗機洗剤を選ぶ際に最も重要視すべきポイントは、どの程度汚れが落ちるかという点だといえるでしょう。食洗機洗剤は、当然食器の汚れ落とすための商品であるため、いずのメーカーも汚れ落ちを重視して製造しています。
しかし、全商品が同じ成分であり、同じように汚れが落ちるわけではありません。
商品によっては汚れを落とせなかったり、汚れは落ちるものの石鹸カスが残ってしまったりという商品も存在するため注意が必要です。
そのため、汚れを落としやすい洗剤を探すことが重要だといえます。汚れを落とす洗浄力の高さを確認する目安としては予洗いが必要かどうかであり、汚れ落ちが良い洗剤は予洗いをせずに食器を綺麗にすることが可能です。
また、環境に優しい成分にこだわって作られているかどうかもポイントです。
洗剤によってはバクテリアの栄養になる成分を配合している洗剤もあり、自然に存在するバクテリアの力を使って水質、排水管を綺麗にするものも存在します。
特殊な成分は含まれていなかったとしても、地球環境に配慮した天然成分を使った洗剤を選ぶのも良いでしょう。
使い勝手の善し悪しを判断するポイントとしては、食洗機洗剤の形状をチェックすることが大切です。
食洗機洗剤はジェルタイプ、タブレットタイプ、粉末タイプに分けられ、それぞれにメリットとデメリットがあります。
粉末タイプはリーズナブルな価格で販売されており、他の洗剤と比較すると非常にコストを抑えられることが魅力です。
反面、洗剤が溶けきらずに水垢になる可能性がある点に注意が必要です。
粉末タイプはアクリル性の成分を使用した洗剤が多く、アルミ製の食器に使用すると化学反応を起こし、傷める原因になる点にも注意しましょう。
ジェルタイプは溶け残りせず、水垢が付着しにくい点が魅力です。しかし、熱に弱い点が特徴であるため、保管場所には注意が必要です。
タブレットタイプは計量する必要がなくスムーズに使用できる点がメリットですが、使用量の微調整ができないため使用する食洗機の容量によっては効率的ではない可能性があります。
洗浄力、成分の安全性、形状を含めて洗剤ごとの特徴を比較することで、選びやすくなるでしょう。
食洗機洗剤のおすすすめ人気ランキング20選
食器をスムーズに綺麗にするためにおすすめの食洗機洗剤を20点紹介します。製品ごとの特徴を確認して、気になる洗剤をチェックしましょう。
シリーズ累計販売数No,1の人気商品 クリスタシリーズで累計販売数1位の食洗器用洗剤です。特に、「消臭ジェル」はニオイを発する原因となる油汚れの膜を除去する効果が期待できるため、食洗機内のニオイを予防したい、解消したいという人に適しています。 ジェルタイプであり洗剤が溶け残る心配もなく、油汚れといった頑固な汚れもしっかり除去することが可能です。 ただし、オーブンで使用した沢野焼きつきや口紅・グロスの汚れについてはある程度落としたうえで使用しましょう。
2層構造で効率良く洗浄 パナソニックとの共同開発された食洗機用洗剤であり、国内だけではなく世界中で人気を集めています。 予洗いは不要でこびりついた汚れも十分に除去でき、99.9%除菌効果を期待できることが魅力です。 計量せず手軽に使用できるキューブタイプであり、食洗機に入れるだけで使用できます。 キューブは2層構造で、青層の分解酵素が汚れ除去して、白層の除菌成分によって99.9%除菌することが可能です。効果が違う成分を分けて取り入れることで、洗浄力が高い点が魅力だといえます。
成分の安全性が魅力 洗浄力に優れているだけではなく、安全性にもこだわりっており安心して使用できることが魅力です。不必要な化学成分は含めず、99.9%除菌効果が期待できます。 お米といったでんぷん由来の汚れ、牛乳や卵のタンパク質汚れ、油汚れなど、落としにくいこびりつき汚れもしっかり除去することが可能です。 ただし、漆器、アルミ食器、カットグラス、クリスタルグラス、上絵付の食器に使用すると食器を傷めたり変質したりする可能性があるため注意しましょう。
心地良いフルーツの香り グラスのくすみの原因である汚れによる被膜を浮かせて剥がし、グラスやお皿、食洗機内まで、洗いあげることが特徴です。 爽快感と適度な甘い香りのオレンジピール成分配合を配合しており、スイートオレンジの香りが漂います。食事の後片付けをする時間の精神的な負担を軽減できるでしょう。 スピードコースで使用しても十分な効果を期待でき、ジェルタイプであるため溶け残りも予防できます。 使用量は、汚れが目立つ際には10g、一般的な汚れであれば6g(食器40点の場合)が目安です。
強力な洗浄力でしっかり汚れを落とす 食洗機用キュキュットシリーズのなかでも、最上級の洗浄力をもつジェルタイプ洗剤です。タンパク質や油汚れもしっかり分解して、除去できます。 使用量は、汚れの度合いに応じてプッシュ回数を調整しましょう。例えば、汚れが目立つのであれば2回、通常の汚れは1回が目安です。 対応可能食洗機は、パナソニック、TOTO、東芝、シャープ、日立、三洋電機、三菱電機、象印、リンナイ など、あらゆるメーカーの食洗機に使えます。
計量スプーン付きで使いやすい 全てのメーカーの粉末洗剤供給タイプ食洗機で使用でき、スムーズに溶ける性質であることが特徴です。袋タイプですが、チャックが付いているため詰め替える必要はありません。 計量スプーンが付いているので、使用量は食洗機のサイズによって調整しましょう。使用量は、4~5人用で約3分の1杯、6~8人用で約2分の1杯、10~12人用で約1杯が目安です。 ただし、アルミ食器、漆器、クリスタルガラス、銀食器、上絵付けの食器に使用すると変色したりくもりが発生したりするため注意が必要です。
環境に優しい食洗機用洗剤 使用している成分はアルカリ洗浄剤の炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムなどであり、環境へ配慮して作られていることが特徴です。 泡立たない洗浄成分ですが、分解性能が高いため こびりつき汚れもしっかり落とせます。汚れ度合いに応じて、使用量を調整しながら活用しましょう。 使用量によってはアルカリ性の成分が残るためプラスチックの食器は白くくもることがあるので、クエン酸を併用する方法がおすすめです。ケミカルの洗剤よりも安心して使用できることが魅力です。
除菌と消臭効果に優れている 強力な除菌効果と洗浄力が特徴であり、食器も食洗機内も綺麗に洗うことが可能です。油汚れ、お米、卵や牛乳など落としにくい汚れもしっかり除去できます。 除菌・消臭に優れた製品を多く扱うファブリーズと共同開発で作られた洗剤であり、食洗機内のニオイも消臭する効果が期待できる点も魅力です。 また、パナソニック、東芝、三洋電機、シャープ、象印、日立、コロナ、パロマ、NEC、TOTO 輸入品など様々な食洗機に使用できます。
世界的に人気の食洗機用洗剤 フィニッシュは世界でも最大級の販売数を誇り、「食洗機の能力を最大限に発揮できる洗剤」では国内の食洗機メーカーからNo.1推奨ブランドとして推奨されています。 フィニッシュ食洗機用洗剤ジェルは、国内向けに開発した成分の独自処方により、非常に高い洗浄力を実現しました。99.9%の除菌効果により、目には見えない汚れもしっかり除去できます。 また、長時間放置して菌が繁殖した食器でもフィニッシュで除菌でき、清潔な状態で使用することが可能です。青色着色剤を使用せず、安全性にもこだわって作られています。
節約と時短効果を得たい人におすすめ パナソニックと共同開発で作られた製品であり、独自の酵素テクノロジーで非常に洗浄力が高く、こびりついた汚れはスピードコースでもしっかり除去できます。電気代の節約にもつながり、およそ30%もお得になる点もメリットです。 また、使用時には自宅の食器機の取扱説明書を確認し、使用できる食器の種類に注意しましょう。 洗剤はジェルタイプであっても洗剤は吸湿する可能性があるため、使用した後はしっかり蓋を閉めて湿度の低い場所に保管することも大切です。
除菌と消臭で食器も食洗機内も清潔に保つ ファブリーズと共同開発された食洗機用洗剤であり、食器はもちろん食洗機内のニオイも消臭する効果が期待できます。洗剤そのものは粉末状のため、食器の量によって簡単に調整できる点がメリットです。 洗剤を水に溶かすと酵素が発生するので、溶かしてから容器に入るなどすると内圧が上がり危険なため注意しましょう。 パナソニック、東芝、三洋電機、シャープ、輸入品であるBauknecht、BOSCH、Electroluxなど各メーカーの食洗機で使用できます。
予洗い不要、自然の力で汚れを落とす 炭酸ソーダと酵素、再付着防止剤を配合した「トリプル洗浄アプローチ」によって、予洗い不要でしっかり洗浄できることが最大の特徴です。炭酸ソーダは油汚れを浮かせる効果が期待できるため、頑固な汚れも落とせます。 また、2種の酵素がこびりついた汚れを分解して除去、再付着防止剤によって食洗機内や食器の汚れ移りを予防することが可能です。 チャック付きの袋であり、そのまま使用できます。使用後はしっかりとチャックをして湿度が少なく温度が低い場所に保管しましょう。
環境に配慮した洗浄成分 界面活性剤不使用で安心して使用できる食洗機専用洗剤です。本来自然界に存在する成分を配合しており、生分解性に優れているうえに、環境にも優しい処方です。 使用感も良く、洗い上がりのぬめりも残りません。使用した後はチャックを閉めて高温多湿、直射日光の当たる場所を避けて保管しましょう。 非常に洗浄力の高い洗剤ですが、こげつきや頑固なこびりつき汚れ、口紅などメイクの汚れは予洗いをしてから洗剤を使用しましょう。
除臭効果ですっきり洗いあげる 除渋効果が期待できるので、コーヒーや茶渋までしっかり落とせます。 ダブル酵素を配合しており、これまでは簡単に落とせなかった卵や米のこびりつき汚れや油汚れも強力に洗浄し、ニオイまで落とす除臭効果も期待できることが特徴です。 また、くすみも除去し、グラスも綺麗に洗いあげます。 さらに、食洗機内の水垢汚れを落として除臭するといった庫内クリーニング効果も期待できるため、食洗機使用後にニオイが気になっていたという人に最適です。
汚れ移りを徹底予防 タンパク質と油が混ざったヌルつく頑固な汚れ、食器のくもり、ニオイや油汚れを強力に洗浄します。 また、油汚れが食洗機内や食器に移るのを予防する成分も配合しており、食洗機の庫内を清潔に保てることが魅力です。シトラスの香りがついており、爽やかな気分で片付けを行えるでしょう。 ワンプッシュで1回分を投入できる仕様のボトルで、洗剤を計量するといった手間がかかりません。使用量は、5~7人用食洗機で1回、汚れが目立つ場合には2回が目安です。
環境に優しい成分でできた洗剤 塩素やホルムアルデヒド、パラペン、石油蒸留物、リン酸塩等は配合せず、環境に配慮した処方であることが特徴です。洗い上がりに扉を開けると、ほのかな草花の自然な香りを楽しめので心地良く、使用感も良いでしょう。 便利なタブレットタイプで、計量せず食洗機に入れるだけであるため時短にもつながります。 グラスや食器、スプーンやフォークの通常の汚れや、カップに付着した頑固な茶渋、紅茶やコーヒーのシミも落とすことが可能です。
酵素の力であらゆる汚れを分解 でんぷん分解酵素とタンパク質分解酵素を配合しており、お米や卵のこびりつき汚れを分解して洗浄します。 ガラスの食器もしっかり洗い、プラスチックの食器についてもヌメりを残さず洗いあげることが可能です。酵素系漂白剤を配合しているので、落とすのに手間がかかる茶しぶも落とせます。 使用量は、汚れが少なければ計量スプーンの目盛り下、通常の汚れには目盛りの中央、汚れが目立つ場合は目盛りの上が目安です。ただし、使用する食洗機の取扱説明書も確認しましょう。
汚れを素早く分解・除去する 全メーカーの粉末洗剤供給タイプの機器に使用でき、スムーズに溶けるため、汚れをスピーディかつしっかり除去します。クエン酸効果によって、食器だけではなく食洗機内も洗浄することが可能です。 計量スプーンが付いており、本体をそのまま使用することが可能ですが、袋に水を入れると破損する可能性があるため注意しましょう。 また、使用後はしっかりとチャックを閉じて、湿気が少なく直射日光を避けて保管する必要があります。
環境に配慮した優しい成分 セスキ炭酸ソーダを主成分に作られた食洗機専用の洗剤です。分解する必要がない無機物であり、石鹸の成分を含まないので石鹸カスを残さず、食器も食洗機内も綺麗に洗浄します。環境に配慮した洗剤を使用したい人におすすめです。 計量スプーンが付いているので手軽に使用できますが、使用後は水でしっかり手を洗い、ハンドクリームを使って手入れをしましょう。手荒れが不安な場合にはビニール手袋を使用すると安心です。
天然酵母からできた洗浄剤を配合 天然酵母の発酵で生成される天然の洗浄剤「ソホロリピッド」が配合されていることが特徴であり、低刺激性、環境への配慮にこだわっています。 合成界面活性剤、着色料、漂白剤、香料は配合せず、食品成分とソホロリピッドだけを配合し、100%非石油系です。 ソホロリピッドには汚れの再付着を予防する効果も期待でき、クエン酸ナトリウムが洗浄力を維持します。
比較一覧表
まとめ
食洗機用の洗剤は形状も成分も様々ですが、いずれも洗浄力の高さにこだわって成分を配合していることが特徴です。食器だけではなく食洗機内の衛生面も重視したい人は消臭効果を期待できる洗剤を選ぶなど、機能性をチェックして、欲しい効果を得られる商品を見つけましょう。