"浴槽掃除をしていてもなかなか黄ばみが取れない!"と悩んでいるのは、あなただけではありません。中には、浴槽の黄ばみを落とすためにブラシやスポンジでゴシゴシ擦ったり、風呂用の中性洗剤で浴槽掃除するなど、時間と労力を使ってきた方もいるはずです。
また、浴槽の黄ばみに悩んでいる方は半ば諦めている方もいるでしょう。しかし、諦めるのは早いかもしれません。と言うのも、『黄ばみの原因』がわかれば黄ばみの弱点がわかり、弱点を攻めて落とすことができるからです。今まで浴槽の黄ばみを落とせなかった方も、『浴槽の黄ばみを落とす方法』を実践すれば、白い浴槽を取り戻すことができるでしょう。早速、ご紹介します。
浴槽の黄ばみの原因2個

"浴槽の黄ばみをお風呂用洗剤で掃除しても落ちない! どうすればいいの?”と、困っている方もいるでしょう。浴槽の黄ばみは様々な原因が絡んでおり、風呂用洗剤で掃除をしてもなかなか落ちません。
浴槽の黄ばみを落とすために、まずは黄ばみの原因を知りましょう。浴槽が黄ばむ原因は大きくわけると2種類あります。1つ目は『水垢や石鹸カス・皮脂・入浴剤』で、2つ目は『経年劣化』です。
【水垢や石鹸カス・皮脂・入浴剤】
水道水にはミネラルが含まれており、水分が蒸発してもミネラルだけが浴槽に残ります。さらに、皮脂汚れもミネラルと一緒に蓄積され入浴剤は着色料が原因です。また、『水垢や石鹸カスはアルカリ性の汚れ』『皮脂は酸性の汚れ』で、『入浴剤は弱アルカリ性か弱酸性』の成分が化学反応を起こし、黄ばみ汚れに変化します。
【経年劣化】
樹脂でできた浴槽は約15年~20年で劣化するため、浴槽全体に黄ばみが発生することもあるでしょう。
FRPの浴槽はステンレス浴槽に比べると耐久性が少し弱いので経年での黄ばみは起こりやすいです。 浴室塗装などの補修もできるので掃除では無くそちらで調べてみるといいと思います。
浴槽の黄ばみの落とし方・掃除方法6個

浴槽に黄ばみが発生する原因がわかったら、様々な方法で黄ばみを落とします。例えば、黄ばみの性質と反対の性質を持つ物質で汚れを落としたり(アルカリ性の汚れなら酸性で落とす)、物理的に浴槽の黄ばみを落としましょう。
ただし、経年劣化している浴槽の場合は、完全に黄ばみを落とすのは無理かもしれません。とは言っても、一部の黄ばみは落とせる可能性はあります。早速、浴槽の黄ばみを落とす方法を6個チェックしましょう。
■①クレンザーは研磨剤の力で浴槽の黄ばみを落とす
浴槽の黄ばみを物理的に落とす場合はクレンザーを使うのが一般的です。クレンザーには研磨剤が含まれており、浴槽にできた黄ばみを研磨剤の粒子で落とします。ドラッグストアやホームセンターに行くと様々なクレンザーを取り扱っていますが、浴槽の黄ばみ落としに使うクレンザーはキッチン用でも構いません。
【用意する物】
・クレンザー
・浴槽用スポンジなど(柔らかいスポンジを使う)
・ゴム手袋
【浴槽の黄ばみを落とす方法】
〇ゴム手袋をしたら浴槽用スポンジなどを濡らし、浴槽全体にもシャワーをかけて濡らします。
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〇浴槽用スポンジなどにクレンザーをかけるか、浴槽へ直接クレンザーを掛けましょう。次に、浴槽の黄ばみを浴槽用スポンジなどで擦り落とします。次に、シャワーでクレンザーを洗い流しますが洗い流した後も浴槽に黄ばみがあれば、再びクレンザーで黄ばみを擦りましょう。
■②オキシ漬けなら楽して浴槽の黄ばみを落とせる
オキシクリーンは弱アルカリ性で、反対の性質である酸性の汚れ(皮脂汚れ)を落とすパワーは優秀です。浴槽の黄ばみは水垢や石鹸カスも含まれていますが、皮脂汚れも含まれており1晩オキシ漬けをすれば黄ばみが取れるでしょう。また、オキシクリーンは漂白することもできるため、浴槽の黄ばみを白くして黄ばみのないキレイな浴槽にすることができます。
【用意する物】
・オキシクリーン 約600g
・40度~60度のお湯 90ℓ
・お風呂の蓋や柄の長いブラシ
・浴槽用スポンジなど(柔らかいスポンジを使う)
・ゴム手袋
【浴槽の黄ばみを落とす方法】
〇浴槽にたまっている入浴後のお湯を使うか、浴槽にお湯をためましょう。オキシクリーンの効果を十分に発揮させるために、40度~60度のお湯を使います。残り湯を使う場合は、40度~60度になるように追い炊きをしましょう。
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〇ゴム手袋をしたらお湯を張った浴槽の中にオキシクリーンを入れて、折り畳んだお風呂の蓋や柄の長いブラシを使いしっかり溶かします。あとは、1晩放置してオキシ漬けをし翌日浴槽のお湯を排出しましょう。そして、浴槽の黄ばみがあれば浴槽用スポンジなどで擦って落とします。最後にシャワーの水で洗い流したら終わりです。
■③重曹水も簡単に浴槽の黄ばみを落とせる
オキシクリーンが家にない方は工業用の重曹で浴槽の黄ばみを落としましょう。重曹もオキシクリーンと同じ弱アルカリ性で、酸性の汚れ(皮脂汚れ)を落とすことができます。工業の重曹は掃除向けで、しかも100円ショップでも購入できるためコスパも最高です。
【用意する物】
・工業用の重曹 1カップ
・42度~50度のお湯 90ℓ
・お風呂の蓋や柄の長いブラシ
・浴槽用スポンジなど(柔らかいスポンジを使う)
・ゴム手袋
【浴槽の黄ばみを落とす方法】
〇浴槽の残り湯を使うか浴槽にお湯を張ります。重曹は水に溶けにくいのと、42度~50度のお湯で溶かさないと十分に効果を発揮しません。そのため、重曹で浴槽の黄ばみを落とす時は必ず42度~50度のお湯を使います。
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〇ゴム手袋をして浴槽の中に重曹を入れたら、折り畳んだお風呂の蓋や柄の長いブラシでお湯を混ぜて、重曹をしっかり溶かしましょう。1晩放置したら浴槽のお湯を排出して、浴槽用スポンジなどで浴槽を擦ります。最後にシャワーで流したら終わりです。
■④クエン酸は黄ばみのメインである水垢や石鹸カスに効果的
浴槽はアルカリ性の汚れ(水垢や石鹸カス)で汚れていることが多いため、酸性であるクエン酸で掃除をすると黄ばみにアプローチできます。クエン酸は柑橘フルーツや梅干しなどに含まれている酸味成分からできており、薬品を使っていません。また、クエン酸には食用と工業用がありますが、浴槽の黄ばみ掃除に使うなら安く手に入る工業用のクエン酸を使いましょう。
【用意する物】
・工業用のクエン酸 小さじ1
・水 200ml
・スプレーボトル
・キッチンペーパー
・サランラップ
・クレンザー
・浴槽用スポンジなど(柔らかいスポンジを使う)
・ゴム手袋
【浴槽の黄ばみを落とす方法】
〇浴槽の黄ばみ落としではクエン酸スプレーを使います。クエン酸スプレーの作り方は、スプレーボトルの中にクエン酸と水を入れたら蓋をし、良く振って溶かせば完成です。
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〇ゴム手袋をして、キッチンペーパーを浴槽の黄ばみ部分に手で当てながらクエン酸スプレーを吹きかけます。キッチンペーパーがクエン酸スプレーでしっかり濡れるまで吹きかけるのが、浴槽の黄ばみを落とすポイントです。
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〇キッチンペーパーの上をサランラップで覆い(クエン酸スプレーの蒸発を防ぐため)、2時間くらい待ちます。クエン酸は浴槽の黄ばみを柔らかくして落としやすくするまでに時間がかかるため、2時間くらい放置しましょう。時間が経ったらキッチンペーパーとサランラップを剥がします。
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〇浴槽用スポンジなどにクレンザーを付けて、浴槽の黄ばみを擦りましょう。クエン酸が浸透した浴槽は黄ばみがふやけており、クレンザーの研磨剤がさらに黄ばみを落としやすくします。最後にシャワーで浴槽を洗い流したら終わりです。