ネックレスは汗・皮脂や化粧品の付着、空気による酸化が原因でサビることがあるのが悩みの種。本記事では、そんなネックレスのサビを落とす方法を解説していきます。
【ネックレスのサビ取りの方法】
・重曹+熱湯+アルミホイルで落とす
・重曹+水で落とす
・塩+水+アルミホイルでサビを落とす
・お酢+お湯でサビを落とす
・中性洗剤とぬるま湯でサビを落とす
・歯磨き粉でサビを削る
・専用クリーナーでサビを落とす
【ネックレスのサビ防止のお手入れ方法】
・ネックレスのサビを予防する方法
・ネックレスの使用後にはふき取る
・お風呂・キッチンでは外す
・保管場所に気を使う
サビを防止する方法も解説しているので、ぜひご覧ください。
ネックレスのサビ取りの注意点 ネックレスの素材別のサビ取り注意点
サビができるネックレスの素材は、ゴールド・シルバー・銅・プラチナ・チタン・ステンレスに分類できます。
ゴールド自体はサビに強いのですが、ネックレスにはシルバーや銅も混じっているので、サビることがあります。
ステンレスはサビにくいので、お手入れがしやすいです。
【素材別のおすすめのサビ取りアイテム】
ゴールド・プラチナ・メッキ:中性洗剤
シルバー:重曹・塩
銅:重曹・お酢
ステンレス:重曹・お酢・歯磨き粉
サビ以外の汚れにも強いのは、中性洗剤。優しく洗う分には、どの素材にもおすすめできます。
お酢もサビ取りに効果的ですが、くすみもとってしまうのでアンティークなアイテムには不向きです。
歯磨き粉で研磨することでもサビが落ちますが、ゴールドやメッキは傷つきやすいのでNG。歯ブラシの毛先は柔らかいものを使うのがポイントです。
重曹も汚れやサビが良く落ちますが、研磨作用があるので、歯磨き粉と同じくデリケートな素材には使わないでください。
ネックレスのサビ取り方法1 重曹でサビを落とす
万能クリーナーとして有名な重曹は、サビ取りにも使えます。
研磨作用があるので、傷に弱いゴールドやメッキなどにはおすすめしません。いぶし加工されたシルバーもNGです。
肌が弱い方は、ゴム手袋で作業しましょう。
重曹でのサビ取りの手順1 ■重曹+熱湯+アルミホイルでサビを落とす
重曹は熱を加えると洗浄力がアップするので、熱湯と組み合わせるのがおすすめ。
アルミホイルと組み合わせると、還元反応という仕組みでよくサビが落ちます。
【重曹+熱湯でサビを落とす手順】
1:耐熱容器に切り取ったアルミホイルを敷く
2:アルミホイルの上にネックレスを置く
3:ネックレスの上に重曹をふりかける(大さじ1が目安)
4:熱湯を入れて5分ほど放置
5:水で重曹を洗い流す
6:柔らかい布で水気をふき取る
アクセサリーがサビで黒ずんでしまった時に効果的な方法です。
ステンレス・シルバー(いぶし加工有はNG)・銅などにおすすめです。
重曹でのサビ取りの手順2 ■重曹+水でサビを落とす
銅や真鍮製のネックレスにできやすい青いサビ・黒ずみは重曹で磨くとよく落ちます。
重曹2:水1の割合で重曹ペーストを作り、サビをぬぐい取りましょう。
【重曹・水でサビを落とす手順】
1:重曹2:水1をかきまぜて重曹ペーストを作る
2:綿棒に重曹ペースをつけてネックレスを磨く
3:ネックレスについた重曹を水で流す
4:柔らかい布で水気をふき取る
この方法は重曹の研磨作用を利用しています。
ステンレスやシルバー(いぶし加工有はNG)は問題がないですが、ゴールドやメッキは傷がつきやすいのでやめておきましょう。
ネックレスのサビ取り方法2 塩+水+アルミホイルでサビを落とす
どの家庭でもある塩も、サビを落とすのに有効です。アルミホイルと組み合わせるとよく落ちます。
【塩+水でサビを落とす手順】
1:耐熱容器に切り取ったアルミホイルを敷く
2:アルミホイルの上にネックレスを置く
3:ネックレスが浸る程度の水を入れる
4:水5:塩1の割合になるように塩を入れる
5:水が沸騰してから1分程度煮込む
6:水で塩を洗い流す
7:柔らかい布で水気をふき取る
ステンレスやシルバーにおすすめの方法です。ただし、いぶし加工がある素材やメッキは剥げやすいので、この方法はやめましょう。
ネックレスのサビ取り方法3 お酢+お湯でサビを落とす
銅やステンレスのネックレスなら、お湯で薄めたお酢につけておくのがおすすめ。
くすみまですっきりととれてしまうので、アンティークな質感のアクセサリーには不向きです。
真珠やサンゴ、天然石を使ったアクセサリーも酸性に弱いのでやめましょう。
【お酢+お湯でサビを落とす手順】
1:沸騰したお湯にお酢を入れてかきまぜる(1リットルに対してお酢を100g)
2:サビがとれるまでネックレスを入れて放置する
3:中性洗剤で酢を洗い流す
4:柔らかい布で水気をふき取る
お酢につける時間が長すぎるとネックレスが痛むので、サビが落ちているかどうか観察しておきましょう。
お酢が残ったままだと金属が痛むので、中性洗剤で洗い流すことも大切です。
ネックレスのサビ取り方法4 中性洗剤とぬるま湯でサビを落とす
ゴールドやプラチナ、メッキなどの傷つきやすい素材は中性洗剤でサビを落とすのがおすすめ。
皮脂や汗の汚れなどもよく落ちます。
【中性洗剤とぬるま湯でサビを落とす手順】
1:ぬるま湯と中性洗剤を容器の中で混ぜる
2:ネックレスを入れて20分ほど放置する
3:水で中性洗剤を洗い流す
4:柔らかい布で水気をふき取る
薄めた中性洗剤につけただけではサビが取れない場合は、水ですすぐ前に綿棒でサビをこすってください。
歯ブラシの方がよく落ちますが、メッキが剥げるリスクもあります。使い古した柔らかい歯ブラシを使いましょう。
ネックレスのサビ取り方法5 歯磨き粉でサビを削る
ステンレスのネックレスについたサビなら、歯磨き粉で落とすのもおすすめ。塩が入っていると傷つきやすいので、成分を確認してから使ってください。
歯磨き粉には研磨作用があるので、ゴールドやメッキ加工などのデリケートなものには不向きです。
【歯磨き粉でサビを落とす手順】
1:サビ部分に歯磨き粉を少量塗る
2:サビ部分をティッシュ・古歯ブラシで磨く
3:歯磨き粉を拭き取る
4:水で洗い流す
5:柔らかい布で水気をふき取る
歯磨き粉は金属を傷つけやすい成分も入っているので、やさしく柔らかいものでこすりましょう。
チェーン部分など見えにくい場所で試してから使うと安心です。
ネックレスのサビ取り方法6 クリーナーでサビを落とす
ネックレスに傷がつくのが心配ならば、専用のクリーナーがおすすめ。
磨いてサビを落とすクロスとつけ置き洗いに使う液剤タイプがあります。
「硫酸なし」と表記があるものなら、アクセサリーにつかっても安心です。
ここでは、ネットで評価が高い商品を紹介していきます。
ネックレスにおすすめのサビ取りクリーナー1 ■Town Talk シルバースパークル・ミニ
ブラシとピンセットもついたシルバークリーナーです。専用のクロスで拭き取れば、ネックレスがキレイになります。
ネックレスにおすすめのサビ取りクリーナー2 ■ジュエリークリーナー液 【ゴールド用 】
ゴールドや宝石に使える液体クリーナーです。つけおき洗いに使えます。シルバー用もあるので、目的に合わせて選びましょう。
ネックレスにおすすめのサビ取りクリーナー3 ■無印良品 貴金属みがき 3枚入り 55×95mm
クロスタイプのジュエリークロスです。超微粒子の研磨剤とつや出しワックスが含まれていて、汚れが良く落ちます。
ネックレスのサビ防止のお手入れ方法 ネックレスのサビを予防する方法
ネックレスのサビの原因は汗・皮脂や水分、化粧品、香水などです。空気に触れるだけでも、酸化が進みます。
ここでは、それらの原因をシャットアウトしてサビを防止する方法を解説していきます。
ネックレスのサビ防止のお手入れ方法1 ■ネックレスの使用後にはふき取る
ネックレスを付けた後は、やわらかい布で拭き掃除をしましょう。
汗や皮脂、化粧品はサビや黒ずみの原因になります。少しでも早く取り除くことが大切です。
汚れついているときは、ぬるま湯につけてから水分を拭き取って片付けてください。
ネックレスのサビ防止のお手入れ方法2 ■お風呂・キッチンでは外す
汗や水分、温泉成分はサビと黒ずみの原因になります。
温度変化もネックレスについた石には悪影響なので、入浴や調理中には外しておくのが確実です。
ネックレスのサビ防止のお手入れ方法3 ■保管場所に気を使う
空気に触れたネックレスは、サビや酸化が進みます。
個別の密閉容器に入れたり、アクセサリーボックスに小分けにしたりしましょう。
密閉袋に入れる時は、薄紙で包むのがおすすめ。傷を防ぐことで、サビにくくなります。