保冷剤は基本的に燃えるごみでもOK。自治体によっては不燃ごみになるので、各自確認してください。
本記事で解説している大まかな内容は、下記の通りです。
【保冷材の捨て方】
【保冷材の捨て方の注意点】
【保冷材の再利用方法】
・回収BOXを活用する
・ホッカイロとして利用する
・芳香剤を作る
・消臭剤を作る
・土の保水に使う
【保冷剤の使用期限】
捨て方の他に再利用の方法も解説しているので、ぜひご覧ください。
保冷材はどう捨てる? 保冷材の捨て方
保冷剤の中身は「99%の水・1%の高吸収性ポリマー」で、基本的には燃えるごみとして処分できます。
地方自治体によっては不燃ごみになるので、ごみ出しの前に確認しておきましょう。
破れてしまった保冷剤は、そのまま触れてもOK。
ただし、流しに流すと水を吸収し、詰まってしまうので、ごみ袋に入れて捨ててください。
保冷材を捨てる時のNG行為 保冷材の捨て方の注意点
保冷剤を捨てる時は、袋が破けて中身が漏れていないか確認してください。
保冷剤は水と高吸水性ポリマーで出来ています。
そのため、中身が出たままごみ袋に入れると、ごみ袋の中の水分を吸って膨張してしまうのです。ごみ袋に入れる時は、ビニール袋で包んでおきましょう。
保冷剤が破れて中身が出てしまった時は、雑巾で拭きとってその雑巾ごと捨てるのがおすすめ。
水道に保冷材の中身が入り込むと排水管の中で膨張し、詰まりの原因になります。
保冷剤を捨てずに活用しよう 保冷材の再利用方法
保冷剤はそのまま各自治体の分別に従ってごみに出せばOK。それが面倒ならば、リサイクルしてしまいましょう。ここでは、その再利用方法を解説していきます。
保冷材の再利用アイデア1 ■回収BOXを活用する
特定のスーパーや店舗によっては、保冷剤回収ボックスを設置している場合があります。
量がある場合は、そちらに持って行くのがおすすめ。
代表的なお店は無印良品。2021年には、全国の無印良品126店舗で回収・再利用の取り組みが始まっています。
この時、カビが生えたり汚れたりしたものを回収・寄付するのはNG。人に見せても恥ずかしくないものだけ回収してもらえると思えばOKです。
保冷材の再利用アイデア2 ■ホッカイロとして利用する
保冷剤を40度前後のお湯で2~3分温めると、ホッカイロにちょうどいい温かさになります。
目の上にのせてアイマスクのように利用するのもおすすめです。
この時、電子レンジで温めるのはNG。中身が沸騰し、電子レンジ内で飛び散ってしまいます。
保冷材の再利用アイデア3 ■消臭剤を作る
保冷剤に含まれる高吸収性ポリマーは、消臭剤や芳香剤にも使われる成分です。
常温に戻した保冷剤の端を切り、好きなガラス容器・アクリル容器に注げば簡単に保冷剤を作れます。
直接手で触れても大丈夫ですが、お子さんやペットが誤飲してしまうと病院に行かなければいけません。
フタがしっかり締まる容器に入れて、高い位置に置いてください。
消臭効果を発揮させるためには、フタに穴を開けておきましょう。誤飲の心配がない家庭なら、ラップで蓋をする+つまようじで穴を開けるのがおすすめです。
消臭剤をアレンジする 芳香剤を作る
消臭剤と同じ方法で、芳香剤を作ることもできます。
常温の保冷剤の端を切り、空き容器に中身を移しましょう。その中に、アロマオイルなどの香料を垂らせばOKです。
例えば、100均のビー玉やピーズを空き瓶の底に敷いて、その上から保冷剤の中身+アロマオイルを垂らすとおしゃれな芳香剤ができあがり。
保冷剤の中身を誤飲すると病院に行かなくてはいけないので、小さなお子さんやペットがいる家庭は気をつけましょう。
フタがしっかり締まる容器に入れて、高い位置に置いてください。
金属製で穴が開くフタがおすすめです。誤飲の心配がない家庭なら、ラップで蓋をする+つまようじで穴を開けるでもいいですね。
保冷材の再利用アイデア5 ■土の保水に使う
保冷剤の中身である高吸収性ポリマーは、砂漠の緑化にも使われる優秀なアイテム。
お家の花壇や木の周りに保冷剤の中身をまけば、土にしみこんで保水液の代わりとして使えます。
保冷剤の中身を花瓶に入れて花を生ければ、吸水スポンジ代わりとして大活躍。乾燥を防ぐため、たまに水を足しておきましょう。
保冷材はいつ処分するべき? 保冷剤の使用期限
保冷剤にはハッキリとした使用期限はありません。保存も常温・冷凍のどちらでもOKです。
しかし、長年使っていると、中身の年度が落ちて固まらない・固まりづらいといったことがあるようです。
他にも、外側が汚れてきたという時が処分するタイミングです。濡れたまま放置するとカビの原因になるので、キッチンペーパーなどで水気をふき取って保存しましょう。
ピクニックなどに持って行き、泥がついただけならば上述の再利用がおすすめ。
保冷剤の端を切って中身を取り出し、空のガラス容器・アクリル容器に移せば、簡単に消臭剤・芳香剤が作れます。