洗面所は掃除をサボると、排水口が詰まる、洗面ボウルが錆びる、鏡がくもる、カビが生えるなどします。洗面所はお風呂やトイレに比べると、キレイな方かもしれないですが汚れやすい場所です。
毎日水を使う洗面台は、水分、湿気、汚れがあるのでカビが生えやすい環境が整っています。洗面所は掃除をして清潔にしていないと、汚れがたまり菌も繁殖しやいです。
洗面台に置いてある歯ブラシは口の中に入れるものでコップも口を付けます。洗面台の掃除をしないで不潔にしていたら、雑菌を体内に入れてしまうことになると思いましょう。
洗面台、鏡、蛇口、排水口など部分ごとにチェックしてみてください。手で触れるとザラザラしていたり、場所によってはカビが生えているかもしれません。
今回は、清潔な洗面所にするために掃除方法などを調べました。掃除に必要な道具や洗剤、注意点などをご紹介します。
洗面台が汚れる原因
洗面台の掃除をしばらくしないと、鏡や洗面ボウルなどの汚れが気になりませんか?洗面台は使用頻度が多いなどの理由で、掃除をしないと汚れが蓄積しやすいです。洗面台が汚れる原因は3つあります。
【カビのせいで黒ずむ】
洗面台が汚れる原因はカビによる黒ずみです。空気中にはカビの胞子が舞っており洗面台に着地してカビとなります。
洗面台にカビが発生すると、石鹸カス、水垢、皮脂などの油分を栄養にして成長し、広範囲にわたって根を張るのが特徴です。
【水滴を放置すると水垢が発生する】
洗面台の蛇口、洗面ボウル、鏡などに付いた水滴を放置しているとやがて白くなります。
白い部分の正体は水垢で、水道水に含まれているカルキやカルシウムが固まったものです。水垢はひどくなるとうろこ状になり触れるとザラザラしています。
【油汚れ】
油分も洗面台が汚れる原因です。皮脂、整髪料、化粧品などが付くと白くなります。
洗面所の【洗面ボウル】の掃除方法
洗面ボウルの掃除に使う道具や洗剤は材質によって変わり、材質に合わない道具や洗剤を使うと傷む原因になります。
洗面ボウルを掃除する前に、使用してもいい道具や洗剤などを確認しましょう。洗面ボウルや洗剤の取り扱い説明書、メーカーへ聞くなどしてください。どうしてもわからない場合は、洗面ボウルの端に少し洗剤を付けてテストしてみましょう。約30分放置して材質の変色などをチェックします。
■洗面ボウルの掃除に必要な道具と洗剤
洗面ボウルの掃除に必要な道具と洗剤は材質に合わせて使いわけるだけでなく、汚れの種類や汚れ具合に合わせて使い分けましょう。洗面ボウルを適切な道具や洗剤で掃除をすると、材質の傷みを防ぎながら汚れを落とすことができます。
【汚れがひどくない場合】
・柔らかいスポンジ
・マイクロファイバータオル
・使い古した歯ブラシ
・浴室用の中性洗剤
【汚れがひどい場合】
・柔らかいスポンジ
・メラミンスポンジ
・マイクロファイバータオル
・使い古した歯ブラシ
・割りばしの先に布を巻き付けて輪ゴムで固定したもの(あると便利)
・酸性やアルカリ性の洗剤
・カビ取り用洗剤や塩素系漂白剤
・浴室用のクリームクレンザー
・ゴム手袋
■洗面ボウルの掃除手順
黒ずみ、水垢、油分などの汚れがひどくなければ、浴室用の中性洗剤で落としましょう。2パターンの掃除方法をご紹介します。
【汚れがひどくない場合】
■洗面ボウルを水で濡らして、柔らかいスポンジに浴室用の中性洗剤を少し垂らしましょう。
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■洗面ボウルを柔らかいスポンジで擦り、汚れを落としたら水で洗い流します。最後にマイクロファイバータオルで水分を拭き取れば掃除は終わりです。
【汚れがひどい場合】
■黒ずみ、水垢、石鹸カスは酸性洗剤、整髪料や化粧品などの油分はアルカリ性洗剤で掃除をします。柔らかいスポンジやメラミンスポンジに洗剤を含ませて洗面ボウルを擦りましょう。
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ガンコな汚れは洗剤を付けるか浴室用のクリームクレンザーを付けて、しばらく経ってからブラシ類で擦ります。
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■汚れを落としたら水で洗い流して、マイクロファイバータオルで水分を拭き取れば掃除は終わりです。
■オーバーフロー穴の掃除方法
オーバーフロー穴の掃除は、使用済みの歯ブラシや、割りばしの先に布を巻き付けたもので擦って汚れを落としましょう。
オーバーフロー穴の中にカビが生えている場合は、カビ取り用洗剤や塩素系漂白剤をスプレーして掃除をします。カビ取り用洗剤や塩素系漂白剤は刺激が強いので換気とゴム手袋は必須です。
洗面所の【鏡】の掃除方法
洗面台の鏡は、歯磨き粉、水滴、整髪料、手垢などの汚れが付いています。ただ、浴室の鏡に比べると洗面台の鏡は水垢などの汚れはひどくないでしょう。また、洗面台の鏡に汚れが付いたらすぐに拭き取って掃除をする習慣を身につけると、汚れが蓄積されにくく掃除も簡単です。
■鏡掃除に必要な道具と洗剤
洗面台の鏡掃除に必要な道具は多くありません。普段の掃除や汚れがひどくない場合は、自宅にあるものを工夫して掃除することもできます。
【汚れがひどくない場合】
・マイクロファイバータオル
・新聞紙
・水
【汚れがひどい場合】
・マイクロファイバータオル
・酸性洗剤やアルカリ性洗剤
・使い古した歯ブラシやメラミンスポンジ(あると便利)
【特殊加工の鏡の場合】
・マイクロファイバータオル
・食器用洗剤
・水
■鏡の掃除手順
洗面台の鏡がほとんど汚れていない場合の掃除は洗剤を使いません。では、掃除のやり方を見ていきましょう。
【汚れがひどくない場合】
■鏡を乾いたマイクロファイバータオルで拭くか、マイクロファイバータオルで水拭きをして掃除をします。
もしくは、新聞紙を水に濡らした後にクシャクシャに丸めて鏡を拭きましょう。最後に乾いた新聞紙で鏡を拭けば掃除は終わりです。
【汚れがひどい場合】
■酸性、もしくはアルカリ性洗剤を鏡に付けたら約15分放置して、時間が経ったらマイクロファイバータオルで拭きます。
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■鏡のフチなどは歯ブラシやメラミンスポンジで優しく擦ります。最後に乾いたマイクロファイバータオルで拭き取れば掃除は終わりです。
■特殊効果がしてある鏡
特殊な鏡は食器用洗剤を水で5倍程度に薄めて掃除をします。水で薄めた洗剤液をマイクロファイバータオルに含ませて鏡を拭きましょう。
加工がしてある鏡(エコミラー)は、ガラス用のクリーナーや研磨剤入りの洗剤などを使うことができません。研磨剤などにより細かい傷ができてしまいます。最悪の場合は鏡に無数の傷ができて使えなくなる場合もあるので注意してください。
洗面所の【蛇口】の掃除方法
洗面台の蛇口は取っ手部分の汚れは手垢がメインで、蛇口本体と水が出てくる部分の汚れは水垢や黒カビです。
■蛇口掃除に必要な道具と洗剤
洗面台の蛇口掃除の場所は、蛇口の裏、取っ手、水が出てくる部分です。掃除をするところや汚れ具合によって必要な道具や洗剤が変わります。
【蛇口全体や汚れがひどくない場合】
・柔らかいスポンジ
・マイクロファイバータオル
・酸性やアルカリ性洗剤
【蛇口全体や汚れがひどい場合】
・耐水性サンドペーパー
・キッチンペーパー
・サランラップ
・柔らかいスポンジ
・使い古した歯ブラシ
・マイクロファイバータオル
・輪ゴム
・酸性やアルカリ性洗剤
【蛇口がシャワーヘッドの場合】
・酸性やアルカリ性洗剤
・使い古した歯ブラシやつまようじ
・ゴム手袋
■蛇口の基本的な掃除手順
基本的に洗面台の蛇口は洗剤とマイクロファイバーで掃除をします。蛇口の汚れのメインは水垢で酸性洗剤が必要ですが、取っ手は手垢汚れなのでアルカリ性洗剤も使わないといけません。
ただし、酸性洗剤とアルカリ性洗剤を混ぜて使うと掃除効果が落ちます。性質の違う洗剤は混ぜないで別々で掃除をしましょう。
■蛇口全体に酸性洗剤を付けたら柔らかいスポンジで擦って、水で洗い流します。
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■次は、アルカリ性洗剤を使いますが、酸性洗剤と同じ手順で掃除をしましょう。最後にマイクロファイバーで水分を拭き取れば掃除は終わりです。
■蛇口の裏側
蛇口の裏側の汚れも水垢がメインですが、手洗いや洗顔時などに皮脂が飛び散って付いていることがあります。蛇口の裏側の状態は確認しにくいので、手鏡を使って汚れを見てみましょう。
汚れがひどくない場合は、「蛇口の基本的な掃除手順」を実践してください。汚れがひどい場合は次の流れで掃除をしましょう。
■蛇口の裏に酸性洗剤を付けたら、キッチンペーパーで覆いサランラップを巻いて輪ゴムで固定します。
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■約15分~30分待ってから柔らかいスポンジや歯ブラシで擦りましょう。アルカリ性洗剤を使う時も同じ手順です。
■水垢の落とし方
ガンコな水垢は、1500番くらいの耐水性サンドペーパーで削り落とすか軽石で擦ります。耐水性サンドペーパーで落とすことができない水垢は軽石で削りましょう。ただし、蛇口を傷付けないように注意してください。
■シャワーヘッドがある場合
シャワーヘッドタイプの蛇口掃除は、酸性やアルカリ性洗剤付けて汚れを落とします。穴の部分の汚れは歯ブラシで擦るかつまようじで削って掃除をしましょう。
洗面所の【排水口】の掃除方法
洗面台の排水口は、髪の毛、ホコリ、皮脂汚れ、石鹸カスなどで汚れています。掃除をしないまま洗面台を使い続けると、排水口で菌が増殖してイヤな臭いに悩まされることになるでしょう。また、掃除をしていない洗面台の排水口は髪の毛などが原因で詰まります。
■排水口掃除に必要な道具と洗剤
洗面台の排水口の掃除箇所は、排水口内部と栓やヘアキャッチャー(ホコリや髪の毛を受け止めるパーツ)です。掃除に必要な道具や洗剤をパーツ別にご紹介します。
【排水口内部】
・排水口の掃除専用のブラシやワイヤー(必要があれば)
・パイプクリーナー(配管洗浄剤)
・ゴム手袋
【栓やヘアキャッチャー】
・食器用のスポンジやメラミンスポンジ(必要があれば)
・使い古した歯ブラシ(同上)
・ティッシュペーパー(同上)
・塩素系漂白剤
・ゴム手袋
■排水口内部の掃除手順
排水口内部の掃除手順から見ていきましょう。基本的に排水口内部の掃除はパイプクリーナーだけで汚れを落とします。
■排水口の栓とヘアキャッチャーを外しましょう。次に、排水口内部にパイプクリーナーを注いで約30分放置します。
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■時間が経ったら、水を流してパイプクリーナーの成分や汚れを落とせば掃除は終わりです。パイプクリーナーの成分が残っていると詰まりなどの原因になるので、流水でしっかり流しましょう。
■栓とヘアキャッチャー
洗面台の栓とヘアキャッチャーも、ヌメリや髪の毛で汚れています。塩素系漂白剤で掃除して汚れを落としましょう。
■栓とヘアキャッチャーを外して、髪の毛やホコリなどが付いていたらティッシュや手で取ります。次に、栓とヘアキャッチャーに塩素系漂白剤を吹きかけて約20分~30分待ちましょう。
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■時間が経ったら水で洗い流します。水で洗い流しても汚れが残っている場合は、食器用のスポンジやメラミンスポンジ、歯ブラシなどで擦って落としましょう。
■水の流れが良くない時は
洗面台の排水口内部をパイプクリーナーで掃除をしても、水の流れが良くない時は汚れが残っている可能性が高いです。
解消するためにはもう1度パイプクリーナーで掃除をするか、排水口の掃除専用のブラシやワイヤーで掃除をします。排水口の掃除専用のブラシやワイヤーで汚れをかきだして、水の流れを悪くしている原因を取り除きましょう。
洗面所の周りの【壁】の掃除方法
洗面台の壁はホコリで汚れていたり、水ハネが原因で黒カビが生えることもあります。洗面台の壁に付いているホコリは簡単に掃除することができますが黒カビは厄介です。黒カビは掃除をしても黒い斑点が消えなくなることもあるので、見つけたら早めに落としましょう。
■壁掃除に必要な掃除道具と洗剤
洗面台の壁に黒カビが生えている場合は、状態や壁紙の素材によって掃除道具と洗剤が違います。ホコリや黒カビを掃除する時に必要なアイテムを見ていきましょう。
【ホコリ】
・ハンディモップやハンガーにストッキングを被せたもの
【黒カビ:少量の場合や防水タイプ以外の壁紙に生えた場合】
・アルコール除菌スプレー
・キッチンペーパー
【黒カビ:大量の場合や防水タイプの壁紙に生えた場合】
・マイクロファイバータオル
・キッチンペーパー(必要があれば)
・塩素系漂白剤
■ホコリを取る掃除手順
洗面台の壁のホコリはハンディモップで絡め取ります。壁の奥にあるホコリを掃除する場合は柄が伸びるハンディモップを使いましょう。ハンディモップの代わりに、ハンガーへストッキングをかぶせて壁掃除をすることもできます。
■黒カビの掃除手順
洗面台の壁に生えた少量の黒カビはアルコール除菌スプレーで落としましょう。大量に生えた黒カビを落としたり漂白する場合は塩素系漂白剤で掃除をします。
ただし、壁紙の素材が防水タイプであることが条件です。他の素材の壁紙でも水を弾くなら、塩素系漂白剤で掃除することができる可能性があります。目立たないところに塩素系漂白剤を吹きかけてテストしましょう。
【少量の場合や防水タイプ以外の壁紙】
■キッチンペーパーにアルコール除菌スプレーを吹きかけて、黒カビ部分を優しく拭くだけです。
アルコールは時間が経つと揮発するので拭き取る必要はありません。
【防水タイプの壁紙へ大量に生えた場合】
■塩素系漂白剤を黒カビ部分に吹きかけて数分待ちます。
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■数分経ったら、マイクロファイバータオルやキッチンペーパーで何度か水拭きをして、塩素系漂白剤をしっかり拭き取れば掃除は終わりです。
洗面所の【床】の掃除方法
洗面台の床は髪の毛やホコリなどの汚れの他に、水ハネや皮脂の飛び散りなどが原因で黒ずむことがあります。また、洗面台の床はクッションフロアが使われることが多いですが、汚れが付きやすい素材です。洗面台の床も掃除をして汚れを落としましょう。
■床掃除に必要な道具と洗剤
洗面台の床掃除は汚れに合わせて道具や洗剤を使い分けますが、リビングなどの床掃除に使うアイテムとほとんど同じです。
【髪の毛やホコリ】
・掃除機
・クイックルワイパーなどのペーパーモップ(あると便利)
・ペーパーモップにセットする床用のウエットシート(同上)
・マイクロファイバータオル
・住居用洗剤
【黒ずみ】
・メラミンスポンジ
・アルカリ性洗剤
・マイクロファイバータオル
■髪の毛やホコリを取る掃除手順
洗面台の床をできるだけ隅まで掃除するために、洗面所に置いてあるものはできる限りどかしますしょう。
■洗面台の床にある髪の毛やホコリを掃除機やペーパーモップで掃除をします。
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■マイクロファイバータオルやペーパーモップに住居用の洗剤を付けて、洗面台の床を拭きましょう。もしくは、ペーパーモップに床用のウエットシートをセットして拭いても構いません。最後に乾いたマイクロファイバータオルやペーパーモップで乾拭きをすれば、掃除は終わりです。
■黒ずみの掃除手順
洗面台の床の黒ずみはメラミンスポンジで掃除をすると、研磨効果で落とすことができます。なかなか落とすことができない黒ずみもメラミンスポンジなら解決するでしょう。
■メラミンスポンジにアルカリ性洗剤を含ませて、洗面台の床の黒ずみ部分を擦ります。しばらく擦り続けているとメラミンスポンジの水分がなくなるので、再びアルカリ性洗剤を含ませて擦りましょう。
メラミンスポンジは水分を含むと研磨効果を発揮しますが、水分が少ないと汚れが落ちにくくなります。
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■洗面台の床にできた黒ずみが落ちたことを確認して、マイクロファイバータオルで乾拭きをしたら掃除は終わりです。
洗面所の【棚・照明】の掃除方法
洗面台の棚や照明の掃除は手薄になりがちですが、ホコリ、カビの胞子、手垢、水垢などで汚れています。洗面台を掃除をするついでに棚や照明も掃除をすれば、汚れがたまることもありません。
■棚・照明の掃除に必要な道具
洗面台の棚と照明の掃除で必要なものは次の通りです。
【棚】
・脚立(必要があれば)
・マイクロファイバータオル
・住居用洗剤
【照明】
・脚立(必要があれば)
・ハンディモップやハンガーにストッキングを被せたもの
・マイクロファイバータオル
・住居用洗剤
■棚掃除の手順
洗面台の棚は水垢や手垢が付きやすい場所で、汚れに気付いたら早めに掃除をすると簡単に落とすことができます。
■マイクロファイバータオルに住居用洗剤を染み込まて、洗面台の棚の内側や外側を拭きましょう。汚れを落としたら別のマイクロファイバータオルで水拭きをします。
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■洗面台は湿気がこもりやすい場所なので、水拭きをした後は棚の扉を開けて湿気を逃がしましょう。また、洗面台がある場所に窓があれば開けてください。
■照明の掃除手順
洗面台の照明は安全に掃除をするために、必ず電源を切ってから作業を始めましょう。また、無理をするとケガをすることもあるのでできる範囲で掃除をしてください。
■普段の掃除はハンディモップやハンガーにストッキングを被せたものを使って、照明カバーに付いているホコリなどを取り除きます。
■しっかり掃除する場合、照明カバーなど外すことができるパーツは外します。外したパーツは風呂場や洗面台に置いて、食器用洗剤を含ませた柔らかいスポンジで洗いましょう。汚れを落としたら、水で洗い流してマイクロファイバータオルで乾拭きします。
蛍光灯や電灯、外すことができないパーツは、住居用洗剤を含ませたマイクロファイバータオルで拭いてから乾拭きをして仕上げましょう。
洗面台の掃除はクエン酸でできる?
洗面台の掃除にクエン酸を使うことはできますが、全ての汚れを落とすわけではありません。クエン酸で落とすことができる汚れは水垢です。クエン酸の性質は酸性、水垢はアルカリ性になります。酸性はアルカリ性に触れると化学反応を起こし、アルカリ性の汚れを中和して落とすのが特徴です。
また、クエン酸は界面活性剤などを使用していません。薬品を使わないで洗面台の水垢掃除をしたい方にもおすすめです。
クエン酸で洗面台の掃除をする時は水で薄めて使いましょう。クエン酸水の作り方をご紹介します。スプレーボトルの中に、クエン酸(小さじ1)と水(200ml)を入れたらフタをしましょう。次に、スプレーボトルをよく振ってクエン酸が溶ければ完成です。
洗面台の毎日のおすすめの掃除3個
洗面台掃除を少しでもラクにして清潔にするなら、毎日お手入れをしましょう。洗面台をマメに掃除すると汚れがたまりにくく、キレイな状態で使うことができます。3つの掃除方法を実践しましょう。
【水気を残さない】
洗面台が水で濡れたらマイクロファイバータオルで水分を拭き取り、水垢が発生しないようにします。
できれば洗面台を使う度に水分を拭き取った方がいいですが、寝る前の歯磨き後に拭き取るだけでも構いません。
【スポンジで掃除をする】
毎日の洗面台掃除は柔らかいスポンジで汚れを落としましょう。汚れが蓄積されていなければ柔らかいスポンジだけで落とすことができます。
【新聞紙などを使って鏡のくもり対策をする】
洗面台の鏡は汚れたらマイクロファイバータオルで拭いてくもりを防ぎましょう。もしくは、水で濡らした新聞紙で鏡を拭くとインクが膜の役目を果たし、くもりにくくなります。
洗面所の掃除をする時の注意点
洗面台を掃除をする時は3つのことに注意して汚れを落としましょう。洗面台の素材は様々な材質が使われており、相性の悪い掃除道具や洗剤を使うと変色したり劣化を進めることになります。
【硬い素材のスポンジやたわしを使わない】
洗面台は硬い素材のスポンジやたわしで掃除をすると、傷ができるのでやめましょう。洗面台に傷ができると、サビや黒カビが生えたりヒビ割れの原因にもなります。
【洗剤は正しい方法で使う】
洗面台掃除で使う洗剤は容量や放置時間などを守り正しく使いましょう。間違った使い方をすると、シミ、変色、サビ、詰まり、水漏れなどの原因になります。
【洗剤は水で流すなどして残さない】
洗面台、壁、床などに洗剤を使った時は、水でしっかり流すかマイクロファイバータオルで水拭きをしましょう。洗剤が残っていると変色したりシミになることがあります。
まとめ
知り合いの家に遊びに行った時、洗面所がきたないと性格までだらしなく思えてしまいますよね。洗面所はその家庭の生活感が出てしまう場所でもあるので、お客様が来るときだけでなく普段からキレイにしておきたいものです。
洗面所は家族が毎日使うものなので、一人の努力だけではキレイになりません。一人一人が洗面所を使った後に、さっとヨゴレを拭くなどの気遣いが必要です。
ヨゴレをそのままにしておくと、雑菌やカビとなってしまいます。歯ブラシやコップのように口に入るものや、ブラシやクシのように髪の毛に直接触れるもの、カミソリや髭剃りのように肌に触れるものが多く置いてある場所なので、いつも清潔を心がけましょう。