みかんの皮の活用方法1
みかんの皮が掃除に大活躍!掃除方法4選

みかんの皮には、水垢汚れに効果的な「クエン酸」・油汚れに強く消臭効果のある「リモネン」・汚れを落とした後のコーティング機能をもつ「ペクチン」などの、掃除効果のある成分が含まれています。
みかんの皮たったひとつでこれらの要素をすべて含んでいるため、頑固な汚れを落とすのにも効果的です。みかんの皮を使った掃除方法・活用術をくわしくご紹介します。
みかんの皮の掃除方法1
■みかんの皮でレンジ掃除|消臭効果も
家庭で頻繁に使う電子レンジ。日々の汚れがこびりついていたり、お肉やお魚などを温めたあとの気になる匂いが残っているという時に、みかんの皮が大活躍。
面倒な手間なく簡単に電子レンジをピカピカに掃除でき、消臭効果も発揮してくれます。
【みかんの皮を使った電子レンジの掃除方法】
①耐熱皿やタッパーなどに、少量の水とみかんの皮3~5枚を入れる。
②電子レンジで2分間ほど加熱し、取り出す。
③電子レンジ内部をぬれ雑巾でふき掃除する。
みかんの皮の掃除方法2
■油性ペンの汚れ落としも
ちいさな子どもがいる家庭では、机や家具などに油性ペンで落書きをされてしまった経験がある方も多いはず。そんなときにもみかんの皮が活躍します。
【油性ペンの汚れ落とし手順】
①みかんの皮をちぎり表皮で油性ペンの汚れをこする。
②仕上げにぬれ雑巾で軽くふきとる。
たったこれだけで、驚くほどスルッと油性ペンの汚れを落とすことができますよ。
みかんの皮の掃除方法3
■魚焼きグリルや鍋の臭み取りにも
みかんの皮に含まれる消臭成分で、気になる魚の生臭さもすっきり落とすことできます。臭いが残りやすい魚焼きグリルや、魚調理をしたあとの鍋などの調理器具の臭み取りにもおすすめです。
【魚焼きグリルの臭み取り方法】
①魚焼きグリルの受け皿に水を張る。
②1個分のみかんの皮を入れ、そのまま焼く。
上記の方法で、すでに臭いがついてしまったグリルの消臭もできますが、魚を焼くときにあらかじめ一緒にいれておけば、魚の臭いがつくのを予防することもできます。
【鍋の臭み取り方法】
①鍋に3〜5個分のみかんの皮と水を入れ、煮立たせる。
②そのままいつも通り食器用洗剤で洗う。
みかんの皮の掃除方法4
■万能なみかん水|キッチンの油汚れにも
シンクまわりの水垢汚れや、キッチンコンロの油汚れ、お風呂掃除やフローリングのツヤ出しなど、家中のさまざまな掃除に活躍する「みかん水」。
市販の洗剤を購入しなくても、みかんの皮で汚れをしっかり落とせるエコな洗剤を作ることができますよ。年末の大掃除にも大活躍の万能アイテムです。
【万能みかん水の作り方】
①鍋に、水400mlと3〜5個分のみかんの皮をちぎって入れる。
②10〜15分ほど火にかけ、煮出した液体をザルで濾す。
③使いやすい温度に冷ましたら、スプレーボトルなどに入れる。
作ったみかん水を、掃除をしたいところにそのまま吹きかけ、雑巾などでふき取れば、汚れをすっきり落とすことができますよ。
頑固な油汚れを落とす場合は、キッチンペーパーなどにみかん水を含ませ、しばらく放置してからふき取るのがコツです。
天然のみかん水は長期保存ができないため、2週間以内に使い切るようにしましょう。みかん以外にも、ゆずやオレンジの皮などでも代用できます。
みかんの皮の活用方法2
ゴキブリ対策にも効果的!

おうちの大敵であるゴキブリは、みかんなどの柑橘系の香りが苦手なのをご存知ですか?
みかんの皮に含まれる「リモネン」が、ゴキブリに有害に働くため、みかんの皮を活用すれば、ゴキブリを家に寄せ付けず侵入を防ぐことができます。
【みかんの皮を活用したゴキブリ対策】
①みかんの皮を乾燥させ、網状の袋の中に入れる。
②ゴキブリの侵入経路に設置する。
ゴキブリは、窓際や換気扇付近などの狭い場所からも侵入しますが、湿気の多い場所を好む傾向もあります。洗面台下やシンク下などにも設置するのがおすすめです。
みかんの皮を活用して、掃除の仕上げにゴギブリ対策まで徹底しましょう。
みかんの皮の活用方法3
肥料としての活用法も

みかんの皮は肥料としても活用することができます。虫が苦手とするみかんの香りにより、アブラムシなどの害虫の忌避効果を期待できます。
【みかんの皮を使った肥料の作り方】
①みかんの皮を1〜2週間ほど天日干しにして乾燥させる。
②水分が飛びパリパリになったみかんの皮を5ミリほどの大きさに細かく刻む。
③肥料として土に混ぜる。
みかんの皮の活用方法4
お風呂に入れてリラックス・美肌効果も

ビタミンCを豊富に含むみかんの皮をお風呂に入れて活用すれば、美肌効果も期待できます。みかんのさわやかな香りで、リラックス効果を得ることもできそうですね。
天日干しにしたみかんの皮でも、フレッシュな状態のみかんの皮でもOKですが、無農薬以外のものは農薬やワックスがついているため、よく洗ってから活用しましょう。
【みかんの皮のお風呂での活用方法】
①3センチほどにちぎったみかんの皮(乾燥・フレッシュどちらでもOK)をガーゼ・不織布の袋にくるむ。
②湯船に入れる。
①で、排水溝用ネットや生ごみ用のネットを活用するのもおすすめです。みかんの皮をいれる量は3〜5個が目安ですが、好みに合わせて調整しましょう。
人によっては、入浴中に肌への刺激を感じてしまう場合もあるので、そのような場合はすぐに使用を中止し、しっかりと体を洗い流してください。
みかんの皮の活用方法5
みかんの皮を美味しく食べるレシピも
みかんの皮を乾燥させた「陳皮(ちんぴ)」は、中国では漢方薬としても使われています。美肌効果やリラックス効果だけでなく、咳を鎮める効果や風邪予防にも効果的です。
みかんの皮を使用して手軽にみかん茶にしたり、陳皮で自家製調味料を作ったりと、健康的に美味しく味わえる活用方法も。
そのほか、フレッシュなみかんの皮を煮て、ジャムやみかんピールを作るスイーツレシピなどもたくさんありますよ。
ここでは、とくに人気の高い、みかん茶とみかんジャムの作り方をご紹介します。
みかんの皮を使ったレシピ1
■みかん茶の作り方

みかんの皮を食用として活用する際は、無農薬のみかんがおすすめです。無農薬以外のみかんで、ワックスや農薬が気になる場合は、よく洗い湯通しをしてから使用しましょう。
みかん茶に使うみかんの皮は、乾燥させた皮でも、フレッシュな皮でもOKです。
①みかんの皮を小鍋に入れ、20分ほど火にかける。
②お好みで生姜やはつみつなどを加えたら出来上がり。
上記以外にも、乾燥させたみかんの皮をミキサーで砕き、ハーブティーや日本茶に混ぜて飲むのもおすすめです。
みかんの皮を使ったレシピ2
■みかんジャムの作り方

【材料】
・みかんの皮(2.3個分)
・砂糖(みかんの皮の約半量)
・水(みかんの皮の約半量)
【作り方】
①よく洗ったみかんの皮を細めのみじん切りにする。
②沸騰した鍋に皮を入れ、2,3分ほど茹でる。
③かじって苦味が気にならなければザルにあげる。
苦味が抜けていない場合は数分さらに茹でる。
④材料の砂糖・水・ザルにあげたみかんの皮を小鍋に移し、弱火で煮詰める。
⑤水気がなくなりとろみがついてきたら完成。